何にもない手に
手としての存在でもない 何かだと
歯車なのだと 握らされた僕は
僕だったから 荷物を 心として握りしめている


朝。
やっとしぼんでくれた夢と心残りがマックコーヒーの下に溜まっている




朝。ぼんやり内部を焦らす。電車に囲まれ目的地に着かない。
朝。後悔と恐れ。なんの意味もなく何も ...
今日はどの服着て橋を渡ろう
歪んでもまだ映ってる
そのツラを見てまた歪む

与えることと奪うことの違いが分からないから
真っ黄色いシャツを見て 黙って転がる石を蹴る

愛することと壊すこ ...
果てしない空の彼方に、光を見た。
果てしない時の片隅に、安らぎを見た。
果てしない海の奥底に、宝石を見た。
果てしない大地の果てに、無を見出だした…。


きっと幸せだった。
...
プリンが
プリンアラモードであることの必要条件

心打つフルーツたち?
それにしてはイチゴもチェリーも
プリンに似合うものではないし

カステラやスポンジケーキなんて
ジェノワーズでも ...
のどかな日の昼下がり
君を見かけるたびに
犬を思い出す。

甘えたがりで亜麻色の
毛をしたフサフサの体

太陽の匂う彩
麦畑のそよ風
目で追って見つけるその笑み

心はウキウキ♪ ...
手に入らなかったことは
いつまでも甘美な哀しみでいる
今のじぶんが震えている
手に入ったことなんて
いったいあったのかとも思う

電車に夜がしみている
なかに誰が乗っているのだろう
ア ...
女子高生4人組が
前を歩いていた

会話と同じように
鞄のマスコットが
弾んでいる

懐かしいなあの頃

何を考えていたかな
何を話していたかな

速度の遅い女子高校生
4人 ...
クリスマスツリーの先端には
星がキラリ光っていて
僕らはそれを触れることは出来なくて
きれいだねって眺めるだけ
それだけで変わる明日があるなんて
思わないけれども
イルミネーションをまとっ ...
騙された方がきっと馬鹿なのだろう

色褪せてゆく写真をいつまでも握り締め
捨てる機会を伺っていた
自発的な行動が出来ないまま
差し伸べられた救いの手にすがり付くも

それは青白く冷たいレ ...
流れ星が消えるまえに
願いごとをすると
夢が叶うとかいうけれど

そんなこと可能ですか

流れ星が消えるまえに
あんな一瞬(※)に
願いごとをするなんて


夢のことばかり考えて ...
父ちゃんどうして泣かないの
辛い時でも泣かないの?
泣いている時を見たことが無い。
いつも自分の思い道理なの?

僕たちの為に年老いて
メシ、風呂、寝るで
一日が終わる。
いつも新聞を ...
寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
そんな気だるい日は
カーテン越しの
光を浴びて

寄りかかる
ソファーは悲しくて
奏でるはポロネーズ
今の気分は
ショパンの「別れ」

目 ...
この記憶も、いつかは途切れるのだろう


この命も、いつかは途絶えるのだろう



私がいなくても、


私の思考が停止しても、




世界はまわる ...
 英訳「ハルダウン」(4)

When I finished the work of accountant, the store-head beckond me from the back yar ...
こうべを垂れて
風を避けるように流れ流れ
赤ん坊のように
そっと
土に抱かれる
黄緑色の葉

子指くらいの蕾の中で
水脈の子守唄を聞かされていたとき
僕は冬の海の枕木だった

...
森美術館で行われている『医学と芸術展』に行きました。
http://www.mori.art.museum/contents/medicine/index.html

展示されていたのは東洋医術 ...
顔色ばっかり伺って生きていたとき
顔色のさえないあいつに出合った
余命半年のあいつは
生きることにあがいていた

生きてたっていいことなんかないと思って
人と視線を合わせずにいた
人の視 ...
                    091215

音は
規範であると思う
感じたわけではないが
そう思う
ここでは
規範を
単に縛りという程度の軽い意味で使っているの ...
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った

今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた

一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ...
やけによろける
冬にむず痒く
ところでお宅は
誰でしたかね

ぐずぐずに過ぎた
楽しいは夢だった
守られた幼少は
ところどころ居残って

顕微鏡でなんでもかんでも
大きく ...
上を望まず 控えめに

その身を飾る サザンカは

愛に溢れて 美しく

舞い散り落ちた 花びらも

一つ一つが それぞれの

愛する心を 忘れない
ただ愛を贈ることは とても簡単
でも本当の気持ちを伝えることは
とても難しい

人の気持ちを受け止めること
自分の気持ちを伝えること

これが果てしなく難しいことだと気がつく

なぜ ...

青い、窓は6時台、大きめ自動車/の過ぎる音、宅配、動き出す鳥たち、
短いリズムで返答、背中に抱えてる物差しを長考、
誰を、誰が始めたっていいだろう、次の行く先では、誰だって、夜に、いなく ...
遺影と目が合う
私がまだここに在る
万年筆と腕時計の
青青とした言葉の繁みを
刻みつつ書いて行く時を
その者は、見守っている

いまもなお続く道を。
視線は歩む
心の遺伝子を携えて
...
一晩中
瞬き続けた星たちが
あんまり淋しいものだから
朝になると
雪になって降るんだよ

一日中
降り続けた雪たちが
母さん恋しいものだから
夜になると
星になって瞬くんだよ ...
ちいさくせかいがふるえ
てにとるべきわずかな水
ブルーはブルーによって
侵食されていく果敢なさ

声と言葉と三色の悲しみ
ピッチカートで奏でてる
光沢は世界とすれ違う度
美しすぎる晴雨 ...
不思議な
でもどこか懐かしい音楽が聴こえていた
見回してみるとそこは上演前のプラネタリュームのようだった

僕は椅子を後ろに倒して大きな伸びをした
それから暗い天井を眺めて何かが始まるのを待 ...
シャワーヘッドが壊れてしまった
近所のホームセンターに行ったら
シャワーヘッドは陳列棚に見当たらなかった
店員に訊ねたら彼女は
レジを指差して言った
あちらをご覧ください
シャワーヘッドを ...
口の中に何もない 僕は
歩く 夢へ身をひとつに 抜けさせられていく
深海をそうさせられながらすり抜ける
そして 深海として あるがままだ

サメがいるのだろう
悩みには サメではないものも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
握る意志番田 自由詩009/12/16 0:51
ふたつのいびつな朝とJTO自由詩0*09/12/16 0:48
colorless dressくろね自由詩109/12/16 0:16
生きるという詩。aokage自由詩4*09/12/15 23:58
ミニマムなプリンアラモード海里自由詩1*09/12/15 23:44
『初恋』(連詩)【チョコドー緊急企画】   愛心&ペポパンプ ...ペポパンプ自由詩5*09/12/15 23:23
手に入ったこと吉岡ペペロ自由詩1009/12/15 21:51
あの頃未完自由詩2*09/12/15 21:45
イルミネーション百瀬朝子自由詩1*09/12/15 21:07
見かけ倒し中原 那由多自由詩1209/12/15 20:53
流れ星吉岡ペペロ自由詩509/12/15 20:17
父ちゃんペポパンプ自由詩5*09/12/15 19:17
ポロネーズミツバチ自由詩10*09/12/15 19:08
廻。aokage自由詩3*09/12/15 18:39
英訳「ハルダウン」(4)里見はのこ原作生田 稔散文(批評...009/12/15 15:54
残り葉乱太郎自由詩12*09/12/15 15:44
生きていることを問い直させてくれる美術展 医学と芸術展@森美 ...イダヅカマコ...散文(批評...309/12/15 13:43
生きる朧月自由詩409/12/15 13:05
音を作るあおば自由詩6*09/12/15 13:02
犬印のひと恋月 ぴの自由詩18*09/12/15 10:20
天秤太陽の獣自由詩009/12/15 8:55
‐サザンカ‐‐弘‐携帯写真+...309/12/15 8:55
卒業桜 歩美自由詩209/12/15 7:13
はしばしからふるひかりあすくれかお...自由詩7*09/12/15 6:49
会話こしごえ自由詩4*09/12/15 6:21
初雪小川 葉自由詩709/12/15 2:40
悲劇的瀬崎 虎彦自由詩309/12/15 1:42
愛について渡邉建志自由詩609/12/15 0:53
シャワーヘッドサトタロ自由詩209/12/15 0:25
服を崇めて番田 自由詩109/12/15 0:25

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