わだかまった余暇を
黄色く塗りつぶすためには
簡単にふた月を越した
小さな穴が必要なんだ、
僕には
狭いくらいじゃなきゃ
頭がはみ出す瞬間が怖くて
この目には
光も風も証明にはならない ...
ねぇ
朝になって
何もなくしてないことを知るけど
隣にだれもいないことも
知るんだよ
夢の脱け殻が
落ちてないか必死に探すけど
うなだれた首みたいな
タオルが丸まってるだけ
...
おまんこボタン。
寝起きのひとこと。意味不明。思わず「押してないっス〜」と口走る。
あなたの前だと言えなくなる言葉
ただひとつの真実の言葉
.
犬が好き
猫が好き
スパゲッティが好き
青空が好き
暗く澄み渡った冬の夜が好き
いくらでも好きと言えるのに
...
シートに座る
わたしの
手のひらから
喜びとか悲しみとか
こぼしてしまわないように
ギュッと
手を握る
瞬間がある
がたん
ごとん
揺られる列車の質感は
懐かしさと
...
side A
ふゆの朝は
空気が澄み
題名がない
そのせいで
すれ違う人
配達する人
散歩する犬
徘徊する人
みな一様に
言葉を求め
言葉を探し
気がつくと
別々 ...
命令されたくないですか/
信号はもううごきません
進めか止まれかわかりません
心ある
つもりだった人々は戸惑い
まだ車ごしだったが
向き合って見つめ合った
幻想のサプライ
忘れ ...
人はいつから
空に憧れたのだろう
遠い昔から
変わらずあり続ける空
そこに心を映し出したり
明日を夢見たり…
精一杯の
未来予想図を描いたり
遠いようで ...
闇の底からあふれ出た泉が
幾千万もの星々になったのなら
夜の奥底からも
わき出でる無数の声が聞こえるだろう
僕らの血と肉で記す物語が
永遠の織りなす円環の一部なら
君の瞳を愛する
...
その髪のすぐ下、右の肩に小さな木の葉のような痣があった。
重は、その痣を見ながら、自分にも葉の形の痣が腿にあったのを思い出し、ほんの一時同じ家系か、一族かそんな血を持つ娘を目にしているよう ...
それは、誰にも気づかれずに腐っていく
赤い雫をたらしてそこにある
弾力は失った
僕はたまらなく愛しい気持ちになる
だから
舌先でそれを舐めあげた
白くて薄いウェハースを
...
お父さんが忘れていった弁当箱を
お父さんの働くベーコン工場に
持って行くことになったボビーくん。
目立つようにとお母さんから真っ赤な帽子を被せられたけど、
工場の中は機械だらけで、やっぱり迷っ ...
放埓に道の辺を埋めては幾重にも重なり
紅く、山もみじの朽ち葉を華やかに散らして
浄土の途には細やかな初しぐれ、
ただ傘もなく二人痩せた身を苛む。
勾配のぬるい瀝青の坂道には影もなく
緋色 ...
討論番組風で
保守的で知性と安定感のあるキャスターの男女が
「ではここでVTRをご覧ください」
大学生ぐらいの恋人同士が
こたつに向かい合い座っているようで
しかし実はコタツの天板に見えたの ...
ひとの詩が読めなくなって久しいので
もうずっとひとり遊び
読んでいて今日は
ひかり
という言葉をひろった
ひのひかり
つちのひかり
みずのひかり
ひのひかり
つきのひかり ...
メメ子がテストで76点獲った
唯一得意な英語だった
しかしメメ子の数学は31点だった
メメ子は数学が大の苦手だ
母親は勉強しないからだと叱り
塾の先生は母親に平謝りしたついでに
メメ子を哀 ...
軽やかな部屋
羽ばたくように
真鍮の鈍い光の反射
中空にあるのは
現世から浮かびあがろうと
何ものにも縛られたくないと
軽やかな意識で瞑想したいと
でも思っているのか
未熟なま ...
主人公「なってやるぜ、勇者ってやつにな!」
村人「目玉が弱点っぽいモンスターが暴れてる!」
武道家「理由は言えないけどここでセーブして行け!」
戦士「キーアイテムとは知らずに持ってきててよかった ...
プログラム一番
国家・校歌斉唱
尚、時間短縮のため赤組・白組応援歌も同時合奏とさせて頂きます。
保護者の皆様もご起立下さい。
君が代は流れて尽きぬ赤組ゴーゴーゴー!
千代に八千 ...
「おやすみ」をくりかえしては
ちいさなサヨナラを一日一日つもらせて
やがてその気持ちも変わっていく
中心にある寂しさを少しずらして
かわりに自分をそこへ置いてみる
揺れていたものが ...
セカイは都合のいい事だらけになるような
そんなポジティブさでするスカーイダーイブ
「怖いなんておもってたらやってけないんだよ」
ウェイカップ
ビルのメロディー
ケイオスを吐き ...
幼い北風よ
どうして生まれてしまったのだ
幾千の肌を食いちぎって
いったいどこへ行ける
人々は固く戸を閉ざし
おまえはぼろぼろになってまで
何故、にぎやかな街並みに ...
風のつよい満月の夜だった
荒れ狂うものは風しかないようだった
風は目には見えなかった
近くで音と圧力がほどけていた
夜いちめんの雲が月の光を吸っていた
それらがブラマンク ...
地下鉄のホームはいつも妙な匂いがする。田舎育ちの美津には、あまり馴染みのなかった匂いだ。地下鉄のある街に引っ越して、もう3年がたとうとしているのに、未だ慣れない。
地下鉄に乗るとき、いつ ...
仕事を終えて
草臥れた足を引きずっていった
夜の職場の食堂に
巨きな鮭のお頭達が
どっさり、皿に盛られていた。
たじろいだまま
ぼうっと手を出せない僕に
焼かれた白い目 ...
{引用=
波に揺られているのがあたりまえでした
足が地に着いていたことなど稀で
たくさんのしあわせに濡れては
なんて、寒いんだろうって思っていた
あなたがとてもかなしそうで
...
小学校にはいって間もないころだ
ぼくは母と兄とで電車に乗った
扉が開いて母が座った席の左隣を
すばやく兄が占領した
母の右隣の席は空いていない
ぼくは兄の隣に座るしかなかった
母は電車 ...
{引用=
滲んできた雨が
ぽつりと靴に刺さる白い真昼
耳の寂しいわたしは
(あぁ ピアスがほしい)
なだらかな耳朶に
ひそやかな穴をあけてしまうことは
どうしようもなく哀 ...
満月や野分のあとはちりほこり
脚二本欠けて眠れり秋の蜘蛛
物音や今年は柿のはづれ年
銀杏をつぶして行けり救急車
行秋や祭りのあとの歯の痛み
晩秋や恥を数へて夜もすがら
...
全寮制の中学に通っていた
六時から十時までは
途中休憩をはさんで学習室で勉強だった
中間試験が終わった十月の土曜日
その日だけは自習時間がなかった
テレビ室には二十人くら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カプラ
梶谷あや子
自由詩
3
09/11/3 12:20
目覚めに
朧月
自由詩
3
09/11/3 11:15
本日の独り言 その十七
A-29
自由詩
0
09/11/3 11:11
あなたの前だと
Giton
自由詩
0*
09/11/3 11:09
なぞる
かんな
自由詩
3*
09/11/3 8:50
ふゆの朝は
瀬崎 虎彦
自由詩
3
09/11/3 6:41
畏敬ソケット
あすくれかお...
自由詩
5*
09/11/3 6:13
空
ヒロシ
自由詩
1
09/11/3 4:59
川
都志雄
自由詩
6
09/11/3 4:58
「冬の肌」(3/3)
月乃助
散文(批評...
2*
09/11/3 4:51
ある日の夜
いのせんと
自由詩
0
09/11/3 1:29
工場見学
オノ
自由詩
5
09/11/3 1:07
濡れ髪の三千院
atsuch...
自由詩
14*
09/11/3 0:46
テレビの時代に
サトタロ
自由詩
4
09/11/3 0:37
ひとりあそび、ひかり
小池房枝
自由詩
6
09/11/3 0:28
母親だの塾だの
智哉
自由詩
1
09/11/3 0:03
薄暮の部屋から
kauzak
自由詩
11*
09/11/2 23:51
スムーズクエスト名言集
オノ
自由詩
3
09/11/2 23:48
国家・校歌斉唱
〃
自由詩
5
09/11/2 23:47
すろうとーく
フミタケ
自由詩
3*
09/11/2 23:15
スカーイダーイブ
モリマサ公
自由詩
7
09/11/2 23:04
北風
七氏
自由詩
0
09/11/2 22:36
あかるいブラマンク
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/11/2 22:35
『美津』のはなし
亜樹
散文(批評...
1
09/11/2 22:21
鮭の頭
服部 剛
自由詩
4
09/11/2 22:18
せめて
あぐり
自由詩
4*
09/11/2 21:01
わからないまま
殿岡秀秋
自由詩
3
09/11/2 20:59
雨粒が耳にあける穴にたまる
あぐり
自由詩
2*
09/11/2 20:53
晩秋
三州生桑
俳句
1+*
09/11/2 20:32
中二の秋
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/11/2 20:30
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
4206
4207
4208
4209
4210
4211
4212
4213
4214
4215
4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
5.41sec.