髪にふれる
みしらぬ風の 秋
始まりは、いつものたおやかに
あるかなしかの ボレロのよう
音符さえもなぞれぬ 穏やかな
休止符だらけの
ゆるやかに ながれくる空
...
「私はチープだから、善悪すらも買えやしないよ。」
財布の中から彼女は言った。
紹介しよう、彼女こそが100円の、偽造硬貨だ。
僕はキオスクの前で、カロリーメイトにしようか、
ウィダーイ ...
映画『HELP!』を観るとリンゴのスティックさばきにしびれてしまう。
まず『ヘルプ!』のイントロブレイク直後のフィルイン。両腕をタムの上に真っ直ぐ伸ばして構えたかと思うと、ダダダダッと打ち鳴ら ...
誰でもなくなっていく地下鉄の中を揺られながら、声をわしづかみにする。入れ替わり現れる休日、子供や女の人の姿を見ていた。過去でもなくなっていくそんな穏やかな言葉に流行の服を着ている、景色を生きようとする ...
二人で一人
ほとりの
湖でどこかではなく
考えごとをしている
思いをしている頭の
まっすぐな
二人になりたい
何もない自分の暗闇で
何かあるようにと中で願うけれども
一人として 君であることすら放出する 一人に
ヘッドフォンの中は何もない
否定されていた浜田省吾にしてみる
何にも代え難い 言葉に ...
「昭和三七年竣工」と
定礎された橋のたもとで
その地蔵は天竜川の下流
南に向かい祈っていた
昭和三六年を生き抜いた者も
昭和三六年を言い聞かされた者も
当たり前のように裳を換え
水と ...
うしろを振り返ると眠っている
朝の窓ノ外に鳥の羽音は響いて○○は眠っている
日付と時計はまばたきし忘れて
のどかな何もない街の景色は半分死んで眠りだしている
...
君は悪魔
太陽に照らされて君の髪の毛ふわふわきらきら光って
美しさに泣きたくなる
泣きたくなるんだよ
でもラファエロ、私もう秘密を隠しておけない
太陽と夜の秘密にバイバイ
あなたは ...
最初に最上の接吻を御相手致しましょう
御口は嘘を吐きたくて惑うのでしょう?
i wanna be kissed by someone!
安易な行為に迄 ...
少年が 夢一夜追う 機械未来
謎めいた 花謎めいた 花 花 花
回らない 扇風機の顔 呆けてる
赤い玉と 白い玉あげる 宇宙人に
...
スーツだけ着て陣中見舞いにゆく
待ち合わせの工場のまえで
仲間が来るまでアイドリングしている
日曜日の朝は夕方のようだった
なにかの追憶のようにも思えた
懐かしい空が風に吹かれている
悲 ...
用途のない部品を大量生産
食い止める為にはまず
近所のシャッターが閉まる音を聞かなければならない
行き過ぎた妄想がまるでアルコールのようで
ガチャン、と目が覚めたのが少し笑えた
擦り ...
泉屋のクッキー缶の中に
アルバムに入れていない古い写真が一枚
モノクロームの色あせた写真には
小さな自分と親父が写っている。
庭の小さな葡萄棚の下
ふざけているのか本気なのか
親父に髪 ...
つばくろ婦人
どんとして湖の彼方に霞たる三上山には青い空なり
つばくろが飼われておれり訪ないし妻と吾との友の家には
駅近く十階建のビルの中マンションに住むつばくろ婦人
ゆらゆら
日食なんて当たり前のこと全く興味湧かなかった。どうでもいい。
それより毎晩見えるかもしれない星を見ようよ。月を見ようよ。
花の色がぼやけてきた。視力っていつまで持つのかな。 ...
待ち侘びた雫の中へ
僕の情熱が滑り込む
昇り詰めた先には
未来なんて無いけど
積もる事の無い
都会に降る雪は
まるで行きずりの恋模様
落ちては溶けて消える
貴女も都会の人ですね
...
幸せを願うのは
不幸を知っているから
大木の根が深く強靭なのは
地上の嵐を知っているから
春が心地良いのは
冬の寒さを知っているから
相反する存在は
個々の輪郭を太く強くする ...
私の家は不可抗力の集積場なので今日も米やガラスがシャリシャリです
産まれた子を3ヶ月公民館に預ける風習が残っているのは此処だけで
しょうか愛すべきものを愛するように教えられることは幸いです私の
...
窓の外はもう暗く
冷たい風が吹き荒れている
シンと静まり返ったこの部屋で
ベッドに横たわり
ぼんやりと月を眺めていた
君がくれたあの言葉を思い出す
離れていてもこころはいつも ...
俺の愛情から逃げ出した女が
売れない写真家と結婚して落ちぶれ
生活の為に出演したアダルトビデオを
利根川の河川敷で拾得して切なかった
俺の愛情から逃げ出した女は
局部に粒子加速砲を仕込んで
...
石楠花がきれいに咲いている庭園で
俺は募金箱を抱き皆様方の善意を募る
流山の自宅に妻子を待たせているんだ
乳飲み子が二人腹を空かしているんだ
だから俺は石楠花の咲いた庭園に立つ
そうして皆様 ...
拳銃を手に入れられてよかったね
拳銃を入手出来て本当によかったね
おめでとう 心からおめでとう
ライフラインに復旧の目処がついたから
僕はもう次の電車に乗って自宅に帰るよ
君は自分では知らな ...
珍しい雑貨屋もあったもんだ
ここにはビデヲテープの屋根で出来た
青白いログハウスが飾ってある
前世紀の南米と なぜかアマゾンの臨海地帯で
よく見られたみやげ物だ
ぼくは手に取り
そ ...
鍵盤楽器の歯を、トン、と、押した一音で、
色とりどりの、
濡れたパステルが溶け出し、
身体の中に流れ出す。
だから、
私は、
死ぬまで生き続けられる。
夏の空 ...
いつもの愛想笑いと下手な芝居
こころ無い言葉に 隠された真実
こころには虚しさだけが通り過ぎ
後から不安と孤独が一気に込み上げる
疲れ果て 私はベッドに倒れこんだ
大丈夫・ ...
何も与えるものがない
出てゆく時
黄色い可愛い
ハンカチを彼女に
もう永遠の別れに
なるかもしれない
上げますあなたに
ふっくらと小さく
だいぶたって
帰ってきた僕の前に
...
くるくるとないている
あなたの腕のやらかさに、思い出しては歯をたて
感情的なももいろの水をじわりと染ませてみるのが
ぼく、どうにもすきみたい(あいしてる。。)
からかわれなくなった ...
揺らいでいた炎はほんのりと灯り照らし
部屋中にはふんわりと甘い香りが漂って
なんだか安心して
ぼんやりとした灯りを見つめ
月に映えるような色をして
...
街灯は白んで路地を見下ろす
檻の中で眠るよりも
コンクリートに背を預けて
何度指を切ったか忘れた
さみしくない
かなしくない
別に嬉しくもないが
手を叩く
子供みたいに
空白 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Zigeunerweisen/秋空日和
月乃助
自由詩
7*
09/9/21 1:57
偽造硬貨との3ヶ月に渡る対話で、今朝気づかされたこと。…そし ...
ひとなつ
自由詩
2*
09/9/21 1:38
きゃーっ!リンゴ〜!
A-29
散文(批評...
2*
09/9/21 1:23
地下鉄の彼方の音
番田
自由詩
0
09/9/21 1:20
立つ二人は湖に
〃
自由詩
1
09/9/21 1:19
外の暗闇で
〃
自由詩
0
09/9/21 1:19
三六水害
西天 龍
自由詩
3*
09/9/21 0:48
少女無人
ヨルノテガム
自由詩
2
09/9/21 0:15
Your Strawberry Thunder kiss
ゆりあ
自由詩
5*
09/9/20 23:41
ラム・レーズン
alice.
自由詩
1
09/9/20 23:40
夢の季節
ヨルノテガム
自由詩
1
09/9/20 23:30
日曜日の朝
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
09/9/20 22:13
ユニゾン(仮)
中原 那由多
自由詩
5
09/9/20 22:09
ハーフサイズカメラ
……とある蛙
自由詩
12*
09/9/20 21:09
つばくろ婦人
生田 稔
短歌
1
09/9/20 19:49
揺れている
アサギ
自由詩
1
09/9/20 19:21
都会のYuki
加羅
自由詩
1*
09/9/20 19:06
心次第
〃
自由詩
0*
09/9/20 18:57
どうかこれから私がすることを貴方は真似しないでください
キリギリ
散文(批評...
1
09/9/20 18:24
夢で逢えたら
AIRINN
自由詩
3
09/9/20 17:06
愛別離苦
セガール、ご...
自由詩
4
09/9/20 16:59
心からのメッセージ
〃
自由詩
3
09/9/20 16:59
やさしい俺
〃
自由詩
1
09/9/20 16:57
緑色の字でこのタイトルは描写されています
竜門勇気
自由詩
0
09/9/20 16:15
彩。
きゃっとむー...
自由詩
1
09/9/20 15:57
夢と現実
AIRINN
自由詩
1
09/9/20 15:39
マフィアのハンカチ
生田 稔
自由詩
2
09/9/20 14:44
これはもうつみにひとしいの
あぐり
自由詩
4*
09/9/20 14:31
灯火
楼
自由詩
1
09/9/20 14:29
九月の獣
アオゾラ誤爆
自由詩
10
09/9/20 12:57
4301
4302
4303
4304
4305
4306
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4309
4310
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4312
4313
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4318
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4320
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4340
4341
5.69sec.