絶対音感なんて
贅沢は言わないから
一音だけ
例えばA音
聞けたらいいな

木の色
幹の色
梢の色

空の色
雲の色
雲のふちの色

色を日々
いろいろに見分けているよう ...
静かに奪われる温まり

音も立てず流れ出て

気がつけば先端から凍みて凍みて


張り詰めた空気も

吹き荒ぶ風も

君の笑顔がくれる温度だけは奪えない

心だけが凍みず ...
私は止めないよ
壊れるほどに塞ぎ込んだって
あなたを置いて歩んで行くからね

私は止めないよ
どんな使われ方をされたって
全部あなたが選んだんだからね

私は知ってるよ
...
雪の降る街の景色を
音だけで感じている
悴んだ手が赤くなり
サクサクという音が

足元から立ち上って
靴底から垂直に体の
芯を冷気が掴んでは
私の細い心臓を震え

あがらせているの ...
【おせっかい】
地球の要人達に出迎へられた宇宙人が質問した。「人類のお手本となるやうな立派な人間は誰ですか?」アメリカ大統領が立ち上がった。「まあ私でせうな」二人が握手すると、宇宙人はポンッと大統領 ...
交差点、分かれ道?
そこで目撃したのは過去でした。

ベッドの下、子猫の喉めがけて夜が鳴る

なにが始まる?
ビルが消える、君のマフラー、きわどい足

詰まる声は誰を思った?

選 ...
わたしたちは
とても慎重に
おたがいの気持ちや
ふたりを限定することばを
言わなかった

べつに
逃げていたんじゃない

たしかに
たまに寂しいけど

そういうのはわりと
へ ...
指先で壊れものを触るように。

(実際やわらかく触らなければ壊れてしまう。)
(壊れてしまう。)


幸せを知らなければ。
君を知らなければ。
夢を知らなければ。


白い華を君に送ろう。
一輪だけ ...
顔を見たくて写真を見たら
余計にさみしくなりました

涙で溺れはしないでしょうけど
半身浴ならたぶんできます
水紋を囲む風紋に
午後の陽紋は打ち寄せる
灰の路地をさらう羽
刺しては刺され 路につもる羽


砂と氷を指で梳き
髪とうなじを確かめている
ざらざらとかき分け
埋 ...
心臓がわりに林檎を胸に嵌め
黒い帽子をかぶって初冬の街を歩いてゆく
馬鹿だな
そんなの
笑えないよ

慈しみ
育んで
偽りの
儀式のように
虜になる
いつまでも

足掻いた
掴んだ
払った
逃げた
代償
知ら ...
成り成りして成り合わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぎて

行きめぐりの天の御柱
妹よりさきに
褒めそやし

美しき言葉
ミトノマグハヒ



...
おどけたピエロ
みんなに笑われても
おどけたピエロ
踊り続けるだけ

おいらは嫌われ者の道化役
いつも誰かの尻拭い
おもしろおかしく踊って見せて
愚か者の拍手を得るのさ

おどけた ...
窓の外は

透明のゼリーで埋まっていて

燃える煙とエラが開くたびに気が付く

体の綺麗なカーブは重たい体と悲しい彼女の顔を隠すためにある

ゼロ角度のカーブ

スローカーム
...
人間はいらない
ロボットの方が純粋だから
何故生きている
優越感より大事なものを知らないくせに

人の手は器用に動く
それがどうした
人の知能は高い
それがどうした
人は言葉 ...
息を吐くと
白い揺らめきが目の前に生まれ
灰色に少し混じる冬の匂いを
肺へ入れる。


心に溜め込んだ
あの日々の想いとか
全て白い揺らめきへ込めて
吐き出したなら

わたし ...
透明な水を見ている

結んでは
ほどけてゆく
深い約束を

水の中に沈めて

透明な水を見ている

僕らまで
溶けこんで
しまわないように
憎悪でベタベタのベロ。
使い捨てられたピストル。
僕の心臓、時計の針が無い。

ネジ曲がったパーティ。
桃太郎が土下座する。
娼婦のかぐや姫。
ハイネケンの瓶でボウリングしあうタヌキとウ ...
洒落た言葉で
君の夜が過ぎていくのなら
体を時々
すきま風が吹くだろう


飾り付けた言葉は時々
心を装うよ
夜にはそんなイミテーションだって
必要だったりするよね


僕 ...
星をたくさん数えた
あれがヴェガ あれがアルタイル
星をたくさんおぼえた

そうして星をたくさんつなげていけば
いつかきっと
きっと

出会えると


数えきれぬ星のしたで

...
息が白くなったら

アンタの湯たんぽになったげる

なんて、ないしょ、ないしょ、
鋼鉄のブリザード ザン ザン ザン
とレールの上をすべるように走りきて
重いこころ重いからだ思い 思い 残
しばらくして夕凪のような沈黙に抱きすくめられる

微笑して降る冬の夜の霧雨
寒さ ...
あなたから
ことばがとどき
かえしうた

あなたから
詩集が届き
ひもといて
活字の黒と
余白に酔える

あなたから
おもいがとどき
詩を書いて
おもいつおもえ
おもわれし ...
僕は言葉ひとつ
夢にできたらと 声に出す
僕として
僕に対して 断定している
詩んしな人たち
詩たがる人たち
あしたあいつにことばちあたれ

なんのために詩を書いているんだい?
理屈はないか

詩るべなき道に咲いているのは
詩くらめん
いわゆる
{ルビ詩=う ...
元気が出る
脳をいつもと違うように使える
冒険の話しでっす

小さな恋のピエロ



おしゃべりな小鳥がささやいてくれる歌の詩は、
自然の季節が 巡る 喜び
うれしい話を集める コ ...
職場で叱られそうになって
動悸がしても
南無南無南無と口ずさむと
意識が現場から逸れて
少し楽になる

幼い頃に
母に連れられて寺に行き
大きな仏壇の前で
毎日題目を唱える
そうい ...
このまえ見た夢の話だ
二日続けて同じような夢を見た

ひとつめの夢は
小五の息子が妻とタバコを吸っていた
それをとめようとドキドキしながら叱ろうとしていた

ふたつめの夢は
信頼してい ...
世界は汚い

人間は醜い

だから毎日が嫌い

嫌い嫌い全て嫌だ

つまらないし

せつないし

孤独だし

でも

汚かったのは周りじゃなくて

きっと自分

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
その音のノート小池房枝自由詩2*09/12/17 21:52
凍みる泉咲れく自由詩009/12/17 21:00
時間と少女の白昼夢秋助自由詩3*09/12/17 20:38
数え切れぬほどの幸せな家庭が暖かい屋内で晩餐をとっている時間 ...瀬崎 虎彦自由詩609/12/17 20:34
【140字小説】サボテン他三州生桑散文(批評...109/12/17 20:18
盛られた毒カワガミズ自由詩109/12/17 19:16
言わないことばチアーヌ自由詩109/12/17 18:53
その手に君の揺らぎを。菊池ナントカ携帯写真+...209/12/17 18:06
かなしみ照留 セレン自由詩2*09/12/17 17:54
冬と鏡木立 悟自由詩209/12/17 17:45
散歩オブジェ塔野夏子自由詩3*09/12/17 17:43
午睡の淵で戯言は溢れなるせ自由詩009/12/17 15:56
こじきー水蛭子ー……とある蛙自由詩8*09/12/17 14:49
ピエロ未有花自由詩12*09/12/17 12:56
おわりのはじまりの歌tutty自由詩009/12/17 12:14
わからない太陽の獣自由詩209/12/17 9:44
望みは儚いもので。Izm自由詩409/12/17 8:04
水のなかの何か風音自由詩309/12/17 6:43
メランコリック・ショウ。菊池ナントカ自由詩0*09/12/17 3:20
魂は柔らかく剥き出したままセキラボ!自由詩009/12/17 2:05
いつかきっと浅見 豊自由詩109/12/17 2:04
ないしょ殿上 童自由詩4*09/12/17 1:47
冬の夜の霧雨瀬崎 虎彦自由詩109/12/17 1:36
あなたから自由詩209/12/17 1:33
_番田 自由詩009/12/17 1:24
あしたあいつにことばちあたれ海里自由詩109/12/17 0:34
喜びの冒険家たち万田海斗 自由詩109/12/17 0:26
もう唱えない殿岡秀秋自由詩509/12/17 0:05
我が家族たちよ吉岡ペペロ自由詩009/12/16 23:39
世界を映す一華自由詩109/12/16 23:33

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加筆訂正:
午睡の淵で戯言は溢れ/なるせ[09/12/17 15:57]
寝そうだな〜っていう夢と現実の狭間の状態で瞼を閉じて浮かんだ言葉をとにかく書き記してみました。
6.19sec.