丸く円く収めるつもりが
内側から裂けるように
咲いていく
心の傷を糧にして
終う言葉は種になる

種は何時か芽吹き
誰かの支えになっていくと知っても尚張り裂け続けた

結果は何処にも ...
 満天の星空が、朝靄の中に静かに消えてゆく。
 鳥達はいつもの歌を歌い、季節の花達はその手を広げている。
 誰かの魂と私の魂が共鳴しては離れてゆく。
 キャンバスの淡い白色は歩き始めた娘 ...
あなたはことばにまどわされてしまいますね。ひとのあくいしかかんじないという。じゅんかんからときはなたれますように。ことばにはおもみがありますね。じじつとはちがうことばをいえば、そのことばはかならずかえ ... 今日は雨降り、光るタール

行き交う人々が音もなく去る

冷え切った身体は光を求め

今日一日の反復を思う

ナニカガなにかを越えていく


積み重なる郷愁が
未知なる世界への ...
雨降りの間際で
それは恋だった
降り出してしまえば楽になる
頭の痛みに似て
激しいほど
わたしたちは
正気を取り戻していく
プラズマになりたい
そんなこと言われてもこまる
じゃないならみかんのままがいい
夢をみるのは只
言われて思う
猫のやわみを味わうのだ存分に
にごりが晴れる空
くるくる揺れあかすひれを舞わ ...
この世に子を産み落として育てる自信など園子にはなかった


どちらの男の種かも分からないのだからなおさらだ


女の不貞は男のそれより罪深い そんな古めかしい考え方に園子は頷けなくもな ...
石は喋るのが下手
本当は石じゃないから
石じゃないのだから
本当は喋れるし動けるはずだと考える
本当はなんなのか確かめるために
体を動かそうとして
うまく動けもしないことがわかる

長 ...




ラクダ
アルコールを追い風に
並べた言葉の胡乱羅列悪鬼羅刹適当馬鹿常套句卍
てきとうに置いて並べるセンスだけ磨いてきた二〇数年
なんか できたかなぁ

意味の薄い胡乱羅列天上天下馬鹿罵詈雑言卍
紫 ...
脱色された
独りの夢の光景を
激痛走る眼底に、夜な夜なみる
甘美な不安に誘惑され
背後に控える兵士の顔は灰色
迷走する宇宙に終わりはなく
僕を自由にして、僕たちを自由にして、
不安に身を ...
荒々しく
新しい風が
吹き狂う
この街に来て
みまわすと
あたりには
傷ついた花が
倒れている

地面に倒れこんで
砂の粒を噛む
なにも匂わない
花は死んでいるのか ...
すべて、滅びるために
すべて、花開くために
人は永遠の登攀を試みる

高みへと

 森の眩暈するような紫陽花の青のなか
 陽が落ち夢という夢の宝石箱が
 辺り構わずぶちまけられるまで
...
からだが冷えている
外は雨だ
アスファルトは黒々と濡れ
行き交う人々はそれぞれの目的地を持ち
僕はただ震える

季節は梅雨
何も無い不安に僕はおののく
僕は此処に留まらなければならない ...
千の陽光が結んでほ
王位を継承したいと言
ころぶ子どもたちの足をまたはらう稲穂
うその曠野を食べなければならない

立ち入り禁止の看板にな
必ずや勝ってみせると言って引
だれの予言なのか ...
○「コロナ下を生きる」
なったら
なったで考えよう
心配の先取りはしない
慣れや諦めも大事だ!
専門家の話は適当に聞く
テレビ情報もほどほどに
政府にはあまり期待しない
市役所にはちょ ...
ボケとは何か考える
長く生きてると嫌なことがあり
嫌な話をあぼーん設定するのではと
透明あぼーんした場合
話が繋がらなくなることがあり
そしてボケの兆候をば示し
あとは周囲や病院が仕上げを ...
善人達はよく働く
善人達はいい顔をする
善人達は徒党を組む
善人達はすぐ騒ぐ
善人達はSNSが好き
善人達は声がでかい
善人達は話がつまらない
善人達は定型文を書く
善人達は線を引 ...




カエル
次から次へと
湧いてくる
ボウフラ人間こと
自称詩人を皆殺しにした場合
生態系に与える影響は
皆無だということが
判明したので
明日から自称詩人猟が解禁となります
自称詩人一匹駆除する ...
いま証明されることは

かつてはただ想像されるだけのものだった


そんなブレイクの言葉を

ふいに思い出して



優しい世界でありますようにと

願いをかける


...
なんにもない
向こうに
何かがある

王国は滅びゆき
魂の故郷は常に輝き

孤立は一掃され
孤独は俊立し

私たちは
ともしびを失った亡命者

脳髄の導火線に火をつけろ
脳 ...
山を越えまた山を越え目的地半年待ちのロールケーキ

遅刻して上司に睨まれ縮まる新入社員遅刻癖ある

片づけは得意不得意あるだろう片づけようの気持ちだけある

広島県大雨警報出続ける不安ばか ...
ハッピーエンドの小説なんか読んだことがない
ホッとした後に生活なんか送れるのだろうか
眠れない夜に読書をするなんていうのは
かえって明日が怖くなる

毎日裏切り者たちと仕事を共にして
罰を ...
窓辺で飛行船をながめていた彼女も
結局は海の底 深く深くただよって
そうだね、
かみさまは後ろ暗い思いをかかえはしない
きりがないからね

突然にねむたくなったり
ねむりたくなったり
...
ろん

だいさん
もじが
ぼうれつ  なん
いつもかばってくれたあなたは、なんどしにたいとおもったことでしょう。あなたのおかげで、いまとてもしあわせにすごせています。じぶんがこわれてまでわたしをそだててくれたこと、なみだがいまでもでるほどかんし ... 二〇二〇年十月一日 「みやうち ふみこさん」


『O・ヘンリー名作集』の2作目は「警官と讃美歌」冬は寒いので、なにか悪さをして刑務所に入ろうと、いろいろ努力するホームレスが主人公。どうしても努 ...
八番目だ
八つ目の角を曲がると
きっと見えてくる
左へ行って
左へ行って
右へ曲がって
天を仰いで
橋を渡って
信号も渡って
また右へ曲がって
そこから八番目の角を曲がるんだ
間 ...
最近ね
色っぽいクルマが見られなくなった
ってぼやきながら街路樹が枝を
そっと伐られてた

雨あがりの道すがら
みみずがのたうちながら
通りすぎるさんぽの気配を呼吸していた
なんてやわ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
柘榴(推敲予定)武下愛自由詩2*22/6/16 8:07
白い景色の中でメープルコー...自由詩7*22/6/16 7:36
手紙6武下愛自由詩122/6/16 6:09
遠い声ひだかたけし自由詩5*22/6/15 19:14
正気はるな自由詩422/6/15 17:58
みかんsoft_m...自由詩122/6/15 17:19
園子とその子のそのこと末下りょう自由詩1*22/6/15 12:18
無音凪目自由詩2*22/6/15 1:51
令和4年6月15日(水)みじんこ自由詩0*22/6/15 0:11
ならべたいえこ自由詩122/6/14 21:41
夢の果てひだかたけし自由詩222/6/14 21:03
笑顔を輝かせて──さくらいろ──秋葉竹自由詩122/6/14 20:54
登攀ひだかたけし自由詩222/6/14 18:47
午後模様自由詩522/6/14 13:19
いきつ もどりつふるる自由詩322/6/14 9:01
独り言6.14ホカチャン自由詩1*22/6/14 8:03
サルベージりゅうさん自由詩122/6/14 5:05
善人の国六九郎自由詩022/6/13 22:16
令和4年6月13日(月)みじんこ自由詩0*22/6/13 22:05
自称詩人を皆殺しにする花形新次自由詩122/6/13 20:45
めもうし自由詩022/6/13 19:47
何かひだかたけし自由詩522/6/13 18:11
ロールケーキ夏川ゆう短歌222/6/13 17:53
ハッピーエンドの小説なんか読んだことがない奥畑 梨奈枝自由詩122/6/13 14:18
もしも裏返った星にたどりついたら来世の自由詩122/6/13 12:10
homerpIN0RI自由詩022/6/13 11:46
手紙5武下愛自由詩022/6/13 6:40
詩の日めくり 二〇二〇年十月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*22/6/13 0:12
はち坂本瞳子自由詩1*22/6/12 22:52
そしてさんぽへsoft_m...自由詩022/6/12 22:45

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