シャッターが下りたままの店が並ぶ

小さなショッピングモール

冬の曇り空

ベンチに腰掛け

妻の買い物が終わるのを待つ

傍らには無言の少年

僕は少年の手を掌で包み込み
...
ニヒルに笑うお月様
溢れて零れるエトランゼ
やさぐれたコーヒーの缶
ペンペン草の涙
ふと我にかえったように鳴る踏切の鐘

わたしはきっとここにいて
きっとわたしはここにいない

潜む ...
赤い屋根のお庭には、
たくさんの死骸が
ごろごろと横たわっていました
胴体を切られた者達が、

七重八重になって、乱雑に
ひしゃげた腕が
その間に差し出されては、
修羅場をいっそう ...
自動販売機は赤い、もしくは白い
そしてその足元
自販機の底とアスファルトの隙間にはゴキブリが住んでいるんだ
もしも500円玉がそこに転がり込んだとしても
手を入れるなんて馬鹿なことはしないほう ...
古いアルバムを捲る様に、記憶を辿りました。

今日、何にもない日でして、思い出に耽りました。

懐かしかったのですが、どこか、切なかったです。

学生時代の様な思い出や、空気はもう感じられ ...
誰かが見ていた夢を
僕は追いかけて来たっけ
本当はもっと楽しいことを
思いついてたのに

切ないや寂しいに頼って
どんだけ人を傷つけても
治ってくのは自尊心だけ

二日酔いがこわくて ...
国語の時間にはきれいな言葉を集めていた。
先の先のページまで読んでノートにたくさん、たくさん書いた。
すると後ろの女の子たちが、
「ねぇ、ねぇ、何書いてるの」って、おさげを引っ張って笑うか ...
温泉に行きたい
ゆすりか温泉じゃないよ
ユリイカ温泉

読むことも
書けないことも詩ストレス
溺詩体になる前に
ばおばぶ風呂に入ろう

湧き出る泉水は
地殻からのサブマリン・メッセ ...
頭のネジ一本

理想や空想にたよりっきりで

何も行動を起こすことはない

体が重く元気がないのは

もともとこんな感じだったから

耳鳴りがいつもして体は雨で濡れたように重い
...
何もない夜の中には
何でもなくなった 部屋だ
部屋の夕暮れの窓にどこかを見させられた
ただ そんな色の 部屋はあった
 
 
 
【星に願いを −stardust mix−】
 
 
 
 遠い遠い宇宙のどこかで星が生まれると
 誰かがどこかで生まれるのだ、ということを知った。

 ならば私は、 ...
夜露に濡れ
深夜外を歩く
満月の夜
孤独な夜

疲れた体
横たえて
ケイタイがなる。
仕事の依頼だ。

夢を捨てるのは
誰にでもできること
苦しみの中に
命の重みがある。
...
永遠を求めるな
子供達よ
それは麻薬だ

永遠を追い駆けろ
中毒者タチよ
たとえ幻覚だとしても
お前達には見えているのだろう
台所で泣いた日
世界が動いた


小さな部屋が広く感じて
台所で泣いた日
出かける前にビールを飲んで
「さよなら」の覚悟でメールを送ったら
「よろしく」とばかりに返ってきたの


...
己が欲するもののために
大切なものを犠牲にして
螺旋地獄の世界に飛び込んだ
人生は夕暮れを迎えようとしている
午後のお茶の時間は
終わったのだ

陽が沈みゆくのを
ただ見送る
うわのそらに陽が沈む

わたしはわたしを
解らぬまま
ふわふわ
夕暮れを歩く
僕にとって手首を切ることが
唯一の生存確認方法だった

「間違ってる」と言われても
「気持ち悪い」と言われても
「やめなさい」と泣かれても

もう逆らわないから
だから僕のことを壊さな ...
まるで奇跡だった
人生において敗北者だった僕が手に入れた{ルビ贈物=きみ}

この手を離しはしない
誰にも渡しはしない
壊してしまわぬように大事に包んで

ドレスを着せて
白い箱に閉じ ...
だから

暗中模索・徒手空拳で

俺はIBをつらぬいてゆくぜ


結果がすぐでることなんか積み重ねても

そんな遠くに行けるはずもないだろうから

暗中模索で全然OK

徒手 ...
日本のことなら俺に聞け

これがいいでしょキリギリス

ひねもす松の木ノ下で

寝ころびのっぽが死んでいる


あした越える夢はもうきょうは夢じゃない

女の悩みひとつ聞いてやれ ...
くるっても
いいのだろうか
という言葉をおしころして
公園へむかう

身ぐるみはがれる
とはこんな気分だろうか
この身をくるんでいた
ものたちはどこにいるのか
いまも元気で
やって ...
絵の具のついたレコード 二階の窓貼り付けたまま
君が好きだと歌った曲は 今日も誰も寄せ付けはしない

ビーカーの中で混ぜた欠点 薄くなる所か濃いくなる
それをまた飲み干しては染まる僕を 君 ...
生きるということをうたうことは
今の私にはむずかしい

でも
生きているということは
当たり前のようにここにある

私がそれを阻まない限り
なにかがそれを阻まない限り

その
な ...
僕が林檎をかじっているこの世界は
銀色の象の胃袋の中にあって
銀色の象が星を喰う世界は
英語を話す蛇の海馬のあたりに浮かんでる

英語を話す蛇が
日本語を解読しようとする世界は
すべてが ...
人間ははかないものですね


今私がたってる
この場所からいっぽ空へ足を踏み出すだけで

人間は消えてしまうのです

これまでしてきた勉強だって
必死にとりつくろった人間関係だって
...
マンションの上の階から落ちてくる別れの歌に擦りむく心

紫陽花の色に負けない薔薇の花新種生まれて華やかになる

児童等の笛の音色が漏れてくる故郷の歌口笛で吹く

降り積もる雪を見つめて白く ...
反発だけして時が過ぎ
なにか変わってしまったのかと
確かめたくて戻ってみた
私が出て行きたかった場所へ

母は老いて変わらず
村は古びて変わらず
人の目が変わらなく見えるのは
私が変わ ...
一、「海底摸月」

指の間から零れ落ちる月の音。


※※※


二、「七対子」

なかないで。片割れを探して。
私たち一人じゃ生きられない。


※※※


三、「 ...
今どこにいるんですか。

そういって探しにいきたい。

あなたはあの日から全く姿をあらわさなくなった。
こんなに伝えたい言葉があるのに。

あなたが来てくれないから
あたしの贈り物は
...
「メーデーメーデー」


無線から聴こえる小さな機械音のあとに呟いたあの声。
耳の中にこだまして
私たちは動き出した。

天使の矢を改造したライフルで
あのこの胸をぶち抜いて
桜色の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
決意花形新次自由詩3*09/12/5 10:15
神話けさんぼん自由詩109/12/5 6:36
X 29.50月乃助自由詩5*09/12/5 6:01
檸檬木屋 亞万自由詩0*09/12/5 3:32
album。狠志自由詩109/12/5 1:37
ゆめがみれるのはいつもよる竜門勇気自由詩1*09/12/5 1:31
『かえるのこ』東雲 李葉自由詩3*09/12/5 1:15
ユリイカ温泉海里自由詩2*09/12/5 1:14
頭のネジ一本こめ自由詩1109/12/5 1:13
番田 自由詩009/12/5 1:03
星に願いを −stardust mix−綾瀬たかし自由詩009/12/5 0:42
Lonely nightペポパンプ自由詩4*09/12/5 0:32
永遠と絶望within自由詩6*09/12/4 23:36
台所で泣いた日夕切り自由詩409/12/4 23:28
中毒朽木隼人自由詩309/12/4 23:23
浮遊する近衛天涯自由詩109/12/4 23:20
自慰行為朽木隼人自由詩109/12/4 22:57
プレゼント自由詩109/12/4 22:22
スローガン吉岡ペペロ自由詩4*09/12/4 22:21
日本のことなら自由詩309/12/4 22:07
樹木岡部淳太郎自由詩509/12/4 22:04
Vo.黒乃 桜自由詩209/12/4 21:41
背徳の烙印朧月自由詩209/12/4 18:37
火星に生命がいた可能性瑠王携帯写真+...7*09/12/4 18:05
人間BOC自由詩009/12/4 17:28
マンション夏川ゆう短歌409/12/4 17:10
廃村の川朧月自由詩309/12/4 16:47
連詩・『十三不塔』東雲 李葉自由詩009/12/4 16:26
いいわけ空都自由詩1*09/12/4 14:22
たすけて自由詩009/12/4 14:08

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