ゆうえんちと呼ばれる公園で
片足だけ長靴でいるような、心細ささ
少年、と、声をかければ
それが、少年だったのかも曖昧になる
雨の夜、街灯の下、秒針のない時計
錆びついたトタン、くすぐりのような失敗 ...
ライトなんか吹き消して
隣に私を乗せたまま
蠍に向かってアクセル吹かせ
燃える欄干突き破ってよ
私をからかわなくなった貴方と
同じ夜空を突っ飛びたいわ
私の眼の奥を見なくなった ...
夜を走る電車
十五両編成の最後尾
ゆっくり居眠りしようと
乗り込んで席を確保した
はずだったのに
次の駅から
スノーボードと思しき
荷物を抱えて乗り込んできた
二十代前半の女性が
暫 ...
からだのそこかしこに
あなたの吐息が残っているの
触れた指先をまだ
思い出すことができるのよ
いつのまにか
心まで繋がってしまったのね
あなたは私のbetter half
小鳥だって ...
ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに
ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように
君の髪を撫でていたかった
髪のセット ...
フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む
フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満 ...
{引用=
薄い陽ときみの寝息にかぶさって さみしいからと手首を噛む朝
ふすふすと眠る横顔、あごのライン、ああもう睫毛が溶けちゃう、溶けちゃう
ふたりして夜行性になった一月 ...
東南西北
風が集って
夏の野原は緑一色
青いトマトは
翡翠の軟玉
九連宝灯チューンナップ
けれども今は早春の荒野
捜神雪苦
春雷未蕾
門を九つ潜り抜けても
天国のドアは ...
古代、影という言葉は
月影とか
面影とか
光りのことでもあったので
孤独の影は孤独の光り
ひとりの孤独はひとりの光り
光る子と書けば
ミツコさん
光りはみつるものでもあるが
...
西日が差す静かな病室
貴方の寝息が途切れなく聞こえる
それでも不意に心配になって
心臓に手を当ててみて
ちゃんと生きていることを確認する
貴方は時折まぶたを開けるけれど
なにか口の中で呟い ...
18時35分発のバスに乗る
18時45分に駅に到着
18時55分発の準急に乗る
偶然を求めてあの日と同じルートを辿る
ずっと思い続けていたあの人と偶然出会う為に
...
祈る、という作業を
私は避けている
たとえば
あなたの幸せを
祈る
そのとき
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム
「君を想うと
やわらかな 気持ちになれるんだ」 ...
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます
そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ...
繋がり求めて伸ばす糸は細く
誰もがいつでも切れる用意、姑息。
それでも手繰り寄せてくその手は加速
キミとキミに映る瞳の僕を補足!
闇は照らすモノ
道は拓くモノ
意味は創るモノ
無知は ...
心根にある切実を
切実に灯るちいさな火を
リレーしながら
なにをかへとひとは継いでゆく
そのちいさな火
すべてが純潔だった
なにをかから見つめると
そのちいさ ...
くるくると光り解けて
流れ往け
幾千の揺らぎ瞬き
降り仰ぐ
劫火の尾根の
爛漫難し
...
志望校の欄には、必ず書くこと、という注意書きがあった。
どうやら、未定、というモラトリアムの代名詞は此処では通用しないらしい。
まぁ、そりゃあ、進学校だもんな。大学に行くための高校だもんな。志 ...
燈の灯る
夕餉の時は
ひとりが良い
幾つもの
当たり前を
ひとつひとつ
辿る時間が
贅沢なのだ
団欒を
知っているから
とても
近しいものだから
ひとりの夕餉の ...
在りし日の詩人は、独り
無人の原野に佇む影となり
夕空に巡る星々を
澄んだ瞳に、映している
(この哀しみの地上こそ、我が故郷・・・)
頭上を掠める鳥達が
翼を広げ、舞い ...
音もなくカルナヴァルはやって来た
花吹雪の中をカルナヴァルはやって来た
爪先立ちで熱狂する
サンバ
魂を奮い立たせる
アンゴラのリズム
髪にまぶたに乳房に腰に
音も楽器もなく花は降りそそ ...
疲れすぎで
寒気がする。
頭が痛い。
皿洗いしたくない。
お客さんの家では
笑顔で明るく
後になって
どっと疲れが出る。
理想と現実の狭間
生と死
善と悪
愛とマスコミ
...
冷たい氷菓子を たべてみた
きんとする冷たさとともに
かるい頭痛
もう食べまいと おもっても
やめられない
私をつかんで離さない
それでいてすぐに溶けてしま ...
観覧車にのって 赤い空を見つめながら
貴方が『すきだ』といってくれただけで
なぜだか無性に 泣きたくなった
ああ このまま地上につかなければ
ずっとずっと 幸せなのに
きみに『しあわせ』だといってもらいたくて
ぼくはいっしょうけんめいはたらいた
鍵を下ろした扉の前で
不安は芽吹く
膝の裏から
鳥の声を聞いている
まだ鳥の声を聞いている
猛禽類の雄々しさと
水鳥達の優雅さは
月食の前に佇んだ
食われるものが光ではなく
月そ ...
ひかりが冬の風をほどいていた
物かげをみつめながら
たばこの灰を風にながしていた
ふくらはぎには陽があたっている
車にもどることにした
後輪の日なたに雀が
ちょうど ...
細いラインの
その奥が
何故だか
無性に気にかかる
穿いてないより
気にかかる
凡そ分かっているはずなのに
そんなに違いはないはずなのに
そっと隠してい ...
黒にしかなれない
夜もカラスも僕のパソコンも
そうするしかなかったんだ
世界は残酷で酷くもどかしい
何もやらない
ちがう
何もできない
明日には変われることを ...
冥王星は遠いし
最果てはもっと遠いし
飛行機は怖いし
人殺しはもっと怖いし
自分は馬鹿だし
隣人はもっと馬鹿だし
結局だれかに支えられたかったわたしの人生と
異世界の哲学に恋 ...
砂漠で馬に乗るのは無謀だからやめよう
俺の抱負は無残にも潮騒に打ち消されて
柔らかくていい匂いの貴方には届かない
砂漠で馬に乗りに行った貴方のことは
俺はもう一生涯忘れ得ぬ後悔になるだろうと
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
僕らはたまに
クローバー
自由詩
4*
10/1/17 0:51
欄 干
オンガシ
自由詩
3*
10/1/17 0:34
人畜無害
kauzak
自由詩
16*
10/1/16 23:59
better half
まさたか
自由詩
0*
10/1/16 23:35
ある冬の日に
ZETSUM...
自由詩
3*
10/1/16 23:33
フィクション
弥鈴
自由詩
8+*
10/1/16 23:27
春がくるよ
あぐり
短歌
5*
10/1/16 23:24
すずめ百までちゅんちゅん忘れず
海里
自由詩
2*
10/1/16 22:22
孤独の光、りひと
〃
自由詩
3*
10/1/16 22:22
願い
まさたか
自由詩
1
10/1/16 22:20
偶然を作る
くゆら
自由詩
2
10/1/16 21:37
アトム
uminek...
自由詩
12*
10/1/16 21:32
過ちの街角
朧月
自由詩
6
10/1/16 21:28
明日に掛ける橋
xxxxxx...
自由詩
1
10/1/16 21:24
火のリレー
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/1/16 21:21
バナー(幟旗)
鵜飼千代子
自由詩
6*
10/1/16 21:18
進路希望調査
エルメス
散文(批評...
0+
10/1/16 21:14
夕餉
鵜飼千代子
自由詩
0*
10/1/16 21:13
詩人の涙
服部 剛
自由詩
2
10/1/16 20:31
ファンタジア
楽恵
自由詩
6*
10/1/16 19:39
フォーレンエンジェル
ペポパンプ
自由詩
6*
10/1/16 19:25
氷菓子
くろきた
自由詩
7
10/1/16 19:24
今日だけの
〃
自由詩
9
10/1/16 19:15
きみに
〃
自由詩
4
10/1/16 19:07
飛ぶ夢を見た
テシノ
自由詩
2
10/1/16 18:49
冬のひかり
吉岡ペペロ
自由詩
7
10/1/16 18:45
Tバック・ドリーマー
花形新次
自由詩
4*
10/1/16 18:15
あるじ
がん
自由詩
1
10/1/16 18:02
壊れたイヤホン
嘘而
自由詩
5
10/1/16 17:19
なれのはて
セガール、ご...
自由詩
2
10/1/16 17:02
4161
4162
4163
4164
4165
4166
4167
4168
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
加筆訂正:
水の龍の嫁ぐ音
/
瑠王
[10/1/16 17:39]
ちょっと修正
6.94sec.