死んだ飼い犬を抱いて
見つけられた鍵を集め
一筆書きで遺書を書いた
この街は鳩だらけ
ドアだらけドアだらけ

三つ目のうさぎ
余分な一つを
籠に入れて二日酔い
気持ちの行く先
...
安定して
安堵して
朝の風を浴びる

行き交う人々は足早に
留まる人々は優雅に

待ち受ける一日の重み
待ち望む異界からの風

風は吹いている
折しも燕が鋭角に舞い
待ち受ける ...
人生の半分以上を
共にしてきた
この銀製の指輪とも
どの道別れる時が来る
別れの時も ありがとう




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
二〇二〇年八月一日 「リハーサル」


 ホラー・アンソロジー『999 狂犬の夏』の4つ目は、トマス・F・モンテルオーニの「リハーサル」舞台で起こる怪異談。といっても、芝居がはけてから起こる出来 ...
なんでも
小学校で
あだ名を付けるのを
止めさせようという
動きがあるらしい
身体的特徴であだ名を付けるのが
イジメに繋がるからだそうだ
さん付けで呼ぶようにするんだってよ
全くアホみ ...
呑む夜は

思い出野郎Aチーム


音楽だけが


世界を救う




















...
銀輪に
跳ね返る
光の束
眩しくて
ガクンと揺れた
視界の先
道行く人の
後ろ背に
未知悠久の
時、踊る

あゝ何もかも
渦巻き
異郷となって
迫り来る
この懐かしい
...
怖い話(18禁)
らどみ

詩がなんだかわからないまま
剥き出しの言葉を読むのは危険なので
完全防備服を着て読みます

告白に近い言葉を懺悔室に耳をそばだてて
聴いている罪悪感がありま ...
分別のない緑が、近郊都市周辺の山々を埋め尽くし、
風は暑さのためか、動くことを忘れたかのようであった
どこかに存在する点と点は害虫のように動き回り、
線を描かせてはくれない
摩耗した歯車が軋み ...
染めたら
染めかえしてくれるかな

夜空を集めて漏斗から
君の片方に流しこんだら
わたしの夜目を
重ねたら
固めてくれるかな

もうすぐ雨だから
世界は震えてる
暑いのに寒くて
...
盗賊ヨランは、エインスベルの救出に、
妖精ファロンの力を借りることにした。
ちょうど祭祀クーラスとは逆の手を使おうと考えたのである。
これで、監獄の衛兵たちの心を意のままに操る。

盗賊ヨラ ...
そのころ、盗賊ヨランは久しぶりにクールラントへと戻っていた。
そして、カラスガラの酒場で、美酒に酔いしれていた。
「やっと見つけたぞ、ヨラン・フィデリコ。
 大方、次の盗品の目星でもつけていたの ...
有名人の指殺人
スマホで人が死んでいく
SNSで責め上げる
強迫・誹謗中傷と
殺害予告で追い詰める
握ったスマホはピストルだ
誰かを撃ち抜くことになる

侵攻されたウクライナ
スマホ ...
老いたれば
世間に寄り添い
リブートし
約束の地へ
若かりし頃
さらし粉

挿入

しらじらと
五月二十二日 月曜
天氣 晴
起床 五時二分
就床 十時三〇分

朝礼は教室
吉田先生より「忘れ物をしない事」について御注意がありました
体操の時 私は須藤さんと二人 飛箱が飛べ無 ...
一夜すぎ油の匂いのする聖水


敵を噛む利口な顔した犬と棲む


泣きそうな君とバス停まで歩く


そのうしろ姿でわかる濡れメガネ


山頭火さみしい人に頭 ...
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
開く ...
拡がりはどこまで
声する風や
星の重みに
遮られずにいたか

歌は
いつまで
小枝の先っぽで
乾かされているのか

世界を残酷にしてしまうのが
ことばの愚かさのつね
誰もいない ...
目に緑葉
茫然自失
再々起動
森林浴は
私を変える
言葉から離れて暮らしている話


シンデレラを名乗る不審者 三輪車


人間に人の心はありません


卒業式。別名、終わりの始まり。


なぜ誰もいないのではなく君がいた
ひとつの自分が
無数の綿毛に変わる
わたしは消失し
野にある数多の物語となる


 未来から過去へとすり抜けた
 あなたはわずかな時間だった
こうして記憶は一瞬を一生にし
わたしだけ ...
きみよくオレンジジュースを飲んでいるね
ええそうなのわたし主食は人参だから
ではキャロットジュースじゃなくていいのかい
人参は高いし手に入りづらいから
それにしても人参とオレンジは離れているよ ...
「情けは人の為ならず」と
お空へ打ち明けた
「私は悪い小鬼です」と
ひらきなおると
お空は黙ってしとしと雨




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌 ...
昨日はザンザン降りで
今日は晴れ間がひろがった

閉めの緩い蛇口の水がポタリポタリ

わたしはそのわきを通りながら
青い青い空を仰ぎ見た

梅雨入り前の青空だ
梅雨入り前の大空だ
...
    
イヤナラカエレバイインダヨナ?と言った彼の行方は知らない 図書室にいて十五歳たちエイエンニカエレナイカエレナイ
○「妻との会話」
何か尋ねるから
意見を言うと
それはおかしい!という
それなら尋ねるなと
僕は黙りこむ

○「背水の陣」
辞職願を用意した
あとは辞める日付を記入するだけだ
辞職 ...
だいの大人が
大勢の報道陣を前にして

感極まって流す涙に
久しぶりに感動した

かつて
最年長で初タイトルをとり
涙する棋士もいた


精一杯戦って
ゆび運に恵まれず

...
風見鶏、雪月風花北野坂、あなたとともにむかしきたまち

銀色のススキの原に銀の風、君だけ光る、降るは月光



遠い目を隠しきれない伊達眼鏡、滲む涙はだれのせいなの

...


自動車

竹林
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
鳩だらけ竜門勇気自由詩1*22/5/30 12:53
ひだかたけし自由詩622/5/30 10:17
※五行歌「別れの時も」こしごえ自由詩0*22/5/30 9:20
詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日田中宏輔自由詩14*22/5/30 0:02
ニックネーム花形新次自由詩022/5/29 19:10
踊る日は踊れTAT短歌022/5/29 18:43
異郷に揺れてひだかたけし自由詩422/5/29 18:26
怖い話(18禁)足立らどみ自由詩2*22/5/29 18:04
すべての物達の、とある夕刻山人自由詩5*22/5/29 18:03
世界は震えてるsoft_m...自由詩022/5/29 17:05
囚われのエインスベル(五)朧月夜自由詩1*22/5/29 17:03
囚われのエインスベル(四)自由詩1*22/5/29 17:02
スマホピストルイオン自由詩022/5/29 13:40
リブート足立らどみ短歌222/5/29 10:28
令和4年5月28日(土)みじんこ自由詩022/5/29 4:00
女學生日記 十八TAT散文(批評...122/5/28 23:22
狂気の沙汰ほどおもしろい秋葉竹川柳322/5/28 22:03
ハレルひだかたけし自由詩6*22/5/28 18:23
八月soft_m...自由詩122/5/28 18:11
ヒーリング足立らどみ短歌222/5/28 16:18
誰のレター 何処のこと水宮うみ川柳3*22/5/28 15:42
蝶を咥えた猫ただのみきや自由詩1*22/5/28 14:55
日常における狩猟万願寺自由詩022/5/28 14:30
※五行歌「しとしと雨」こしごえ自由詩2*22/5/28 14:28
青空ひだかたけし自由詩6*22/5/28 12:38
_津煙保存短歌2*22/5/28 9:05
独り言5.28ホカチャン自由詩1*22/5/28 8:53
涙の価値st自由詩422/5/28 5:54
さらさらと降る月光、ひらひらと舞う麦わら帽秋葉竹短歌122/5/28 5:25
令和4年5月27日(金)みじんこ自由詩0*22/5/28 3:11

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