まくろく胡散臭いツヤのある回帰線を簡単に引いて
たびたび返されたトランプの屍体。そのどれもが
押し開いて咲きだしたクソロイド曲線の杜、いとまごと
沈静化して。背の躱しさが緩く 限られた最短を ...
いち枚のさくらを
ひと筆で捉えきる
あなたの目はなにを幻視したの
耳鳴りするほどまばゆい
はるの河川敷で
ICOSを取り出すゆびさき
掴んで むりやり凝視する
ネイルに空は捻れて
これ ...
ミルク 溢してしまい
その筋 床に白く伸びていく
時、
ロープに足 引っ掛かり転び
びちゃ 倒れ込む、沸きだす
恥辱の感情 あらわに自ら恥ずかしく
なんで毎晩恥ずかしい悪夢 観るんだろう ...
ふたり
ふたりにしか
出来ないことをしよう
ふたりきりで 話そう
もしも 意味が違っても
見つかるのを 一緒に探そう
*
ここでしゃがんで
...
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている
樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ...
わたしのデスクから斜め四十五度の視界に
ペールブルーの空がのぞく
けだるさを隠しもしない
ぬるま湯のようなオフィスで貪るのは
春の新作とか、要領を得ない愚痴とか
とにかくもふんわりとした ...
言葉が溶け合って呼吸するような文章(世界)のことを美しいと思います。
空間を飾るような文章。言葉は本質であるかもしれないけれど、文章は額縁である方が好ましいとも。
でももう社会はそれを許容しな ...
木々の枝葉が大きく揺れる
熱風が吹いているのだな
濃緑の群れが青空に
美しく浮き出すようになびく
熱いうねり 風景をかき混ぜ
世界が立ち現れる、
引き伸ばされた瞬間の光景と ...
ベランダで洗濯物を干す
私の耳にずっと
とどいている安穏な響き
それは近所だけれど少し離れているため
うるさくもない 建設中のマンション工事の音
手が空いて 見下ろす ...
目の前に大きな山が聳えている
あんなに高い所まで登れるんだろうか
と思っても
一歩一歩登っていくと
必ず頂上に着くから不思議だ
どうしてわざわざ苦労して山なんかに登るんだよ
という人がいる ...
わたしの洗濯機が洗濯を始めた
洗濯機は洗濯する音だけを立てて
幼い頃わたしが溺れたことのある海は
こんな音は立てなかった
玄関からだと遠回りですね、と言って
洗濯機を運んできた男の人は
...
大の字になって
仰向けになって
なにもかもから
解放されるって
そんな気分を
味わいたいと
そうは思って
でもなかなか
できやしない
そんなことを
そう簡単には
できやしない
...
最近 冬が好きになった
と思ったら
10年以上前にも 冬が好きになった と書いてた
これは
冬はヒーター入れてあげるのに
毎年秋に「あー 冬くんのかー ややなー」てなって
結局「冬 ...
もの在る霊性
感じ取る夜、
荒涼として熱い歌声
響き渡る、
凍結された脳髄に
もの在る陰から
また もの 現れ
夜陰の雲の割れ目から
透明な呪い 振り落ちる、
この白 ...
まるで横顔の女だ
睫毛の長い、髪の黒い若い女が真直に背を凭れ眠っているのだろうか
一瞬通り過ぎた車窓に、何を隠そうとして、いま、不意に見せたのだろう
これによって古く細い町並みは直線を ...
ジャニーが生きてたら
伝えてよ
あんたは変態と
昔、北公次が暴露したときは
マスコミこぞって無視をした
ホモ達ならそこのところ
上手く伝えて
ポリコレ立てにして
応戦しようにも
...
病み患う少年の
皮膚の裂け目から
沸き溢れる膿、
「うう臭いなあ」と言いながら
自らの口にて吸い取る
白い少女、
想い出す。
あの娘は少女のまま沼に沈んだ
あの娘はその白い ...
都市は病んでいる
と書いて見せ
私達は辛苦の最中にある
と言って聞かせ
日常に埋没したなにか
を探しては
月夜の喧騒と静寂の間
をさまよって
どれだけ尽くしても
どれだけ時間 ...
悲しい夢から すこしだけ引きちぎって
明日の夢に混ぜこんだ
切ないメロディーそのままに
きみはただ 涙に濡れて
差しだされた傘
背を向けて入る
傘は渡されて
僕と入れ替わ ...
✴︎サルルンカムイ
丹頂鶴って、アイヌの人たち神様て呼んできたんやね。
湿原の神!高貴やんなぁ。
池を模った浅いプールで一羽が まかれて有る小魚を
黒い足先添えながら長 ...
クラブで踊りたい
度数の高いアルコールあおって
熱すぎる台詞を くれりゃもうしあわせ
わたしは肌をやわく見せる
誘っているの 誘ってないの
それくらいで見逃して 今夜
私のほうがそこま ...
僕だって箱入り息子でしたのに
自戒もない改悛もなく慈悲もない
弱き者、汝の名ばかり女なり
生前に言えない君はまた屈す
偶像は人に被せし幻想を
私は何者でもない大人から
どこにでもいる大人に
成長したよ
初めて触れた彼女の素足は
子供のように小さくて
すべすべとしてなめらかで
指が六本あったけれど
幸せを運んでくるための
六本目なんだと
そう言ってくれた彼女の笑顔が
愛らしいことこの上な ...
閉じかけた本の中に、切れ切れのラジオの電波に、街路にこだまする無数の生業の中に、隠れている、隠れている、引き攣った神経の残響に、レールを軋ませる列車の速度計に―伝令は駆け巡る、宛先も無いのに、沢山 ...
トラクターについてくる
テクテクたくさんついてくる
イモムシくわえて
ムクドリ真顔
真顔で忙し
本気の焼肉バイキング
不可解に捻れた獣道を作り出した、薔薇線の手招き
青々とした雜葬の絨毯を噛みしめ、これら花瓶のお囃子
夢見るピエロだ
裸足の花園だ
中空廃園だ
ぼぉたちの綿毛ら 黄昏時の川の流れに。 ...
人々、生活の人生の速度 生きていく
此処に一つ、秘められた生 在るにもかかわらず
人々、生活の人生の速度に 費やしていく
此処に一つ 秘められた生活 在るのに気付かず
相克の一瞬、葛藤 ...
町の外れに歩道橋ができた
町道の行き止まりのあたりで
民家はほとんどなく
小さい子供がいる地域でもない
町長の公約だから
それだけでできた歩道橋だった
町長は毎朝早くから
歩道橋の掃除を ...
斜光が
千年(ちとせ)の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め
やっと夕暮れ、
道端に座り
さっきまでずっと
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
のち祝福を
あらい
自由詩
2
23/5/18 22:35
paintings
完備 ver...
自由詩
0
23/5/18 21:04
ミルク
ひだかたけし
自由詩
3*
23/5/18 20:03
ふたり
soft_m...
自由詩
3
23/5/18 19:55
樹木のように
日朗歩野
自由詩
10*
23/5/18 18:12
幸福につかれたら
獏
自由詩
3*
23/5/18 17:43
メモ
はるな
散文(批評...
2
23/5/18 17:34
祝福の瞬間
ひだかたけし
自由詩
5*
23/5/18 16:02
落陽
リリー
自由詩
3*
23/5/18 15:28
山に登ると
zenyam...
自由詩
5*
23/5/18 15:06
塩辛
たもつ
自由詩
1
23/5/18 12:40
とどのつまり
坂本瞳子
自由詩
2*
23/5/17 23:09
似たもの同志
日朗歩野
自由詩
1*
23/5/17 22:42
コア
ひだかたけし
自由詩
3*
23/5/17 22:41
湑む
あらい
自由詩
1
23/5/17 22:15
ジャニーへの伝言
花形新次
自由詩
0
23/5/17 18:58
いきかた(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2*
23/5/17 16:30
それから
ヌヌヌ
自由詩
1
23/5/17 16:25
SOSがきこえない 2013年10月11日 ㈮の作品 20 ...
ルルカ
自由詩
0
23/5/17 9:44
At The Zoo ①
リリー
自由詩
2*
23/5/17 9:01
即決して 2013年9月9日のもの 2023年5月17日発 ...
ルルカ
自由詩
1
23/5/17 7:43
落花流水
りゅうさん
川柳
2*
23/5/17 6:46
変わらない成長
リィ
自由詩
1*
23/5/17 6:08
六本目
坂本瞳子
自由詩
3*
23/5/16 23:20
照準鏡の軋む声を
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
23/5/16 22:14
ムクドリ
日朗歩野
自由詩
1*
23/5/16 21:07
pupa
あらい
自由詩
1
23/5/16 21:02
シャウト
ひだかたけし
自由詩
2
23/5/16 19:14
歩道橋のはなし
たもつ
自由詩
2
23/5/16 17:47
道端の神様(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
23/5/16 16:23
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
加筆訂正:
あかいふうせん
/
本田憲嵩
[23/5/17 15:15]
修正。
ムクドリ
/
日朗歩野
[23/5/17 8:01]
最後の1行修正いたしました。
4.7sec.