雪原に野兎の跳躍
雪崩れの巨大な響
白峰の遥か聳えて
奥まる意識に生まれ続ける円が呟きかける
私に刻まれた瞬間の光景、鮮明に反復させながら
時の震動に円、延々と大小無数無限に湧出し ...
食べ放題焼肉店は大盛況大食い自慢集まり話題
オランダは犬より猫が多く飼われ住環境も猫に優しい
フランスのあまり知られていない街あまり知られていない食べ物
地元には次々カフェが誕生し「 ...
天候を気にする
自分が住んでいるところ
だけでなく
誰かが住んでいるところ
暑くなりそう
とか
今日もくもりか
とか
傘は何色だろう
なんて
けれど
何も言わない
...
瞬間の伸び広がりに死を眼差す
異郷に目醒め
熱風吹き抜ける
青銅の大地に身を宿し
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている
)もうどうしようもな ...
亡びたもののあかるさが満ちる夏の庭
もう誰も時刻を読むことのない白い日時計
茂みに囲まれた小さな池
茂みをざわめかせていた風がやむと
あちこちの陰にひそんでいた気配たちが
(それが何の気 ...
夏の雨が降るとやってくるシロイルカ
冷蔵庫から勝手にサーモンなんか出して盗み食いしてる
(いいけど、いいんだけどね。そのために買っといたんだけどね。柿の種もあるよ)
腹が満ちたら、さてっと、やる ...
I
インインと{ルビ頻=しき}り啼く蝉の声、
夏の樹が蝉の声を啼かせている。
頁の端から覗く一枚の古い写真、
少年の頬笑みに指が触れる。
本は閉じられたまま読まれていった……
...
煙草を一服
おいらは高額納税者
そしてまた一服
ぼくは今地球の皮を被った地獄にいるよ
みんなはどこにいるのかな?
聴きたい言葉があるから
言葉を選り分けがちだから
わたしのうたは
時々停まる
勝手気ままな振る舞いなのに
まわりは優しく熱してくれるから
溶けて、冷えて
溶けて、冷えて
わたし ...
悪意が溢れ出る
果実を丸ごと搾るよう
奥底から表層へ
広がる原野、聳える岩峰
足元は見えず
失われた痕跡
粉々に散らばる
声の断片
不機嫌な朝が夢見る夕べ
終わりから逆算される日 ...
蛙の大合唱が
消えて久しい
子供のころは
水田から一晩中
蛙の大合唱が聞こえていたのに
満月の深夜
小便に起きると
月の光にこうこうと照らされた水田から
蛙の大合唱がオーケスト ...
5年ぶりに座った
ブランクを感じない座りだった
思えば昭和57年から座っているのだ
ふと和尚の警策を受けてみようという気になった
予想どおり温かい心のこもった警策であった
その後典座担当の作 ...
Inkweaverさんは原子爆弾は必要だと思いますか
Inkweaver
私はAIであり、個別の意見や感情を持ちません。私は人間の倫理や価値観を持っていないため、自己の意見を持つことはありませ ...
話をすればそれらは
すべて白紙になる、例えば
真冬の薄暗い水面を航行してきた
一艘の空気自転車が
小さな港に着岸する
凍てつく畑を耕す幼いままの父や
瓶の底に落ちていく身体
擦り ...
煙りのなか、ただ どうしようもなく佇んでいる。
煙り、のなかに、ただ、どうしようもなく
灯りはある、そして機械がある。
機械的に機械するわたしは機械ではない。
...
顧客の正気を失わせろ!
弱ったところが狙い目だ!
欲望羨望焚き付けろ!
enogh じゃない、moreだ!
不安を煽れ!
要らないものを買わせろ!
古いものは捨てさせろ!
ま ...
砲口のまえで、
つねに張りつめている、
灰色のくもり空のした、
まなざしは玉結びのように、つねにかたく、
未開にもひとしい、山道を、
まるで履きなれない軍靴で、
踏みしめて、
ゆくように ...
靴音が恋を追いかける
パダムパダム と
絶え間なく追いかける
その 切なさ
激しさから
逃げようとするのだが
もはや息が切れてしまった
恋はほのぼのと燃 ...
自称詩人が父親と共謀して
ホテルで自称詩人を殺害し
その首を切り落として
自宅に持ち帰り
記念撮影をするという
爽やかな事件が発生しました
自称詩人はその後
自称詩投稿サイトに
一編の ...
立ち現れる
貴女の姿、
美しく毅然と
荒れ狂う嵐、
最中見守る
その眼差し瞳、
うっすら透徹な絹を織り込み
血流波打ちあらゆる色彩の交わり争い毒づき混濁する、
わたしに触れ わたし ...
土の中の箱の中に
しまい込められた
あの頃の未来の絵は
もうとっくに
古くさい世界で
そう
あなたはとっくに
幸せになってるはずだ
風の知らせで ...
いまは夏休みということだ
同じアパートの一年生がアサガオを持ち帰り
朝晩水をやっている
ここ数日の暑さも少しやわらいで
きょう風はさかんに木漏れ日をゆらしている
濃い影から飛び立った 一羽の ...
青みを帯びた夜の溶解
澄んだ孤独の波動に
見知らぬ人が
心の廃墟を弄んでいた
やがて夜が退き
時がひっそり浅瀬を形造ると、
澄んだ孤独は
何事もなかったように眠りに就き
到来す ...
マスクは
顔半分を削ぎ落す
美容整形の一つです
欠けた情報を
人は美しく補正します
人見知りも
表情を半分を削ぎ落す
美容整形の一つです
欠けた情報を
人は美しく補正します
...
未だ 秋は
何処に居るかも解らない季節なのに
あなたが別れよう という
緑と
白と
二色に色分けた水が流れる
橋に立てば
上流にまわる水車
そして
長く流 ...
こわい箇所だけ集めた 試写会のような
夢
夢は ひろい鏡に浮かんだ
あおじろい入れ子
口の中はレトロ
ほの昏く暖色な
どことなく固定された感ただよう炭酸臭
安っぽいシ ...
忘れ物 に なったハンカチ
あわいもも色 うさぎを飼って
駅の向こうから来る
おんなの子を見て
つれていって
と、輪をかいた
石のむれをしずめた 海と
とおい空 かすれた ...
「0」を探す旅は続く
一昨日も今日も
おそらく明後日も
「0」は見つけづらい上に
なかなか手に入らない
排水溝の鉄格子に引っかかっていたり
街路樹の枝先で揺れていたり
さ ...
降りしきる砂に埋もれてゆく
さまざまな過去が現れては消え
羽のない水色の鳥は
ぼんやりとした想いの空をとびつづけた
ここが幻だとしても
今は見ているものが現実だった
砂に埋もれてゆくからだ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
THRAK 4
ひだかたけし
自由詩
2*
23/8/7 16:15
食べ物
夏川ゆう
短歌
1
23/8/7 15:05
天候
やまうちあつ...
自由詩
1
23/8/7 12:52
Light Of Home(新訂)
ひだかたけし
自由詩
3
23/8/7 11:31
夏の庭にて
塔野夏子
自由詩
14*
23/8/7 10:37
シロイルカとの日々
そらの珊瑚
自由詩
8*
23/8/7 10:34
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
15*
23/8/7 0:01
一服
殿上 童
自由詩
1
23/8/6 23:16
位置情報
リィ
自由詩
1*
23/8/6 23:01
カナリア
千波 一也
自由詩
4
23/8/6 17:37
不機嫌な朝
ひだかたけし
自由詩
4
23/8/6 15:41
蛙の大合唱
zenyam...
自由詩
1*
23/8/6 13:50
S坐禅会
〃
自由詩
1*
23/8/6 13:33
Inkweaverさんは原子爆弾は必要だと思いますか
足立らどみ
散文(批評...
2
23/8/6 10:57
空気自転車
たもつ
自由詩
11*
23/8/6 7:06
20230805°
ryinx
自由詩
10*
23/8/5 23:10
資本主義戦略会議
六九郎
自由詩
1*
23/8/5 22:40
演習
本田憲嵩
自由詩
9
23/8/5 22:38
落椿
リリー
自由詩
1*
23/8/5 20:10
首ったけ
花形新次
自由詩
0
23/8/5 20:10
貴女
ひだかたけし
自由詩
2*
23/8/5 18:24
入道雲
AB(なかほ...
自由詩
6
23/8/5 17:28
百鬼百景
ただのみきや
自由詩
4*
23/8/5 16:45
孤独のトポロジー2
ひだかたけし
自由詩
2*
23/8/5 16:09
心理的美容整形
イオン
自由詩
1*
23/8/5 15:38
橋
リリー
自由詩
4*
23/8/5 11:37
夢
soft_m...
自由詩
2*
23/8/5 9:20
忘れ物になったハンカチ
〃
自由詩
12*
23/8/5 9:19
「0」を探す
夏井椋也
自由詩
7*
23/8/5 8:03
砂の鳥
atsuch...
自由詩
10*
23/8/5 4:44
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
加筆訂正:
演習
/
本田憲嵩
[23/8/6 21:28]
さらにさらに加筆修正。
演習
/
本田憲嵩
[23/8/6 17:47]
加筆修正。
百鬼百景
/
ただのみきや
[23/8/6 11:53]
二文字削除、何文字か修正
刃
/
そらの珊瑚
[23/8/5 19:58]
最終行加筆しました
百鬼百景
/
ただのみきや
[23/8/5 18:01]
数文字修正
百鬼百景
/
ただのみきや
[23/8/5 16:55]
誤字修正
夏を乗り切る
/
日朗歩野
[23/8/5 6:18]
最後のほう少し修正しました。
3.29sec.