花さえ見れればと
母は言う
明日の食べる分だけと
母は言う
めだかを増やすのだと
母は言う
自然に うまれたのだから
ベランダにありったけの鉢を並べ
全て 上を向か ...
モーツァルトを聴くことは
あの日初めて二人で取った朝食のように
このキラキラした時間が
いつまでも続けば良いと思い願うこと
モーツァルトを聴くことは
あの花の香りがそうさせるの ...
あたしには他人が何を考えて生きているか
本当のところ分かっていないけれど
たぶん全員が自分と同じように悲しんだり
うれしくて涙を流したりするんだろう
抱きしめられるように花ひらく
泣きな ...
あなた という名のふくらみに
わたしはこの頭をもたせかける
そっと 流れるものを 感じる
ふくらみを(世界の) あなた
という名の 熱く流れるものを
わたし という名のふくらみに
あな ...
ひとは宇宙に行くときに
地球の何を持って出る
ひとは宇宙に出て行くときに
どこまで地球を持って出る
宇宙の豚インフラトン
超バナッハ空間のバナナを持って
ペットボトルにはエリクシル
...
ふれている
くびが あたたかくたって
これが本当か わからないし
おもいださない
おもいだせない
せまい心の
それでも空いたわずかのすきまに
時計の音がいらだちを埋めていく
あわないパズルのピースのように
(ときおりあるのだ 幻のように
水面をすべるはずの風の束が
少し手前で
...
幼い時から何かを抱いて眠る癖があった
いわゆる抱き癖というものか
初めは布団や枕
次にぬいぐるみ
そして生身の人間へと対象は変化した
そんな中僕の前に現れた君は
まさに抱くのに最適な対 ...
北の海は凍てつく潮風がのし掛かるような厳しい冬空の下にあった。
北上してきてやっと大洋から入り組んだ細い海峡へ、そして最後に港のある入り江に辿り着いた帆船はどれも内陸からの荷が町まで届いておらず ...
とめどなく放り出される
あいうえお
ぼくにはなんだか呪文にきこえて
きみの渇いた したくちびるが
ひびわれるのを期待している
ひとりの部屋では
ファミリーコンピューターを言葉もなかった
やっていて 流れていく模様へと価値を入れ替えしていく
壁紙は グレーの 時間だけだ
不満の通過 たけしの挑戦状をする部屋の壁の ...
ベッドに横たわり
窓から入ってくる光は
いつも白い
思い出しては悔やむばかりで
明日を思い描く 明日は
死への怖ればかり
私は年老いた
若い頃から想像し
脅えていた まさにその ...
「風来坊ですから」
と自己紹介をして
君は笑った
八重歯がちょっとばかし
チャーミングだった気がする
海の見える窓辺に
並んで腰掛けた3時間半
何の会話もないまま
コーヒーを約2杯 ...
私はなぜ生まれたのだろう
誕生してほしかったのは
確かに母の願いだが
生まれ出でたのは私の意志なのだろうか
あれから何度考えても答えがでないのだ
悲しいとおもうたび
苦しいとおもうたび ...
冷えた氷の一片が
熱く手のひらを突き刺す
待つことを乞うように
力一杯握りしめると
氷の時間が止まる
氷のなかにあるものは霧と雲
そのなかにわたしの足跡はない
どんなに熱を残 ...
生まれなかった椅子の名前が
ずっと心の中にある
さやかちゃんとそよこちゃん
椅子を作るひとはいても
椅子を産むひとはいないので
今生、出会ってきた椅子たちの
面影は今も憶えてる
青い ...
奇妙な絵だった。
空には赤い月
青いグラディエーションの夜空に星はない。
地平産は白く
大きな駱駝が1頭
太い大きな足は象のようだ。
蹄はなく
指が3本
駱駝の顔は大きい。
...
缶コーヒーを初めて飲んだのは、多分高校生の頃。
甘い甘い、カフェオレが多分少し苦く感じたんだ。
ミルクの柔らかさが、優しさをくれてた気がするんだ。
だけど、飲まなきゃ、頭痛くなってしまうんだ。 ...
「YUSUKE」
祐介。5歳離れたかわいい弟の名だった。
赤い首輪だと思っていた。けれど、手についた赤い液体と鉄臭さがその間違いを証明していた。
足が自分のものじゃないみたいに震え始めた。
...
この空は
川だって越えてつながっている
そう思って安心していた
安心したまま
あの夜や言いかけた言葉などを
曖昧にして しまいこんでいたんだ
食事なら一緒に行くのに
くだらな ...
裏切りの朝に
定説どうりの涙は品切れ
入荷待ちの列は長蛇に
しっぽは隣町までスキップスキップ
嘘ついた隠した水面下
あのことあのことあの人だけに
指きり小指をからめてポキリ
静寂 ...
これが何を意味するかは解らないけど、
この痛みは確実に、私の身体を蝕んでいる。
何とかしなくちゃとは思うのだけど、
行動に移す程の事でもないかと、思ってし ...
大切な人を傷つけて
人はまた成長するものなのでしょうか
何度も何度も同じ失敗をする
大切にしたいと思えば思うほど
傷つけてしまう
その気持ちを隠して
私と接することに
余計に ...
丁寧に折りたたまれてぼくの声は
秋の海の波打ち際
街路が冷たい空気に抱きすくめられる前に
こころを回収するために僕は駅へ向かった
音がいつまでも鳴り止まない海
音声もまたエネルギなのだ
...
どちらかといえば左
ひじは伸びる
壁紙を引っかく
高い窓の{ルビ顰=ひそ}みへ
うでを投げた
なでるのはちり
照り返しの灯
冷たい外気と通じたい
幼いころの無性の眼で
黄金色の空 ...
何でも出来るって事は何も持ってないって事なんだよ。
苦笑というか、呆れたように笑った流音の顔が脳裏にちらつく。
「あー・・新しいの買わなきゃな」
残り一本になったピアニッシモを口 ...
十月さいごの日だまりが
ぼくらに光を継いでゆく
風のしたで悲しみをかまえ
いちばん好きな他人を失う
恋人の不実をまえにして
ぼくは悪くなかったのか
神様、怒って ...
凍える意思
凍えている
薄暗い寒さに怯えて
いつしか低体温症になってしまった
もう
感じることさえ
ひたすら延びる氷柱
赤だとか黒だとか
色彩に言葉はあるというのか
芥子の ...
群青色を買ってどこへと
なじんでいかないと
朝のゴムラバーを赴くというのかと
こうして アスファルトへと流れていく
靴底に晴れていく 月曜日の
近くとして眺めた
滑らかな川として流れ ...
急増する家庭間買収と吸収合併、渦巻く不安と家庭内格差!仕送りは恩送りへ
10月31日12時30分配信(木経新聞)
各家庭あたりの収入は年々減り続け、支出は増えるばかりだ。とりわけ子どもの教
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
食物月
縞田みやぎ
自由詩
3*
09/11/1 2:35
モーツァルトを聴くことは
あらら
自由詩
0
09/11/1 1:55
冬の大三角に見守られて
瀬崎 虎彦
自由詩
5*
09/11/1 1:50
天動
佐野みお
自由詩
0
09/11/1 1:44
オクトパス・ガーデニング/アストロ・アルストロメリア
海里
自由詩
2
09/11/1 1:11
ロンブローゾ
みつめ
自由詩
1
09/11/1 0:43
せまい心
オイタル
自由詩
2*
09/11/1 0:33
僕の腕の存在意義
智哉
自由詩
2
09/11/1 0:32
「冬の肌」(1/3)
月乃助
散文(批評...
4*
09/11/1 0:32
下心
みつめ
自由詩
3
09/11/1 0:18
一人、部屋で日曜日
番田
自由詩
0
09/11/1 0:14
Kid Aを聴きながら、床に思う
within
自由詩
4*
09/11/1 0:08
風来坊
流木
自由詩
0*
09/10/31 22:35
しねないとおもった
朧月
自由詩
5
09/10/31 21:42
『冷熱』
あおい満月
自由詩
3*
09/10/31 21:34
椅子の名前
小池房枝
自由詩
4
09/10/31 21:21
月の砂漠
……とある蛙
自由詩
7*
09/10/31 21:11
想撮空間「ちゅーどく。」
狠志
携帯写真+...
1
09/10/31 20:59
PIGSTY③
暗闇れもん
散文(批評...
0
09/10/31 20:53
願い
伊織
自由詩
3
09/10/31 20:00
駆け引き ある恋の場合
朧月
自由詩
2
09/10/31 19:34
侵食、怖畏。
aokage
自由詩
4*
09/10/31 18:54
大人
桜 歩美
自由詩
1
09/10/31 17:34
少し海を見て電車で帰った
瀬崎 虎彦
自由詩
6*
09/10/31 15:09
幼い静物
ゼロスケ
自由詩
1
09/10/31 14:53
詩想 —5
黒乃 桜
散文(批評...
3
09/10/31 14:12
ぼくらは光を継いでゆく
吉岡ペペロ
自由詩
21
09/10/31 14:11
凍える意思
乱太郎
自由詩
8*
09/10/31 13:22
このマークにある川と
番田
自由詩
2
09/10/31 13:14
恩送り
木屋 亞万
自由詩
2*
09/10/31 12:46
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
4206
4207
4208
4209
4210
4211
4212
4213
4214
4215
4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
加筆訂正:
PIGSTY②
/
暗闇れもん
[09/10/31 20:49]
少し治しました
6.22sec.