そろそろこの町を出ていこうと思う

   もうそんな時期なのかい

 うん 吐く息がさ

   そう 秋だからな

 吸う息とだいぶ違ってきたから

   思いのほか早かったな
...
ステアされた初々しい愛が
縦長のコリンズグラスに注がれる
細身のジレを着た男は、
水滴を纏った美しい緋色の儚い愛を
「どうぞ」
と言って、ボクの目の前に置いた

冷えたグラスの縁には
...
結局のところ、たぶん詩は量より質である。
2023年9月11日月曜日朝

月曜日から怠い。昨日は20時間くらいの睡眠時間なので
睡眠不足とはいっていられないから生活病だかなんだか
手遅れ ...
テレビで昨日やっていた
一つの景色にしても
はっきり見えるのは
1パーセント程度だという
残りは
脳が推測して補ったものだという
現実は
脳でつくられたものだという
従って現実は
一 ...
深まるにつれて、
透きとおってゆく、
ちいさな、
白い水晶の房をつけた、
きみの髪にも飾りたい、
むすうに秋の野原をかざる、
あかるい大地の、
かんざし、
赤トンボたちが飛んでいる、
...
消えない痛みもあなたのことも
クジラのように
忘れました

昼間
麦の入ったコーヒーを飲んでいると
不意に涙が出てきました

自転車に乗って
風のない谷から
一人の影がやってきまし ...
時には、電飾の光が柔らかい感触となって、
僕の視神経のうらがわの白いふくらみを感覚もなく突き抜け、そして瞬間、
目覚めたままの「僕」の大切な悪夢のような暗がりには
永遠の雪が降ります 僕は真っ白 ...
三月のある日のことだった。
(オー・ヘンリー『献立表の春』大津栄一郎訳)

死んだばかりの小鳥が一羽、
樫の木の枝の下に落ちていた。
ひろい上げると、わたしの手のひらの上に
その鳥の破けた ...
この道は
昔ビブレに続いてた
右に曲がれば
海まで抜ける








...
2008年週刊少年マガジンの
第80回新人漫画賞入選で
漫画家デビューした大今良時は
当事19歳だったという

入選したが障害者に対しての
いじめの表現で掲載は見送られ
3年後の2011 ...
自称詩人の
ハラワタを抜いて
3枚におろしたら
沸騰したお湯に入れ
煮てください
そのときに臭みを取るために
生姜を3キロ一緒に煮て下さい
そのまま15日間
お湯を継ぎ足し継ぎ足しして ...
骨組み崩れ剥き出しになる太陽の裸体、
烈火の破裂に意識の純度の澄み渡り

ひたすら唯物のこの世という幻、
花咲く野辺の色褪せ枯れ果て
不可知のまま力動の思考あの世、
盲目のまま入れば
香 ...
眠たい白猫が誘う
チョコレートコスモスを頂戴
瓦礫と廃墟の世界で
チヨコレイトと叫んでみる

繰り返される言葉の狭間で僕らは何億回のキスを送ればいいのだろう
終わらないまだ終わらない夏を
...
 わたしからあかんべ

 あなたからは木の葉

 たからもの 小指ではさみ

 あたたかな秋の 空へかえそう

 うたたねしながら

 ときどき見てる

 からみぐあい

...
満ちても欠けても美しい
月は
満ちることも欠けることもない
くもった鏡
見つめきれない太陽の
希釈された容姿をまとい
見上げる者のこころを映し
憂いに潤み
満ち引く愛を
蒼白の殺意へ ...
男になってさ
女子をかっこよくエスコート。

わたしなら
出来ると思う

男より男だから


キスだって、ハグだって、セックスだって
そこらへんの男より
ずっと
スマートに ...
真昼間コーラ片手にハグをする

幸いを知っているからこその汚点

食いに走る私を誰が止められよう

クラゲみたいな女です

ナチュラルとダサいをはきちがえてる

片思いだって立派な ...
洗濯は今は
洗濯機がやってくれる
スイッチを押すだけである
僕の子どもの頃は
洗濯板というものがまだあった
家庭科の授業で
洗濯板を使って洗濯をする実習があった
と記憶している
しかし ...
 
 光陰を慕い
 陰光を慕う

 緑の吐息 その悲しみ
 深い山ひだを隠し
 川の流れをむすぶ

 だが その中に
 何を結び得よう?

 あなたの声は
 電話線のむこうに確 ...
待ってます
待ちくたびれました
来る気がなかったと
許さんぞっ
闇堕ち確認

書くこと自体を
楽しめばいい
文字を書いて
発表できるだなんて
そんなアナタ

投票権がある
誰 ...
冷蔵庫が音もなく
坂道を転がっていく
薬屋の坊やがその様子を見て
花の名前を口ずさむと
雲ひとつない青空は
木々の亡骸を歌う
むかし此処いらに
小さな書店があったことなど
思い ...
缶の中のペンキに
白い指を沈めながら
僕の目を見つめたまま
煙草を君はふかしている
毒のような息
眼鏡の裏側に回り込む煙
その甘さがよりいっそう
一息でも吸い込んだら
もう終わりだ ...
不足分を補うための恋愛

誰にもある心の傷を自ら広げては遊んでる

不毛な恋こそ面白くて死にそうな自分が愛しい

誰だって最後は骨 さらっさらの

気味悪いほど人を好きになる自分をたし ...
ダイエット地獄 アルコール地獄
シガレット地獄

地獄 地獄 地獄

アリ地獄の世界 広がるばかり

なんで こんなに食べたいの
なんで こんな食べなきゃイライラしちゃうの
なん ...
君は見たか? あの地平線を・・・
気高く沈んでいく太陽を・・・


日が昇る国から 日が沈む国へ・・・
いいや、聖徳太子ではない!
断じてない!
聖徳太子のように
そんな手紙は出し ...
赤いサソリ留まるソーセージのような壺の取っ手
真っ暗な闇にくすんだ黄の満月が貼り付いて居る
笑う眼の無い石膏像は此処には居ない誰かを迎え
無数の青白い小さな尖った花達の足下に散らばる

 ゆ ...
ぎらぎらと陽が照っている
草木が緑に燃えている
世界のゆらゆらと揺れている

折しも二匹の紋白蝶が
絡み交わり輪を描き
白々と視界を過っていく

何処まで辿り着けるだろう?
自ら生き ...
なんか 犬小屋を壊されてた わたし
犬小屋なんか持っていなかったんだけど
なんか 壊されてた それで
ふと上を見ると彼らは
次は月を壊しにかかっていたんだけれど
わたし 月を所持した覚えはな ...
不思議なことって
あるんだ
それはなぜかというと
不思議なことが
あるから


熱帯夜続く日々
窓をアミ戸にしていたら、
虫たちのさまざまな
お歌が
聞けた日々
見つけてはいけない
声の
足首だけを残して
息を散らした
書き記すその先の
うつろの体温に
暮らしを溶かしながら
包む目の灼熱
やわらかい星たちの分裂を
おのが背に貼られた地図に行き ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
( 旅立ち )soft_m...自由詩5*23/9/11 11:16
愛のカクテルatsuch...自由詩6*23/9/11 9:06
結局のところ、たぶん詩は量より質である。足立らどみ自由詩3*23/9/11 8:20
現実とはzenyam...自由詩3*23/9/11 6:57
かんざし本田憲嵩自由詩5*23/9/11 1:28
由比良 倖自由詩3*23/9/11 0:51
白く、味のしない死んだ軟体のような夢を抱えたまま、僕は出かけ ...自由詩2*23/9/11 0:50
陽の埋葬田中宏輔自由詩10*23/9/11 0:19
ロビン・フッドとローレライの為にTAT短歌123/9/10 22:11
聲の形板谷みきょう自由詩3*23/9/10 20:28
自称詩人の生姜煮花形新次自由詩123/9/10 18:43
太陽の裸体ひだかたけし自由詩3*23/9/10 17:38
白猫久遠恭子自由詩223/9/10 15:02
しえすたsoft_m...自由詩13*23/9/10 14:02
月の味方は詩人だけ ・ ニただのみきや自由詩3*23/9/10 14:01
男より男ルルカ ne...自由詩1*23/9/10 13:00
2023年9月10日 日曜日 自由律俳句 10句 俳句1*23/9/10 12:39
洗濯物zenyam...自由詩023/9/10 9:19
電話線リリー自由詩2*23/9/10 9:05
エア・ラヴりゅうさん自由詩223/9/10 7:30
風景の終わりにたもつ自由詩1123/9/10 5:58
deepdeepdeeper in deep竜門勇気自由詩1*23/9/9 22:28
2023年9月9日 土曜日 自由律俳句 10句 ルルカ ne ...ルルカ ne...俳句2*23/9/9 21:01
地獄という名の・・・自由詩0+*23/9/9 20:25
聖徳太子vs清少納言自由詩0*23/9/9 20:03
柔らかな死ひだかたけし自由詩5*23/9/9 17:32
ぎらぎらと、ゆらゆらと(改訂の改訂)自由詩223/9/9 15:23
(多分)由比良 倖自由詩3*23/9/9 13:08
※五行歌 二首「虫たちのさまざまなお歌が聞けた日々」こしごえ自由詩2*23/9/9 11:05
勾玉エロスただのみきや自由詩2*23/9/9 10:31

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加筆訂正:
月の味方は詩人だけ ・ ニ/ただのみきや[23/9/11 9:08]
誤字修理
月の味方は詩人だけ ・ ニ/ただのみきや[23/9/10 16:55]
誤字
2.95sec.