わかったことがある。

これまであらゆる現代詩を読んでいても、言語的な感動をしたことがない。

そのことが、自分の作品にある致命的な欠落(文字の連なりに付加価値を与える要素)の正体であり、そし ...
例えこの世界が嘘だとしても
私の頬を包んだ
貴方の手の温もりは
真実だと泣いた

波が打ち寄せる岸壁に
叫んだ
私の人生は終わりだと
何故貴方達は言うのか
自らの人生でさえ
危うい ...
朝起きてみると炊飯器が反乱を起こしたか
お米が炊けていない
仕方なく5枚切りの食パンにジャムをはさむべく
1枚をさらに2枚にスライスしようとして
不器用な僕は手の平も一緒にスライスしかけた
...
昨日と
同じ景色に
乾いた風が
吹き抜けて行った
昨日と同じ
景色の中で
わたしは
昨日と同じでは
いられない
人と一緒にご飯を食べることが好きじゃない
まるで必死で生きていることを自分から暴露してるみたいで

嫌になる
嫌になる
ねえ、

私、あなたの瞳にどう映ってる?
最近詩を書いていることを女房に嗅ぎつけられていると感じてきた。
この間もDSIでログなんかチェックしていて、女房が部屋に入る直前あわててDSIの電源を落としたりした。
女房曰く「なにこそこそやって ...
ギター教室がおわるまで

ぼくは非常階段のおどり場にいた

そこで君の町の夕焼けを見ていた

SEXだけが目的だった

迷惑な目的だったと思う

あの頃のぼくはそんなだった

...
天気の良い
朝方だったかしら
母が
庭の小さな一角に
ありがとうの種を
植えたのを見た

それから
気になってはこっそり
母を
見ていた
芽が出て
茎が伸びて
母の背丈を ...
波打つガラス戸
挟み込まれた
部屋のあかりは冷たく

お月様 お月様
おいしそうに
格子なか

藍に塗り込まれ
隅の架線のふらつき加減
バタタと言っては
どこかに消える
原付の ...
不景気で デートの費用 割り勘に

お金より 愛があるなら それでいい

値切るのが 上手くなるのは 不況のせい
集められた名著の
遣り場に困る。
「いつか、なんて来ないんだよなあ」
解っていて
胸をつかまれていた自分の
この手は その自分のだから
廃れてしまった理論書ともども
その通りにしておく。 ...
靴下の 穴をかがれど またかがり

箱を開け ケースを出して また仕舞い

生乾き 取り込み部屋に 再度干し

夕方に 音のみ見える 人の業
オレンジペコに浸されて
君は突然蛇口をひねり出す

「ああ 1000まで数えなくちゃ」

おざなり気味なこの町では
零れてしまいそうになる フヘイフマン

足は真っ黒じゃなくて
...
いきているのか
しんでいるのか
わからないまま
湖水の上を歩く

光はもう見えず
声ももう聴かぬ
私の肌を通して
水面に気泡立つ

温度は寂しさで
あなたは弱くて
困った人だけ ...
ゆるく
マーブルを描きながら
溶ける記憶
その中に
きみは居たか
いま
溶けた
その中に。

からっぽの
ことば。
からっぽの
わたし。
消えてしまいたい
けれど
もう少 ...
朝は誰もいなかった。街があるということの事実だけが、僕がこの風景の響いているどこかに流れていく。草たちを乱反射のした黄土色。もう秋へと迎えた目玉のようなものが草たちを乱反射する。黄緑色していないことは ... 左手の五本の指から
毛細血管が夜空へと伸びはじめ
またたく間に
満月に絡みつきました
そして葉のない蔓草のように
月の表面を覆い尽くし
月光に透かされて
赤く綺麗に見えました

まも ...
わたしの名はサラ

サラ・リーマン

ミシガン州は
デトロイト
モーターシティ出身の
ドイツ系アメリカ人

日本企業で働いていたの
自動車部品のカンパニー
資材調達がわたしの役目 ...
悲しい小船をこいでゆこうよ
涙の海を渡ってこの船はどこへいくのかな
明かりも見えない海に浮かんで
揺られる心はからっぽだ
この手も足も動くけど
船からでられはしないから
泳ぐ魚に尋ねても  ...
雅楽面 妖気の事務所に雨


ブードゥー神 モキュモキュと力瘤


一ページ 義務やら使命 書物読め
なんだか今朝は気分がいい

明け方着た君からの自虐的メールは

もう見慣れたんだ

もう、いいだの

サヨウナラだの

かまってくれサインの暴力版は

明け方が終わると同時に反 ...
   踏切


仮に待たされたと考えて
横切っていく貨物列車の裏側には
「さよなら」さえも存在しない
元々は一方的に出来合いとして扱われていたのだから
どこにも間違いはないと言えるのだが ...
つきつめるとわたしは、
大空のもとに立っていた

高く澄んだ青い空をつかもうとする
白い手から零れ落ちる
硬質な光に照らされた
影の濃さに
影の濃さをたしかめる
誰にも語ることのない未 ...
その時、電波時計は、冷えた
脳髄の裡に在るとらえられな
い静かな膨張を指していた。

十六時の零七分

特に意味は無いその時でさえ、私は
、空を見つめ映った、やりきれない
微笑を浮かべ ...
夏でもないのに
帰り道
アップルシャーベットを
ほおばりながら
ちゃりんここいで

すってんころりん

あっちゃもこっちゃも
傷だらけ
青たんできて
アイスはとけて

どろど ...
十年、
十年。
なぞり続けてきた



十年、
十年。
殺し続けてきた



十年、
十年。
円環は一周する



埃かぶったアルバムの
ふやけた笑顔の遺影たち
...
四畳半で前衛舞踏を舞ってみる


畳の縁に爪立てて逆立ち


白塗りの腕 天井にめり込む
バイオ・ジオ・ケミカル・サイクル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E8%B3%AA%E5%BE%AA%E7%92%B0

このシステムに貨幣が無 ...
まだやってたのか。つーか、やめたのか。

Silence everything.

Silenceって他動詞でもあるのか。

But we could live by the foo ...
 
 
 
春、物陰に隠れた君が指す
碧を手離した空
 
忘れた誠実と平静を解く
閑散な街に響く駆動音
 
銜えた脛骨を道端に捨て
逃げ出した犬は消えた
 
猫の砕けた悲鳴
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
現代詩をそんな読み方してないゆえにKETIPA散文(批評...9+*09/11/1 21:13
温もりミツバチ自由詩7*09/11/1 20:55
パン切りナイフで手の平が切れた智哉自由詩209/11/1 20:50
視界フクスケ自由詩109/11/1 19:56
食事中にてゆず自由詩1*09/11/1 19:41
カミングアウト……とある蛙散文(批評...10*09/11/1 18:58
ぼくらの目的吉岡ペペロ自由詩709/11/1 18:21
おくる花かんな自由詩6*09/11/1 18:15
室温しべ自由詩109/11/1 17:51
不景気夏川ゆう川柳309/11/1 16:35
Satisfaction吉岡孝次自由詩009/11/1 16:17
繰り返しプル式俳句209/11/1 15:59
きせかえ人形黒乃 桜自由詩409/11/1 15:58
月夜瀬崎 虎彦自由詩609/11/1 15:57
過不足なく、ゆううつ。近衛天涯自由詩209/11/1 15:17
日曜日を日の出は迎えていく番田 散文(批評...109/11/1 12:56
月と毛細血管塔野夏子自由詩3*09/11/1 12:21
サラ・リーマンの独白花形新次自由詩3*09/11/1 11:54
漂流 さらし者の刑朧月自由詩209/11/1 10:59
一ページの義務アハウ俳句309/11/1 10:29
適度な関係伽茶自由詩209/11/1 9:55
滲みゆく月中原 那由多自由詩11*09/11/1 8:35
青年時代こしごえ自由詩1*09/11/1 6:33
一期一会自由詩2*09/11/1 6:32
とけるまでyoyo自由詩209/11/1 6:08
出発忌都志雄自由詩3*09/11/1 4:59
夢日記アハウ俳句3*09/11/1 3:48
生物地球化学的循環A-29散文(批評...009/11/1 3:27
a-ha - Foot of the Mountain - ...散文(批評...009/11/1 3:25
日常蟹太郎自由詩109/11/1 2:58

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