うつろう自然と人々のいとなみを
列車が直線に突き抜けていった
車窓から
世界が紅葉で汚れているのが見える
ちいさな山の連なりに
湯気のような霧が溜まっている
灰白色の低い空には
楽しいこ ...
またそうしてあなたは背を向けた
私は一人で残される
片道2キロの距離を自転車で走ったあの頃のように

坂道をたちこぎで上がりきることを
使命のように思ってた
向かい風に負けるなんてありえな ...
カーテン締め切って 明かりもひとつにして
聴いていたわみゆきの歌を
今日も一日働きました
気持ちをどこかに置き去りにして
最近はめったに泣かない代わりに
思い切り笑うことも少なくなってきまし ...
Distance to nowhere
瞬いて ちらついて 未来垣間見る
爪先立ち 背伸び それでも前向き
She is calling from here now

風にとかれて過去はばら ...
 わたしの人生は、わたしだけのものだよ、と
 真っ赤なトランクに、詰め込めるだけ、詰め込んだ
 わたし、と、わたし、と、わたし、と
 わたし、と、わたし、と、わたし、と、は
 飛行機に、積み込 ...
フルフル雪が舞い降り
月明かりが
寂しい
歩いてゆく

傷ついた羽を広げ
暖を取る
また明日も飛び立つ
星が消える。

太陽にはなれないけど
明るく、楽しく、元気良く、
笑顔で ...
 寒くて
 指の先まで届きそうな
 死に向かう冷気
 それはそれで
 兎角寒くて……
 やらなければならないことは
 3枚の毛布を体から引き剥がし
 1枚のシャツと1枚のタートル ...
見つからない

欲しい物が見つからない

何を探しているかも

分からない。

探し物が見つからない

探している物すら

分からない。

全てが分からない事だらけ。

...
僕らはまた戦争に負けた
いつまでも生きていられると思っているのかい?
君は拒み続ける
でも僕はあきらめないよ
だって時間は過ぎ去っていくんだもの

僕は忘れる
大事なことを忘れる
昨日 ...
信号待ち
目の前で
ビルが壊されていく
ここは日本だから
ゆっくり
ゆっくり
壊されていく

こんなこと
とっくにわかってた
このビルが建った頃から

滅びていくのを
待って ...
{引用=しにがみ達は安堵の笑みをもって軽やかに表面を撫でてゆく
次第に露になってゆくその裸体がすべて明らかになった時
私達は知ることをやめるだろう}

無知に臆病なライオン達が双眼鏡をもって立 ...
私の一生は恋人に添い遂げていたので
もはやこの世の全てに私はいない
とはつまり、恋人の視点から見た私は
恋人から遠く離れた生き者であり、
恋人が死を選び目をつむり呼吸を終えたそれから、
生き ...
やめてください!

写メ撮るのやめてください!

ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。

ブログにアップとか 絶対やめてください って ...
はなさきみだれてのにはるのかぜ
ふるふるとそよぐこのはのかなでるおと
こころふるえてみずうみのうえてをやすめ
きんいろとぎんいろとそしてほんのすこしきいろも

星が流れるたびに涙光り
路面 ...
十字路に立って交わした契約は
今では反故になりそうだが、
これから先の道行きに
指針となるはず 悪魔の言葉

神に言葉はかけられない
神から言葉はかけらない
教会にいてもかけられない ...
月に一回の
言えないゴミの日に
たまったゴミを捨てている
心の隅の折り返しの
袋をひらいて捨てている

言えないゴミをだしたとき
決まって雨が降ってくる
想いが空に逃げるから
雨にな ...
               091211



蓄電池
差別される燃料電池と
太陽電池
非常用の空気電池と
ボルタの電池
アルミホィールと備長炭を
塩水につけて

電池を作る ...
町の明かりに急かされて
いそいそそわそわな12月

ちらつく雪のかすかに向こう
陽炎の様にぼんやりと
朧気ながら照らす月

ああ、手をたたけば師走は走る
閃光瞬く一瞬で

ふとした ...
寄り添うと寒がりな君の体温を奪ってしまうとつぶやいた君

少しだけ落ち込んだ君のメールは抱きしめてよと叫んでるのか

わき腹をつついて遊ぶ君がいてつつかれ笑う馬鹿な楽しさ

何となく素 ...
人はデジタルなものに支配されているのか

人はアナログなものに支配されているのか

そのどちらもなのか

どちらでもないのか


人には依りどころが必要なようだ

思想や情動の成 ...
 
高校を卒業して
家を飛び出してから
二十年になる

お盆と正月などには
申しわけなさそうに帰省してきたけれど
それぞれ五日ずつ滞在したとして
二十年かけても
わずか一年にさえ満た ...
きれいごと言うな
なんて言うな
こんなにきれいごと言わなきゃいけねえ時代はねえぞ
俺にこんなこと言わせるな
俺がこんなこと言うのは
どう考えても似合わねえと思うぞ
でも俺にはどうしても大事 ...
この広い世界

高速道路の神殿の柱の裏側は冷たく青ざめている

柱と柱に切り取られた

古代ローマの郊外の風景

鳥がやって来る

木々は赤い実をつけて鳥を待ち受ける

谷底の ...
慌ただしい日々が続く
けたたましい電話を機械的にさばく
だから静かな夜が私には必要

今日冷たくしてしまった皆様
ごめんなさい
忙しいとは心を亡くすと書きますから
いつもより遠出した散歩の途中
気がつくと僕は
古墳の前にいた
その古墳のことを
僕はそれまでただの自然の丘だと思っていた

『県指定史跡』と書かれた案内板に
黒い鳥が一匹だけ止まっている ...
アルバトロスのアは阿呆
アルバトロスのルはルンペン
アルバトロスはとろすぎるので
アルバトロスと呼ばれています

アフロディーテのシルクの羽毛
翼広やかに空を翔けても
二本の足ではろくに ...
涙のそれとは限らないけど
洪水が来ます
方舟の準備は出来ていますか

胸の中にはひとつがいずつ
悲しみと喜びと
なつかしさや可笑し味やら

小鳩たちのことも忘れずに
言葉が担ってくれ ...
{引用=
白く、鉄塔が、明け方の空に溶けこむ。昨日からの読みかけのページをめくるように、朝は、なめらかにわたしに降る。ここから失われたものなど、ひとつもないかのように、無音のまま、満ちていく。水を ...
君がいたから
僕(私)は変われた。

君は光をくれた。

それは、とても大きくて
とても眩しかった。

いままで淀んでいた空には
明るすぎた。



あの日の出会いで
僕( ...
曇りガラスの向こう
聖なる夜に
何処かの教会から
響く讃美歌
荘厳で美しい歌は
街を優しく流れ
街角の隅で震える
黒猫を包む

暖かいキャンドルを囲むテーブルに
浮かぶ笑顔はどれも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
しあわせを吉岡ペペロ自由詩209/12/11 21:46
この道を歩いてく朧月自由詩209/12/11 21:18
みゆき涙(ルイ)自由詩109/12/11 20:43
Calling これが君の天職だって聞こえてくる瀬崎 虎彦自由詩209/12/11 20:37
わたしの人生はわたしだけのものだよ亜樹自由詩209/12/11 20:19
仮面舞踏会ペポパンプ自由詩4*09/12/11 18:57
焚き火がしたかっただけなのに草野春心自由詩009/12/11 18:49
×那散(沙龍)自由詩1*09/12/11 17:57
10年代へwithin自由詩11*09/12/11 15:52
崩壊チアーヌ自由詩209/12/11 15:39
理と迷信瑠王自由詩6*09/12/11 14:25
化け物探し彼女自由詩2*09/12/11 14:17
千葉なのに東京という あの場所で北大路京介自由詩19*09/12/11 12:47
 さようならとさようならの隙間瀬崎 虎彦自由詩609/12/11 11:03
クロスロード……とある蛙自由詩6*09/12/11 11:03
言えないゴミの日朧月自由詩209/12/11 10:36
乾電池あおば自由詩2*09/12/11 9:05
師走テルテル坊主自由詩009/12/11 3:32
物好きだね。雨流れ。短歌1*09/12/11 2:39
テロは思想か情動か吉岡ペペロ自由詩409/12/11 2:13
彼方へ小川 葉自由詩309/12/11 1:50
きれいごと新守山ダダマ自由詩209/12/11 1:47
ロードムービー02ty自由詩009/12/11 1:07
忙しい夕切り自由詩109/12/11 0:46
古墳公園を歩く楽恵自由詩9*09/12/11 0:06
蒼海の神槍アルバトロス海里自由詩109/12/10 23:57
船外機/胸の方舟の作り方自由詩209/12/10 23:50
「詠唱」望月 ゆき自由詩13*09/12/10 23:06
ひかりとわ自由詩009/12/10 22:21
メリークリスマスミツバチ自由詩10*09/12/10 22:17

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加筆訂正:
理と迷信/瑠王[09/12/11 18:40]
ちょっと修正
6.09sec.