久しぶりに取り出したCDは埃に塗れていた
だけど安物のスピーカーから流れてきた歌声は
今も誇りに溢れている

喝采を浴びても
あたしは笑えなかった
憧れていたはずの綺麗な服と踵の高い靴で
...
この間新しく店に入ってきた社員さんと一緒に厨房に入った。

政治とか経済とか歴史とかの話が出来る人で、結構会話も弾んだ。



でも、その人が「日本は核を保有すべきだ」って ...
とてつもなく大きい悩み

どうしようもできない壁

そんなことがあっても時間が進めてくれる

なんとか昨日から今日へ

今日から明日へと

僕は進んでいく

「ああよかった、あ ...
小さな引き出しがいっぱいついている壁
そこには私のすきなものが入っている
願うだけででてくるその引き出しは
私の夢にはなくてはならないものだった

どこの場所にいてもそれはあらわれ
私には ...
飯能市街を抜けて山間へ
僕の運転する車は
滑らかに進んでいく

しだいに狭まる谷を抜けると
山間の集落が現れる

カヌー工房とか
材木屋とか
しゃれたパン屋とか

横目に見ながら ...
しんじまったかなしみは
かれたんじゃあねえ

あるんだよめのまえにあるんだよ
みずがすぐにいくぞとまちぶせている

そこにことばはなにもなかったんだ
初霜の 世界を白く 清めけり
初霜や おしろい粉で 野を塗りし
初霜や おしろい塗りし 化粧師よ
初霜や 野を白無垢に 変えにけり
初霜の 降りる気配の 空に満ち
初霜に 大地包まれ 静かな ...
冬の支度も出来ないままに、私たちは詠い続
ける。それは約束であるかのように、寒さを
背中に背負いながら。この道、は死に行く為
の支度、だ。あの頃に見上げた空を、今もま
だ往復し続け、拾い忘れた ...
傾いた日常の上
遠くへ消えてゆく遊園地
小さな観覧車が今日だけは大きく見えた
カタン、と揺れて 世間に揺られて

ただ西へ吸い込まれる


静まりかえったホームを歩く
冷たくなった1 ...
タールに浸した翼を
バサバサと音を立てて
羽ばたこうとしている
悲しみはついに水源に至る

さるご婦人から頂いた
ラヴェンダーの香水を
春先に洗面所で誤って
落として割ってしまって
...
この祈りを届けよう
宇宙(そら)に輝くあの恒星(ふね)に
漆黒(やみ)に溶け込むあの巨艦(しま)に
自分の影が勇ましく見えた
バットを担いだ小学生が
いざ試合!いざ行かん!
と言っているようで
ちょっとワクワクした

実際に担いでいるのは
ただの白ネギで
ただのエコバッグで

わたしはただの
買い物 ...
こういうの集めるの好きなんです

やりたいくせにやってもいいとか言っちゃうように

それはそつなくタイミングが良く

正反対に尊敬疑念

そういう風に感じてたり

そういう風になってたり

鍋を洗 ...
 本当は隣にあったMONKEYを盗もうとした。けれども誰も
運転できなかった。車の運転はできるってのにお前は、
「使えねえな」と言って、ジョーイがサモンの尻を蹴った。
二人が唾のかけ合いをしてい ...
握力が蒸発しちゃってあかないの 飲ませてちょーだいポカリスエット


平熱が五度八分ってひくいから 七度二分にもキスにも目眩


あつくなる舌で転がす体温計 ピピピと鳴るまで風邪の味見


朝夕に二錠 ...
地球温暖化の原因は僕らにあるわけじゃない
考えてみればわかるはずさ
そばに寄ると気温が上がったように
感じるかもしれないけれど
太ってるからって体温が高いわけじゃないんだ

スタイルの良い ...
わたしたちを彩る
おもいでの確かさは
星座のそれと
とても似ていて
必ず
遠くで
きれいに滅する

届き過ぎたら
きっとわたしたち
狂ってしまうから
ほんのわずかな
痛みも ...
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた  

オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ...
果てを知らない
光だけの


魔法は消えて
祈り


受難のもとへと
流星


その魔力は
赦しのこうへ
{引用=
いち



深海のエントランスがここにある(キスは壊れた鍵音がする)


ニセモノをニセモノとして愛しなさい 商店街は長すぎるけど


足元を見ながらいきてくしかなく ...
日常生活が崩れた
声を忘れて
急速に色を失った
周りの景色は
影を残す

あなたたちの声は
もう私には聞こえない
悲鳴のように
耳を突き抜ける
頭の奥でこだました
シグナルは
...
クロード・レヴィ・ストロースが死んで
これから年末にかけて新聞や雑誌では
彼の特集が次々と組まれるだろう
僕は彼が生きていたことのほうが驚きだった 百歳

個別の事象より遠く隔てられた視点か ...
賎民という事実を隠しながら生活する彼(僕)は、「戦うのは嫌だ」と、入隊から逃げていた。ある日、町中で徴兵部隊に捕まる。徴兵部隊の隊長は「徴兵にならないのは根性が足りないからだ」と、連れてきた賎民を殺せ ... 冬紅葉 鴉の瞳を染めて降る 
      
 
 
凩や 潜熱の葉に森燻ゆる 


    

*

...
なぜか私は方言に弱い

普段は標準語なのに

抜き打ちで出る方言混じりの突っ込みに

私は膝をカクンとイタズラされた気分になる

死んだ君はじゃけ〜のぉ〜とよく言ってた

今思えば ...
文明の進化の速度が加速度を
          増しに増したりビルに吹く風


しののめの空の色調見守って
          この一日の安寧を祈る


明け方の昏き部屋にて灯るのは
...
 眠れない夜が明け
 笑えない朝が始り
 下らない昼が過ぎ
 眠れない夜が来る

 路傍の石を撫でる市民が月を指差して
 あぁもまるいと下らないと哂い
 居場所をなくしたように感じる
...
夜の薬をきょう
手放しました

思えば
あなたに出会ってから
よいことばかりかも
しれない

うぅん
よいことしか
感じないのかも

義務感だけで
やっていた料理も

い ...
いい夢が見られますように

女王は18mの天井を見あげ、そう囁いた

寒くて眠れない

ローズの芳香がオーロラのようにベッドを覆い

時間が夜空を右にうつろう

シーツに ...
エメラルド走る
エメラルド走る
ひるがえって
銀色
鈍く光る

エメラルド走る
エメラルド走る
ひるがえって
銀色
鈍く光った瞬間

漆黒の彼方に
閉じられる

エメラル ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
偽物メッキMélodi...自由詩009/11/7 23:28
国防…?aokage散文(批評...1+*09/11/7 22:57
それでも続くsnowwo...自由詩1*09/11/7 21:41
引き出しからかかる虹朧月自由詩209/11/7 21:31
白岩鉱山軌道の静寂kauzak自由詩8*09/11/7 21:27
景色TKUDIO...自由詩3*09/11/7 20:06
初霜&夕暮れ (2009.11)guchi_...俳句009/11/7 19:57
支度霜天自由詩109/11/7 19:46
railway中原 那由多携帯写真+...8*09/11/7 18:51
自由の二等辺三角形瀬崎 虎彦自由詩609/11/7 18:38
星空の飛行船吉岡孝次自由詩009/11/7 18:35
勇姿近衛天涯携帯写真+...209/11/7 18:03
夕方欺瞞黒乃 桜携帯写真+...109/11/7 17:47
釣竿プテラノドン自由詩009/11/7 16:24
発熱インサイドあぐり短歌2*09/11/7 16:03
ヒマンジ花形新次自由詩1*09/11/7 15:32
八月の降る頃に千波 一也自由詩6*09/11/7 14:55
苦しみはナショナルホット・カーペットへ番田 自由詩309/11/7 14:49
流星sya自由詩009/11/7 13:34
誤発しろいろ短歌10*09/11/7 13:23
岐路ミツバチ自由詩5*09/11/7 13:15
ベテルギウスが流れる(クロード・レヴィ・ストロースに)瀬崎 虎彦自由詩209/11/7 13:10
夢の話プル式散文(批評...3*09/11/7 11:13
初冬夏嶋 真子携帯写真+...10*09/11/7 10:54
リンクリンクリンク伽茶自由詩309/11/7 9:48
しののめに安寧を祈るアハウ短歌209/11/7 6:47
うえん影山影司自由詩309/11/7 6:46
思う森の猫自由詩5*09/11/7 5:56
この城でヒトリで蛾をしてひとなつ自由詩2*09/11/7 2:42
なぶら北村 守通自由詩009/11/7 2:27

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