8mmフィルムに映し出された青い空を
精液で汚して
町の中をまわる電車に
逃げ込みました
逃げ込んだ先は年老いた少年の
末期でした
野良犬は小便を垂らして
猫たちは決して譲らず
許 ...
「5号は、全体的に、許しとか、ほんのり希望、というものを感じました。特に示し合わせたわけではないのですが」とは、同人の遠海真野の言葉だが、『反射熱 第五号』の詩は、確かに一定の方向性を持っていた。そ ...
ーーー高橋雅人のコンサートによせてーーー
その音は数千年の嘆き
応えるもののない荒野で
干しあげた声
その音は数千年の別れを
吹きぬけてきた風の色
鈍色のアジアの白玉 ...
ずっと待ち焦がれていたの
その手を
あなたのその手を
あなたに愛撫されるように
夜のシーツに包まってわたしを宥めた
あなたをずっと待っていたのに
あなたの指がわたしに触れ ...
いよいよ帰国の日となりました。朝の6時半に乗り合いジープに乗るつもりだったので、6時に出発することに。
5時50分にフロントに行ってみたのですが誰もいません。前日ホテルマンに6時にチェックアウト ...
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします
キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ...
フレル 震えるそこに フレル
いつまでも降り止まない雪は
ついに私の心にまで侵食する
どろどろになっている私の心の中に
冷たい温度のそれはしんしんとつもる
フレル 凍るそこに フレル ...
昔よく聴いたCDをかけてみた
当時つき合っていた女を思い出していた
精確にいうと
つき合うまえの胸騒ぎを思い出していた
その女にわるかったよなと謝ってみた
今でもいちばん ...
人生は時の缶詰みたい
冬の午後に眠りから醒めてそう思った
左手が痺れてる
私の腕は男の腕に絡まっていて
わたしはそれを乱暴に解く
男は寝ている
ああ痺れた腕がうっと ...
靄を抜けて
トンネルをくぐっては
枯れ山に光
夢の残滓に朝の黄昏れ
ひとはいつ
なにを始めるのだろう
ひとはいま
なにを始めたのだろう
靄を抜け ...
詩はどこで生きるか
=朝日新聞谷川俊太郎インタビュー
「詩はどこへ行ったのか」から考えた事=
世間的には、詩集も詩論も人の目に触れる機会はどんどん減っているように
私には思える。ア ...
十年の、事実
プテラノドン
メインレースは悲惨な結末、突風に吹き荒れた
駐車場を後にした。
赤信号に変わろうかという時に友だちが言った、
大外からまくれるぞ。俺たちなら行ける。
僕はア ...
ただ存在を
受け入れてもらいたいだけなのに
何故それさえも拒むのですか?
妄想をやさしくふくらませて
勝手にせつなくなろうとした
なにかを突破しようとした
きみの一言一句を推理する
ぼくはひとりの探偵だった
欲望に
肯定的な推理だけをした ...
暗闇のつくりかたはおしえてくれなかった、調剤を違えたことで淡くにじむ夜に、わたしたちの薄い網膜は死にかけたダイオードのようにうつくしく墜落していく、埃を纏ったディスプレイの熱を、いくつ ...
駅前のカフェでサリンジャーの短編小説を読んでいた。ブラインド越しでも西日がきつく、窓を背にする席を選ばなかったことを後悔した。木製のイスも座り心地はよくはない。空調も若干効きすぎている。要するに ...
世界は人間なしで始まったし、人間なしで終わるだろう
ーーークロード レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』より
「4年に一回、すっごく泣きたくなる年がくるの。」
「 ...
あの時、卒業し損ねた僕は。
いつまでも、いつまでも。
同じ空を見上げて、同じ空気を吸っていた。
巡り巡る世界は、止まることなく。
ついこの間、新しい年を迎えた。
結局、僕 ...
(嘘っぱちさ)
どうしてこんなにも世界そのものが
深刻さを
どこかに放り投げてしまったのか
深刻な問題はもっと
根深く地中に張り巡らされて育っている
というのに
これはなにかの策略か
...
「おじさん、競艇のどこが楽しいんですか?」
「知るかよ」
(どうして目を伏せるの
私のリリィ
どうして泣いていたの
私のリリィ
ガラスが曇ってキラキラ綺麗だよ)
(どうして立ち止まるの
私のリリィ
なぜ描かないの
可愛いリリ ...
あおいよ
全身で戦った
きみ
守られたいけど
守るのもいいなと思う
守るために戦うよ
守られるのはお姫様
守るのは兵士
エイリアン2のリプリーみたく
エイリアンクイーンに ...
うごくと
あたっちゃう
にがいとげ ふゆのやま
すぐには
こえられない
わたしなんかに?
とんでもない
やさしさに
ぼたぼたする、
これは
もろさじゃない、よわさじゃない
...
寒すぎると心が痛む
一人でいると涙腺がゆるむ
みんなでいると息がつまる
やっぱり私は わがままなんだろう
右から生えてる草をちぎって
左の川へ投げ捨てる
自然に命があるってことも
知 ...
生きづらい。
なんて言っちゃって。
一体何人の若者がそう心の中で呟き、世界を諦めるのか。
壊れたフリしたパンクお兄ちゃん。
愛よりお金の美女達。
何の権利で拘束されるのか。
刺 ...
間もなく日付が変わるのと同時に、遂に、第4回批評祭開催です!
今回は事前告知の方法をいろいろと試してみました。おそらく効果的であったとは言い難いのですが、その過程での一番の収穫は「サイト ...
東風吹かば
思い起こせよライディーン
十七音のフレーズ
三十一文字のメロディ
参参七拍子のラップ
春だよ、踊ろう
歌も番え
フレキシブルなセンシティブ
猫踏んじゃって
に ...
ふりあげた手に握り締めているのは
あれは種播く人の姿
オリオン
秋の夜中
秋の夜長
宇宙塵たちのゴッサマー
去年のそれはとても良く走ったようです
光る尾を長く引きながら
フ ...
貴女の雫の溜まった沼に
私の身体を投げ入れた
赤い月夜の酔う晩に
蒼い夜露に濡れる葦
貴女の雫の溜まった沼は
澄んだ水色 月明かり
藍より深く沈む我が身の
淡い心は宵の口
貴女 ...
あきれるくらいに騒がしい日々
今日もだるい体を無理矢理起こした
歴史の教科書は重くて
過去の寸劇をかきしるしていた
落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた
更新 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
8mmの空に
within
自由詩
8*
10/1/9 15:03
【批評祭参加作品】原罪と救済のパレード(反射熱 第五号)
古月
散文(批評...
3*
10/1/9 15:01
胡弓の調べ
合歓木
自由詩
0
10/1/9 14:22
『乳房』
あおい満月
自由詩
5*
10/1/9 13:55
インド旅行記18(ダージリン→デリー→成田)
チカモチ
散文(批評...
3*
10/1/9 12:05
キャベツのメルヘン
りょう
自由詩
14*
10/1/9 11:18
フレル
朧月
自由詩
2
10/1/9 11:00
冬の陽
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/1/9 10:26
時の缶詰
靜ト
自由詩
3
10/1/9 10:15
朝の黄昏れ
吉岡ペペロ
自由詩
3
10/1/9 9:48
【批評祭参加作品】谷川俊太郎インタビューから考えた事
大村 浩一
散文(批評...
13+*
10/1/9 9:38
【批評祭参加作品】好き勝手言わせて貰う【十年の、事実】
虹村 凌
散文(批評...
2*
10/1/9 8:09
無題
within
自由詩
2*
10/1/9 6:18
間近で見ると
吉岡ペペロ
自由詩
2
10/1/9 4:57
それは、適切に壊れ続けるための
ねことら
自由詩
6
10/1/9 3:06
透明で無害な煙草、倍速で行われる会話、無目的的な快速電車
robart
散文(批評...
1
10/1/9 2:46
冬の博物館の前で
〃
散文(批評...
1
10/1/9 2:45
創書日和「卒業。」
狠志
自由詩
2
10/1/9 2:25
月と入れ替わる。
真島正人
自由詩
2*
10/1/9 1:42
住之江にて
udegeu...
自由詩
2
10/1/9 1:08
私のリリィ
井上新雪.
自由詩
7*
10/1/9 0:52
リプリー
ふるる
自由詩
1
10/1/9 0:31
ふゆのやま
唐草フウ
自由詩
8*
10/1/9 0:15
深夜思想
朧月
自由詩
5
10/1/9 0:13
生きづらいは流行語。
井上新雪.
自由詩
4*
10/1/9 0:05
第4回批評祭開催にあたって(2)
相田 九龍
散文(批評...
1
10/1/9 0:01
デッドエンド・エンドルフィン
海里
自由詩
1
10/1/8 23:45
オリオン座流星群
〃
自由詩
1*
10/1/8 23:45
貴女の雫の溜まった沼
仁惰国堕絵師
自由詩
3*
10/1/8 23:02
夜の王様は朝の姫に
こめ
自由詩
18
10/1/8 22:56
4160
4161
4162
4163
4164
4165
4166
4167
4168
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
4200
6.08sec.