四月二日 火曜
天氣 曇
起床 六時三〇分
就床 十時二〇分

朝起きたら空が曇つて雨がしめやかに降つてゐたのでがつかりした
折角の今日だのに あゝつまんない
お雛様は明日の清潔のた ...
煌々と満月、只 白く

向かいの家、明かり消え眠りにつき
隣家の玄関、僅か灯火 薄黄に開き

煌々と満月、すべて浮き照らす超然
ネットで見かけた
ドクターペッパー
20種類のフルーツフレーバー
お婆さんが毎日飲んで長生きしたって

なんといつものスーパーにあった
飲んでみた
頭が混乱した

しばらくして
正 ...
  

『鏡よ、鏡?』

尋ねつづけたあの女は
実は
《その》衝撃の前日まで
《世界で一番美しい女性》であったし

その、

気も狂うような事実を告げられた日も
実は
《世 ...
春に雪が降るというのは
珍しいかもしれない
けれど降ることはある
そんなことが過去にあったのを
覚えている
ただ覚えているだけで
それ以上に特別なことが
あった訳ではない
春に雪が降っ ...
突き抜け
上昇し沈み込む、
限りなく際限なく

熱に貫かれ 声、
発せるということの
奇跡
歌、うたえることの
有り難さ

意味 以前に 声の言葉の響き在り、

わたしはひたす ...
じぶんの重みに
押しつぶされた日の光が
大地に一度 身を落として
あたりを囲う 同じものたちの
小さくも楽しげな 溢れかえり
そこにある岩肌の
わずかな塩味に
あいさつのように
その明 ...
静かに沸き立つ
底知れぬ欲望在り、
身震いしながら
受容する僕は
未だ生半可な途上の者

内面の旅程は外界のそれと呼応し
水晶の面を滑りながら内部を見通す

日が沈み隣家の明かりが灯 ...
強い南風だった
私は風になど飛ばされたくないから
作文を書いた
父は私が何をしても
優しい様子で褒めてくれたけれど
作文だけは
夜、眠る前に読んでいたようだった
下水道の早期敷設 ...
 
 湖のほとりで 歓送迎会が宴たけなわ
 大広間のステージ台へ背もたれ向け座る
 センターから外れる円卓、
 あなたが 椅子に割り込んできた

 別の課へ異動していくあなたとは
 正式 ...
  

むかしはびじんでそれだけで
みせもだいはんじょうして
こいびともよりどりみどりだった
ろじうらのすなっくみたいに
さみしいにぎやかさ

かなざわからきょうとへ
さんだーば ...
  

夢の街
今夜ひとりで歩くとき
潮風も吹く、桜、散る散る


天使ちゃん
そんなあだ名で呼ぶなんて
考えられない事態だよ?


夜明け前
いただきに立ちみおろせ ...
朝食を済ませ
外に出ようと野球帽を被ったが
なんだか胸騒ぎがする
こんな時にはサイコロだ
奇数は幸運、偶数は不運
どっちだ!!

クルクルクルと 転げ落ち
コロコロコロと 冷蔵庫の下
...
妖怪は作り話だ
幽霊も脳内処理で
心霊写真のほとんどは
フェイクだと揶揄される
だけど動画サイトの
モンスターは本当にいる

自戒を促すスリラーから
解放された人間は
スリルだけを求 ...
オスは血のつながっていない仔を殺す
野生ではしばしば見られる
多くの動物で観察される
おれの場合は殺したりはしなかったが、
子をどれだけ愛せたかは測りようがない
おれの遺伝的な子孫である子供 ...
詩人にはむかないと詠む
知らぬ人
詩(4)の前に
差異に(312)気づいて
I wish March 30th would last forever,
A day of dreams, where time would sever.
Golden sunbeams in ...
          - impromptu


・・そうすればこれ以上、

もう痛くない

悲しくない

迷うこともない

だから

キミから

こころを摘出してあげよう ...
音楽の中に消えていく。
海や枯れ葉や落ち葉が好きだ。
細々と、枯れた根っこのように捨てられる、
プラスチックのボールペンのような、
私が好きだ。


私たちは小さな電球に手をかざして、
...
    焦点が合わない吸い殻を浮かし酒を白湯で薄めた生活ならまだ
     一揃いの愛らしさと受け容れるとするけど、作法など空想の
     恋人にすぎず、また後ろ手にのばした傷が じくじくと痛い ...
夜は眠れなくなってからが長い
静かに目を閉じて
体を横たえても
時間はなかなか進まない

音楽を聴いても
本を開いても
内容が入ってこない
撥水加工が文字をはじく

することがなく ...
現代自称詩カンファレンス2周年記念にあたり
24時間フル自称詩朗読会をyoutubeで開催します
これこそが最高の自称詩だと思うクソを
自薦他薦問いませんのでご応募下さい
他人から自称詩扱いさ ...
血走った眼に
いろんな色、
ぶつかり合い
弾け飛ぶ

走る閃光、
轟く雷鳴

私は知らなかった
この世界、怒りの様相
憑依する、諸霊のイカズチ
あらゆる色彩の遊離と切迫

わ ...
春の野のポケットにいま入ります 滲むように昇る
朝の陽、

なにものも犯せぬ
この世界、

此処に留まる
此処がすべて

此処に入る、深々と

魂、歌に放ちながら
言ノ葉、声に散らしながら

この奇跡を、 ...
空を這う星、行方をくらました船

貝殻を失ったヤドカリと
銀の波を見て、心揺られて

想像は波止場を知らないでいてほしい
創作は自分を掬い続けてほしい

美しいものを見て目を輝かせる
...
あるがままを享ける明日は花まつり 失われた神経が
うたをうたって
通り過ぎていく

神というからには
人間を超えていて

そのはたらきは
複雑で
僕らには縫い合わすことができず

神というからには
人を選ばない ...
夜の闇が怖いから電気は消さないでくれと君は言う

ソメイヨシノが咲いても散るのを知ってるから悲しいとも言う

飛行機に乗るなんてとんでもないとも言う

くたびれたぬいぐるみを永遠に捨てられ ...
○「現代社会」

快適で便利できれいになったが
情は消滅し
罪は巧妙に隠されている
情報は毎日たくさん垂れ流されているが
肝心の情報は流されていない
ほんとうのことにはみんな目をつむって ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
女學生日記 六十三TAT散文(批評...023/4/9 2:09
今宵、満月ひだかたけし自由詩423/4/8 23:58
ドクターペッパー日朗歩野自由詩2*23/4/8 23:40
黒の女王秋葉竹自由詩123/4/8 23:20
雪降る春坂本瞳子自由詩2*23/4/8 22:43
夜想42ひだかたけし自由詩8*23/4/8 21:04
郷愁乾 加津也自由詩9*23/4/8 20:29
柔らかな硬さひだかたけし自由詩4*23/4/8 16:44
急傾斜地たもつ自由詩5*23/4/8 15:42
淋しい椅子リリー自由詩4*23/4/8 14:24
常夜灯秋葉竹自由詩123/4/8 13:09
返す、言の葉自由詩123/4/8 11:47
占いたなべ陽太郎自由詩1*23/4/8 10:32
スリラースリルイオン自由詩1*23/4/8 10:08
I got youゼッケン自由詩423/4/8 9:51
この差異を足立らどみ短歌2+*23/4/8 7:25
I wish March 30th would last f ...投稿者自由詩1*23/4/8 6:38
Medical墨晶自由詩023/4/8 5:55
夜の弱さへ由比良 倖自由詩4*23/4/8 1:28
新来あらい自由詩023/4/8 0:18
夜長木屋 亞万自由詩3*23/4/7 23:20
現代自称詩カンファレンス2周年記念祭花形新次自由詩123/4/7 21:12
イカズチひだかたけし自由詩5*23/4/7 20:48
菫印『p』まると俳句023/4/7 19:46
夜想41ひだかたけし自由詩423/4/7 19:15
砂を噛む印あかり自由詩2*23/4/7 17:48
『いのち』るー俳句123/4/7 15:36
神様西ヰ正治自由詩123/4/7 9:51
真昼の月を見つけたらそらの珊瑚自由詩10*23/4/7 8:42
独り言4.7zenyam...自由詩1*23/4/7 8:14

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加筆訂正:
『いのち』/るー[23/4/7 21:56]
直しました
菫印『p』/まると[23/4/7 21:52]
直しました
4.03sec.