「庭」よりも「庭園」という名が似合う観光地化したご近所さん

ライトアップすれば町内活気づく過疎化と聞けば寒いイメージ

打ち上げの花火魅力の輪が開く恋人同士を包むベール

絵の島の桟橋壊 ...
銀色のプラットフォームは静かだ
何かが終わってしまったような
白い虚ろな光があたりを満たしている

駅名表示もない 時刻表もない
すべての列車はもう過ぎ去ってしまったのかもしれない
他の乗 ...
朝に身一点を感じれば
一日は恐れずに足らず

繰り返す日々に
こうべを上げれば
また光の青空が広がり
僕はたゆまぬ努力する

勇気を持ち
リアルなひとりの人として

宇宙の瞳を凝 ...
ぼんやりとした面持ちで投票に出かけてから、ドトールの中で銃撃に関するニュースを僕は見ていた。特に何か関心があったわけではないが、あれだけ動画がSNS上で流されていると、知らず知らずのうちに何度も何 ... 二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」


『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ...
宇宙の中で
星が灯る
星が消える

登場する人がいる
手を振り去って行く人がいる
受け入れて
追いすがって
時には気づかぬふりして

宇宙を見ているのは誰
宇宙にいるのは誰

...
今やっている仕事の中で

自分にしか出来ないことに

自分ならではの使命感を持って

取り組んでいく

そこに自ずと

やりがいや

心からの喜びも

生まれてくるだろう
    憧れ

憧れは雲一つなき空の青
雁の一羽の遠ざかりゆく
流れる
水のように
澄んでいる
信じている
包まれ抱擁され
揺らめく斜光のなか
神々は軽やかに踊り
隠された故郷を開く

恐れるな、
闇を病を
絶望の果てに灯がともる
君は遠く ...
戸外では叩きつけるような雨が降っていた。祭祀クーラスは、
一人考え込むように、チェザリの盤面を見つめている。
時折雷鳴がとどろいた。しかし、クーラスは動じない。
ふと見上げると、蠟燭の炎がゆらめ ...
アーゼン・クラウトとは、ヒスフェル聖国の闇の組織である。
その影の仕事によって、ヒスフェル聖国は小国ながらも、繁栄してきた。
しかし、オスファハンにはアーゼン・クラウトを取り仕切る力はない。
今 ...
 七月四日、入院した。五十五年生きてきてはじめてのことだった。それまでは若い頃に酒の失敗で急性アルコール中毒で一晩入院したことがあるだけで、本格的な入院は初めてだった。いまも病室のベッドの上でこれを書 ... 俺は胡散臭いからSDGsとか何とかは嫌いだ理屈は分かるが数十年先の話を今されても危機の尻馬に乗って危機を煽って上前を掠め取ろうとするような詐欺師と本当に本当の未来を本当に憂いている本物の賢人を冷静に見 ... 手持ち無沙汰に膝にのせ
撫でたのは 猫でなく
ことば以前のなにか
死者からの便りのように
ふとカーテンをはらませて
沸騰する
静けさに
肌をそばだてながら
缶ビールの残りを一気に飲み干 ...
夜を越えてぼくらは生きてきた
いくつもの世界をたずさえながら

時を言葉に変換してやっと生きてきた
ぼくの笹舟は銀河のどのあたりまでゆくのでしょう

ぼくは僕であることが面倒くさくなって
...
○「因縁」
田舎で暮らしていると
さまざまな因縁というものを強く感じる
先祖の因縁、地域の因縁、家族の因縁、
親戚の因縁、時代の因縁、世界の因縁など
さまざまな因縁が積み重なって
今の自分 ...
自称詩人が
元首相の身代わりになって
撃たれたなら
元首相にとっても
日本にとっても
自称詩人本人や家族にとっても
どれだけ良かったことだろう
大切な人の命を救いつつ
自称詩人が思い描 ...
わたしの散歩地図は人通りの少なさを最優先で作成されます。するとふるかったり、怪しかったりする道で構成されてとても具合がよかった。雨でなければ週に四、五日は歩き回ります。
枯れた花は、蕾や咲きほこる花 ...
彼が銃を撃ったその先にあったものを
思う 存在していた標的と そして
聴衆のかき消されたざわめきの中で
銃の落ちていた路上を
 あの一球が
 
 あのヘディングが

 あの左フックが

 あの一手が

 あのサーブが

 決まっていれば勝てますよ

 決めるために

 決められるようになる為に ...
昔、この国では
暴力が暴力を生み
二千万人以上の命を奪い
その血の代償として
「戦後」という{ルビ箍=たが}と共に
一時の平和が与えられた

しかし平和は数の暴力で壊され
司法は権力に ...
もう十年も経ってしまった
お互いの短い人生の中の
ほんの短い一瞬を交えた
あの日々の終わりから

ただの偶然だった
あなたが死んで
わたしが生きたのは

あなたのおかげで
わたしは ...
2022年7月9日午後7時10分都心で震度2。無意識世界の時間は曖昧です。
別話で日本列島に棲む生き者には天変事変へ対応できる本能が他地域より鋭かったのになと思う。
令和以前まではね。

** ...
自称詩人の精神構造が
銃撃犯や放火犯と同じなのは確かだ
自称詩人を野放しにしてはならない
奴らはまだ自分達にも何か出来ると考えている
しかし、短ければ半月もしないうちに
自分のやっていること ...
ひきこもっている時間が 空白期間だなんて
なんとナンセンスで 人間理解に乏しい意見だろう
表面上の姿だけに 惑わされてはいけない
人それぞれ 辿ってきた道が違うだけで
蓄積されてきた物は どれ ...
闇に沈もうとする
光を掴もうと
身を委ねる
本来の独りに戻り
続く肉の苦痛を乗り越え
たましいの岸辺に接岸する

自らの存在の核心を
闇に沈みゆく光に曝し
記憶のなかの抱擁に
溢れ ...
「オスファハン様、どうしてあのようなことをお話しに?」
石造りの牢獄を出ると、オスファハンの侍従長が待ち構えていた。
「控えていろと言ったはずだ。命令が聞こえなかったのか?」
「はっ。それは心得 ...
「わたしはそれを探り出してみせますよ」ヨランが再び微笑する。
「それがお嫌であれば、今すぐわたしを殺すことです」
「わたしはクールラントとの火種を望んでいない。
 お前も、そこにいる傭兵も、わた ...
自分が輪の中心にいないと満足できない
常に人からの賞賛を受けてないと満足できない
でもそれでも もっとほめてほしい もっと賞賛してほしい もっと もっと
どこまで満たされれば満足できる?
自分 ...
もっと自由でいいんだよ 自分をいじめないであげてよ
失敗は避けられないけれど 失敗しない人間なんているかい?
心配や罪の意識は 神様に委ねちゃいなよ
君は大いなる愛で 守られているんだ
友達の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
庭園夏川ゆう短歌022/7/11 18:12
銀色のプラットフォーム塔野夏子自由詩6*22/7/11 11:19
朝にひだかたけし自由詩422/7/11 11:10
夏の影番田 散文(批評...022/7/11 1:36
詩の日めくり 二〇二一年一月一日─三十一日田中宏輔自由詩12*22/7/11 0:01
星の命木葉 揺自由詩3*22/7/10 23:38
仕事は楽しいひろのふ自由詩122/7/10 20:29
憧れyasuto...短歌122/7/10 19:52
流れる水のようにひだかたけし自由詩4*22/7/10 18:37
祭祀クーラスの憂鬱朧月夜自由詩1*22/7/10 18:32
オスファハンと侍従長(二)自由詩1*22/7/10 18:31
木切れ岡部淳太郎散文(批評...322/7/10 17:40
JUNK BOXTAT自由詩122/7/10 16:29
純粋遊戯ただのみきや自由詩2*22/7/10 15:49
夜を越えてマークアーモ...自由詩722/7/10 12:37
独り言7.10ホカチャン自由詩1*22/7/10 11:21
自称詩人から変わるチャンスを無にした花形新次自由詩222/7/10 8:37
歩きスマホはよくないsoft_m...散文(批評...122/7/10 3:37
要人の死んだ日番田 自由詩122/7/10 2:27
勝負佐白光自由詩022/7/10 0:09
道連れ莉音自由詩022/7/9 21:00
戻れない自由詩022/7/9 20:50
国際化ってなんだろうとふと思った。足立らどみ短歌222/7/9 20:45
世界平和のために花形新次自由詩222/7/9 20:16
夏目漱石が小説を書き始めたのは38歳の時だったひろのふ自由詩0*22/7/9 19:36
ひたすらひだかたけし自由詩5*22/7/9 18:31
オスファハンと侍従長(一)朧月夜自由詩1*22/7/9 17:53
オスファハンと盗賊ヨラン(十二)自由詩1*22/7/9 17:53
ひろのふ自由詩022/7/9 17:05
真のスタートライン自由詩022/7/9 16:49

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加筆訂正:
純粋遊戯/ただのみきや[22/7/11 8:40]
誤字など修正
3.87sec.