ガンジス川を夢見ていた。
 あなたが見たことのない、異邦の川だ。
 とろけたチャイのような色合いで、流れはゆるやかに、向こう岸というより彼岸、と呼びたくなるほどに川幅は広い。川岸では野焼きで死体 ...
千年の命をもらえたら
あなたならどうする
千年も生きれたら
どんなすばらしい人生が待っているか
と あなたは思うか
でも
千年も生きたら
あなたの妻も子供も孫も
すべて死んでいくのを見 ...
 脳のかゆいところ

 脳の痒いところを探して頭の地図をダウジング

3日後、気まぐれに女に言い寄ってみる

 相手にされない

3日後、メリーゴーラン ...
横浜の赤レンガの倉庫街で行われた朗読会の帰りに
ふとタクシーのなかから六本木ヒルズを見ると
点いている電気が文字のかたちになっていて
「認めてほしい」と書いてあった
俺はヒルズになぜ認 ...
もし徴兵されたら俺はきっと逃げるだろう
日本男児の悪口を頭のなかで叫びながら山の中に逃げる
世界の理想を空想しながら野生の実や紋白蝶を食って生き延びようとする
特攻を志願した幼馴染の顔を思 ...
清掃のアルバイトをしながら
陽射しに当たりすぎると疲れるのはなぜだろうとふと思ったとき
太陽は
すべての生命から養分を吸い取って存在しているのかも知れないと閃いた
光のような触手を俺た ...
星は知らないという
星にひとが名づけた名前があること

ではひとは知っているのだろうか
星にひとが名づけた名前があること
星に名前がついているわけ

幾通りもの答えがあっていい
たとえ ...
視神経が悲鳴を上げる
肺が酸性に降参する
皮膚の断面がずれてくる
もうピントが合わない背骨

ここからが始まりだとは
勝ち目のない戦争のような
この場所から始めるとは
どのような自殺行 ...
きみと

きみと話していると

いろんなことを思い出し

いろんなことを忘れられる

もっと伝えたいことがあって

もっと知りたいことがある

それを友情と呼んでみる

それを
からだや精神のからくりを

勉強したくて

ふたりは抱きあったのかも知れない

女は女のゲイだと言った

俺は男のレズだと言った

からだというのは歳を経てゆくと疲れやすくなるようだ

二十代のころ風 ...
「さあ、心臓の話をしよう」
名前の付かない生活と繰り返す死臭
或る者は可視領域にある組み合わせで血流を速め
また或る者は賢く壷の外で萎れて微笑む
狭い棺の中で生物学的な吐息に憧憬を抱いた刹那、 ...
左目のしびれが気になる

調子にのって本を読みすぎたせいだろう

幸福とはなんだろうかと目を撫でながら思う

読みたい本を好きなだけ読むこと?

理不尽なことのない国で暮らすこと?
...
あてどなく 
夜の汽車に乗っていた

かすかな
灯りの
輪っかの中を
はずれ
はいり
はずれ
はいり

気がつくと
小さな駅の
小さな映画館の
小さなスクリーンの
レイト ...
愛しているの
憎んでいるの

どちらも同じ

表と裏の

かたん

とはずれる間抜けな潜戸
街にパレードがやってくる。大好きなパレードがやってくる。誰もいない大通りを人で埋め尽くすために、暗い夜を明るく照らすために、子供たちに忘れられない思い出を刻むために、街にパレードがやってくる。鼓笛隊の ... 最終Rの最期の最期に

棒杭みたいなやつを打ち込まれて

えげつない右を叩き込まれて

トンボ切ったみたいに世界は一回転した


セブンとかエイトとか

神妙な顔で言いやがる
...
声が
微かな
耳鳴りのように
ざわざわ
ざわざわ

実体もなく
手触りもなく
ふうっと
かかる


気圧?
風圧?
「今の 視線は 目の前 の  」
つよく
みる
...
きみのこころは遠くにいってしまった

きみも僕も

おなじ天井、ちがう空の下にあるということだ


こころ

それは時間とにている気がする

誰のものなのかはっきりしないところが ...
 
【タナトス】



 ああ、くちづけて…命の終わりに。

 さあ、くちづけて…命があるうちに。



 ほら綺麗だろう、月が夜を照らしている。
 星が瞬き語りかけている。
...
あのとき踏み切りの前で思いとどまらせたのは
お前の もう帰ろう 
というひとことだった


母は繰り返す
私をみていない目で 私を語る


お前はぎゅっと私の手を握り それで私は  ...
ワンツ、ワンツ、ワンツスリーフォー!
ハッピーニューイヤー

元気しているかい?
地球は何歳だ?
君は何歳だ?
お酒は二十才からです。

愛し合っているかい?
心を大切にしているか? ...
 
「前へ!」

人生は一瞬の煌めき

その一瞬に…
無限の可能性がある。

その可能性は〜
君の前にある。

過ぎた過去に、それはない。

可能性を手にするために…

...
ぽたぽた
しとしと
ざぁざぁざぁ



雨が降る
雨が降る
天(あめ)が降る



それは那由多の禊水(みそぎみず)
はたまた無限の荊の矢



あぁ主よ
これは我 ...
寒いねと出したその手を繋ぎ合いふと空を見る夜半11時

お互いにサヨナラ言えず見つめ合う終電憎しクリスマスイブ

もう二度と触れ合うことは無いけれど忘れ難いよその指の温度
「ひさしぶり。元気だった?

 こないだのアレ見た? すきだったじゃない。

 じゃあ雑誌は? ずっと買ってたよね。

 突然バックパッカーになったりしてさ。

 ・・・え? あた ...
生きている と
声高にわめくな我が身よ

それを見守ってくれる
その影も知らずに

ここにある と
つきだしたその背には

みんながくれた翼があり
風があるのだから

ひとりだ ...
色の海で泳ぎたい
きっとおれはちょっと溶ける
肌の外側がピリリと感じて
いくらか色が落ちてしまう

肌が白くなる
だけど知ってる、中身は{ルビ闇=くら}い
心臓から黒が染み出して
いつ ...
僕のこの眼が意味を失しても

君は綺麗な声で唄い続けてよ

逃げ水のような明日だとしても

脈の鳴る場所へ潜らせて

この景色が終わりに向かっても

君の幼げな声で示し続 ...
ミサンガが切れたら願いが叶うんだっけ?駄目なんだっけ?
いずれにせよ食堂の箸が唾液で洗浄されてること、それを僕は知ってしまったんだ

彼の言葉を信じてここまで来た

彼の運転するミニの後 ...
二人して旅の魅力を満喫す地獄巡りに堂堂巡り

今も尚禁止している遊びするばれるばれないスリル味わう

浴衣着て一人孤独に火を灯す線香花火に想いぶつける

三階の窓から見える赤い花名前も知ら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
脳が頭蓋をヒカキ、夢を見た影山影司散文(批評...009/12/31 6:18
千年の命ばんざわ く...自由詩3*09/12/31 5:38
神経パルス ピピピのピヨルノテガム自由詩109/12/31 5:16
六本木心中馬野ミキ自由詩8+09/12/31 4:55
徴兵と神風自由詩009/12/31 4:50
太陽自由詩509/12/31 4:47
星に名前がついているわけ小池房枝自由詩509/12/31 3:41
The Beginning瀬崎 虎彦自由詩6*09/12/31 3:23
きみとそれを吉岡ペペロ携帯写真+...209/12/31 2:34
女のゲイ、男のレズ携帯写真+...509/12/31 2:26
愛が足りないCAMILL...自由詩309/12/31 2:20
俺達の幸福吉岡ペペロ自由詩109/12/31 2:18
お粗末なレイトショーゆびのおと自由詩009/12/31 2:13
Reversible自由詩009/12/31 1:29
パレード古月自由詩509/12/31 1:16
チャンピオンTAT自由詩0*09/12/31 1:13
ジュラ紀の庭のゆびのおと自由詩009/12/31 1:13
おなじ天井、ちがう空の下吉岡ペペロ自由詩409/12/31 0:59
タナトス綾瀬たかし自由詩109/12/31 0:38
踏み切りからの哀愁朧月自由詩309/12/31 0:24
きよしろう命!ペポパンプ自由詩9*09/12/30 21:54
前へ!籠球太郎自由詩009/12/30 21:46
贖罪の雨河井 曉雲自由詩109/12/30 21:42
冬恋〜とうれん〜短歌109/12/30 21:29
創書日和「樹」 きみという人逢坂桜自由詩409/12/30 20:16
ありがとうをあなたに朧月自由詩209/12/30 20:12
ぷか海仰空蘆琴自由詩209/12/30 20:04
風景描写秋助自由詩1*09/12/30 19:40
σスターCAMILL...自由詩209/12/30 19:40
地獄巡り夏川ゆう短歌309/12/30 18:39

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