最初のT字路を右折して下さい
私は言われた通りT字路を目指した
でも、どこまで行っても
T字路なんかなかった
もう少し先なのかな
まだなのかな
どこまで行っても
この道は終わりなんか ...
微妙という言葉は使い易いから中途半端に何度も使う
忙しい朝の時間を乗り越えて専業主婦は午後を楽しむ
四という数字を嫌う人々も四つ葉のクローバーだけは大好き
青空も曇り空でも雨天でも人 ...
静かな湖を見ていると
不意に
あなたを突き落としたくなりました
アナタガ
チュキダカラ!
手取り14万で都内のアパートぐらしじゃ
刹那的に生きる以外のライフスタイルなんて
望めないよねと
黄色い電車の中で、話していた女子がいた
おきまりのように「いい人いないかね」と
相づちをうつ ...
10日、前日の余波がある。軽く流す感じで12句ほど書く。
一週間の実験も終わる。10月10日の作品。
墓標 闘争の現場あの世は激しく
墓石に糞蠅ギラギラと密集
灰を壺に貯め ...
自分の将来に光が見えなくたって、恋人の中に未来を見いだせなくたって、
自分がたった一人の『自分』である事を、忘れてはいけない。
実際に無いかもしれない事象に怯えたってしょうがない。
...
{引用=疲弊を逃れるための読書の
薄くなったアイス珈琲の
ひと雫がおちる
または
五本目のホープの
味気ない六mgの
崩壊して灰が
おちる
または}
椅子の下へ目をや ...
ふたりの蛇が絡みあい
とぐろを巻いてぼたっと置かれている
私たちは睨みあう
舌をちょろちょろさせ
鎌首をシュパッと突きあわせ
私たちは今、威嚇しあっていた
私は ...
貴方のいうことが、私にはわからない。
・・・のと同じように、
私のいうことが、貴方には伝わらない。
どんどん不満は溜まっていって、
この距離は縮まることを知らない。
ねぇ、貴方が私に ...
不機嫌ばっかでサイン会 愛想も何もねぇのかよ
好きな格好してぇなら
正反対もやってみろよ
壊れちまいそうだって
言ってみろよ ほら どうした?
置き去りなのか
お気取りなのか
ああ 駄目 ...
私の質の悪い悲しみを
ひとつかみ小鍋にぶちこんで
英雄気取りというスパイスひとふり
偽善者というスープを加え
一生懸命というだしを足して
永遠で煮ました
出来たものは
なんであれ極上 ...
いつの間にか海峡と陸を隔てる水平線は確かさを失い、靄の帯を海に広げていた。
海峡の向こうには岩肌をみせる山脈と、その手前には昔は燈台守が住んでいたという岩礁に見まがう小さな島があった。
今、そ ...
苔むした
石段をのぼっていく
息遣いを見守る
樹陰を、切るのは
ひからびた花を背負うおもい出した耳
頭髪も
白く(みずからの足音を聞きながら、
零れる光の中を冷えていく舌が
しず ...
明け方の君の東に浮かぶ月 結んだ笑みを天空に引き
ラベンダー色のネクタイ選びおる 君の背中に濃く秋が降る
風が吹いて波になって髪がシーツまた波となり
またするの?君が聞く ...
そういふ老化的 毛づくろいの消耗するプレッシャーがあることは良いことだ。良いことかもしれない。
ああ、網状の裁定が事務的ハンコを無意味に押すのである。
家には輪ゴムがない。
輪ゴムが自己主張 ...
人形と メールをし合う 人形と
絵画と 踊り明かす 絵画と
入ってる 入ってないと 気のはなし
嘘世界 ま ...
翔びたい、と叫んでる人の背中には、綺麗な羽根が生えてました。
あまりにも綺麗過ぎて、動かせないのでしょう。
屋上から、その羽根を羽ばたかせずに、その人は墜ちました。
翔べたのでしょう ...
探し当てたいとかけらに
眠りにつくのか 知らずに眠りの
この手につかされていく
騙されているようなものを手にする
破片のような 手を
黒い、とも 言葉にさせられている
そんなものたちを ...
響きも忘却する一人の言葉、
吐いて回る路面の知らないテラスで
太陽を見る、ギターの向こうの
夢の角が犬をやってくる、
カフェの果てから連れて、
足に横を、灰色が僕からやってくると、
小さな ...
月は
クレーターの刺青から
見えない血をにじませている
朽ちた古代都市のようだ
とても静かだが
魂がざわめいているのか
存在を感じる
あるいは
夜の空に穿たれた眼球
うらがえる狂った ...
毎日は飽きもせず毎日
昼の間に体は
指先からほどけ
長い長い夜の間に
結び直される
それが延々と続く毎日
ほどかれるために
結び直される体
指先のように
昼の光には
...
起き上がる前の
暖かい布団の中で
あなたに触れる
限りなく
やさしさに近い場所で
あなたと
生きている
いま
胸を焦がす情熱ではなく
ほおを切るせつなさで ...
若い{ルビ娘=こ}は
いい
サッシが
早い
「守拙求真」
貧しくとも
自分の生き方を守り
真を求める。
男は男の役割を
果し
女は女の役割を
果すべきだ
男が妊娠? ...
きみがうなだれた
その角度に世界は動く
腕を伸ばせばそこに
光が見える
これでいいですか
きみがきみに戻って訊き
もっと高くとか遅くとか
わたしは何様なのだろう
四時間の稽古の ...
秋の夜の
電柱……
たとえばそこに
世界が着床する
ありふれて
ひとつに結ぶ
街の残像
心の残響
季節はやがて
...
めちゃくちゃ文章を読むのがとてつもなくむなしい。
一文章の中にたくさんの句読点を見るのが悲しい、
その句読点がめちゃくちゃ愛おしい、
それは同情に似た感情かもしれない、
そんな感情はもういらな ...
遠浅の日々はいつの間にか息継ぎの仕方を忘れさせる。
駅まで、の最後の交差点に立つと
呼吸が止まるほどに夕焼けの匂いがした。
*
「雲は、本当は流れていないのです ...
欲しいモノがあったわけでもなく
ただ切り取られた景色の中を歩いていた
森の夜は
蜜のように甘い月の光が滴り落ちるかと思うほどに澄んでいた
少し疲れていた
と言うよりも靜かな場所を探していた
...
地球の裏側の海岸から勧喜に沸く人々の声が聞こえる
真っ青な海と太陽の陽射し
美しい瞳のきらめき
少し離れた先では 小さな家々が並び
土肌の見える道を 子供たちが走り回る
朝を迎えた都 ...
部屋の隅に棚でもつくってみようと思い
ホームセンターに行って
平板と角材と釘を買ってきた
もちろん自分を棚上げするための棚だ
しかし、このずぼらな責任逃れをする男の
重いこと、自分自身の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
T字路
奈々
自由詩
6
09/10/15 19:07
微妙
夏川ゆう
短歌
2
09/10/15 18:17
俺流
花形新次
自由詩
3
09/10/15 18:08
China Price−あの子と私
うめバア
自由詩
6*
09/10/15 17:11
情報隔離週間Ⅳ
アハウ
俳句
2+
09/10/15 16:05
忘れないで。
aokage
散文(批評...
1*
09/10/15 15:57
足下を照らす光の中で踊っている
瑠王
自由詩
6*
09/10/15 15:19
蛇つかいたちの行進
吉岡ペペロ
自由詩
9
09/10/15 12:36
色々間違ってる気がするよ
YuLia
自由詩
3*
09/10/15 12:29
危機感皆無
黒乃 桜
携帯写真+...
1+
09/10/15 12:01
勇気のスープ
朧月
自由詩
4
09/10/15 11:51
「あざらしの島」(1/3)
月乃助
散文(批評...
4*
09/10/15 11:36
昇華
こしごえ
自由詩
3*
09/10/15 7:17
秋の降る街
uminek...
短歌
4*
09/10/15 7:11
ひきもこる憂鬱がわたくしから伸び上がる
ななひと
自由詩
0
09/10/15 6:45
潜水 少年少女 溺れ。
ヨルノテガム
自由詩
6*
09/10/15 5:00
Jump。
狠志
自由詩
1
09/10/15 2:31
手の僕、黒い
番田
自由詩
1
09/10/15 0:37
座ってから、カフェに
〃
自由詩
0
09/10/15 0:36
【断片】月01
ty
自由詩
2
09/10/15 0:29
毎日のように
キムラタツオ
自由詩
2
09/10/15 0:24
歌を捨てる日
伊那 果
自由詩
3
09/10/15 0:21
フェアレディー
ペポパンプ
自由詩
5*
09/10/15 0:00
役者
練
自由詩
2
09/10/14 23:52
夜と電柱
草野春心
自由詩
1
09/10/14 23:46
句読点
モチヅキゼロ
自由詩
1
09/10/14 23:36
空を呼ぶ
南波 瑠以
自由詩
22*
09/10/14 23:34
月の光は甘い蜜のように滴っていた
HTNYSH...
自由詩
3
09/10/14 23:30
ニュースが届く
s
自由詩
1
09/10/14 23:30
棚
パンタタ
自由詩
2*
09/10/14 22:35
4197
4198
4199
4200
4201
4202
4203
4204
4205
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4210
4211
4212
4213
4214
4215
4216
4217
4218
4219
4220
4221
4222
4223
4224
4225
4226
4227
4228
4229
4230
4231
4232
4233
4234
4235
4236
4237
5.14sec.