男よあなたは
力強いその腕を彼女に見せるべきではなかった
女よあなたは
唇にのぼる歌を彼に聞かせるべきではなかった
人々の行き交う雑踏で
緑香る木立の中で
小雨に光る橋の上で
あなた ...
眠らない彼がいるとして
その彼が瞳で見る夢
水面越しに見る色の分からない空
口から溢れ出る小さな泡が
大気に逃げる
愛しているという、でたらめな言葉が
舌を出して
笑 ...
切り落とされた枝が芽吹いて
いびつに折れた朝の出来事
春まだ浅い日の寝ぼけまなこは
過ぎたことを知らずにいる
幸せな枝に降る雨は優しい
見知った顔をした人達のように
安らぎで包む穏やか ...
電子レンジで
あっためただけの
安っぽいハンバーガー
みたいな
湿気をふくんだ
生ぬるい
口の中で
張り付くような
あったかさ
でもいいから
ぬくもりが欲しい
などと言ってみる
人は自分を見付ける為に生きる。
自分を見付け、愛する為に生きる。
自分の求める「完璧」に成る為、
自分に足りない「何か」を補う為、
誰かを愛する。
私達は ...
こぼれだした黒が
赤いスカーフに滲んで
みずたまりをつくれば
まちは夜更け
くりかえされる嘔吐により
流出したヒトたちは
仮面のような白いかおをぶらさげて
あたまのかたすみにある ...
やったら星のきれいな夜でさ、満天の星が落っこちてきそうだったんだよね。だいたい、5つよか多い星が見えるなんてこと、そもそも稀じゃありませんか。なのに満点、いやさ満天 南天じゃあないよ満天 天の川なんざ ...
此の生、受けた現世ならば
居心地が悪化しているね
嫌えるものばかりが称賛?
どうせなら、ほら、笑顔で逆走
羽根広げても飛べない空
薬塗っても癒えない傷
理想は持ち合わせぬ勝算
だから ...
宗教のための宗教とは(4)
私が宗教にかかわりだしてからはもう 永くなる。人生の3分の2は費やした。主としてキリスト教とバイブルを研究した。キリスト教はイエスによってはじめられユダヤ教の母体の上 ...
もったいないようでいて
素晴らしいはずの
大自然をリコール
ぼさっとしてるオヤジたち
とかいってみたし
まあ中道的に普通
まさにとかこれがとか
いちおうめんどくさがりはする
靴 ...
虫の音だけが響く長い秋夜のしじまに
基次郎の 「檸檬」 を読んで
僕も明日、彼女の机の上に
そっと檸檬を置いてみようかと
画策する 新しい世界を生むために
だいぶすずしいなったなあ
と ...
Sayoはもうこんなことを三年もやっていた。
森を越えてやってきたここは、都会の雰囲気のある町で、少なくともダウンタウンには背の高いビルがあり、州立のバスが走り、スーパーマーケットで買い物ができ ...
金魚はきっと世界を弾丸に替える目を持っているでしょう。
静止しているか光速の平行移動で過ぎ去る世界しか、彼にはわからない。
一心に水を蹴るのは、少しでも世界を動かすため。
動く世界を渇望している ...
未熟な叫び声が
空高くとびあがった
水溜まりから見る景色を
覗いて見たら
小学生の兄弟が仲良さそうに
お揃いの長靴を足並みそろえて
スキップしながら川沿いの道をある ...
寄りかかるように抱擁する
くびすじに鼻をうずめる
匂いがする
人なのか、花なのか
どこに生えればいい
ここに生えてほしいとは、言えない
空白が待ち構える
根を張ったら、そこで何もかも ...
暗い窓の外に雪が降る
雪の色は灯りに映えて色を返す
窓を隔ててそれは揺らめきながら私の前を過ぎ
消えていく
落ちたかどうかはわからない
地面は窓の枠から遥か遠く離れたずっと下
きっと私 ...
毎日
君と星空を見上げてた夏を
思い出します
あの日
数えきれなかった星のいくつが
今もあるのかわからないまま
君も
見ていれば良いのに
ふと
そんなことを考え ...
不思議な国に
自分を 真っ赤に手にする
生ぬるい 触れたものの
薄い緑してくる 僕自身は感覚にあるのだろうか
しかし 指紋の中が
コーラだろうか 氷の何かには
肌ではない 映ってい ...
破片が、
誰でもない、底の
破片の散らばる、川を、
認知の、散らばりの、日差しを
見つめる、自分の中の当たったものたちを
記憶のかけら、そんなものたちに、僕に
探ろうとする 暗い 洞穴 ...
梨が終わり
柿のなるこの頃
貴方は何を
していますか
天高く
同じ空の下で
貴方は
活躍していると
思います。
自信を
くれた貴方。
いつか有名に
なるので
応援して ...
星よりはやく西へ東へ
飛行機たちの遠い明滅
夜の坂道に外灯がたつ
いくつかの影をまとい
僕は長い坂道をくだる
僕は夜の無生物になる
さびしい、とつぶやいた
...
新宿駅連絡通路できれいなひとに呼び止められた
朗らか過ぎる白い歯並びと
しなやか過ぎる姿勢の妖しさと
「あなたがあなたらしく生きているとき人は美しい」
白い歯並びからのぞく跳ねるような ...
どこかへ行きたい
誰にも会わずに
誰かに会えた気になれる
そういう場所へ
あの娘の気配がまとわりついて
落ち着く場所を失った
電話にもでない
メールの返信もしない
誰にも会いたくない
...
いつまでも自分だけは
変わらないと思ってる
そんな甘い考えを
持ってる自分が嫌いで
自分のことを嫌う
その自分もまた嫌いで
いつまでたっても堂々巡り
僕の好きな僕はいない
結局 ...
何度も君の名を呼んだ
声が出たことは一度もなかった
臍の奥底深くにある樹海
窒息しそうな木々の狭間
羊歯の葉の上に声溜めが転がっている
叫び出しそうになった声はきれいに縁取りされて
そ ...
タイトルリストと一億数千万人の私
即席散文詩の達人
漢詩・漢文を学べばあなたも高い教養が得られます
アジアの首都・千夜の雑踏
眠れない羊数え歌
ありえぬほどにまで完璧な東京観光計画
笠井さ ...
甘い 甘い
甘いお菓子が食べたい。
砂糖だらけの
体に悪そうなお菓子が
ものすごく欲しいんだ。
『自分のこと
もっと大事にしな』って
貴方はそう言うけどさ。
...
そんなコトバいらない。
上辺ばかりで、
瞬きする間に矛盾するような。
そんなコトバいらない。
嫌い キライ
貴方なんかキライ
私のモノにしたくて
私だけのモノ ...
鉄町に住むからか
鉄の女と人はいう
私はそんなに強くない
錆びて疲れた心なの
二人歩いた鶴見川
今日はひとりで来ています
結ばれないのは知っている
信じたくないだけなのよ
たと ...
昼にあきたら、夜においで
ずっと夕暮れの町だって
君がそうやって望むから
君がいたあらゆる場所に
夜は、降って
結局、好きな気持ちだけで
夜はやってくる。
みんなで
プラネ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
子守唄
テシノ
自由詩
3
09/10/20 18:33
散青
如仁
自由詩
1
09/10/20 18:28
不在の一脚
古月
自由詩
6*
09/10/20 16:48
ハンバーガー
水中原動機
自由詩
2
09/10/20 16:15
生きる。
aokage
自由詩
3*
09/10/20 15:33
デッド・スタート
みつめ
自由詩
1*
09/10/20 15:11
星巡夢梯子
リーフレイン
自由詩
0
09/10/20 15:06
STARCAT
邦秋
自由詩
0*
09/10/20 12:12
宗教のための宗教とは(4)
生田 稔
散文(批評...
3
09/10/20 10:42
コインが二つほしい
竜門勇気
自由詩
1*
09/10/20 4:35
さやけき奏(かなで)
within
自由詩
8*
09/10/20 4:01
「波の声をきいて」(3)
月乃助
散文(批評...
3*
09/10/20 3:57
航路
三森 攣
自由詩
4
09/10/20 3:00
関係進路
こめ
自由詩
12
09/10/20 2:42
抱擁
しゅう
自由詩
3
09/10/20 2:30
冬眠
三森 攣
自由詩
1
09/10/20 1:43
流星群
瑠音
自由詩
0
09/10/20 0:47
氷山は色の中の僕に
番田
自由詩
2
09/10/20 0:36
沈むの手紙
〃
自由詩
0
09/10/20 0:36
Depend on you
ペポパンプ
自由詩
5*
09/10/20 0:00
夜の無生物
吉岡ペペロ
自由詩
8
09/10/19 22:32
ニベアなひと
恋月 ぴの
自由詩
20*
09/10/19 22:23
turn down day
フミタケ
自由詩
3*
09/10/19 21:54
ちっぽけだ
葛西曹達
自由詩
2
09/10/19 21:53
それでも世界は美しいと思うしかない宵の口
木屋 亞万
自由詩
8*
09/10/19 21:50
痣というより瘤だらけのラクダ
国産和風モモ...
自由詩
0
09/10/19 21:26
スニッカーズ ピーナッツ
YuLia
自由詩
2*
09/10/19 20:50
愛想愛
〃
自由詩
0
09/10/19 20:38
鉄町の女(くろがねちょうのひと)
花形新次
自由詩
3*
09/10/19 20:28
星の夜辺
昏(ヤッカ)
自由詩
2*
09/10/19 20:24
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
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4206
4207
4208
4209
4210
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4212
4213
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4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
4230
4231
4232
加筆訂正:
炎の鳥 ー雪の降る、家持の庭と夜空に響く、コルトレーンー
/
服部 剛
[09/10/19 20:34]
終連を直しました。
5.21sec.