朝は誰もいなかった。街があるということの事実だけが、僕がこの風景の響いているどこかに流れていく。草たちを乱反射のした黄土色。もう秋へと迎えた目玉のようなものが草たちを乱反射する。黄緑色していないことは ...
左手の五本の指から
毛細血管が夜空へと伸びはじめ
またたく間に
満月に絡みつきました
そして葉のない蔓草のように
月の表面を覆い尽くし
月光に透かされて
赤く綺麗に見えました
まも ...
わたしの名はサラ
サラ・リーマン
ミシガン州は
デトロイト
モーターシティ出身の
ドイツ系アメリカ人
日本企業で働いていたの
自動車部品のカンパニー
資材調達がわたしの役目 ...
悲しい小船をこいでゆこうよ
涙の海を渡ってこの船はどこへいくのかな
明かりも見えない海に浮かんで
揺られる心はからっぽだ
この手も足も動くけど
船からでられはしないから
泳ぐ魚に尋ねても ...
雅楽面 妖気の事務所に雨
ブードゥー神 モキュモキュと力瘤
一ページ 義務やら使命 書物読め
なんだか今朝は気分がいい
明け方着た君からの自虐的メールは
もう見慣れたんだ
もう、いいだの
サヨウナラだの
かまってくれサインの暴力版は
明け方が終わると同時に反 ...
踏切
仮に待たされたと考えて
横切っていく貨物列車の裏側には
「さよなら」さえも存在しない
元々は一方的に出来合いとして扱われていたのだから
どこにも間違いはないと言えるのだが ...
つきつめるとわたしは、
大空のもとに立っていた
高く澄んだ青い空をつかもうとする
白い手から零れ落ちる
硬質な光に照らされた
影の濃さに
影の濃さをたしかめる
誰にも語ることのない未 ...
その時、電波時計は、冷えた
脳髄の裡に在るとらえられな
い静かな膨張を指していた。
十六時の零七分
特に意味は無いその時でさえ、私は
、空を見つめ映った、やりきれない
微笑を浮かべ ...
夏でもないのに
帰り道
アップルシャーベットを
ほおばりながら
ちゃりんここいで
すってんころりん
あっちゃもこっちゃも
傷だらけ
青たんできて
アイスはとけて
どろど ...
十年、
十年。
なぞり続けてきた
十年、
十年。
殺し続けてきた
十年、
十年。
円環は一周する
埃かぶったアルバムの
ふやけた笑顔の遺影たち
...
四畳半で前衛舞踏を舞ってみる
畳の縁に爪立てて逆立ち
白塗りの腕 天井にめり込む
バイオ・ジオ・ケミカル・サイクル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E8%B3%AA%E5%BE%AA%E7%92%B0
このシステムに貨幣が無 ...
まだやってたのか。つーか、やめたのか。
Silence everything.
Silenceって他動詞でもあるのか。
But we could live by the foo ...
春、物陰に隠れた君が指す
碧を手離した空
忘れた誠実と平静を解く
閑散な街に響く駆動音
銜えた脛骨を道端に捨て
逃げ出した犬は消えた
猫の砕けた悲鳴
...
花さえ見れればと
母は言う
明日の食べる分だけと
母は言う
めだかを増やすのだと
母は言う
自然に うまれたのだから
ベランダにありったけの鉢を並べ
全て 上を向か ...
モーツァルトを聴くことは
あの日初めて二人で取った朝食のように
このキラキラした時間が
いつまでも続けば良いと思い願うこと
モーツァルトを聴くことは
あの花の香りがそうさせるの ...
あたしには他人が何を考えて生きているか
本当のところ分かっていないけれど
たぶん全員が自分と同じように悲しんだり
うれしくて涙を流したりするんだろう
抱きしめられるように花ひらく
泣きな ...
あなた という名のふくらみに
わたしはこの頭をもたせかける
そっと 流れるものを 感じる
ふくらみを(世界の) あなた
という名の 熱く流れるものを
わたし という名のふくらみに
あな ...
ひとは宇宙に行くときに
地球の何を持って出る
ひとは宇宙に出て行くときに
どこまで地球を持って出る
宇宙の豚インフラトン
超バナッハ空間のバナナを持って
ペットボトルにはエリクシル
...
ふれている
くびが あたたかくたって
これが本当か わからないし
おもいださない
おもいだせない
せまい心の
それでも空いたわずかのすきまに
時計の音がいらだちを埋めていく
あわないパズルのピースのように
(ときおりあるのだ 幻のように
水面をすべるはずの風の束が
少し手前で
...
幼い時から何かを抱いて眠る癖があった
いわゆる抱き癖というものか
初めは布団や枕
次にぬいぐるみ
そして生身の人間へと対象は変化した
そんな中僕の前に現れた君は
まさに抱くのに最適な対 ...
北の海は凍てつく潮風がのし掛かるような厳しい冬空の下にあった。
北上してきてやっと大洋から入り組んだ細い海峡へ、そして最後に港のある入り江に辿り着いた帆船はどれも内陸からの荷が町まで届いておらず ...
とめどなく放り出される
あいうえお
ぼくにはなんだか呪文にきこえて
きみの渇いた したくちびるが
ひびわれるのを期待している
ひとりの部屋では
ファミリーコンピューターを言葉もなかった
やっていて 流れていく模様へと価値を入れ替えしていく
壁紙は グレーの 時間だけだ
不満の通過 たけしの挑戦状をする部屋の壁の ...
ベッドに横たわり
窓から入ってくる光は
いつも白い
思い出しては悔やむばかりで
明日を思い描く 明日は
死への怖ればかり
私は年老いた
若い頃から想像し
脅えていた まさにその ...
「風来坊ですから」
と自己紹介をして
君は笑った
八重歯がちょっとばかし
チャーミングだった気がする
海の見える窓辺に
並んで腰掛けた3時間半
何の会話もないまま
コーヒーを約2杯 ...
私はなぜ生まれたのだろう
誕生してほしかったのは
確かに母の願いだが
生まれ出でたのは私の意志なのだろうか
あれから何度考えても答えがでないのだ
悲しいとおもうたび
苦しいとおもうたび ...
冷えた氷の一片が
熱く手のひらを突き刺す
待つことを乞うように
力一杯握りしめると
氷の時間が止まる
氷のなかにあるものは霧と雲
そのなかにわたしの足跡はない
どんなに熱を残 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日曜日を日の出は迎えていく
番田
散文(批評...
1
09/11/1 12:56
月と毛細血管
塔野夏子
自由詩
3*
09/11/1 12:21
サラ・リーマンの独白
花形新次
自由詩
3*
09/11/1 11:54
漂流 さらし者の刑
朧月
自由詩
2
09/11/1 10:59
一ページの義務
アハウ
俳句
3
09/11/1 10:29
適度な関係
伽茶
自由詩
2
09/11/1 9:55
滲みゆく月
中原 那由多
自由詩
11*
09/11/1 8:35
青年時代
こしごえ
自由詩
1*
09/11/1 6:33
一期一会
〃
自由詩
2*
09/11/1 6:32
とけるまで
yoyo
自由詩
2
09/11/1 6:08
出発忌
都志雄
自由詩
3*
09/11/1 4:59
夢日記
アハウ
俳句
3*
09/11/1 3:48
生物地球化学的循環
A-29
散文(批評...
0
09/11/1 3:27
a-ha - Foot of the Mountain - ...
〃
散文(批評...
0
09/11/1 3:25
日常
蟹太郎
自由詩
1
09/11/1 2:58
食物月
縞田みやぎ
自由詩
3*
09/11/1 2:35
モーツァルトを聴くことは
あらら
自由詩
0
09/11/1 1:55
冬の大三角に見守られて
瀬崎 虎彦
自由詩
5*
09/11/1 1:50
天動
佐野みお
自由詩
0
09/11/1 1:44
オクトパス・ガーデニング/アストロ・アルストロメリア
海里
自由詩
2
09/11/1 1:11
ロンブローゾ
みつめ
自由詩
1
09/11/1 0:43
せまい心
オイタル
自由詩
2*
09/11/1 0:33
僕の腕の存在意義
智哉
自由詩
2
09/11/1 0:32
「冬の肌」(1/3)
月乃助
散文(批評...
4*
09/11/1 0:32
下心
みつめ
自由詩
3
09/11/1 0:18
一人、部屋で日曜日
番田
自由詩
0
09/11/1 0:14
Kid Aを聴きながら、床に思う
within
自由詩
4*
09/11/1 0:08
風来坊
流木
自由詩
0*
09/10/31 22:35
しねないとおもった
朧月
自由詩
5
09/10/31 21:42
『冷熱』
あおい満月
自由詩
3*
09/10/31 21:34
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
4206
4207
4208
4209
4210
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4212
4213
4214
4215
4216
5.64sec.