どんぐりもおちる影なし 古隧道


吾の庭に 身の程知らずの柿がなる


干し柿を目印にする 祖母の家
{引用=
 ここは世界だが
 誰にとって孤独だ}


水分を取らない男が居た。
目的など無く、理由も特に無い。
誰に規制される訳でも、また己に課した罰でも無く

ただ毎日を暮らす自然 ...
僕には
人生の目的が分からない
人生をどう生きていいのか 分からない。
もう人生は冬の時期に入ろうとしている。

でも僕は 虹の彼方に
きっと幸せがアルト信じている。

IZことイズラ ...
探しているものは案外そばにあって
あちこちひっくり返したりしてるその手の
袖口に引っかかっていたりする


最後にきみを見たのはいつだったか
霧がかかったみたいにぼんやりとしているけれど
...
欠けた言葉で怪我をする
優しくないね
だれもが優しいだなんて
思っちゃないけど
なぜなのいたずらに
突き付ける尖った心

情けないほど悲しくなった
なにもないことに
痛みがあるのは知 ...
だまされるな
偽ったものに
惑わされるな
偽った言葉に

聞きなれた
言葉でも
それは
確かか
どうかもわからない
正しいか
どうかも
わからない

目に見えるものに
映 ...
『葉落ち』

空間がのどかに広がる遠浅。
という夏は終わらないまま、
折り目のきっちりした季節。
ではないから、いじけないように、
逃げ込まないように四方を立てました。
無意識の言葉を、 ...
歌になりたかった
いつでも人を元気づけるような
歌として生まれたかった
そして人に口ずさまれたかった
人の楽しみでありたかった
人の希望でありたかった
そしたら苦しみも絶望も知らなくて済む ...
この体は無駄な理屈や知識を嫌い

同じ平行線上で交わされる しらじらしい言葉を奪い去る

愛すべきは 偶然とは無縁の世界

凝り固まり 身動きの取れなくなった頭に

理屈で ...
暗闇に蹲っている。


寒い、寒い此の場所で、

独り寂しく膝を抱えている。



目の前には、一筋の光。


温かい風が、その光から流れてくる。




...
平和を得る為には、何か犠牲を払わなくてはならないのだろうか。

「命」や「想い」、「権利」や「肉体」などを代償に得た平和に、己の幸せは存在するのだろうか。

少なくとも、何かしらの犠牲の代 ...
「ひどい臭い、あなた、部屋で何やってんの。魚の缶詰でも作っているんじゃないでしょうね。ここは、食品工場じゃないんだからね」
 そこまで言って、Sayoが口を開き、そこから出される答えを待っている。そ ...
世界の王を殺す旅に出よう。
彼の玉座は誰も知らぬ。
蝿の大隊を導いて
馬鹿の王を殺す旅に出るのだ。
旅の支度を整えよう。
 全ての者に別れは済ませたか。
 捨てて行く物は決まったか。
  ...
一瞬の中に永遠があった
女の顔に夕闇があった

わたし
たちは
あえぎ、つぐむ。

怒りの中に悲しみ
嘘の中に真

光の中に闇があった
灰の中に黄金があった
王の中に奴隷がいた ...
{引用=


ぼくの酸素マスクの隠し場所をあんたたちは知らないという日常です
真白な晴空の淵にしがみついている愛着がはやく流れされていけと願う毎日です
アスファルトの裂け目にくるまれている苔の
その淡 ...
あなたは わたしの中にいるのに
あなたは わたしを切り離すことができるんだね

わたしは 問いかけてみた
声は やわらかい壁に吸い込まれて消えた


どこにいるの?
あなたは手を振り去 ...
回ろう回ろう
地球は回る
踊ろう踊ろう
友達の輪

正しい道を
歩もう
一隻の船
行ったり来たり

川は流れて
花は一方通行
魚とは住む世界が
違います。
45分間の孤独を妄想してみた

最初の15分間、僕は空を眺めている
考えていることは雲の形や今夜の夕食の献立
こうしていると案外45分なんてものは
あっという間に過ぎてしまうのかもしれない
...
吸って 吐いて 跳んで
分かる?
視界の広がり
体の軽さ
吸って 吐いて 跳んで
ほら、もう一度

ほんとうは
みんな空を目指せるんだよ
もし望むなら
「翼がないから」
人々は口 ...
はじめにパズルを解いてみせたのは誰?
スタンダードの流れるバーで
テキーラとカルアミルクを
失敗の余地のない完璧なシチュエーション
アクシデントの入り込む隙間も ない

一度だけみせたのは ...
次の瞬間
君の姿が翳んで見えた まるで生まれる前に
どこかの今ではない時代に
出会ったような感覚で
まどろむの記憶の中で明白に覚えているのは

ただひとつ とめどなくボクを飲み込む清流のご ...
白濁色の幻聴がミミズのように潜りこむ寒さ、よりの朝、寝床の感触は死に忘れ、生ぬるい亡者の笑い混じりの生業まみれ
汚れた目尻を洗う時に思いついた今日最初のポエジー、目尻 ...
お前は強いなと言われても
あなたは弱いですねと言うしかなくて
言ったからといって私の気持ちが
どうにかなるものではありません


お前は大丈夫と言われても
保障もない断言だけで
生き ...
1.風
「もう、窓なんか開けないで!」

2.林
「林クン、黙ってたんじゃ判らないんだよ。」

3.火
「えぇ!あの二人つきあってるの!?」

4.山
(ペーパーレスの話はどうなっ ...
優しかった

しずかで
少し はにかんだ声

あたしは なにを話したか
覚えていない

それほど
どきどきしてた

数分の出来事
でも あたしには永遠

帰ってしまう
あ ...
誰かが私の
悪口を言う
客の信用が
ガタ落ちだ

仕事から降ろされ
仕事を削られ
手の裏を返したように
冷たくされる

もうこれ以上できない
もうこれ以上遜れない
どうも体が壊 ...
 ささやかな
 雨がぬらす
 静かな窓辺
 くぐもった視界の向こう
 よぎる虹のような

  幸せは必ず去っていくもの
  いつしか身についた予感
  過去の体験が人を作るという
  ...
 空見上げ 意味無き色に ほだされるまま
  迷うと知りつつ 思慮を手放す

 飼い鳥に つつかれた手に 悔いながら
  やり直せても 繰り返すはず

 春の陽と 紛いはすれど 秋の風
...
蝶と呼ぶにはあまりにも大きな黒い羽を蝙蝠と見間違い
「哺乳類なら子をうめるのでしょうね。」
そう信じたいわたしは心臓から大腸までを綺麗に束ね、
唇で結わえて感覚的スイッチを押した。

...
「晴」


青空の尻尾が眉間を撫でると

開いた眉がくすぐったそうに泳いだ

昨日の薄皮が少しずつ剥がれて

今日の陽光にりるりるとはためいた




「耕」


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
秋の候朧月俳句309/10/29 13:24
出来れば。ロマンチシズムに溺れた妄想の果てに。鈴木陽一レモ...散文(批評...3*09/10/29 11:58
虹の彼方に……とある蛙自由詩6*09/10/29 10:33
秋桜は大人になってゆくあ。自由詩15*09/10/29 10:22
理解不能朧月自由詩309/10/29 9:49
偽りそよ風さん自由詩8*09/10/29 8:39
赤い落日に染まる頃。おっぱでちゅ...自由詩5*09/10/29 8:28
新守山ダダマ自由詩1109/10/29 6:06
言葉美音子自由詩409/10/29 4:16
光のすじ。aokage自由詩6*09/10/29 4:06
平和と犠牲。散文(批評...1+*09/10/29 2:58
「波の声をきいて」(12)月乃助散文(批評...4*09/10/29 2:55
7つの夢物語三森 攣自由詩4*09/10/29 2:14
黒と菫色都志雄自由詩809/10/29 1:59
青い果実あぐり自由詩4*09/10/29 1:00
I still Love U伊織自由詩009/10/29 0:13
逃げろや逃げろペポパンプ自由詩5*09/10/29 0:00
孤独を妄想する僕は智哉自由詩009/10/28 23:59
Zero Gravity伊織自由詩109/10/28 23:30
Kiss And Music自由詩109/10/28 23:28
夢物語〜HOME、君とボクとまどろみの中〜もこもこわた...自由詩2*09/10/28 21:58
あなたの右手は狂人だホロウ・シカ...自由詩1*09/10/28 21:26
考えた結果朧月自由詩609/10/28 21:21
オフィス風林火山吉岡孝次自由詩209/10/28 20:16
あなたの声森の猫自由詩2*09/10/28 20:11
疫病神来たるペポパンプ自由詩4*09/10/28 20:02
幸せの陰伊那 果自由詩109/10/28 19:47
一服三森 攣自由詩109/10/28 19:15
on夏嶋 真子自由詩1209/10/28 19:12
四行詩四態 <11>nonya自由詩11*09/10/28 18:42

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