ありたけの身の上話
眉をひそめる輩
残念にして私のあながちな心をば
理解するのに難くあり
さしもさしもの行方知れずな恋など
てやんでいなどと啖呵を切ったり
羽目を外した怒涛の進撃
さ ...
梅雨だからこそ
特に強く星が見たいと
思ってしまうのかもしれない
重々しい気分にさせている
何日も降り続く雨のせい
雨は必要だけど
降りすぎるのも困る
程良く降って欲しい
...
雨が降っていた
こころの雨が
青空が広がっていた
うちゅうの青空が
雨も青空も澄んでいた
異様に大きな紫陽花の花房が
熱風に揺れて光っていた
それはこころとうちゅうの境だった ...
僕はもう曲がっただけの道に
付き合うのは嫌になった
あるとき突然そうなってしまった
誰かと過ごすのが苦痛になったときと同じように
側溝にタイヤが取られたのがわかった
車が大きな手で揺 ...
パワハラ賞状のニュースを見るに、どうもかなりおかしいように見える。上司は五十代くらいだろうか。高度経済成長期からバブルにかけて、日本人は狂ったように働いたと読んだ。実際、狂ってたんじゃないか。二十四 ...
その人の人生を
私が生きることは出来ない
ので私は私の人生を
生きる 生きられるのは
みんなのおかげ
何も心配は要らないよ
一つ一つをしていくだけだ
と自分に言い聞かせる
...
暑い日は
暑さを楽しむ
寒い日は
寒さを楽しむ
雨の日は
雨を楽しむ
風の日は
風を楽しむ
そういうふうに生きていけたらなあ!
君が不在のとき
スマホに撮りためた君の写真を見ていた
すると私の心は
君の存在とともに鳴り響くようだった
君は美しい絵画に似ている
君は瀟洒な音楽に似ている
君は心を打つ小説に ...
何かを思っている時の憂鬱な夜。昼の街はひどく暑すぎた。麦茶を飲みすぎてしまうぐらいだ。それとも、飲みすぎてはいないのだろうかと昔訪れたフランスでのできごとを思い出して、その景色や人やもののことを思い浮 ...
ゆびとゆびを十字にからませ
空をうけとめる傘の波動
ほのおを消すたび
交差点でくるっと回った
遠くにあるように思わせて
ちょっと手をのばせば届くところに隠す
山鳥の歌声を学び
生来の ...
○「自殺」
地域の二十代の青年が自殺した
家で首吊り自殺した
真面目でよく気が利く青年だったとのこと
以前から「死にたい!」ともらしていたとのこと
紐を首にかけてぶら下がった時は
どんな気 ...
自称詩人的危ない人間が現れて
刃物を振り回したりして
血みどろの事件を起こすと
犯人が捕まった後なのに
子供の登下校に保護者が
付き添ったりすんのは
おかしいんじゃねえのか!
いくらなん ...
曇天が
肉の激痛を包み込む
濃密な青の紫陽花が
熱風に揺れている
後頭部が脈を打ち
心臓は早鐘だ
わたしの自我が震えている
わたしの自我が震えている
一段高い生を掴むため
た ...
咲きすぎておもたい頭を擡げている紫陽花。ばらはとっくに咲き終えて、さっぱりと刈り込まれ、薬を撒かれる。陽をうけて広がってゆくマリーゴールド、日々草、トレニア。階段を降れば日本庭園の水場に睡蓮が浮んで、 ...
買い取れないかんじょうせんには、もしもが、いくつもちらばっている。数億の星を、口に含んでも甘くはない。たとえば僕が女だったら、さよならもなかった。どうして?にはどうしても、が。ついてまわる。僕は私に成 ...
読みたい物語が無かったので、自分でクリエイトしていく。その過程にだって影響がある。この世界で影響しあわないモノはない。ねぇ?どんな世界が知りたい?世界を閉ざさない限り世界は広がっていく。表現していく事 ...
分かってるな? 奴らに取っちゃ俺たちは食料でしかない。いやそもそも食料という概念など奴らは持たない。俺たちは奴らの身体システムのオートマティックな衝動に取っての同化対象物・包摂対象物でしかない。奴らは ...
つきよが
きれい
もうひるまるに
ちて
夜に観る紫陽花はいいものだ
紫陽花って分かるか?
あじさいと読む花だ
ちょうど今のような
梅雨の時期に見頃を迎える花だ
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿という言葉があるが
紫陽花を買う馬鹿という言葉 ...
父を思う
なぜだか
ひとりでトランペットを吹いている
音楽が好きな父は
アコーディオンを少しやっていたと聞いた
肺活量は人より多かったらしいから
ほんとうにトランペットも吹いていたかも ...
落下していく
陽の光が
雪降る宇宙に呑み込まれるとき
青い芝生の上で
独りは独りと出逢い
あなたはわたしに必要なすべて
と、かすれた声で言う
外界と遮断して
現実逃避して
正義でも
真理でもないことを
後生大事にして
下らない自称詩を書き連ねている奴らを
絶滅させるために
人生を費やすことの
無意味さに気付いたとして
それ ...
雨の下で
傘を広げたように
誰かを待っている
桜みたいに
浮気をしないから
風の通らない道が好きで
遮断機が降りる時の
四角い写真に
いつか映りたいと願う
恥じらいを知る ...
胸に張り付いて剥がれない夕焼けがある
そのまま世界を焦がしてしまいそうな
夕焼けが
爪でカリカリこすっても
裏側にこびりつきいっこうに剥がれない
夕焼けの下では
とある母子が散歩していた
...
映画を観に行くとパンフレットを買う。パンフレットを買うために映画を観に行くこともある。小さい頃に家族で映画を観に行くと親が買い与えてくれていた名残りだと思う。今時パンフレット? お金もったいないじゃん ...
笑えない世界に何も見出せなくなって。笑えるものなんて自分だけで充分だって思って。瞳を閉じてから。嘘の塊でできている。自分を見つめる。何処に居ても与えるだけの存在として貼り付けられる。誰もが甘えてくる。 ...
月達の会話がこうこうと聞こえる頃に、星達はきらきら笑います。その日僕は月達の影に見付けたのです。自分とは違うけれど、似たモノを持っている事を、分かったんです。いずれは壊死してしまう細胞と同じように、私 ...
暗闇だけの頃、触れ合い擦れる感触、肌に伝わる振動、煮詰められた咆哮、手探りした香り、譫言の熱、が、頼りだった。予めでは無い空間。空間を含めた全て、妖精の尻尾を掴むのと一緒。持ち寄った種は無駄を嫌う。存 ...
未完成
蜜柑のせいにする君の
端から帯(おび)に
交わる夜空
俺は
これまで賢く生きよう賢く生きようとしてきた
しかし今朝起きてはっと気づいた
それはもともと間違いであったと
賢くない俺には
賢い生き方はもともと合わないのだ
俺は
「愚直で一途な生 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
この世はどうあろうか、などと
二宮和樹
自由詩
0
22/6/24 21:35
星が見たい
夏川ゆう
自由詩
2
22/6/24 18:03
熱風
ひだかたけし
自由詩
3*
22/6/24 17:17
パッケージの中でこえをひそめる小人たち
竜門勇気
自由詩
2*
22/6/24 11:58
泡はじけて
りゅうさん
散文(批評...
1
22/6/24 9:45
※五行歌 三首「みんなのおかげ」
こしごえ
自由詩
1*
22/6/24 9:20
生き方
ホカチャン
自由詩
2*
22/6/24 7:33
共有
葉leaf
自由詩
1
22/6/24 3:47
エロデータ消失
番田
散文(批評...
1
22/6/24 1:17
六月のうた
soft_m...
自由詩
2
22/6/23 22:31
独り言6.23
ホカチャン
自由詩
1*
22/6/23 21:49
保護者付きの登下校
花形新次
自由詩
0
22/6/23 21:21
肉2
ひだかたけし
自由詩
2*
22/6/23 17:18
庭のこと
はるな
散文(批評...
3
22/6/23 16:56
かなわない
武下愛
自由詩
1
22/6/23 12:28
私の言葉
〃
自由詩
0
22/6/23 12:25
アスペクト盲 【即ゴル不参加作品】
壮佑
自由詩
4
22/6/22 22:52
osumituki
IN0RI
自由詩
0
22/6/22 22:44
Flowers
TAT
自由詩
0
22/6/22 21:47
トランペット
乾 加津也
自由詩
7*
22/6/22 20:49
独りと独り
ひだかたけし
自由詩
2*
22/6/22 18:32
渇れ果ててなお
花形新次
自由詩
1
22/6/22 18:13
紫陽花
ミナト 螢
自由詩
2
22/6/22 18:09
爪
やまうちあつ...
自由詩
0
22/6/22 16:21
パンフレット
末下りょう
自由詩
2*
22/6/22 14:13
言葉に汚れて
武下愛
自由詩
0
22/6/22 12:12
月の影に咲く花
〃
自由詩
0*
22/6/22 12:08
それは素粒子よりも細やかそれはあやとりそれは贈り物
〃
自由詩
0
22/6/22 12:07
未完成
足立らどみ
短歌
2
22/6/22 7:09
俺の生き方
ホカチャン
自由詩
1*
22/6/22 6:55
380
381
382
383
384
385
386
387
388
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420
3.57sec.