つま先の彼方にされていく
言葉のアクセントにたゆたうのだろう
ささやきたちの
じゃりたちへの息にメモしたほころびが
このように銀河は白く
星が密集して見えるわけですが
隣り合う星どうしでも
何光年という隔たりがあって
異なる時間と空間から出発した光が
一斉に辿り着いた
奇跡的な現象なのです
例えば ...
パプーにお願いして安いシルクの店を紹介してもらい、白地のワンピースをひとつ作ってもらうことにしました。先日買った青いスカーフと合わせて着られる服がどうしても欲しくなったのです。パプーはすぐに連れて行っ ...
指に触れてはいけない
頬を赤らめてはいけない
このままでは溶け込んでしまう
あなたに
うつむいていても爪先が見えるから
きっとあなたは夢にも現れるわ
獏のような灰色の空ね
あなたの手 ...
パナマの肉
すぐに明らかに刑務所からこぼれ落ちた慟哭は
君の優しい気持ちなど汲まず
鈍重な赤土を砂塵が痴漢の性欲まま蹂躙し
熱波の源まで絡げ運ばれゆく
通り過ぎる汗のタンクトップを張 ...
メールの数と恋の進展は比例して
想う事が伝える事に反比例をした
普通のやり取りが普通じゃなくて
そのもどかしさに嫌気が募るけど
それでも好きでいられますように
何気ない毎日を幸せと ...
どん底めがね
自由落下クラッカー
マグニチュードの練習曲
暗闇のクラムボン
ネットにはいろいろなものがあるけど
錆びないこころが欲しいね
ステンレスハート
空より高いプライドを
...
村雨染みる秋の街
一人つれない夜を越えて
僕に燃せぬは
嘘だけ交わす疎ねぶ昨夜や
(むらさめしみるあきのまち
ひとりつれないよをこえて
ぼくにもせぬは
うそだけかわすおろ ...
君の景色を埋めていく
未来に出会う経験を
嫉妬交じりに僕は眺めてる
息苦しさ夕暮れに似た息苦しさ
振り返らずに人は進めない
そのことだけを今は知っている
壊れていくより早く今なお
失 ...
はれた眼がEの羅列
十字軍漏れた申請者
砂は巡礼たちを泳ぐ
とりついた蝉の脱殻
かわ、が
あるのです
喉を鳴らした
生が
りゅうせいのごとくことばたちがせめてくるよえくすき ...
凪が終わる時
授業が終わると道人は真っ先に教室を出た。いつもは軽音楽部の部室で、友人達ととりとめのない話をして、ベランダから演劇部の発声練習を眺めながら、本間裕子の姿を追いかけるのだが、今 ...
あの夏の日の熟女よ
ママの友達よ
透けたブラジャーの色はパープル
狂おしいまでの鮮烈さを残して
どこか遠くへ行ってしまった
さよならも告げずに
あの夏の日の熟女 ...
擦りガラスの窓の外で雨が降っていて
数種類の酒が胃のなかで渦巻いていて
さっきまで着ていた服は
手の届かないところに落ちている
不貞腐れた文句に耳も貸さず
吸いつづけた煙草の灰が散らばっ ...
【青猫】
夜がふらりとやって来た。ポケットに一杯の子猫をつめ込んで。「どいつもこいつも元気だぜ。安くしとくよ!」小さな青猫を手に載せてみる。三百円だと夜は言った。「青猫はいい匂ひがするよ」さう言ふと ...
淀み
淀んだ
空の上
雨が降って
地は固まらなくて
足元を掬われた
確かにあっちがああだとしても
でもこっちはこうだし
仮にあれがそうだとしても
これがどうなるのだろう
交差するのは人差し指
虚言はいかにも真実を含んでいそうだった
...
クロマニヨン人は別人だった
ネアンデルタール人も別人だった
別人というよりは別人類だった
つまり彼らは私たちではないのです
クロマニヨン人のクロちゃんが
まぁ直近ではありますが
ネアン ...
雨
曇らして
嫌になり
水面に映る
無愛想な心と顔の持ち主は?
しとしと、
ちゃぷちゃぷ、
ずぶずぶと、
沈んでいった
裸の王様は
今日も見えない服を着て
得意げな顔して歩いてる
こんな小さな国なんか
片手で潰せる程度なのに
何を従え満足してるのか
両隣りのマネキンは
見せかけの服従が得意
したたか ...
ねんねんころりよ ねんねこよ
ぼうやよいこだ ねんねしな
おちおち山のやや猫は
何が悲しゅうて鳴いてやる
腹を空かせてひもじいと
おととが欲しくて鳴いてやる
腹は水ではふくれぬと
お ...
やっている事が正しい事か
不安になる時がある。
誰もが助けてくれる。
イジワルされる。
心臓が痛い
辛い
誰か助けて欲しい
精一杯努力している。
でも幸せ
健康だもん!
人 ...
皮膚から剥がれ落ちた
憎悪は
砂塵となって
棘に積もる
誰かが誘う
その胸にこの身体を
いだきたいと
造作の整った
左右対称の顔も
抱え込んだ臓物が
はみだして
引き摺ら ...
いい詩をお書きになる あのひと
言葉はなんでもなくて、抽象性が無担保でまかり通る
それなのにそのひとの選ぶことばのならびをみて
とってもうれしいきもちになってしまう
このひとは本当はすごく ...
からっぽなんかじゃなく
ただ、シンプルに
日々を、過ごす
またねの約束と
変わらない面影が
今、宝物になるのだ
歩いていこう
道の続く限りは
...
夏のあの日に舞い戻り
やり直そうと
君に言った
君の手が白くなるまえに
繋いだ手が雪にふれて
離れてしまう前に
君をぎゅっと
掴んでいたかった
なぜ 笑ってるの
無言の君の写 ...
生まれた季節は冬の冬
年の最後のどん詰まり
暮れ行く年の落し胤
雪もはらはら降るような
生まれた街は底の街
上の街のとなり街
違っているのは人の色
違っているのは家の ...
朝日に曝される夕べの残滓
そんな粗雑もたまにはいいか
長い目で見るって
時間レベル?
たましいレベル?
生きているうちに結実するものなんて
成功か失敗しかないと思う ...
各村の長が
たいまつを掲げ
占い婆の元に
かけつけた
ときがきたのだが
口を開いたのは
一刻たってからだった
これから起こることを
聞いてくれるね
みんなも
...
風が
静かになりました
背骨が曲がったまま
切り取られそうな
刃物を持った風が
止みました
世界では
他愛ないことですが
いまのうちに
背筋を伸ばして、
伸ばして
僕のこ ...
腹いせ紛れに
近所の女に
愛を語った夜
夢の中で
大きな力が
渡ってはならない川を進行した
大群で
歌を歌いながら
さながら王朝末期の
十字軍だった
愛の名のもとに
人が人を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
裏庭
番田
自由詩
0
09/12/29 1:23
星の授業
佐野権太
自由詩
16*
09/12/29 1:07
インド旅行記10(バラナシ)
チカモチ
散文(批評...
2
09/12/29 1:01
こいするおんがく・ほしのついらく
蠍星
自由詩
2*
09/12/29 1:00
パナマの肉
瓜田タカヤ
自由詩
0
09/12/29 0:24
一歩
秋助
自由詩
0*
09/12/28 23:54
ステンレスハート
海里
自由詩
3*
09/12/28 23:52
いろは歌
CAMILL...
自由詩
0*
09/12/28 22:55
マジック
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/12/28 22:45
パレード
げ
自由詩
0
09/12/28 22:23
凪が終わる時
within
散文(批評...
5*
09/12/28 22:14
いつの日にか熟女に
花形新次
自由詩
1*
09/12/28 21:44
終わらない愚行のために
練
自由詩
2
09/12/28 21:30
【140字小説】青猫他
三州生桑
散文(批評...
0
09/12/28 21:29
ぬかるみ
秋助
自由詩
1*
09/12/28 21:21
仮にあれがそうだとしても
こめ
自由詩
13
09/12/28 21:10
クロマニヨン人のクロちゃん
小池房枝
自由詩
2
09/12/28 20:53
淀み
秋助
自由詩
1*
09/12/28 20:22
裸の王様
加羅
自由詩
1
09/12/28 19:16
猫三昧
古月
自由詩
2*
09/12/28 17:58
Am I Right?
ペポパンプ
自由詩
7*
09/12/28 17:42
皮相
彰
自由詩
1
09/12/28 17:05
あのひと
瀬崎 虎彦
自由詩
5*
09/12/28 16:42
明日
as
自由詩
2
09/12/28 15:53
光り
朧月
自由詩
5
09/12/28 12:59
はじまり
……とある蛙
自由詩
16*
09/12/28 12:55
ボクらの轍
吉岡ペペロ
自由詩
8
09/12/28 11:03
黙示録からのラブソング
りょう
自由詩
5
09/12/28 9:01
凪
銀猫
自由詩
11*
09/12/28 8:36
パブロ
真島正人
自由詩
2*
09/12/28 3:10
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
4206
4207
4208
4209
4210
4211
4212
4213
4214
5.76sec.