海へと抱かれる
やわらかい夕陽の
いよかん色にもえて
さざめくひかりは一心に
反射し
調和し
舌のうえではじけて
ひとすじの
輪郭をあらわす
(帰ってきてもいいよ、という言葉 ...
沈黙
必要とせぬ互いを
しかしなお繋ぐのは
切り離せぬ互いの
影を繋ぎ留めるため
ある日立てなくなった朝
影すら重くなった朝
それでも捨てる事ができずに
私はあなたを流すだろう ...
冬の日の眠った街と太陽の温度で君の指を造ろう
夕食時ひとり切り盛りする睫毛慣れっこなりやウエイトレスは
こがねに遠のくものを見ていた
忘れたままの息がひとつ
足元にかがやき 沈んでいった
冷たいまぼろしが 羽をひろげた
蝶は火のなかに火をそそいでいた
空腹への応 ...
10月27日 曇
僕は数を数えるのをやめた
「僕はハルシオンになったみたいだ」と に言った
は腕を縦に切ったカッターを机に置いて力を込めた
「おけちゅるゆりかりゅ」
...
ウサギだってホントの世界知らないから
とりあえず泣き虫のフリ
そんなこんなで 水のなか
睡蓮の葉が蒼く見えたのは 月の色だけど
空色ドロップ
無限の色 唇に放り込んで
空色ドロ ...
黒なりや濃紺なりや愛らしきウエイトレスのブラはガストの
水族館で放たれる機関銃
振動に残る罪悪感
{引用=震え:
出血した青い深海がフロアを満たす
私があなたの足元にピチピチと跳ねる小さな欲望だとしたら、
酸欠したさに、鱗を ...
親指を立てる
「グーッ!」
人差し指を立てる
「イチバーン!」
中指を立てる
「ファッキン、アメリカ!」
小指を立てる
そして掌で腹に沿って上から下へ弧を描く
...
いちばん近くて遠い存在として
見境のない誘惑をちゃんと咀嚼する
娯楽にカテゴライズされた挨拶たちと
唆すような評価に付きまとわれて
充実がもたらす疲労、あるいはその逆
座るべき椅子はいつ ...
さびしい仔猫が眠る部屋
国道が近いから
救急車が何度も通る
そんな音のない時間や
一日がない
もしや
そんな日があるとすれば
耳を済ましてしまうかも知れない
わたしが生きている ...
どんぐりもおちる影なし 古隧道
吾の庭に 身の程知らずの柿がなる
干し柿を目印にする 祖母の家
{引用=
ここは世界だが
誰にとって孤独だ}
水分を取らない男が居た。
目的など無く、理由も特に無い。
誰に規制される訳でも、また己に課した罰でも無く
ただ毎日を暮らす自然 ...
僕には
人生の目的が分からない
人生をどう生きていいのか 分からない。
もう人生は冬の時期に入ろうとしている。
でも僕は 虹の彼方に
きっと幸せがアルト信じている。
IZことイズラ ...
探しているものは案外そばにあって
あちこちひっくり返したりしてるその手の
袖口に引っかかっていたりする
最後にきみを見たのはいつだったか
霧がかかったみたいにぼんやりとしているけれど
...
欠けた言葉で怪我をする
優しくないね
だれもが優しいだなんて
思っちゃないけど
なぜなのいたずらに
突き付ける尖った心
情けないほど悲しくなった
なにもないことに
痛みがあるのは知 ...
だまされるな
偽ったものに
惑わされるな
偽った言葉に
聞きなれた
言葉でも
それは
確かか
どうかもわからない
正しいか
どうかも
わからない
目に見えるものに
映 ...
『葉落ち』
空間がのどかに広がる遠浅。
という夏は終わらないまま、
折り目のきっちりした季節。
ではないから、いじけないように、
逃げ込まないように四方を立てました。
無意識の言葉を、 ...
歌になりたかった
いつでも人を元気づけるような
歌として生まれたかった
そして人に口ずさまれたかった
人の楽しみでありたかった
人の希望でありたかった
そしたら苦しみも絶望も知らなくて済む ...
この体は無駄な理屈や知識を嫌い
同じ平行線上で交わされる しらじらしい言葉を奪い去る
愛すべきは 偶然とは無縁の世界
凝り固まり 身動きの取れなくなった頭に
理屈で ...
暗闇に蹲っている。
寒い、寒い此の場所で、
独り寂しく膝を抱えている。
目の前には、一筋の光。
温かい風が、その光から流れてくる。
...
平和を得る為には、何か犠牲を払わなくてはならないのだろうか。
「命」や「想い」、「権利」や「肉体」などを代償に得た平和に、己の幸せは存在するのだろうか。
少なくとも、何かしらの犠牲の代 ...
「ひどい臭い、あなた、部屋で何やってんの。魚の缶詰でも作っているんじゃないでしょうね。ここは、食品工場じゃないんだからね」
そこまで言って、Sayoが口を開き、そこから出される答えを待っている。そ ...
世界の王を殺す旅に出よう。
彼の玉座は誰も知らぬ。
蝿の大隊を導いて
馬鹿の王を殺す旅に出るのだ。
旅の支度を整えよう。
全ての者に別れは済ませたか。
捨てて行く物は決まったか。
...
一瞬の中に永遠があった
女の顔に夕闇があった
わたし
たちは
あえぎ、つぐむ。
怒りの中に悲しみ
嘘の中に真
光の中に闇があった
灰の中に黄金があった
王の中に奴隷がいた ...
{引用=
ぼくの酸素マスクの隠し場所をあんたたちは知らないという日常です
真白な晴空の淵にしがみついている愛着がはやく流れされていけと願う毎日です
アスファルトの裂け目にくるまれている苔の
その淡 ...
あなたは わたしの中にいるのに
あなたは わたしを切り離すことができるんだね
わたしは 問いかけてみた
声は やわらかい壁に吸い込まれて消えた
どこにいるの?
あなたは手を振り去 ...
回ろう回ろう
地球は回る
踊ろう踊ろう
友達の輪
正しい道を
歩もう
一隻の船
行ったり来たり
川は流れて
花は一方通行
魚とは住む世界が
違います。
45分間の孤独を妄想してみた
最初の15分間、僕は空を眺めている
考えていることは雲の形や今夜の夕食の献立
こうしていると案外45分なんてものは
あっという間に過ぎてしまうのかもしれない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ホーム
ことこ
自由詩
5
09/10/29 22:20
遠雷
テシノ
自由詩
2
09/10/29 21:03
錬成
きらく
短歌
1
09/10/29 20:59
睫毛
A-29
短歌
1*
09/10/29 20:48
ひとつ 冬へ
木立 悟
自由詩
4
09/10/29 20:46
終わる世界
e.mei
自由詩
33
09/10/29 20:18
SoRaIRoどろっぷ
柚木
自由詩
2
09/10/29 19:59
ブラとブラウス
A-29
短歌
2*
09/10/29 19:40
私の罪は銃刀法違反より重い獣行の成れの果て
ひとなつ
自由詩
0*
09/10/29 18:25
指を立てるな
花形新次
自由詩
2
09/10/29 18:23
偶像崇拝
中原 那由多
自由詩
5
09/10/29 18:12
いる
蒼木りん
自由詩
6
09/10/29 13:57
秋の候
朧月
俳句
3
09/10/29 13:24
出来れば。ロマンチシズムに溺れた妄想の果てに。
鈴木陽一レモ...
散文(批評...
3*
09/10/29 11:58
虹の彼方に
……とある蛙
自由詩
6*
09/10/29 10:33
秋桜は大人になってゆく
あ。
自由詩
15*
09/10/29 10:22
理解不能
朧月
自由詩
3
09/10/29 9:49
偽り
そよ風さん
自由詩
8*
09/10/29 8:39
赤い落日に染まる頃。
おっぱでちゅ...
自由詩
5*
09/10/29 8:28
歌
新守山ダダマ
自由詩
11
09/10/29 6:06
言葉
美音子
自由詩
4
09/10/29 4:16
光のすじ。
aokage
自由詩
6*
09/10/29 4:06
平和と犠牲。
〃
散文(批評...
1+*
09/10/29 2:58
「波の声をきいて」(12)
月乃助
散文(批評...
4*
09/10/29 2:55
7つの夢物語
三森 攣
自由詩
4*
09/10/29 2:14
黒と菫色
都志雄
自由詩
8
09/10/29 1:59
青い果実
あぐり
自由詩
4*
09/10/29 1:00
I still Love U
伊織
自由詩
0
09/10/29 0:13
逃げろや逃げろ
ペポパンプ
自由詩
5*
09/10/29 0:00
孤独を妄想する僕は
智哉
自由詩
0
09/10/28 23:59
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
4206
4207
4208
4209
4210
4211
4212
4213
4214
4215
4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
4230
4231
4232
6.98sec.