体が酸素を欲している
消化器官がせわしなく働いている
その上 申し訳なさそうに今日までの出来事を語る彼は
私を夢の世界へ誘おうとしている

この時間の枕は
歴代のあらゆる出来事を行った偉人 ...
赤白のガントリークレーン
お台場でずらり水を呑んでいる
君たちはまるっきりキリンの立ち姿してるから
象のモアイ像を並べてあげよう

ガントリークレーンほんとうに
ダリのキリンにそっくりだけ ...
木枯らしがからからと乾いた音を立てる
あらゆるものの輪郭がくっきりと描かれ
移り変わる季節への感傷に浸りたいのに
冷えた手は無意識のうちに摩擦を起こし
細胞の根元から発信される欲求を満たそうと ...
夜行列車を降りた旅先の富山で 
朝から無人のグランドに行き 
雪化粧した立山連峰に目を細めながら 
お兄さんと、キャッチボールをした。 

玄関を開いて部屋に入ると 
春に生まれたばかりの ...
お気に入りの詩集を開いて 
(いい詩だなぁ・・・)と思い 
目次に並ぶ題の上に 
丸をつけたら 
手が滑って 
凹んだはーとの形になった 


  * 


ほんものの詩というの ...
旅の列車に乗り 
ふと車窓の空を見上げたら 
日輪の周りにあらわれた 
大きい虹の輪 

アルプスの頭上に広がる
いちめんの空が  
車窓の僕に 
何かを云っている気がした 
不幸でなければいいと僕が祈る囚人たちは
言語を弄んだ罪でここに囲われている
したこともない恋愛を歌い
自分があたかも天才であるように振舞った罪で

ついに国家は統制に乗り出し言語著作権を制定 ...
だれかが嘘を呟いて

涙は重力に従う

酸素分子で繋がっている

僕らのあちこちは

ひどく不器用で

何も教えてくれないからと

突っぱねた世界の

優しさには気付かずに ...
わたしの弱さを知ってくれた

森色の あのひとへ






水をあげに行きたい
下層にあるもの
サブストラータム
複数形は
サブストラータ

地面を引き剥がして
心の内面にいたる
荒らされた地表に
どこまでも黒い水

にごる声
滞る言葉
翳る星の上で

...
はがれて丸まったシーツの上に座り込んで
銀色のノートパソコンを開いているよ
ハローハロー
ハロー世界
真夜中に煙草を吸いながら
真っ昼間にゲームをしている奴と喋っている
時差だってよ
地 ...
めぐる風 炎 そして永遠がやってくる
遠くから海鳥の声が聞こえる
虚無 虚無 虚無 虚無
翼を持つものたちは明察する

転びつつ丘を駆け下りて
僕は暗くなる前に帰り着く
夜に浸されてしま ...
ぼくはにんげんだから
月に一度はさかなににって
屈折する水の中から世間を眺めてみたい
ぼくはにんげんだから
月に一度はいぬになって
気にくわぬ奴らを噛み付いてまわりたい
ぼくはにんげんのお ...
前衛・側衛を薔薇で固めよ この行進に


軍服に階級章ナシ ゲリラ戦


暗闇にまぎれ上陸するボート


インドラと閃きつつ俳・諧


孔雀音もなく羽根ひらく


庭園に ...
テーブルの上にある花瓶に刺さった幾本かの薔薇の花が腐って姿を見ているのが辛い
元々は小道具でしかなかったとしても
毎日水を変えて茎を切っても日に日に萎れ腐っていく花を見るのは辛い
赤かった花びら ...
しろいしかくのなかの記憶は日に日にとおくなりにけり


初の外来診察で茶色い合皮の長いすに座ってるときあんたたちに会った
イズミヤに買い物に行くんだって
五人のあんたたちに三人の看護婦さん
...
SPOKEN WORDS JAM 2009
「黒孩子(ヘイハイズ)」

名古屋公演レポです。

【日時】
2009年11月13日(金)
開場19:00 開演20:00
【会場】
鶴 ...
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい

たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい

たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても

血塗れの戦場や
やるせない食卓で
...
仮にアレがアレだとしたら

意外に簡単に理解ができる

とどかなかった物は

隣の席に座っていた

綺麗な世界をみたいなら

とりあえず待って帰ってきたら

おかえりなさいとく ...
肌触りのいい言葉が欲しいって
君は背中を向けた
蒼い海がすきって
悲しく目をふせた
だって雨が降ったんだよ
そんな言葉飲み込む

ゆるやかな坂をあがって
黄色い花が咲いてる広場で
あ ...
「ごめんね」と言うと
「ううん」と返す

「ごめんね」と言うと
「もう言うな」と返す

「ごめんね」と言うと
「どうしてそんなに他人行儀なんだ」と返す

わたしのささやかな謝罪を ...
結局はどこまでも孤独で
一日の終わりが
生命の始まりのよう

音もないのに
赤子が泣いている

そんな気がする

音も立てずに
心が
熟れ過ぎた果実のように
裂ける
誰にもぎ ...
 どれが当たるのか
 さっぱり見当がつかなくて
 とりあえず手元の教科書と資料集と問題集を詰め込んで
 いつものかばんからもう一度出して
 リュックに詰め替える
 テストの日の朝

 一 ...
白い一瞬は
微かなる波紋
ひとつとしての面にされてから
水でいたのは 自分自身として
サックスのささやきの色に

空に 水滴の脇を
部屋へと 夢にいたのだ 僕は
触れる木の葉のコン ...
不安になる
でも、あたしは不安の正体を知らない

あなたの頼りなさとかいい加減さとか
分かり切っていた甘さとか
そんなものなのかもしれないし
あるいはインカ帝国の予言のような
ある種の胡 ...
雪が降る
雪が降る
銀色きらきら
雪が降る
真っ黒の天上の彼方から
きらきら
きらきら
雪が降る

降り積もったはずだった
銀色は
消えていく
水の底
大地に触れて
砂に触 ...
セックスしようか と 訊いたら
うふっ と笑った
動けない体が瞳に2リットルの涙をため 月を見つめていた
泣くもんか 
おれは ベッドに俯し 海の瞳を抱いていた
命を継ぐいがい
時を旅することはできないぼくらは時の旅人だ

星は知らない
互いに知らない星と一掴みにされて
勝手に名前をつけられていることを
星よ、ぼくらが、なぜそんなことをしたのかって ...
かみのけ おおい

わたしに とっちゃ

じんるい たいてい

はげあたま


ふっさ ふさふさ

ふさふさ ふささ


なんて こったい

わたしの まわりは

...
たくさんのものを

つめこみ

かんづめを

つくったのだが

いれたものが

すべて

おなじだと

きづいて

かんづめは

ふたたび

みかんのかんづめ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
午後二時、黒猫は日本国の歴史を知る緋月 衣瑠香自由詩4*09/11/16 21:40
美しき不燃海里自由詩109/11/16 21:34
木枯らしがぼくを飛ばしていったあ。自由詩14*09/11/16 21:28
青い鳥 服部 剛自由詩309/11/16 21:23
はーとの絵 自由詩309/11/16 20:19
虹の輪 自由詩309/11/16 19:56
収監瀬崎 虎彦自由詩209/11/16 19:53
いきられない日々笑む爺自由詩009/11/16 19:29
いますぐに携帯写真+...009/11/16 19:03
植物的獰猛瀬崎 虎彦自由詩409/11/16 17:34
東京の狭くて薄汚れた四角い空を見たいんだ虹村 凌自由詩309/11/16 17:28
めぐる風 炎 そして永遠がやってくる瀬崎 虎彦自由詩209/11/16 17:27
自覚Kazu.自由詩0*09/11/16 17:00
文武の庭園にてアハウ俳句309/11/16 16:25
腐ったツナサンド虹村 凌自由詩209/11/16 15:33
ジャッジメントをぶっとばせ笠原 ちひろ自由詩409/11/16 15:17
黒孩子・名古屋レポート鈴木陽一レモ...散文(批評...109/11/16 12:58
All Miracles Mean Life笠原 ちひろ自由詩7*09/11/16 12:32
戦闘力53万こめ自由詩1709/11/16 11:26
君との別れ朧月自由詩309/11/16 11:10
創書日和「謝」 やさしさ逢坂桜自由詩4+09/11/16 8:32
空の向こうwithin自由詩8*09/11/16 3:37
テストの日伊那 果自由詩1+09/11/16 0:33
散歩番田 自由詩009/11/15 23:45
不安になる智哉自由詩2*09/11/15 23:25
カサゴ北村 守通自由詩109/11/15 23:17
2リットルの涙草野大悟自由詩009/11/15 23:15
星は知らない吉岡ペペロ自由詩10+09/11/15 22:23
雪男ムックおかず自由詩1*09/11/15 22:10
みかんのかんづめ自由詩1*09/11/15 22:09

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