わたしたちを彩る
おもいでの確かさは
星座のそれと
とても似ていて
必ず
遠くで
きれいに滅する
届き過ぎたら
きっとわたしたち
狂ってしまうから
ほんのわずかな
痛みも ...
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた
オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ...
果てを知らない
光だけの
魔法は消えて
祈り
受難のもとへと
流星
その魔力は
赦しのこうへ
{引用=
いち
}
深海のエントランスがここにある(キスは壊れた鍵音がする)
ニセモノをニセモノとして愛しなさい 商店街は長すぎるけど
足元を見ながらいきてくしかなく ...
日常生活が崩れた
声を忘れて
急速に色を失った
周りの景色は
影を残す
あなたたちの声は
もう私には聞こえない
悲鳴のように
耳を突き抜ける
頭の奥でこだました
シグナルは
...
クロード・レヴィ・ストロースが死んで
これから年末にかけて新聞や雑誌では
彼の特集が次々と組まれるだろう
僕は彼が生きていたことのほうが驚きだった 百歳
個別の事象より遠く隔てられた視点か ...
賎民という事実を隠しながら生活する彼(僕)は、「戦うのは嫌だ」と、入隊から逃げていた。ある日、町中で徴兵部隊に捕まる。徴兵部隊の隊長は「徴兵にならないのは根性が足りないからだ」と、連れてきた賎民を殺せ ...
冬紅葉 鴉の瞳を染めて降る
凩や 潜熱の葉に森燻ゆる
*
...
なぜか私は方言に弱い
普段は標準語なのに
抜き打ちで出る方言混じりの突っ込みに
私は膝をカクンとイタズラされた気分になる
死んだ君はじゃけ〜のぉ〜とよく言ってた
今思えば ...
文明の進化の速度が加速度を
増しに増したりビルに吹く風
しののめの空の色調見守って
この一日の安寧を祈る
明け方の昏き部屋にて灯るのは
...
眠れない夜が明け
笑えない朝が始り
下らない昼が過ぎ
眠れない夜が来る
路傍の石を撫でる市民が月を指差して
あぁもまるいと下らないと哂い
居場所をなくしたように感じる
...
夜の薬をきょう
手放しました
思えば
あなたに出会ってから
よいことばかりかも
しれない
うぅん
よいことしか
感じないのかも
義務感だけで
やっていた料理も
い ...
いい夢が見られますように
女王は18mの天井を見あげ、そう囁いた
寒くて眠れない
ローズの芳香がオーロラのようにベッドを覆い
時間が夜空を右にうつろう
シーツに ...
エメラルド走る
エメラルド走る
ひるがえって
銀色
鈍く光る
エメラルド走る
エメラルド走る
ひるがえって
銀色
鈍く光った瞬間
漆黒の彼方に
閉じられる
エメラル ...
やたらに明日が眩しいね
明日の光のせいで
今日がほらもう真っ暗さ
僕のいる今日は明日の影
早く日に当たりたいけど
明日はずっと眩しくて
僕はずっと日陰者
ああ早く明日にならないかなあ ...
ぺったんこのくつで
そぞろ歩き探す秋
秋はもう冬になっていて
柿の実が映える空が遠い水色
引き裂かれてトーン耳がつんとして
音を聞かなくなった私は今も
色彩と香りに教えられて
こんな ...
あの人は、なぜ孤独を感じないのだろうか
空を埋め尽くすほど広がる楕円形の雲が
優雅に進む鯨の群れのように見えた
しばらく人とは会えない
門番の役目は
乳白色の雲と
深く厳しく断絶さ ...
なんだか最近皮膚がかさかさだ
季節のせいか、なんて思っていたが
そうこうしているうち
頭皮もかさかさになり
剥がれた皮膚が白い粉になって毛の表面にたまり
風が吹くと季節外れの雪の如く舞う
...
ぶらりと定食屋に入った
カウンターのうえに並ぶおしながきを見ていて
カツ丼をもうながく食べていないことに思いあたる
学生のころ日に三杯は食べていたカツ丼
あれから二十年か・・・ ...
僕らが地球にいる限り
必ず朝はやって来る
人の心は無視をして、
勝手に朝はやって来る。
だけれど僕らは厄介な
感情抱えて生きるから
無であるはずの朝にさえ、
その日の気分を映し出す。 ...
神社に行って
おみくじを引いた
1番
大吉
今年一番の喜びだった
声を上げている私の後ろで
ジャラジャラ〜ジャラ〜
と薄い金属が
流れていくような音がした
...
燈火のなかに小さな樹があり
燃えることなく
夜を緑に染めている
下からの光 螺旋の影が
まるいかたちを
ゆうるりとつかみ
ゆうるりと離し
くりかえす
耳 ...
ぷっくりした
子持ちししゃもみたいな勾玉をつむいで
六月色のブレスレットを作ってもらった
雨粒のような水晶に
雨に濡れて輝く
クモの巣のような
細い糸
(かかっているのは、ししゃもなんだ ...
胸がふるえる言葉を
あなたは棄てた
その指から
美しい旋律が流れることも
もう ない
夕闇に溶けてゆく
今日この日を
あなたと忘れずにいよう
最後のあなたと
飴色の羽根をつま ...
ワールズエンド
ミニチュアみたいなおうちで
かくばった窓
ふぞろいの靴
あつぬりの白でしあわせの膜をはって
めざめたばかりの女の子は
チェックのスカートに
ちりばめられた星屑 ...
くねくねと曲がりくねった山道に
さしかかる前のカーブを曲がるとき
世界が終る気がした いつも
悲しい気持ちがした
山奥の村は孤独が住んでいる
柿の木の下にうずくまる犬
容赦のないこ ...
踊りを踊るなら
山のふもとの
見晴らしのいい草原に行きなさい
夢中になり過ぎても
誰に咎められることはないから
歌を歌うなら
そのま ...
都の自由な宴や
地方都市の若さ大人しや
秋の日差し
緩やかな足取り
耳をくすぐるは
雑踏とその奥の歌声
見知らぬ貴方にもらった
乱暴なラブレタ ...
目を塞いで浮かべた想い薄まって消えた
でも失ってしまうのは問題じゃない
記憶抱いて重ねた心見透かして捨てた
でも手を繋いで生きるのは困難じゃない
さぁ走っていくよ 道があるから
...
雨が降り出して、どうしようもなく温い空気の中
親指の爪の赤い色が濡れていくのをじっと
見つめたままでいるのは、ただ一人きりの私で
傘なんて必要ないと
駆け出した姿を
ガラス窓の向こうで見 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
八月の降る頃に
千波 一也
自由詩
6*
09/11/7 14:55
苦しみはナショナルホット・カーペットへ
番田
自由詩
3
09/11/7 14:49
流星
sya
自由詩
0
09/11/7 13:34
誤発
しろいろ
短歌
10*
09/11/7 13:23
岐路
ミツバチ
自由詩
5*
09/11/7 13:15
ベテルギウスが流れる(クロード・レヴィ・ストロースに)
瀬崎 虎彦
自由詩
2
09/11/7 13:10
夢の話
プル式
散文(批評...
3*
09/11/7 11:13
初冬
夏嶋 真子
携帯写真+...
10*
09/11/7 10:54
リンクリンクリンク
伽茶
自由詩
3
09/11/7 9:48
しののめに安寧を祈る
アハウ
短歌
2
09/11/7 6:47
うえん
影山影司
自由詩
3
09/11/7 6:46
思う
森の猫
自由詩
5*
09/11/7 5:56
この城でヒトリで蛾をして
ひとなつ
自由詩
2*
09/11/7 2:42
なぶら
北村 守通
自由詩
0
09/11/7 2:27
日陰者
なかがわひろ...
自由詩
2
09/11/7 2:08
女だってそう
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/11/7 1:54
漂白の意図
相田 九龍
自由詩
4
09/11/7 1:20
老犬
+clapp
自由詩
1
09/11/7 1:01
カツ丼とゴッホ
吉岡ペペロ
自由詩
9
09/11/7 0:24
それでも朝はやって来る
邦秋
自由詩
1*
09/11/7 0:08
お坊さん
くゆら
自由詩
1
09/11/6 23:56
夜と手のひら
木立 悟
自由詩
5
09/11/6 23:36
つゆ、と、ししゃも
衛実
自由詩
1*
09/11/6 23:00
チイサナコトバ
近衛天涯
自由詩
1
09/11/6 22:41
白日
マナ
自由詩
7*
09/11/6 22:34
山の村に住んで
朧月
自由詩
2
09/11/6 22:24
英知
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
09/11/6 22:23
みずたまの世界
蝶澤
自由詩
2
09/11/6 21:46
オリハルコン
1486 1...
自由詩
0*
09/11/6 21:24
ダメになる日
いのせんと
自由詩
2
09/11/6 20:55
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
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4205
4206
4207
4208
4209
5.75sec.