狂喜!
嗚呼!
何もかもが空虚でしかない
吸い込んで
飲み下してやろうか
嗚呼、阿、
あああああ!
可笑しくて仕方がないよ
貴公の死に顔は
私が美しく ...
「赤い無花果は如何ですか」
「さあ!喰らいなさい、さあ!」
非現実でしかない其れを
どうやって愛せと謂うのですか
悲しいだけの贅語を紡ぐのはやめて
- - - - - ...
此の中には
白濁と黒渦しか
ございませむ
今直ぐにでも
此の首 もとを
掻き切つて
鮮血を 貴方に捧げたひのに
わたくしの目下には
哀しひ旋 ...
リズムのはざ間に踊りの明星見て
左腕の腕章に滲むメランコリー
火星の砂漠に蜃気楼の立つ
伎楽面 浮かぶ部屋に黒板がある
いつもいつも
一から始まるように感じる朝は
夕べのやり残しの食器洗いよりも
途中になった本棚の整理よりも
まず
この窓を開け放つところから
始めなければならない気にさせる
...
田舎者なんです
心も
身体も
だからいつでも
思い出します
寂しいときでも
どんなときでも
まるで
お風呂の
薪の
泡の
山の向こうに沈む夕日の
雑木林の
とげとげの
それ ...
ぼくはもう
君の
なんでも
ない
なにか
遠い思い出
虹色
なみだ
天高く時が流れて人忘れ
分かってきたのは 哀しさだけで
ひと希むぼくはひたすらひと希む それだけ長い 一人でした
少しだけ嬉しい事がありまして 
そぞろな気分持て余してま ...
もんしろ蝶が舞っていた。
寒いだろうにね。
君は四つ葉のクローバーと同じくらい貴重だ。
花の蜜を吸いたくても今花なんてあんまり咲いてない。
どうやって生きていくの?
君は ...
九時三十二分
全二十組がショットガンスタートする
夜来からの豪雨もものともせず
ゴルフコンペは決行された
雨のなかのゴルフは暑くないという点ではいい
電解質の補給を考えな ...
救済の船がやってくる
金色の雲をかきわけて
街並みも石畳も全て黄色に変えて
建物も水も全て眩しく光りながら 黄色になって
僕の街にも救済の船がやってくる
月の無い夜を瞳一杯に潤ませて ...
{引用=2009年11月11,12日、地球以外の星に住む高度な生物が出す信号をキャッチする「地球外生命体探査」が、全国の天文台や観測所などで一斉に行われた。}
.
ぼくらに見える宇宙は過 ...
メサに入り込んだまま
針葉樹林は交戦を始めた
戦争が始まったんだ
臆病もんは隠れてろ!
大事なのはてめーだけだろ?
歩兵のウーズ・ウーズ・ドグが叫んだ
手榴弾の爆発はいったい何 ...
浦歌無子さんの詩集、『耳のなかの湖』はそのタイトルのとおり、湖のような詩集です。
花や金魚や骨といった普段見かけない言葉の連続。姉妹のモチーフなど、たくさんの情報がひとつひとつの詩に詰め込まれ、 ...
試行錯誤の裏の裏
銀色の鎧はマニュアル運転
カリスマもでるは変形顔面
理由の価値は1億よりは軽い
信頼を叩き潰すのは
蟻の行列
心の奥より沸き上がるのは ...
一歩ってなかなか踏み出せない
だからこそ重大
わたしの人格すら変えるかも
いつかは踏み出したい
大人への一歩
いつまでも子供じゃいられない
ホームセンターの背後には
深い森が広がっている
夜
広大なパーキングの隅にある
灯油販売所に蛍光灯が点る
私は
200km向こうの実家を思い出す
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと
そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして
ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
猛犬が走る
犬 息だ
純白なる霧、
行く 猛犬よ
その 吐血だ
妻が ショートステイで病院に行って三日目
風呂上がりにひとり ビールをのみながら
幼なじみの山に沈もうとしている夕陽を
パンジーやビオラやパキラやテーブルヤシたちと一緒に眺めている
窓 ...
{引用=わたしは小さな虫だから
近づいてくる冬が怖いとおもうのは
あたりまえだなんておもわないでほしい
もうだいぶ寒い
(すーっと すーっと ねむく なる)
からだから力が抜けて
...
暗い森が
はるか高みにある光に向かって
触手を伸ばしていた
不可解だ
生命とはなんだろう
雲は渦を巻き
その向こうで太陽は
自らを燃やし尽くしながら
圧 ...
しぐれ、みぞれ、あられ
れれれのれ
おでんの夜には座敷わらしが
ひとりかふたり
遊びにきてる
幸子さんから辛子をもらって
はふはふ鍋をつついてる
食べ終わったらおうちにお帰り ...
紺のスーツを着慣れたら
悲しみの涙を見る事が
平気になったらしい。
立ち上る煙を見上げて
白い欠片を手にしたら
睫毛の長い両目から
涙が零れ落ちた。
この声が風に乗ったなら、
この想いが海を渡ったなら、
無駄に独りで過ぎる今日も、
きっと救いで溢れましょう
この躯が雲に写せたら、
その雲がままで運ばれるなら、
...
半透明な一日の中の朝が溢した
色のついたある一点を探しにいく
近況、そんな穏やかな毎日です
晴れた日の傘のように
言葉たちは眠っています
だから私はペンを置いて
モールス信号の ...
尻が拭けない
拭きづらい
ビヤ樽腹と
古タイヤのように
硬くなった筋肉
後ろに回した手が届かない
前から差し込む手が届かない
最重要ポイントに届かない
恨めしい
ああ恨めしい ...
その町には 薔薇の舞う季節がある。
薔薇の花が 花びらではなく 花個体そのものが
ほたほたと降って来るのだ。
その季節には一面が薔薇の花で埋まり
昔ながらの洋服店も 学校も ガソリ ...
キャベツ畑に雨がざわめく夜更けにひたひたと
歩める老いた木こりのひび割れた手のひらを染める
煙草のヤニは深く沈殿し
猫目石のように闇の中のわずかな光を集める
暖炉にかかったスープ鍋 ...
引越しのトラックの行く先なんて分からないけどここよりはいい
なにごともないって顔でしあわせはふわりとやはり消えるのですか?
無責任な顔ばかりが嬉しげにティッシュを愛のように配ってる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愚者の足掻き
やぶさめ
自由詩
2
09/11/12 13:59
嬰児ホロコォスト
〃
自由詩
0
09/11/12 13:58
少女傀儡
〃
自由詩
1
09/11/12 13:57
宇宙の神秘
アハウ
俳句
3*
09/11/12 12:23
一から始まる朝
朧月
自由詩
5
09/11/12 11:13
田舎者
ふくだわらま...
自由詩
1
09/11/12 10:48
遠い思い出
〃
短歌
1
09/11/12 10:38
飾れない生活
雨流れ。
短歌
2*
09/11/12 10:01
こんな季節に
アサギ
自由詩
0
09/11/12 8:38
雨のなかのゴルフ
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/11/12 7:19
救済の船
三森 攣
自由詩
3
09/11/12 4:36
宇宙生命体探査(SETI)
Giton
自由詩
1+*
09/11/12 2:21
カーピー フライデイ
竜門勇気
自由詩
2*
09/11/12 2:13
湖のように豊かな、浦歌無子さんの詩集 『耳の中の湖』
イダヅカマコ...
散文(批評...
1
09/11/12 1:34
有効期限ギリギリの天国行きチケット
こめ
自由詩
11
09/11/12 1:20
躊躇
cass
自由詩
2
09/11/12 1:02
灯油販売所
ty
自由詩
0+
09/11/12 1:01
空気でも、ないとして
番田
自由詩
2
09/11/12 0:53
霧の年月
〃
自由詩
0
09/11/12 0:52
夕陽の妖精
草野大悟
自由詩
2*
09/11/12 0:48
冬眠
タマムシ
自由詩
4*
09/11/12 0:38
ロードムービー01
ty
自由詩
0
09/11/12 0:32
おでんの夜には座敷わらしが
海里
自由詩
2
09/11/11 23:57
骨壺
梓ゆい
自由詩
1
09/11/11 23:56
幸福ローテーション
邦秋
自由詩
1*
09/11/11 23:20
水槽の中の日々
瑠王
自由詩
9*
09/11/11 22:55
尻拭い
花形新次
自由詩
1
09/11/11 22:50
薔薇の舞う季節
田園
自由詩
3
09/11/11 22:43
ひび割れた琥珀
白糸雅樹
自由詩
2
09/11/11 22:16
どこへ去ることもないけど覚悟してみるよ
きらく
短歌
0
09/11/11 21:45
4162
4163
4164
4165
4166
4167
4168
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
加筆訂正:
どこへ去ることもないけど覚悟してみるよ
/
きらく
[09/11/11 21:52]
レトリックが課題である。
5.29sec.