新じゃがいもをたくさんもらったので
ご近所さんにお裾分けした
お返しに、と
果物をいただく
蜜柑のようでちょっと違う
きめ細かいすべっとした黄色い皮は薄く
手でむけそうだ
現れた果実 ...
京都駅構内のアスティロード商店街を抜けて
おもてなし小路を行くと連れの彼女が独りごちる
「うわ、六百十五円やて!」
何事かと 彼女の視線みると
老舗珈琲店の店先ショーケースにはり ...
行きそびれた 五時
帰りそびれた 五時
もうそんなに刺激が欲しい年頃でもない、
とつぶやいたあなたが、カットハウスへ
消えてゆく。それでも、歌はどうですか?
それを詩に込 ...
気持ちが焦るのは
自信がないからだろう
いや
焦っているのを
誰かに悟られたくないのと
自分で認めたくないのと
どちらにしても
楽観的になれる要素は見当たらない
そしてまた自己嫌悪に陥 ...
ビスカッチャになった私は
眩しそうに目を細めている
ただ ひと目でお疲れなのだろうと分かる
それがなんとも言えない いい味わいなのだ
植えたばかりでも
水田では風を見ることができる
...
私はもっと
だい好きなぬいぐるみの眷属を
掬いたいと希った
草場に印した手形
乳児の横顔 綴りながら
吊り革ぷらり
四股てっぽう
思うが 存分 炙り返しながら
虫を好きになったり
...
瞳のなかに
広がる砂漠
お舟は進む
青い水平線
花の無い世界、開けて
貴女は索漠と、泣いて
浮き上がる文字の輪郭、
まるで意味を欠き
ただただ輪郭の羅列
ひたすら哀しみ、
...
自称詩人を殲滅するには
核兵器しかないと
結論付けたとして
誰が非難出来るだろう
悪いのは自称詩人であって
核戦争を望む私ではない
太平洋のど真ん中
人っ子一人いない場所に
全世界の自 ...
白い巨人、大股で
光の天空、過ります
ゆっくり流れ
両手を開き
現の夢、ぽっかりと
この世界は比喩で充ち溢れ
この世の未知なる表れに
次々形象の輪郭、浮き彫りにして
輪舞奔放な言の ...
電線に冬の風がやって来た夜
その女と逢いました
赤い上衣も黒いスカートも
くたびれて見えました
デブッチョの男の腕にすがりながら
女はキャラキャラと笑いつづけていました
...
美しいもの
今 光のなか
美しくなる夕べ
風の川に
鳥も 花もあって
私もゆっくり
とけてゆく
とけた私を見ると
どうしても 幾つかの
悪くて ...
焼き物の詳しい知識持ってないただ純粋に魅力に触る
七宝の魅力伝える展示会大作を見て奥深さ知る
寒々と冷たい風に襲われる厚着をしても擦りぬけてくる
焼き飯の美味いと分かるその香り空きっ ...
さっきから何を探してる
SNS片っ端から使って
ただ静電気のような胸の痛みが
どこかを意識してるから
やめることができない
思いがけないエメラルド
それが小さな画面のどこかにあ ...
「生まれてきたのは
俺の責任じゃないけれど
生きていくのは
俺の責任になる」
僕たちの子どもの頃は
貧しかったけれど
まわりも貧しくって
みんなで頑張っていこうという連帯感があった
...
心配事や悩み事は
たくさんある
それでも
今日一日を愛し
この一瞬を愛おしみ
生きていくしかない
今から
ここから
はじめてみよう
希望は
必ず見つかる
幼い頃から崖があると
覗き込む癖がある
特に興味があるわけではなく
崖の下に何があっても
それはそれでよかった
街中
路線バスの中
会議の最中など
崖はいたるところにあって
時々 ...
コーヒーを飲み終えられたベルゼバブさまは、机の上に置かれたアルコールランプを手元に引き寄せられると、指を鳴らして、火花を発して火を灯されました。すると、ベルゼバブさまの前に坐らされておりました老人が ...
比良の山を
汲みあげようと柄杓星
ゆったり横たわる りゅう座の下に
カシオペアの東には
アンドロメダがのびやかな弧をえがき
めぐる星座は三百万光年の彼方の大銀河を抱いて
...
浮かぶ言葉は
「死ねばいい」
そんな発語は
安易すぎるとは思うけど
死ねばいい
死ねばいい
って自分
自己同一性なんか
死ねばいい
自分の中の
他人消えて
他人の ...
ボードレールの作品世界に通底している美意識は、詩集『悪の華』(堀口大學訳)に収められた詩の題名によって捉えることができる。たとえば、「不運」、「前生」、「異なにほひ」、「腐肉」、「死後の悔恨」 ...
嫌ならいなくなればいいし
誰かに言わずにすぐに去ればいい
そうしないのは十中八九、止めてほしいからだ
批判すらする価値のないものがこの世には数多あって
御多分に洩れず自分はそんなもので
...
++ ネコジャラシックパーク ++
ネコジャラシックパーク
エノコログサがたくさんはえてる公園
ネコジャラシスパーク
エノコログサの種をまき散らす技
ネコジャラシ ...
さすらうには勇気が足りないかな
どうせならもっと風の強い日がいい
靴下を左から履いてしまった
メガネ拭きが見当たらない
レンズが曇ったままでは
都合が悪いんだ
だから明日にしよう
今日じ ...
ただ委ねる
この世界に
わたし、
常に全くの
初心者
よろしく
委ね預ける
この世界
この肉体、
内なる魂と霊の
道具、器
大切にしなければ
お世話し続けなければ
混 ...
ふわふわとした
形のないものを抱いて
目を覚ました
今日は何だか
うまくいきそうだと思わせる
朝の匂いは甘くて
誰かの柔軟剤の残りが
空気に溶けて
酔っているだけなのか
...
ふんわり倒れそうになる
ふわり浮き上がります
わたし、自ら在ること 充溢し
しずか、自ら均衡して 保たれ
夏休みの縁側に居るみたい
深い泉の底に揺蕩うみたい
ふんわり倒れそうに ...
東京SK駅から北東約十分
明日にかかるプールバーで
転がる玉を見ている
すべての始まりはそこで
やがて
花火の夜に散るように
マイクロバスから
あせた国際色が帰る宿
すべての始まりはそ ...
伝えるべきことを
伝えないから
人が狂うのだ
つまり君が僕を
彼らに紹介しないから
達せずに
引き返した者が
あったろうか
いや
ない
引き返した方が
いいですよ
無駄 ...
縁側 うららかな日差し やわらかな風
生垣の隙間 垣間見る人影 爽やかな駆け音
走り抜けて畦道 水路飛び越え 亀が見上げる
覗き込む青鷺 啄む嘴 鋭くて
空は紺碧 流れて群青 ...
目が覚めてカーテンを開けると
一面の大海原だ
小高い丘や孤島すらない
たった一晩で
こんなに様変わりするとは
人生何が起こるか本当にわからない
隣の布団を見るとすでにもぬけの殻で
光る鱗 ...
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
到来物
そらの珊瑚
自由詩
9*
23/5/23 11:36
アップルパイ
リリー
自由詩
8*
23/5/23 9:14
五時のニュースです
AB(なかほ...
自由詩
3*
23/5/23 8:49
意識の芽生えか、ふ
坂本瞳子
自由詩
0
23/5/22 23:01
田植えのあと
日朗歩野
自由詩
8*
23/5/22 21:29
或る聖画
soft_m...
自由詩
0
23/5/22 19:06
ビート
ひだかたけし
自由詩
3
23/5/22 18:54
私たちの責任
花形新次
自由詩
0
23/5/22 18:27
白い巨人(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2
23/5/22 15:58
寓話
リリー
自由詩
3*
23/5/22 15:58
美しいもの
soft_m...
自由詩
2
23/5/22 15:54
焼き飯
夏川ゆう
短歌
4*
23/5/22 14:48
エメラルド
木葉 揺
自由詩
5
23/5/22 14:40
ああ!人生
zenyam...
自由詩
3*
23/5/22 13:16
生活
渡辺亘
自由詩
0
23/5/22 12:10
夜空を見上げる理由
たもつ
自由詩
6
23/5/22 12:09
ベルゼバブ。
田中宏輔
自由詩
13*
23/5/22 11:02
銀河
リリー
自由詩
4*
23/5/22 9:15
最後のフレーズ
シホ.N
自由詩
0+
23/5/22 4:20
『斎藤茂吉=蠅の王(ベルゼバブ)論』。
田中宏輔
自由詩
13*
23/5/22 1:00
雑魚の歌
短角牛
自由詩
3+*
23/5/22 0:58
ネコジャラシックパーク
日朗歩野
自由詩
1*
23/5/21 22:39
探してるのは言い訳
坂本瞳子
自由詩
1*
23/5/21 22:34
生きる。
ひだかたけし
自由詩
3*
23/5/21 19:23
again
ミナト 螢
自由詩
3
23/5/21 19:04
意識という舞台で
ひだかたけし
自由詩
2
23/5/21 17:49
ビー玉沿線
AB(なかほ...
自由詩
9*
23/5/21 16:51
後悔先に
りゅうさん
自由詩
0
23/5/21 16:50
抱きしめて
短角牛
自由詩
3*
23/5/21 15:37
旅立つアルファ
やまうちあつ...
自由詩
1
23/5/21 13:33
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
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422
423
424
425
加筆訂正:
死者の数だけ歌がある
/
ただのみきや
[23/5/21 14:44]
2~3行書き足し
死者の数だけ歌がある
/
ただのみきや
[23/5/21 13:57]
修正
3.44sec.