皮肉も倦怠も飽食し尽くしたと思っていたけど
別にそんな事無いんだろうな
案外居心地も悪くないし気分だって悪くない
停滞は趣味じゃないと思ってたけど
楽っちゃ楽だからな
面白くは無いけど

...
目の前のことにあわててしまって
とりあえず傷つけてみた君を
置いてきぼりの悲しさ知ってるから
先に歩き出した黙って
向かい風のせいにして声を惜しんで
きっと届かないっていい訳くっつける

...
赤目四十八滝すぐそばの温泉旅館に泊まった
滝を散策しようかと地図を貰ったが
往復一時間かかると言われてやめた

湯を浴びて廊下にでると深夜の館内に物音はなかった
愛人がでてくるのをしばらく待 ...
日射しをドレープさせて窓辺にひだまりをつくる

緑いろがにじんでゆく

地球儀をくるくる回転させる

天井にプロペラ飛行機を思い描いてみる




青い本とウクレレを鞄につめて
...
事務所に鬼 妖光漏れたケイ光


冬の始まりを神らにそっと伝え


仄かな陽光 肌を静かに焼く


かまきりを陽だまりに見て冬


鬼の面 事務肩にあって闇


あらゆる ...
ああ食べた 幸せの後にやってくる
後悔{ルビ量=ばか}量りの秋の鍋会
もう11月になる。
日本列島ってやつは縦に長く、皆さんの季節の深まりにもタイムラグがおありの事かと思う。
私のいる山間の平地では、秋もそろりと冬へ傾き始めている。若干物悲しい季節だ。
傾き始めた ...
その日、僕は仕事を置き去りにして
青山墓地に向かった。
そして、
その日、僕の何かが壊れた。

さよなら神様
神様は本当に死んでしまったのだ。

五歳の僕は
毎月現れる本屋から
月 ...
天地天空 我一人 戦士歩む


19C的全人知性 営為獲得ノ事


寝屋 温かく女薫る


冷気通う書物閉じる


冬らしき 真紅のボールが転がる
咲き誇る花も
優雅に泳ぐ魚も
私の心に響かない

何故私の心の中に
何も響かないのか

身を削って生きるなと
そう教えを頂いた

しかし
身を削って生きることしか出来ない
不器 ...
夜明け前に離陸した気の利いた文章たちは
朝焼けのまぶしさに粉々になってしまった


一方 鳴り続けているベースは
地面にかすかな響きを残し昇っていく
成層圏の付近で
散り散りのことのはた ...
あたしの中にこんなにたくさんのキミがいるから
説明のしようがなくて
身体だってどうしてふたつなのか理解できなくて
ああ
どこから切り取って差し出せばいい?
家を出て
知らない町にやって来た
秋の雲はうすっぺらなんだと
空気の軽さに
気が付いた
やっと
上を見ることが出来たんだ

さようなら

ありがとう

あなたと過ごした季節は
...
忘れるほどの歳月の向こうから
一枚の葉書が届いた


まだ文字を知らなかった
三歳の娘がいつか
手紙のまねごとで落書きしたものだ
この秋の古い引き出しから
それは落葉のように
はらり ...
 
精神は肉体を蝕む

精神は理性を奪い去る

精神は狂気に成り変わる

精神は命までもを喰らう



絶対的な終わり



手を伸ばす事は弱さでは無い
...
嵐が過ぎて 
透きとおった夜空に 透きとおった月が浮かんでた

やあ きみ
今夜は凄いね

ああ、ありがとう
今夜は100年前の夜空だね
「そっか。そうだね。見つかっちゃったんだ」
 サッカーの練習から帰ってきたHiromiは、Sayoの話を聞くとそれだけ口にしPenneの頭をなでていた。
 Sayoは大きな旅行用のバッグを持ってく ...
制服の胸で何かを育ててる紺の靴下はいた娘ら


文庫本読んでる君の眼の中に寄せては返す海が見える日


昼下がりだらりと畳でねむってるわたしだんだん蛇になってく


そこだけが青 ...
そこには白い夜が横たわっていた。



美しい肢体の上には黒い枯れ木が今にも折れそうに、

風に揺られていた。




私はその枝をポキリと折って、

彼女の口元 ...
叔父さんと凧揚げしたのもこの川 
台風一過の増水を父と見たのもこの川
あいつと夕陽を見たのもこの川
家出して夜を明かしたのもこの川
好きだった子の手作りを初めて食べたのもこの川

利根川の ...
御社の最先端の遺伝子工学で
貝柱を持つカスタネットを開発したいです
言い終えたあと両手で顔を覆いました
面接でとうとう打ち明けてしまったボクの夢
しかし指の間から見えてきたのは
面接官の方々 ...
終わらない悠久、時を止めて
人類琥珀計画
僕を見て僕に触って僕に気づいて
ブラウン管越しの気配
胎児が無重力になる時間
区切りの定義が分からないんだ

るう、るる、るうう

水音が歌 ...
ジェットコースター
乗って
空飛ぶジュータン
ウォータスライド

一緒に
アイスを食べる
タバコを
吸う

ゴーカートで
意地悪する奴
お化け屋敷で
手をつないで
私はオペラ歌手。

いま歌っているのは「マラソン」という曲。

指揮者はひたすら円を描く。

永遠に円を描き続ける。

私は指揮者に与えられたペースを守る

しかし、
...
深い木々の合間を縫う
足元は落ち葉
日は放射状に
するすると駆け抜ければ
布は余韻を保ち
風が戯れる

鳥が鳴いている
羽ばたく音が響き
風が落ち葉を舞いあげて
見上げれば
目眩 ...
喪ったあなたの窪みで横になる 心電図のように遠い雷


さびしい は離断されてて(誘蛾灯)ファミリーマートの緑青白


きもちいいね、きもちいいね、とよびあえばガーゼにとびちるさみ ...
七時三十分の電車に傾く、あなたと共に行こ
う。想像する、上に空が継ぎ接ぎになって浮
かんでは消え、進行方向に語る言葉を持たな
い僕らは、聞き取れる音だけで口笛を吹く。
それだけの空間、それだけ ...

コーヒー
踏み切り
図書館

スピーカー
税金
お医者さん
テニス

スーパー
ばくだん
スシ
美術品
残り少ない飴を手に取り

それを口の中に運んだ

昔々の魔法が使えた頃の日々は

それはそれは楽しそうだな

軽快なケルト音楽に合わせて

何処までも蒼い草原を杖片手に歩いた

...
黒い空に向かって
黒い影になったマンションが伸びる
まだらな光の 中にあるものは
愛だろうか
透けて見える熱をもった空気に
何かを感じ取ろうと目をこらす

しらじらしい光を発してコンビニ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
うずくまるから助けて欲しい虹村 凌自由詩509/10/30 14:50
今朝君を傷つける朧月自由詩309/10/30 14:05
旅人の救われ吉岡ペペロ自由詩409/10/30 13:46
空想びろうど笠原 ちひろ携帯写真+...909/10/30 13:18
蛍光下の鬼アハウ俳句209/10/30 11:53
秋は暮れども飽きは来ずプル式短歌109/10/30 11:25
シンスキーの世界、その後テシノ散文(批評...2*09/10/30 11:20
マイ・バック・ページズーさよなら神様ー……とある蛙自由詩18*09/10/30 9:43
冬の始まりにアハウ俳句109/10/30 8:36
生命桜 歩美自由詩109/10/30 7:51
Speed of Sound伊織自由詩209/10/30 7:44
The best thing自由詩009/10/30 7:43
空だけが僕と君をつなぐ奈々自由詩609/10/30 6:51
葉書yo-yo自由詩1*09/10/30 6:05
絶対的な終わり美音子自由詩409/10/30 6:02
リーフレイン自由詩409/10/30 5:33
「波の声をきいて」(13)月乃助散文(批評...5*09/10/30 4:14
日日夜夜吉田ぐんじょ...短歌1209/10/30 4:13
しろいよる。aokage自由詩7*09/10/30 3:12
My 4th Story都志雄自由詩609/10/30 1:30
三次面接サトタロ自由詩709/10/30 0:57
スーパーノヴァゆるこ自由詩509/10/30 0:18
遊園地ペポパンプ自由詩5*09/10/30 0:00
私は,オペラ歌手ひとなつ自由詩2*09/10/29 23:57
ミツバチ自由詩4*09/10/29 23:19
遠い雷しろいろ短歌809/10/29 23:14
口笛霜天自由詩509/10/29 23:01
思いつきペポパンプ自由詩3*09/10/29 22:52
ハーメルの笛こめ自由詩1809/10/29 22:40
黒い影朧月自由詩209/10/29 22:35

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加筆訂正:
あなたの死体を/Giton[09/10/30 14:09]
10月29日13行目「一日」→「日々」
修羅を読む(11)エスペラント詩/Giton[09/10/30 14:06]
09/10/30 分類を変更:自由詩→伝統定型
8.65sec.