古い教室の机の落書きのように
六月は音も無くひっそりとしている
机は時々降る雨音に聞き耳を立てて
暗い机の隅に棲む名もない蜘蛛と
会話を楽しんでいる
すでに廃校となった校舎の屋上で
昔 ...
毎朝、ぼくは朝日を浴びて日光浴をするのが日課だ
人間はまだ寝ている
そう、いびきをかきながら
足も広げちゃって寝ている
ぼくは立派なネコだから
そんな寝方はしない
足は揃えて、お行 ...
気晴らしを服毒してぺたんと座る。
うんうん言いながら伏し目がちに窺う
鄙びて果てる安息は、
ピロートークにもならないから
縫いつけられたように目が離せなくなる
足は縺れて転んだようだった ...
こころ
富士山
将棋
「祭祀クーラスの現状をご存じでしょうか?」盗賊ヨランが言葉を継ぐ。
「知っている。戦争の咎のすべてをエインスベル様に押し付けて、
国家の敵として、告発するつもりでいる……」
「そうです。わたし ...
「こんにちは。わたしはヨラン・フィデリコ。
エインスベル様の側近でございます。今日は、
あなたにとって重大な用事で参っております」
盗賊ヨランは、おもむろに口を開いた。
その時に眼前に ...
樹木には牙がある それは樹木に夜が言い寄ってくるからだ 夜の言葉は樹木に浸透し それゆえ樹木は夜に牙を立てる それは樹木が樹木自身に牙を立てることだ 夜は樹木に応えて 血の言葉を吐いて言い寄り続け ...
人間の出来事からは遠い式
散らかった力が地下で戦った
曲聴くと刻々と記憶清くなる
音だけが聞こえる文章 眠った歌
何かを失えば
何かを得る
人生ってそんなものかも知れないよな
哀しみを手放せば
喜びがくる
喜びを手放せば
哀しみがくる
人生って耐えられない程
独りだ
穴を穿つ
深く冷たい穴を穿つ
在ることを真っ二つに裂く
穴を穿つ
存在の不安に鳥肌立ちながら
存在の不安に恐怖しながら
独りの魂に穴を穿つ
爆発を繰り返す宇宙
遠去かる銀河
たま ...
夕立の跳ねて乾いてアスファルト 湿る私のおもたい体
どうしても遠いあなたと山椒の木 羽を乾かす若い蝶蝶
このままじゃ動けなくなるから行こう 猫は恋を終え 沙羅は咲いてる
なげうっ ...
その時私の命は引き裂かれた
この胸には青い青い空が広がっているだけ
君には健やかに生きて欲しい
あなたはいつもせのびばかりして、あしをつらせては、またむりしちゃったなっておもってるけど、あなたはそうやってすこしずつもてるにもつのりょうをふやしているの。だからすこしずつあるいていけばいいの。だけど ...
それが
正しいか間違いかなど
たいした
問題ではなく
ただ
あなたが
ひとつでも先に進んだときの心を
夏が人々を焼き払ってゆく
わたしはグレーの作業服を着て
かれらの骨を拾っ ...
サイコロ
弦
向日葵
小粒な貝殻が天使の爪となり
冷たい海水でその羽を洗うような朝
紺碧の海に笑う神々の声みたいな
波の音が轟きその間に間に凪いだ水面
今生で忘れかけていたことを喚び起こす
その潮の干満に合わせて ...
前略 生きてるかい
そんな綺麗な便箋の文字が
心の琴線に触れて
栓をしたはずの思いが
全然忘れられて無かったって事に気づいたよ
公園の陽だまりで日向ぼっこした様な日々
胸に響くひなげしの花 ...
存在の孤独が
冷たく露わになるこの夕べ
雨滴は石を穿ち
震える胸奥を
抉るように流れ落ちる
ぽっかり深淵が口を開く
ぽっかり深淵が口を開く
遠くふるさとの木霊が響き
わたし ...
マヒしてる
私のこころを
青空の青色に
染めてくれよう
後悔しても
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
何かを忘れても
今はあり
つながっている
さまざまな今を
味わう
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
その土手を上手く手中にした手下
身上の中身は下半身だった
下心 その中心にある心情
弱い者たちから死んでいただきましょう。 唐揚げくん1パック¥380にあがったけど買いにいこ。
初めてのことが必要なんだ
やったことのないこと
触ったことのないもの
このまま行くんなら
誰かの答えを聞いても
先生の話を聞いても
お腹はふくれてくれない
このまま行くんなら
...
雨が上がった街に
人が通り過ぎる、車が通り過ぎる
僕は窓辺で見ている
にわかに大地が割れるのを
見果てながら
彼らは何処に向かうのだろうかと
遥かな地平に虹がかかる
俺は ...
シャボン玉とばそ
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
地平線の向こうには
賑やかな夜景が騒がしいだろうか
それとも
寝静まった夜が
寝そべっているのだろうか
...
るろうに剣心などの漫画の戦闘は
剣術の前に説教戦である
説教で勝ち、次いで剣で勝つ
勝てば官軍という言葉もあるが
確認したい
正しいから勝ったんですか?
勝ったから正しいんです ...
半分こで払う家賃と二人の約束が、唯一僕らを拘束する法律で、他人の喧嘩もだるい連絡も全部他人事。うすいのに家の壁は優秀で、世の中が中に入ってくることをまるごと拒んでいた。
でも夏休み中にある毎日の ...
あとのことをあとで考える
寝室でハミングをする
パイのことを思い出していた
皮が厚くて温かいミートパイ
雨上がりの曇った空気は気持ちがいい
なにも考えないほうがいいのに考える
今までも震え ...
パンが値上がり
洗剤が値上がり
化粧品が
ゲームが
コーヒーが
マクドナルドが
値上がりしていく
すれ違いざまのカウンターパンチ
足元を救われるイジメられっ子
そんな気分だ
...
かんざし
山査子
案山子
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
六月
山人
自由詩
5*
22/6/3 7:23
人間て。
ラムネ
自由詩
2
22/6/3 0:49
砌
あらい
自由詩
0
22/6/3 0:18
令和4年6月2日(木)
みじんこ
自由詩
0
22/6/2 23:50
囚われのエインスベル(九)
朧月夜
自由詩
1*
22/6/2 21:47
囚われのエインスベル(八)
〃
自由詩
1*
22/6/2 21:46
千年樹 【即ゴル不参加作品】
壮佑
自由詩
4*
22/6/2 20:58
眠り秘め
水宮うみ
川柳
1*
22/6/2 20:50
失う事
渡辺亘
自由詩
1
22/6/2 20:08
穴を穿つ
ひだかたけし
自由詩
4*
22/6/2 18:41
猛暑日
はるな
短歌
1
22/6/2 16:12
無題
渡辺亘
自由詩
0
22/6/2 13:18
手紙(推敲予定)
武下愛
自由詩
1*
22/6/2 11:31
文化会館の用具箱の隅に残されていたいくつかの書き置き
ホロウ・シカ...
自由詩
0
22/6/2 0:17
令和4年6月1日(水)
みじんこ
自由詩
1*
22/6/1 22:48
やちまたの記
おろはげめが...
自由詩
3
22/6/1 21:41
昔日の面影
〃
自由詩
0
22/6/1 21:38
名無し人
ひだかたけし
自由詩
2*
22/6/1 18:20
※五行歌「マヒしてる」
こしごえ
自由詩
1*
22/6/1 16:13
※五行歌「何かを忘れても」
〃
自由詩
1*
22/6/1 15:44
上中下
水宮うみ
川柳
1*
22/6/1 13:59
花の戦略
津煙保存
短歌
1*
22/6/1 13:53
少しひねるだけで
竜門勇気
自由詩
1*
22/6/1 9:53
虹の根元
ひだかたけし
自由詩
6
22/6/1 9:39
砂漠のシャボン玉
秋葉竹
自由詩
1
22/6/1 7:05
オタクの考察
りゅうさん
自由詩
2
22/6/1 5:18
あなたと犬
えいざっぷあ...
短歌
0
22/6/1 0:31
壺
凪目
自由詩
2
22/5/31 23:57
昼下がりの国会中継
うめバア
自由詩
1
22/5/31 22:01
令和4年5月31日(火)
みじんこ
自由詩
0
22/5/31 21:56
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
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406
407
408
409
410
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412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
3.99sec.