警察に駆け込んでみたけれど
ホテルの中は
迷路のようで
冷たい対応をされて涙を流した
*
アートギャラリーを
いくつも回ると 足は
ガタガタで 連れを
置いていきたくなるほど
...
考えながら誰に会うこともなく
咳でふせこんでいると
遠くには「野火焼き山」という名の山があり
「深谷」という名前の海があった
*
遠くに昇っているのが見えた
月が
遠くに沈む
...
誰の詩も読みたくないので
誰の詩も読まない
もとより誰かの詩を読めなどと
強いる人もいない
誰かが書いた、というだけの詩ならいいけど
誰かのものである詩は
誰か書いたその人が読んで ...
空のとまり木に腰かけて
悪魔が釣りをしている
こんな泥の中から蓮の花が咲くなんて
マジ信じられんわ
と呟いて
黒く濡れた尻尾を伸ばして垂らす
そうして蓮の根を食べて ...
遠い銀河を駆け抜ける汽車を
細い目で夢を眺めるように見ていた
枯れた花を抱いて
生まれたばかりのように震えながら
君はまるで無力だと笑う
陸に立っていることすらも精一杯で
まして君を抱 ...
adenine・guanine・cytosine・thymine
私を創る、二重螺旋の設計図
繋がれた鎖を振り解けないまま
今日も、大地を踏みしめて。
君が食べた星の欠片をかき集め、
泣き出した彼女の海へと沈めることにしました。
そうすれば切り離した君の足がどこからか生えてくると、
君の指先が求めていた意味が教えてくれたのです。
刈り取っ ...
我が思うのは
迷宮の地獄の解読図のもとめかた
今日は誰を明日は誰を
そう考えて毎日を過ごす
理由はどうあれシッポをふんじゃったのは罪深き貴方
時は視ていた
その踊る ...
矩形の渓谷の一角に
わたしのオフィスはあり
黄昏時にはきまって
調子の悪いコピー機が
崖を降り始める
報告書や小さくて地味な高山の花が
つまれないよう
処理されて
岸壁は
お客様の飲 ...
ささやきも
ふるえも
ゆらぎも
全ては風のこと
若木のやわらかい枝に
鳥が休む
虫をついばむ
ついばまれた虫たちは
同じように
樹液を吸い
葉を食べる
葉は風たちにも ...
遊びのない
毎日
何の為に
生きるのか?
毎日日は昇り
毎日日は暮れる
見えるのは
青い空だけ
山も
森も
海も
川も
見えない
売り出され地中海まで運ばれて回すつもりで回されて乙
大海の波にのりのりサムめらがよんよんよんと単発で乙
マリリンもマリンもサムと海賊に剥ぐ剥ぐされて露と散るかも
090825
モビルスーツが欲しい
食べたいだけ食べて
夜は
名刺のように眠る
弾かれたように起き
スマートに走る
美しい心の持ち主と競い
心 ...
ぺっとがすきだから
いきものがすきだから
ぼくらはすきなもののため
どうぶつえんにあつまった
いつでもかれらにふれられるなら
かれらをしあわせにできるなら
ぼくらはすきなもののため
...
全てが終わったかのように
しかしただ何かが足りない
まるで秋のようだ
熱も
冷気も何処へも達しない
諍いのあとの嬌声が
言葉の無意味さを裏付ける
それでも全ては解決せずに
欲望もま ...
走り出したくなる感情
グッとこらえて
はみ出す笑顔
憧れの距離
近づいていく
爆発前の導火線
何度も誓った
いつでも飛べる
僕の夢
大事なモノ
削ぎ落として
手に入れ ...
お母様、お父様
息が苦しいのです
お薬を飲んでも治らない
病院に連れていってください
外に出してください
お 願 い こ こ か ら 出 し て
最近は日に日にやせ細って
...
「めざめろ!。」と肉をなぶる指がもどかしくてぎゅっと首筋を咬む。
ほてる肉塊を押しつぶし舌先にひとつぶのスパイス効かせて。
気に入らない窪みさがしだし唇でき ...
明るい都市の夜空に雲の轟音
バラバラと飛行灯の明滅
ウォーキング昏き夢など見続ける
鶏の眼がじっと視透す我が来世
街路樹に秋日さんさん都市眠い
ふりかえるこども
うれしいこども
こそばゆいこども
うたうこども
己れの行方
曇の行方
同じこども
雪の手のこども
夏には夏の
陰のこども
...
赤 白 青い 黄 緑
橙、紫、茶、桃色
ただいま もうひと眠り中です
しばらく お待ちください ペコリ
少女欠伸
少女寝起き
少女イヤリング
少女 ...
球形時間に道端でまるまっていると猫がやってきた。
猫はとなりで球のようにまるまりぐるぐると喉を鳴らしている。
タマと呼ぶと「にゃあ。」と鳴いたので猫はタマにな ...
どこまでも人間
あくまでも人間
そのままの人間
人間ー
この白金の実像
私がうたうまでもない
光彩に満ちた尊厳
たましいのひかり
人間
この尊極なる実像
或る夕暮れ
ちじれいる青草の上眠りたし
もとれる世疎とみては白き月
くもり空風吹きわたり談笑す
陽は沈み夕顔咲きてつまと友
それは
ほんの小さなことで
二つ並んだお揃いの箱
「中身、当てるから言わないでねっ」
そう言った君がかわいくて
んーって
むーって
蓋をノックする
重さを確かめる
そんなしぐさを眺める僕
...
電話回線の中をひとり歩く
途中、水溜りのような海がある
工事のためしばらく混線する恐れがあります、と
電話会社から通知書が届いたばかりだった
仕方なく簡単な水遊びをする
ふやけた体 ...
今年もまた
死にぞこないの夏の息の根を
ひと思いにとめてやる
そんな季節になりました
終電に揺られながら
窓の外を流れる夜景と
イヤフォンから流れる音を
頭の中で混ぜ合わせます
...
私たちは毎日食べて
毎日寝て
毎日仕事をする
来る日も来る日も
時間を繰り日を繰り
毎日を生きる
今日の水は今日汲みに行こう
それ以上でもなく それ以下でもなく
明日の水は ...
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人類の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。
こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ...
目が痛む
焼けそうだ
目をつぶるのを
心が許さない
それは戒め
あなたの生きたあかし
遠い遠い光が答えた
心が焦げ落ちた
目はまだあいている
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ニューヨークで
番田
自由詩
0
09/8/27 2:20
山に地面の
〃
自由詩
0
09/8/27 2:20
自由詩な葉っぱ録/雪、無言、窓辺にて
海里
自由詩
1
09/8/27 1:41
悪魔と釣り
shu
自由詩
4
09/8/27 1:36
秋を憂う
智鶴
自由詩
3
09/8/27 0:44
四人の署名(Deoxyribo Nucleic Acid)
ジャイコ
自由詩
0
09/8/27 0:34
落ちていくチミンの。
〃
自由詩
4
09/8/27 0:31
シッポをふんじゃったのは罪深き貴方
こめ
自由詩
9
09/8/27 0:21
渓谷
曠野
自由詩
3*
09/8/27 0:10
風
〃
自由詩
1
09/8/27 0:08
Blue Sky
ペポパンプ
自由詩
5*
09/8/27 0:00
海物語
zihan
短歌
1*
09/8/26 23:49
紅茶が冷めるまで
あおば
自由詩
5*
09/8/26 23:49
代理動物園
邦秋
自由詩
4*
09/8/26 23:47
狂気
テシノ
自由詩
1
09/8/26 23:21
幸せの味
海 猫
自由詩
0
09/8/26 23:11
開かずの扉
ゆりあ
自由詩
1*
09/8/26 23:08
「 さよならジンルイ。 」
PULL.
短歌
2*
09/8/26 21:25
夜を見る者
アハウ
俳句
1*
09/8/26 20:26
ひとつ こども
木立 悟
自由詩
3
09/8/26 20:12
少女日記
ヨルノテガム
自由詩
2*
09/8/26 20:10
「 球形時間。 」
PULL.
短歌
1*
09/8/26 19:57
人間
渡辺亘
自由詩
0
09/8/26 19:46
ある夕暮れ
生田 稔
俳句
0
09/8/26 19:38
なんでもない、特別な日に
瑠音
携帯写真+...
2
09/8/26 19:37
通知書
たもつ
自由詩
9
09/8/26 17:34
夏葬
大覚アキラ
自由詩
8
09/8/26 17:20
忙しい私たちへ
sekka
自由詩
0
09/8/26 16:44
末期症状
……とある蛙
自由詩
8*
09/8/26 16:37
ぎあく
黒川 蔵人
自由詩
0*
09/8/26 16:32
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
加筆訂正:
祝福
/
within
[09/8/26 23:48]
少し加筆修正
6.66sec.