いつの間にか ひとりで街を歩けるようになりました
いつの間にか ひとりで喫茶店に入れるようにもなりました
いつの間にか あなたの声を思い出さなくなって
いつの間にか あなたを想って泣くこともなく ...
喉の長さを意識するようになったのは
最近 言葉がやけに痞{ルビ痞=つか}えるようになってきてからだ

喉といえば
喉越しのビールとか
ウソツイタラ針千本ノーマス
あるいは扁桃腺の痛みぐらい ...
・・・俺は社会の恥たる男

俺は稀代の恥たる男

世間の空隙を縫う無理数



元来、疾患だらけの皮膚を持ち

指の発疹を数えて

湿った布団を抜け出す



角の子供 ...
昨日と今日は同じだと嘆くひとは
今日が今日のままであることを願っている。
自覚のない矛盾がそのひとを支える。

空の星
足もとの雑草
キーボードの上の埃
なにひとつ
昨日と同じではない ...
低気圧は急速に発達しながら
日本海を進んでいるんだという

静岡県では
注意報ではなく警報が出ているんだと
アナウンサーはいう

こんなに激しい雨
全部洗い流せばいい
泥、花、
眉 ...
ほっかりと何か
分かったような
分からないような

長い夢のような日々で
私は夢遊病患者を長らくやってきたけど

やっと凄いスピードで
進んでる景色の端っこを捕まえたようだ ...
小さな毛虫

死にそうだった

暗くて寒い

のども渇いた

もう、半分死んでた

自分の感覚が全て無くなっていた

暗くて冷たい闇

あぁそうか

僕には力がなかった ...
彼は音楽が好きでした
彼は音楽が好きでした
彼は音楽が好きでした
彼は音楽が好きでした
彼は音楽が好きでした
彼は音楽が好きでした
私は彼が好きだった
彼は音楽が好きでした
彼は音楽が ...
           091110




毛皮を着て
山の中を彷徨う
鉄砲で撃たれそうな気もするが
この山の中は静かで
誰も訪れない
雪が降ってきて
毛皮を着ていても寒い
コ ...
僕はカーディガンのボタンを外してかけてやる
夜はだんだん透き通りいずれ朝になる
恋人は肺活量が人の半分くらいしかなくて
普段は困らないが肺炎になると死にそうになる

恋人が死んでも死にそうに ...
野良犬は何かを思って
この場所で何かについてを考える
暖かな日差しの中に
強い日光を受けながら
ぼんやり赴くのだろう
石畳の道の彼方には
飼い主が思っているのであろう
そこに僕を連れ ...
あたふたと駆け寄りきつく抱きつく
君の骨の重さ確かめるために強く
そして呼吸する間を惜しんで
キスをしてそれがいつまでも続く

金縛りにあったように体が収斂して
こうしていることが日常だと ...
無いものを描いてベランダ吊るしたら明日はきっと涙雨です
機能しない体温計の水銀はわたしの胸の中身と一緒
質問を垂らしてみたら何重も波紋が踊った恋人の明日
ないているわたしが理解できないと声 ...
エスペランサ、希望という名の覆輪のピンクの薔薇は超巨大輪

新顔の虫ミニバラを食害中。今度のやつはちょっと嫌いだ。

颯と薫る風を前にして満開はまだといわれても引き返せるか

天高く薔薇肥 ...
ほんものの冬だから

哀しみが風に吹かれている

自信のない僕だから

西日に背中をおされている


街路樹から緑が抜ける

何百マイルも離れた大学街

女を抱きにぶっ飛ばす ...
くるくるくるりと
来ぬ人の心
ころころころりと
待ち焦がれ剥き剥き

彼恋焦がれ桂剥き
料理利用して篭絡しよう
そうしようそうよ
そうしそうよ

つつつつポとガスの火をつけて
お ...
わがままなイヤホンコードの動きにもつながりたいって思うさみしさ


星空を糊でふやかして紙を貼り抱負を書くには弱い失恋


真ん中で割って肉まんを分けるなど ...
長いトンネルの先
君を見つけたのはいつだっただろうか
薄暗さに慣れた僕の
からだをくるんだあたたかさに
立ちすくんで息を呑んだ

君の真下を歩いてゆくよ
熱い旋風に身を焦がし
夜に冷え ...
土地を買って鉄路を敷き

そのまわりを開発して

定時には人々を詰めこんで運んでみようか

地域密着でありながら

こんなダイナミックなビジネスはない

しかも電車は車より8倍エコ ...
蛇口をひねって
水が流れると思っていた
それはただの思い込みであった
いま、ここでは
ひねった蛇口から愛が溢れる
愛、なんて
眼に見えないと思ってた
見た事もなかったし
なのにどうして ...
空振りするつもりで打席に立つ。

「思った通り、空振りになった」
満足そうにあなたは言う。

「空振りの方法が分かれば、空振りしない方法も分かる」
あなたの持論だ。誰にも言わない。あなただ ...
チチオヤ ハハオヤって無条件に
子供を愛すとおもってたけど
違ってたんだな むしろ自分を
愛してほしいとおもってるんだな

彼氏 彼女になったなら
相手が大事だとおもってたけど
違ってた ...
わたくしにだって美学はありますが生きていく上で常に其れを意識してしまっては流石のわたくしも疲れてしまうためにやはりこの場所はありのままでよいのですと自らの胸の内で答えを導き出し此処に書き記す所存でござ ... 結合部から毒、毒
毒毒毒毒毒毒毒と、
どくどくと


毒により
無意味な文字の羅列により
ゲシュタルト崩壊


生きたい者は挙手せよ
逝きたい者は挙手せよ


痙攣を興 ...
貴方
声を上げ

天上に召されば
天上に召されば

耐えぬ傷跡の
縫い目も解けましょう



産まれた青き子の躯
剃刀の接吻を施し
貴方に捧げましょう

恐らくは
...
苛烈な冬霜を生き延びた蕾が
ほんの僅かな春の光に
ほころびかけ

薫る

花びらは

柔らかく

春の日のあたたかな風に
散りそうに揺れる。

もう一度
深く地中に眠るため ...
桃色のホテルが見えたからスタイリング きみににて
ててはとっても
ももいろ

ろかされたち
ちいさくなって
ててにおつる

るるるのうたも
もものせっく

くっせつした想いは
はなとちる
山賊たちのためのパーティは

自転車乗りのためにチャリティ

に変わりまるで水族館だった

透明なあの子がぬめぬめした分泌液を出し

舌をからめながらひとつを分け合う

舌舌くちび ...
仕事から帰れば電子レンジにて温めるだけの愛のないご飯

寝る前に飲んだビールの空き缶に景気の悪い世界が映る
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ただ、一切は過ぎてゆきます涙(ルイ)自由詩109/11/10 12:04
Kazu.自由詩2*09/11/10 9:05
恥男金井省悟自由詩009/11/10 7:13
シーシュポスに死を!佐々宝砂自由詩6*09/11/10 5:40
亡命レイン都志雄自由詩609/11/10 4:56
うぶ田園自由詩209/11/10 3:46
紙喰虫自由詩009/11/10 1:17
アイ ライク秋也自由詩209/11/10 1:00
横断歩道あおば自由詩5*09/11/10 0:44
不幸でなければいいと祈る瀬崎 虎彦自由詩309/11/10 0:17
路地の裏の野良犬よ番田 自由詩009/11/10 0:13
僕はカーディガンのボタンを外して瀬崎 虎彦自由詩2*09/11/10 0:09
水は紅あぐり短歌2*09/11/9 23:54
薔薇とピンセット小池房枝短歌209/11/9 23:48
冬の旅人吉岡ペペロ自由詩509/11/9 23:39
桂剥きハルシネーション瀬崎 虎彦自由詩2*09/11/9 23:27
いみてんしょん・らんぶあすくれかお...短歌4*09/11/9 23:25
赤道蠍星自由詩4*09/11/9 23:20
いまから鉄道会社をつくってみようか吉岡ペペロ自由詩309/11/9 21:59
蛇口百瀬朝子自由詩3*09/11/9 21:58
空振りするつもりで雨野六也自由詩009/11/9 21:53
愛の穴朧月自由詩309/11/9 21:43
追求追求やぶさめ自由詩209/11/9 21:43
シナプス自由詩209/11/9 21:24
咎人の行方自由詩109/11/9 21:19
百合ゆびのおと自由詩109/11/9 21:15
あの日鏑木俳句009/11/9 19:57
桃色しりとりおこし自由詩009/11/9 19:50
クラブtutty自由詩009/11/9 19:10
電子レンジ夏川ゆう短歌309/11/9 18:54

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加筆訂正:
/Kazu.[09/11/10 10:20]
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4.78sec.