マイクは入りっぱなし。他に誰もいなかった。
発車のベルのかわりに、ホームに、乗客たちの耳元に
駅員の下手くそな口笛が響き渡る。
眠ったふり。携帯電話をいじくるか、
外でタバコを吸う者もいる。( ...
.
雨が上がって雲になり
空が下がって池になる
森の侵入 まわるく埋め残されたかがみ
濡れた獣は不便だ 毛が固まって寒くなる
飛ばない鳥 窓から眺める雨脚のあわ
.
縺れ ...
日本在住の中国人 金 双玉氏(48)(以下 金)と同じくメキシコ人 アルツーロ・
フェルナンデス氏(25)(以下 ア)との会話
金 : イマカラ、ナゾナゾスルアルヨ。
ア : イイデスヨ。
...
ヒキコモリ
だからです
大気の中に遠く響く
かすかなたいこの音
よりも
何層にも重なり
ふい と入ってくる声の響きが
鮮やかで。
耳を澄ませてしまうのです
想うと
...
木枝の奥に不意に現れた 地図に無い池
罪を犯す少年のように鏡面を覗けば
きらきらと吹き寄せるきのうのかけら
雲を映すかの白いまなざしが
渇いたように君を見つめる
淡い草を分けて水に入って ...
不眠症のユウコは今夜も眠剤でトリップ中
潔癖症のさなえは皮が剥けるほど手を洗い続けてる
マユミは食べることを抑えられなくて
愛を1万円分の食料に換えてみたが
埋まらない淋しさと後悔で ...
私達はいつだって独りで。
けれどどんな時でも、一人で在った事なんて一度もなくて。
気が付けば隣に、前に、
時には後ろに、誰かが立っていて。
...
宇宙からひとりごとが消えてゆく
ひとがじぶんと話をしなくなってゆく
じぶんとは外部の統括者なのだろうか
こころの統括者なのだろうか
宇宙からひとりごとが消えてゆく
そ ...
一
筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた
引いた朱色赤は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳 ...
嫌いなものの多くは
好きだったから嫌いになったものだった
好きにならなければ嫌いになることもなかった
好きなものの多くも
初めは嫌いなものだった
初めは嫌いだと感じたものでも
どこかに好き ...
今年最後の海を
あなたと見られたらよかったのに
秋が死んでいく
波音にはさまれて一秒ごとに
振り返るばかりの悲しい日々を
忘れるのに何年もかかるだろう
人と人が出会いそして別れるという ...
目の前のシルバーシート
半分だけ腰掛けて
杖をつき
キラキラのマフラー
この行き先について案じているから
パックリしたポケット
手を伸ばせば簡単に抜き取れそうな財布を抜き取る
そんな想像 ...
勘違い機能も追加!
前スレ
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=11902
http://po-m.com/forum/threadshow.p ...
二人の思い出が
ぼやけていく
握った手が
離れた速度で
君からの手紙は
まだ引き出しの中
揺れる日溜まり
あの日の歌を口ずさむ
望んでも戻らない
手紙を読み直すことは ...
子供等が
影踏み遊びに興じている
こんな遊び
いまでもするのだというかすかな驚き
無心に ときに真剣になって
人間をではなくて
影を踏む
という行為
(大人は心の中にまでも踏み込んでく ...
http://plaza.rakuten.co.jp/jiuchan/diary/200803020001/
会社の机に置いてあったもの
“私がします”
“おかげさま”
の二つに私は心 ...
気が付くと音が止んでいた
いつもより時間が経つのが
早い気がする
雨はもう上がっていて
日はまだ差さないけれど
射し込む予感はあった
燃やされる堆積物に
湿った身体をそっと寄せる
釣り ...
空に憂いをうたい
こんな風にこんな風に
雨に涙を想い
そんなことでそんなことで
歩けないような息ができないような
か細いことが美しいとおもってしまふ
君と僕らはどこが違うか
海の ...
きみは気まぐれ
あれは雨だれ
彼は、(かはたれ)
どれも春の終わり
(一人でおいでね)
きみも月
そこに針
きみの秋
ぼくも鯉
グレコの空
稲光り
水流る
―押 ...
この国という名の
この国としての二十四時の
人の溢れかえる ホームは
俺の街ではない この場所は
ほかにある 場所は
ここではない 場所は
この俺のどこかに ある
心臓の安全ピン抜き 投げつけた
鉛とかし空に流して偏頭痛
空を折りたたむ俺の意図どおり
ご一家のお写真に黒焦げの戦死体
目をさまし、またUターンする枕元まで
人が居ない時間帯、ベランダから見える薄青の寒さがいい
体の一部と自分とが、2秒くらい離れてきた
記憶荷物積みあがった出鱈目な歴史の部屋。鉛筆、使 ...
あぁ
こんな所にも汚れが
なんて微笑みながら君は僕の掌を一生懸命に拭いている
僕が他の女の子を抱いた日大抵君はこういう風になるね
僕はそんな君をボンヤリと眺めて
まだ大 ...
高層ビルの屋上で
見渡す限りビルの腹
それはまさにビル野原
野原ビルは25歳
母=日本人、父=生コン
出会いはタンクローリーで
会ったその場で基礎工事
生コン新婚成田離婚
シングルマザ ...
{引用=今日は今日を生きて
生きていることに少し感謝しました
少ししか感謝できなかったのは残念ですが
明日は明日を生きて
今日よりも少しだけ多くの感謝をします
ほんの少しだけか ...
君が雨の向こう側へといってしまう
私の指は君の枷とは成り得なかった
どこにも行けない手紙を持ったまま
消えない空を追い求めていた君の
首筋の匂いがいつまでも離れないでいるの
不思 ...
はじけ散ったオレンジ色の広がる時間がソコにある
乾いていくアスファルトの匂いが過ぎていく季節を
惜しみながら少しずつ少しずつ遠ざかる
ね、あの日
空は何色の雲を纏っていたの?
ね、あ ...
「みなさんに明日が来ることは奇跡です。それを知っているだけで、日常は幸せなことだらけで溢れています。」
これは「余命1か月の花嫁」のドキュメンタリーの中で出てきた言葉だ。
この言 ...
小学三年までと二十代後半を東京で暮らした
いまも出張で月にいちどは東京にゆく
きょうは機械の立ち合いで東京だった
加工テストが順調だったので
そこの社長に言ってちょっと散歩に出る
狭い道に風 ...
雪はまだ降らないのにユキムシ
羽のある水色しっぽのアブラムシ
立冬とんとん飛んでいくけど
君の母さんの木はどこにある?
しぐれて雨が降るけどアメムシ
雨は天だろう天降り
星飛沫まきちら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
切離し作業と、重み
プテラノドン
自由詩
0
09/11/13 19:29
月山・周海沼
Giton
自由詩
1*
09/11/13 19:21
コント「しりとり無宿」
花形新次
散文(批評...
2*
09/11/13 18:31
こんなに しん としているのは
ゆびのおと
自由詩
2
09/11/13 18:22
木枝の奥に
Giton
携帯写真+...
1*
09/11/13 17:48
彼女たちの生き方
涙(ルイ)
自由詩
2
09/11/13 17:27
ぬくもりを手に。
aokage
自由詩
9*
09/11/13 16:07
宇宙からひとりごとが
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/11/13 15:55
赤い月 (全)
……とある蛙
自由詩
6*
09/11/13 15:12
好き嫌い
新守山ダダマ
自由詩
2
09/11/13 14:36
さざなみと戦慄
瀬崎 虎彦
自由詩
4
09/11/13 14:30
バスガス爆発
七味とうがら...
自由詩
5*
09/11/13 14:15
聞き違い見間違い・・・そして勘違い&だじゃれスレッド3
過去ログ倉庫
09/11/13 13:46
喪失
ミツバチ
自由詩
5*
09/11/13 13:16
影踏み
Kazu.
自由詩
1*
09/11/13 13:01
日常の五心
ペポパンプ
おすすめリ...
5*
09/11/13 12:50
Silence
within
自由詩
7*
09/11/13 12:40
彼方の君
朧月
自由詩
3
09/11/13 10:08
月光
都志雄
自由詩
3
09/11/13 9:00
彼方
番田
自由詩
0
09/11/13 8:38
心臓の安全ピン
アハウ
俳句
3
09/11/13 8:00
フィクション
猫のひたい撫...
自由詩
1
09/11/13 4:47
汚れ
燎
自由詩
2
09/11/13 1:43
ビル
木屋 亞万
自由詩
0
09/11/13 1:12
ささやくように歌っています
タマムシ
自由詩
8*
09/11/13 0:45
終わる世界へ旅立つ君に
ジャイコ
自由詩
5*
09/11/13 0:39
あいだ
いのせんと
自由詩
1
09/11/13 0:22
忘れられない言葉
南波 瑠以
散文(批評...
20*
09/11/13 0:09
東京のふゆの風
吉岡ペペロ
自由詩
19
09/11/12 23:11
雪虫と雨虫
海里
自由詩
2
09/11/12 22:31
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
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4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
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4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
4206
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6.29sec.