母を思うと
いつもおだやかな顔が浮かんでくる
黙々と大地を耕し種をまき作物を育て
三人の子どもを育てた
どんなに親父が口荒く言おうとも
大地のように耐えた
冬寒く夏暑いこの地で
貧しいな ...
なぜ いきるって
いわれても
しぬのは こわいし
いたいだろうし
よろこびは すくないけど
それでも
すこしは
たのしいこ ...
僕は親父が大の苦手だった
農業一途の働き者だったが
説明しない人だった
子どもの頃仕事中によく怒鳴られたが
そのわけを説明しない人だった
怒鳴られたわけがわからなかったので
いつも僕は不安 ...
甘い糸
手繰り寄せて
あなたの
唇に
行きつくよ
普段は
敏腕な あなたが
恋愛には
無頓着で来た
意味わかってたよ
意味わかってるよ
実は
こわがり
用心深 ...
死者の霊が
家族を訪ねてくるという
秋の終わりの
ハロウィン祭り
死者の魂に
気づかれないようにと
子供たちは
悪魔や魔女やお化けに仮装する
そんな仮装で
ごまかした ...
あの日観たチキンジョ|ジのマ|シ|とヒロトは今も僕の指針だ
...
熱、肉に貫入し
顔面、割れ
激痛、破裂する
立ち上がる声、ビート、歌
この独りに、
たゆたいながら
やさしくうねり
こまやかに
ふる、震え、フル、降る
流れ落ち ...
裂けめ
豊かな人たちが
膨らむ泡みたいに
いずれ消えさるという
真心を疑い
問いを費やし
夕ぐれに貼れたラジエーター
舞ってるのかい君は
煙膜につつまれた雪片
見晴らし ...
歩いていた
夕暮れが近づいて
橋がおち
しずんで
タクシーを止めるのが
下手だったから
君の街まで
歩いて行こう
デパートのマネキンが
指差す方を
何となく信じたい
抱えた花束が
似合う場所を探して
記念写真を撮りたい
...
「ヨランよ、アイソニアの騎士よ、どうしてここへ?」
「ここまでの衛兵は、全て騎士さまが倒しました。しかし帰りは……」
「何だと? 良くやったな、ヨラン。そしてアイソニアの騎士……。
ここにいる ...
エインスベルは壁を見つめながら、沈黙していた。
先ほどから、リグナロスがエインスベルのもとを訪ねてきていた。
「エインスベル様。助けはたしかに参ります。それまで、
どうかご辛抱なさいますように ...
「ところでヨラン。今は何月の何日だ?」と、アイソニアの騎士。
「俺たちは、ハーレスケイドで長い時間を過ごした。
エインスベルはもう処刑されているのではないか?」
「心配はございません。今は、リ ...
極めて具体的な意味で関係ないから軽く死ぬ
「ぼくたちは今日もずっとこれからもしあわせでした。」はいはい
いいね!をクリックして
きみたちはつぶやく
もっとふかい闇をください
いつまで ...
柔らかくて湿り気のある赤ん坊の肌状の空間が薄いグレー。
空の成分について考える。
感覚と距離を体に叩き込む。
意味とかなんて全然わかんなくていい。
俯瞰する自分自身のイメージを何回もシ ...
天空の青は相変わらず、
腰を折った老婆が歩む
杖つきながら這いずるように
一歩一歩の肉の意志、
ママチャリを押す母の手が子を包む
地に足を付け刻まれる時、
天空の青は相変わらず ...
貴族と武士とあなたとわたし
原則は
ゆつくりリズム
なかに韻
ときどきうまく
まとまれば吉
問題は
良心の音
ハモネプし
君の根でなく
みんなのおとね
無意識は
今 ...
あいさつを しない おじさんが 公園のラジオ体操に くる
わたしより としうえの はずだが
歳より 若く みえる
ふとって いる せいだろうか
この お ...
時間と空間は相対的
アインシュタインは
相対性理論に 気付く前に
時間と空間の相対性に気付いていたはず
実感として 解っていたはずだ
微分積分も 相対的だ
...
○「独り言」
今年もあと二月になってしまつた!
誠に歳月人を待たずだ
○「認知症」
名前が出てこない
昨日出てきた名前が
もう出てこない
認知症がかなり進んでいるようだ
○「偽 ...
夜の田んぼは湿気た匂い
刈り取られた稲穂から
また柔らかな葉は伸び
もう実はつけない
水にめだかは見えない
でも蟹なら隠れられる用水路に
柵はなく、落ちて命をなくさないでね
「夜にも天気 ...
二〇二二年四月一日 「ホークスビル収容所」
SF傑作選『ホークスビル収容所』を、ヤフオクで、送料込みで760円で落札。これで、しばらく本を買うのをやめるつもりだ。けれど、1冊、別のシリーズ ...
その日わたしはどうしても部屋のライトをつける気にならず、小さなテーブルの上の灰皿に蠟燭を置いて火をともしていた、そうして、ソファーにもたれて南米のリズムのようにゆったりと揺れる火を眺めていた、脚を ...
マリア
君と出逢ってしまった。
マリア。君との出逢いは奇跡。
マリア。君は海。
マリア。君は海の水平線。
マリア。君は水平線に浮かぶ小舟。
マリア。小舟はきらきら眩しく ...
暮六つの宵闇の中に聞く
街の静かなざわめきのうねり
あぁ、夜は街を慰めるために
街は悲哀を和らげるためにあるのだ
理屈では説明できないことがある
雨の夜の街の邂逅
...
やみよのしじまが
うるさくひびく
うるさくひびいくては
わたしのけはいの
たいきけんにしんにゅうする
ほしなんてみたことないという
あなたに
ほしをみせてあげたいよるが
いくつもとおり ...
真っ逆さまに落ちていく
真っ逆さまに舞い上がる
地平を水平を方向を失う
ただアオ、
一面の青、
広がって
進む時は裂け
在るもの 異様に浮き上がり
突然出現する赤ん坊の ...
「分かった、ヨランよ。お前はエインスベルを救えるのであろう?
わたしは、そう出来なかった。今は……いや、言うまい。
今回の遠征のこと、俺は誇りに思うぞ、盗賊ヨラン。
お前は、龍族と交渉し、 ...
「なら、お前のことは信用できるな。ヨランよ、
この地下室からの脱出通路を、俺に教えよ!
今すぐにでも、エインスベルの救出に向かう」
「はっ。御身が思いますままの良きに」と、ヨラン。
ヨ ...
「今は龍族のことなど、放っておいて下さいませ。
エイミノア様のことに関しては、残念でございました。
ですが、今はエインスベル様を救う時です……」
「そうだった。エインスベル……」と、アイソニ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
母が歩いた道
zenyam...
自由詩
4*
22/11/1 9:34
かがみに うつる め は かなしい
ダンテ カフ...
自由詩
1
22/11/1 9:02
親父に捧げる詩(うた)
zenyam...
自由詩
1*
22/11/1 8:55
甘い糸
ルルカ
自由詩
2
22/11/1 5:54
ハロウィンの惨劇
st
自由詩
3
22/11/1 3:10
無題
TAT
短歌
0
22/10/31 21:41
ヒート
ひだかたけし
自由詩
3
22/10/31 20:05
裂けめ
soft_m...
自由詩
1
22/10/31 19:31
p u d
湯 煙
自由詩
1*
22/10/31 19:26
君の街まで
ミナト 螢
自由詩
1
22/10/31 19:14
虹の魔法石(二)
朧月夜
自由詩
1*
22/10/31 17:10
虹の魔法石(一)
〃
自由詩
1*
22/10/31 17:10
アースレジェへの帰還(九)
〃
自由詩
1*
22/10/31 17:09
ぬかるみ
モマリサ公
自由詩
1
22/10/31 11:45
絶望していろバーカ 3分バージョン
〃
自由詩
3
22/10/31 11:36
朝の路
ひだかたけし
自由詩
2
22/10/31 10:57
貴族と武士とあなたとわたし
足立らどみ
自由詩
2*
22/10/31 8:25
あいさつを しない おじさん
ダンテ カフ...
自由詩
1
22/10/31 8:15
時間と空間は相対的、自我も相対的 「私」は相対的な時間の ...
〃
自由詩
0
22/10/31 8:11
独り言10.31
zenyam...
自由詩
1*
22/10/31 7:04
夜空にある何かに
宏子
自由詩
3*
22/10/31 2:14
詩の日めくり 二〇二二年四月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/10/31 0:03
完全な闇が取り払われるとき
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
22/10/31 0:02
マリア。君と出逢って
原田たけし
自由詩
1
22/10/30 19:22
夜の街
静
自由詩
0
22/10/30 19:20
やみよのしじまが
入間しゅか
自由詩
6
22/10/30 19:07
突き抜ける、生きて息し
ひだかたけし
自由詩
3*
22/10/30 18:29
アースレジェへの帰還(八)
朧月夜
自由詩
1*
22/10/30 16:21
アースレジェへの帰還(七)
〃
自由詩
1*
22/10/30 16:20
アースレジェへの帰還(六)
〃
自由詩
1*
22/10/30 16:19
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
加筆訂正:
投身万華鏡
/
ただのみきや
[22/10/30 16:47]
修正
3.42sec.