光る風
青空に
ぽっかりぽっかりと雲
あああ
生きている
時には
仕方無いこともあるが
私は
選んだのだ
命を
すすきの穂が暮れ終わって
秋が もはや殆んどない
御寺の緑に
ふとこぼした涙は何処へ行ったのか
荒々しい血汐のざわめきが
遠い日のことであったと
気附いたのか
一 ...
横断歩道のラインの梯子
とおりゃんせ、がスピーカーからあふれる
さあ渡ろう
白だけを踏んで
くちさびしいからつぶやく
「アネモネ アネモネ アネモネ」
猫みたいにやわらかな足で
...
寂れた町の匂いのする
季節外れの席でビールを飲む
砂粒だらけの赤い足で、
板張りの床を踏んでいた
濡れた髪の女の子が
ハンバーガーとポテトを運んだ
台風が去った跡の景色が、
そのままこの ...
そよぎゆらぎ
煌めく葉群れ
ひかりの匂い
引き締まる気
囀ずる鳥達の
響きに絆紡ぎ
界の木霊に人
震わせる言葉
とらわれている
とらわれないようにすることに。
だから
向き合おう
いのちと共に
慈悲とつれあって深夜のスーパーを歩いた
あるいは慈愛とつれだって萩の花をばらまいて歩いた
おれたちにとっての幸運が猫のしっぽであったような、
あるいは取り残された者たちの最 ...
ありがとう
空よ
私の至らない部分が
人のこころを傷つけてしまうのは
私が至らないからです。すると
みんなが至らないよ、と
空は
青ざめてくれる
空よ
ありがとう
いくつかの雲は ...
ライナスのナイフは安心ナイフ
あの時ナイフがあったから
血は流れなかった
ライナスのナイフは安心ナイフ
言葉は役立たずだったから
血は流れ続けている
ライナスのナイフは安心ナイ ...
梱を解く
潮風に鳴る 缶ごみ
いろどる 比喩たちの面皰
梱を解く
あなたの二枚の手を思う
ひらたく延ばした糊状の意味
荷はひろげられたまま
...
馬鹿な連中が屯していたって
今日は気にしない
街角の商売女にだってそうさ
何故なら今日俺は大宮少女に会いに行くんだから
京浜東北線に揺られ荒川を越えてさ
一週間は長い
デスクに坐ってパ ...
リハビリ中
リハビリなか
なか‥‥シホ
高速で切り刻まれた、記憶の断片の産卵、街路の水溜りの中で澱んだ紙屑になる、血を感じられない日々の中で神経組織が煙を上げている、いつでもどこか鼻腔が焦げ臭いのはきっとそのせいさ、都市の回転はドラム式 ...
魚屋の前ではきっと
夕焼けが足りないと
うつ向いてしまうのだろう
戻って来た理由もどうでもいいので
僕も
ほんとにくさいと笑って食べた
世界の全てが ...
どこでもないここで
或るものを在らしめる、
生動する思考そのもの
やわらいでゆくことば、
広がる光の大地溶かし
どこでもないここで
太陽を直視しながら、
躍る無限の緻密さ ...
三連覇すれば充分なのかもとカープのファンは四連覇願う
湖の綺麗な水に触れてみた地球の愛として湧き出た水
湧き水のお薦めの場所教わったやや山奥の薄暗い場所
世羅町は空気美味しい花の町観 ...
苦悩というものについては、ぼくは、よく知っているつもりだった。しかし、じつはよく知らなかったことに気がついた。ささいなことが、すべてのはじまりであったり、すべてを終わらせるものであったりするのだ。た ...
この場所で根を張ったから逃げられず
だからホテルは優しいのです
堂々と孤独になった暁に
戻っておいで魚の私
何気ないニュースでやっと知る彼の
身長体型年齢までも
...
自称詩人はすべての面で
足りない奴らだが
その中でも最も足りないのは
ユーモアだと思う
クスッとでも人を笑わせるものを
書いてみろ
書けねえんだよ、これが
本人は面白いと思ってるんだろう ...
相手を嫌えば
自分も嫌われる
相手を好きになれば
自分も好かれる
人間関係お互い様
口で言わなくても目でわかる
口に出して言えばもっとわかる
好きな人嫌いな人苦手な人
人はさまざまそれ ...
蘇芳色
...
あの日の雨は
もう降らないのかもしれない
もう降っているのかもしれない
明日
海を見にいこうと思う
海を、見にいこうと思う
辞書の文字が夕焼けに溶け ...
地球は青いだけじゃない
生命の熱を感じる赤色や
全てを優しく包み込む黒色
身体を潤す美味しい水色がある
そして醜く汚い人間色も
ここは色とりどりの世界
情報が置換されて
一つの星になったら
運命の日
恐喝するリングドール
八月の革命
双生、パウダー、稲穂
道程の中で触れていた
矛盾の正体がわたしだった
藁を積んだ小屋
非道な支配 ...
すんと湧いて
すぅうと透ける
うっすら凍り付いた
たましいの音階波打ち
ぽっとぱっと灯る響きの光
鉄橋のなかを疾駆していく
空の青み際立ち笑いながら
たましいの音階波打ち
...
くびながりゅうが待っている時間旅行の旅はいかが
めぐる四季みをつくすしき、空席
秒針の音ねがえりをうつ
旅に果てたんぽぽに酒
はてふかしちちろちちろとなく虫のいて彼らのうたうセ ...
幽玄の
間合いたたずむ
人ひとり
忘れないでね
忘れるものかと
何でも無い午後の風と
悲しい思いがする そんな
毎日の中を流れている
公園の前で
何でもない日々にある
今は そんな 感覚と
意識の中で生きている
電子工作の手を止めて
...
その朝
半開きになっているリビングのドア
玄関廊下の床に外からの光が
もれ込んでいた
あわてて玄関へ目をやると
鉄扉は大きく開き
こちらを見詰める背の高い人影、
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
※五行歌「あああ 生きている」
こしごえ
自由詩
0*
23/10/25 13:03
※五行歌「選んだのだ 命を」
〃
自由詩
5*
23/10/25 10:53
涙の行方
リリー
自由詩
3*
23/10/25 10:51
アネモネアネモネ
福岡朔
自由詩
2*
23/10/24 23:38
幽霊たちの砂浜
atsuch...
自由詩
18*
23/10/24 17:39
詩想26〇言葉
ひだかたけし
自由詩
4
23/10/24 15:25
※五行歌「とらわれている とらわれないようにすることに。」
こしごえ
自由詩
0*
23/10/24 15:08
黒犬の眼球
中田満帆
自由詩
6
23/10/24 13:03
失礼します
こしごえ
自由詩
11*
23/10/24 11:27
ライナスのナイフ
竜門勇気
自由詩
2*
23/10/24 10:41
梱を解く
草野春心
自由詩
2
23/10/23 22:59
大宮少女
花形新次
自由詩
1
23/10/23 22:24
リハビリ
シホ.N
自由詩
1+
23/10/23 22:15
壊れた受話器に泣かないで
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
23/10/23 21:54
okaeri.com 1-10
AB(なかほ...
自由詩
5
23/10/23 20:43
詩想25
ひだかたけし
自由詩
3
23/10/23 16:36
花々
夏川ゆう
短歌
4
23/10/23 15:15
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
11*
23/10/23 1:00
あの夢が本気だったと本当は
妻咲邦香
短歌
2
23/10/22 21:16
猿之助の手法
花形新次
自由詩
1
23/10/22 21:00
人間関係ラップ(改訂版)
zenyam...
自由詩
4*
23/10/22 20:21
Redder than red
TAT
短歌
1
23/10/22 19:09
sayonara.com 1-10
AB(なかほ...
自由詩
12
23/10/22 19:08
いろいろないろ
リィ
自由詩
1*
23/10/22 19:02
プール、放射、機械
竜門勇気
自由詩
1*
23/10/22 18:26
魂の鉄橋
ひだかたけし
自由詩
6*
23/10/22 17:21
歌2
wc
自由詩
5*
23/10/22 16:30
幽玄
足立らどみ
短歌
3
23/10/22 13:18
ある年の日曜日
番田
自由詩
3
23/10/22 13:09
玄関
リリー
自由詩
4*
23/10/22 12:57
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
加筆訂正:
美しい灰
/
ただのみきや
[23/10/22 14:23]
数か所修正
4.6sec.