三丁目の角を曲がったところで、ふと君の
匂いを感じたとき、なんてことないと思って
いたのに。
電子レンジに卵を入れて、しばらく眺めて
から取り出し、破裂するかどうかを少しだけ
考 ...
無機物生動の戦慄切迫
迫る迫り入って来る我
恐怖障子白壁浮き立ち
脅迫する覚醒に犯され
悪、根源悪は今 善、根源善
善は悪に、悪は善に
〉この巨大な繊細な創造の力動
〉 ...
連綿と続く人生の
渦響のなかに目覚めて
さらに目覚め在りながら
この人生の端緒と終点とが
螺旋を成し繋がっていくのを
底の底で見つめている、
廃墟に咲き開く真紅の薔薇
ずっと何処 ...
爪を剥がす
わたしの指は二十本あるので
二十回できる
それはやさしさの残機
不安に駆られるゆうべは
脳を取り出して洗う
ホームセンターで売ってた一番強い漂白剤に浸けて
洗面台でじ ...
秋らしさはまだ感じない
まだ夏が強い状態
でも微かに秋は来ている
薄いイメージのある夏
色濃い秋と交わる
秋が加速する
そうは言ってもまだゆっくり
少しずつ変化していく
微 ...
日が暮れてひとりの棲み家に戻る
靴を脱ぎ
1Kのアパートのなか
フローリングに膝をつき
頭を垂れる
声もなく
神すら必要としない
祈り
どうかあしたも日が昇ってください
いや ...
蟻
辛抱づよいのか
気もそぞろなのか
個性はどこにでもあるのだなぁ
けれど 蟻よ
それは どう見ても ただの小石だ
次の時間
木の葉の波でひと休みして ...
秋心 (あきごころ)
息にした けむり色
ただよう風が見えた
秋が どう溶けてしまうのか
一度は知りたかったから
踊り場で、ほら つむじになれた
そんな夜
...
蜩(ひぐらし)の かなかなかなかなかなかなかなかな……と歌う歌声が
空へ心地好くひびく
一人 林の陰に立ち 傷を思う
傷の増えた この銀製の指輪は
あの人が亡くなった頃に求めたものです
...
昼下がりにはジャスミンが潮風に混じる。それを鼻で大きく吸い込めば息を吹き返すのが日課だ。
仔ネコのマタタビが先に声をあげた。
(旦那、マテガイの旦那、そろそろお腹が空きやしたぜ)
そ ...
京アニ放火事件。
自称(自傷)小説家の京アニ放火事件被告人質問が続いているが、動機がアホ過ぎて遺族のやるせない気持ちは深まるばかりです。精神病のフリをした減刑作戦なのかもしれないけど創作系もどき ...
駅前にかたまる反吐に集まる鳩
平和のシンボルこころ見えない🫶
シャッターを押すか戸惑う隙の隙
青い空へと一斉に舞う
にわか雨 太古に続くシーオーツーと
通信をする機械人間
休み ...
目の前が真っ青になった
急に知らない言葉で喋らないでくれ
ああ
もう
雑音にしか聞こえない
ような
それか また
プライドが
揺さぶられたような 大事な
根底を掬われたような
...
暑さテレビに人格を感じている
扇風機意識の濃度が回っている
瓶ラムネいまここを自分であることを望んでいるつもり
晩夏ふいに目覚めた夜がいちばん澄んだ時間である
夜が更けた頃
川沿いの道を僕は歩く
時々跳ねる魚の音を聞きながら
大きく 肩のこった 腕をふって
倉庫から出ていくトラックを見る
どこに これから 行くのだろう
フェリーに乗って 大洗港か ...
夜の梢はいつの日か
あの真っ赤な月を掴むのだろうか?
硬い目をした少年少女が
飛ぶ夢をみるように
多分
これは憧憬
僕はいつでも
落ち ...
串刺しにされた
ひばりの舌、
光の放射止めた
戦慄の太陽、
生真面目な顔 茫洋と
半月引き連れ闇夜いく
((ぽっかり穴開いた時空の壁に
次元と次元を仕切る門を観て))
...
波が かすかに鳴りながら
ふともらした悔いのことばを
嘲笑う
そう 確かに
人を愛したことを悔いるなんて
つまらないことだった
憶い出させてください
...
あゝ熱する陽射しに秋風の吹く
熱気震わせ秋風の吹き抜ける
路傍の猫じゃらし、
大きく首を振り
活気付いた花穂の緑、
輪郭から逃れ照り映え
秋風に乗り熱気を浮遊する
不思議な夏と秋の交 ...
複雑系
悩みと笑顔が
絡みあう顔の人
しばらくは
見ないふり
としもとったし
もういいからっと
ゲロるのはなし
ココはイマでは
犯罪者も
宗教人も
...
理想は
現実と妥協するためにある
理想ばかり追い求めると
現実が倒産してしまう
今あらゆる分野で
理想倒産が急増している
檸檬が眠っている
そう伝えると
Leの発音が上手すぎて
たくさん笑った
水辺にある満員電車の名残り
その色と形
黄色い皮の中に
幾筋の風が吹いている
わたしの皮膚は汗ばんで
...
森は
木の集まりであり
気の集まりである
森は
陰の集まりであり
陽の集まりである
森は
沈黙の集まりであり
物語の集まりである
森は
生の集まりであり
死の集まりで ...
現フォ投稿は週一のノルマを期していた。が、最近は登山道除草に追われ、且つ勤務仕事の山林仕事で日々困憊し、活字を書く気になれないでいる。詩などを書いてみようとキーボードを打ち始めては見るものの、まった ...
光が反射するから
憎んで見える
遮るものが
あって
はじめて
背負うものがあると知る
あまり甘くもない半月をすりおろして、
かがやきもしない琥珀糖にまぶした
苦くもない 痛くもない ...
僕は生きている
街で 遠い この
流れる日々を でも
見る 砂漠に
僕はどこに行くというのだろうか
不安の中で 悟るのだ
戦場の中に存在するのは
自分自身であることを
...
雨の降る端っこにいる
それを全てにして
明日に踏み出す先もなく
後顧の広さに竦み
見上げる先から落ちるものが
雪であれ、と思う
間違った先もなく
泥濘の重さが
安寧に変わる境目が
降 ...
お前のいたんだ背中に 唾吐くその心地について
引きずり出すさ 夢想にもふける
神に気付いていないにすぎない
あの世はすえた茣蓙引き一畳
空威張りに 敗れてもいい
心配は本物?
自分以外を心配するとき
優しさはあるのだろうか
わずかに胸が捻れている
そこに痛みはある
痛みがあったら本物だろうか
優しくなりたい
それだけなのに
何を冷静 ...
室外機のうねりのようなノイズが脳髄をずっと拡販している、まるで呼吸しているみたいなそのリズムで俺は灰色の影法師が踊り続ける幻を見る、真夏の太陽の下に居ても曇天が続いているような…動乱、人生はそいつ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
飼い主のない猫 (散文詩 7)
AB(なかほ...
自由詩
5*
23/9/15 18:35
THRAK 10
ひだかたけし
自由詩
2
23/9/15 17:58
THRAK9
〃
自由詩
2
23/9/15 15:53
日曜日の家事
凍湖
自由詩
8
23/9/15 15:52
微かに秋
夏川ゆう
自由詩
4
23/9/15 13:18
無への祈り
凍湖
自由詩
5
23/9/15 12:02
蟻
soft_m...
自由詩
5+*
23/9/15 10:45
秋心 (あきごころ)
〃
自由詩
4*
23/9/15 10:30
傷のこと
こしごえ
自由詩
4*
23/9/15 9:50
フードファイター
アラガイs
散文(批評...
3*
23/9/15 9:29
「自分のような悪党でも小さな良心があって」
足立らどみ
散文(批評...
2*
23/9/15 8:39
昨晩、駅前でゲロったヤツに憑りたくなく歌をよむ(四句)
〃
短歌
3*
23/9/15 7:08
定式
えこ
自由詩
1
23/9/15 6:35
夏
かち
俳句
2
23/9/15 4:07
夜の倉庫から
番田
自由詩
1
23/9/15 1:26
めっも
うし
自由詩
1
23/9/14 21:21
きまじめな顔
ひだかたけし
自由詩
3
23/9/14 21:16
潮騒
リリー
自由詩
8*
23/9/14 19:12
路傍の秋
ひだかたけし
自由詩
4
23/9/14 16:17
複雑系
足立らどみ
自由詩
4*
23/9/14 8:28
理想倒産
zenyam...
自由詩
1*
23/9/14 7:38
檸檬風
たもつ
自由詩
3
23/9/14 7:08
森について
zenyam...
自由詩
5*
23/9/14 6:59
十六年ぶりに包丁を買う 冬待ち 二作品
山人
散文(批評...
9*
23/9/14 6:10
寂然と水鏡
あらい
自由詩
2*
23/9/14 2:19
あるパイロット
番田
自由詩
1
23/9/14 1:32
星だ、星だ、星が
這 いずる
自由詩
1
23/9/14 1:21
---
桟橋えね
自由詩
1
23/9/14 0:07
優しくなりたい
木葉 揺
自由詩
10*
23/9/13 22:45
Growth
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
23/9/13 21:47
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
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404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
加筆訂正:
せいしゅん
/
本田憲嵩
[23/9/13 22:35]
一行目、ひるやすみ、→放課後、に変更。
3.63sec.