火の星が地球に災いをもたらすと
最初に口にした男の軽薄
蟻の長い行進を眺めて
奴隷制度に思い至る男の明察
エレベータをおりてエントランスホールを抜けると
都市計画に完全に準拠した景観が広 ...
競馬は好きだが
馬券は買わない
どうせ儲けたくなって
好きでもない馬も
買ってしまうに決まってる
いつまでも
好きな馬だけを
見ていたい
だから馬券は買 ...
一面に垂れこめる月から
頬笑んだ顔が落ちてきて
ここには
僕をつなぎとめるものなんかない
つぎの船を渡って
みんなみんな行ってしまうよ
指をからませながら
だけど母さん
僕に世界をくれ ...
バルビーノ! -the hurler!
バルビーノ! -the hustler!
バルビーノ! -the fighter!
喧嘩っ早くて 計算高くて
人を食って 人を呑んで
怪力で打者 ...
脳で鼓動を感じだせて体でのむのねで
子供の大人 なによ
子供の大人 なによ
1か月に一回
僕は 爆発する
きっと日々の積み重ねでだろうと
友に言われた
普段大人しい分怖いわねと
親に言われた
本当にそうなのか
僕は・・・
自分でもびっくりするん ...
光は耳をみて驚く闇は秋に融け驚く無はそれをみて舌でわらう
人は無をみて死を生かす刻は日をみて水滴を流すすべては一部をみてまぬける
むはすべてをみてよたつくかやひは地をみとって床につく
そこは ...
なぜか
いやだいやだって泣きたくなりました
あなたは慰めはしないと思うけど
そっぽむいていていいの
だから部屋から出て行かないで
コーヒーを持つ手が震える
なにがこわかったんだろう ...
アンコールワットの回廊に
群れている阿修羅のレリーフは
湿気にふくらみ
熱帯の日に穿たれてひび割れながら
蛇の胴体を太い腕でつかみ
眉毛を盛りあげ
侵入者をにらんでいる
阿修羅たちはどの ...
「雨と」
溶けてしまいたい午後の日曜
外は大嫌いな雨の音
雫の匂いが僕に届いて
少し泣き出してしまいそうだ
君を思い出して午後の日曜
外は大嫌いな雨の音
伸ばした腕は行き場無くて ...
悪いけれども
あたしは、好きなものは手に入れるよ
それが許されるのだから
どんな代償を払うことになろうと、
そんなことは知ったことか
――――――― 男の首をほしがるおんなも、
...
ささめきことに身を寄せて木曜日
ひらりひらりと翻る葉の裏を
手のひらをぎゅっと握って
眺めておりました
風が出て雲の流れがはやく
欄干にしがみついていなければ
心はメレンゲのように軽く ...
ヘリコプターがパタパタとうるさい
なんだあれ
空で布団叩いているみたいだ
さっきまで君の夢を見ていたと思う
頭を傾けるたび隙間が空く
脳がたぷんと跳ねる
ああ潮の匂 ...
呼んではない
つかまってもない
そんなはずが積み重なって
肩が重い
とりつかれちまった
いらねーものは
持ってってくれる
いるものは
ぶち壊してくれる
楽しい亡霊
腐っ ...
喉で凝り固まった
昨日からの冷えた激情
咳と一緒に道端に
吐き捨て
そのなかから
大事な物を拾い上げた
なぜって
僕は知らないうちに
いつも何かを失っているから
当然の自衛策とい ...
人はすぐに死んでしまうと言う
刃渡り何センチかのナイフ
細いビニール紐でも数十センチもあれば事足りる
それよりもっと簡単なのは
確かな温もりを携えたままの両手
たった一言の言葉だけで ...
僕にも平等に終わりがやってくる。
いつだか想像もつかないけど、
動かなくなる。
忘れられた世界のように
そこには音もないのだろうか。
あるいは、
鳥が飛 ...
点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える
うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほし ...
どこか遠くで朝が鳴らされ
どこか向こう側でカーテンが開けられ
窓枠の内側で
いくつもの頽廃が木枯らしに舞う
部屋
ありとあらゆる醜 ...
風が吹く
半紙を靡かせ
老書家が
空で
「縁」と書く
砂埃
砂埃
巻き上げて
何枚も何枚も
生涯
最高傑作を求めて
尽きるまで
果てるまで
磨いていく
ここに在り
ここに ...
手紙を出しました
開くと記憶をなくすという
日々の行いをこなしてると
白くなる
ああ、今よんでるんだな
洗濯物をたたみ終えたとき
私が誰かわからなくなった
静かに笑って横になる
葉針、補虫葉、根性葉などなど
言の葉は
いろいろな形に変わる
サボテンの針もね
あれは葉が変形したものだし
ウツボカヅラの靫や
ハエトリグサのねばねば掌も
葉、そのものだ
...
小鳥らで華やぐ樹木美しい
霧の中で体が七色に輝いている
光波・音波そのものロックする
例えば私があなたに会えるのなら
全速力であなたのもとへ向かうでしょうけれど
あなたが愛し愛されたいのは
全速力のスキップで向かうようなひとなのですから
私にはなす術がありません。
ああ神 ...
夜会服のままで君は
ふと
こちらを振り向いて
グラスをちょっと
肩越しに
秘密の微笑み
誰も
知らない
ぼくは貴女の
背中に夢中
ドレスの衣擦れが
悪戯に
夜風のワルツが ...
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
うねうねと前線がやってくる
天気が崩れて落ちてくる
日没とともに
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
もう十分楽しかっただろう?
潮 ...
人は一人だと知ったのは
夕暮れの空き地に隠れたときだった
もう帰るもんかと思ったけれど
戻るしかない自分を恨んだときだった
なぜ子供は親を選べないの
なぜ生まれる場所を選べないの
親は ...
最初に君に私の愛を贈ったときは
君はまだたった1歳半でした
母が未熟なものだから
君と毎日二人きりで過ごすことに
幸せと苦しみを感じ
君を保育園に預けたあのとき
私は自分が君を ...
毎夜の如く聴こゆる喘ぎ声に
嫌気など差しません
寧ろ悦ばしきこと、恍惚
自慰に及ぶ所以などは
云う価値も御座いません
嗚呼悦ばしきこと、恍惚
此の容に々か白濁を
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ギリシア・ローマの時代から
瀬崎 虎彦
自由詩
4
09/11/14 14:46
小さな誠意
花形新次
自由詩
4
09/11/14 12:14
卵とざくろ
梶谷あや子
自由詩
12
09/11/14 11:18
バルビーノ・ガルベス伝 〜熱風吹かし去って行ったドミニカン
都志雄
自由詩
2*
09/11/14 10:46
サダ
十二支蝶
自由詩
0
09/11/14 10:22
上空
〃
自由詩
0
09/11/14 10:18
自己表現
eris
自由詩
1*
09/11/14 10:14
蝶
十二支蝶
自由詩
0
09/11/14 10:14
非日常ではない日常
朧月
自由詩
2
09/11/14 8:58
世界は一瞬にして凍ることがある
殿岡秀秋
自由詩
2
09/11/14 7:34
日曜日雨、僕の部屋。
雨流れ。
自由詩
1*
09/11/14 6:25
Salome
月乃助
自由詩
5*
09/11/14 5:37
あなたが送ったサイン
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/11/14 4:47
中耳炎
ゆえづ
自由詩
3
09/11/14 2:39
るせー亡霊
竜門勇気
自由詩
0
09/11/14 2:36
だきしゅうとく
〃
自由詩
0
09/11/14 2:23
子供境界
Mélodi...
自由詩
0
09/11/14 1:43
終焉
くうき
自由詩
1*
09/11/14 1:17
意識の底
アオゾラ誤爆
自由詩
6
09/11/14 0:56
腹の上の灰皿
草野春心
自由詩
1
09/11/14 0:52
サドゥー研鑽
秋也
自由詩
0
09/11/14 0:48
きおく
木葉 揺
自由詩
1
09/11/14 0:29
詩を書く人のための植物学ノート
海里
自由詩
1*
09/11/13 23:57
華やぐ知識
アハウ
俳句
4*
09/11/13 23:26
スキップ
夏野 雫
自由詩
2
09/11/13 22:17
夜会服のままで君は
ふくだわらま...
自由詩
1
09/11/13 22:02
視砂の岸辺
小池房枝
自由詩
4
09/11/13 21:34
家族
朧月
自由詩
8
09/11/13 21:27
君へ
桜 歩美
自由詩
1*
09/11/13 21:19
慾惚氣
やぶさめ
自由詩
1
09/11/13 21:05
4159
4160
4161
4162
4163
4164
4165
4166
4167
4168
4169
4170
4171
4172
4173
4174
4175
4176
4177
4178
4179
4180
4181
4182
4183
4184
4185
4186
4187
4188
4189
4190
4191
4192
4193
4194
4195
4196
4197
4198
4199
5.18sec.