むかしむかし、ナイルのほとりに貧しいお爺さんとお婆さんが住んでお
りました。お爺さんはギザへ盗掘に、お婆さんは河へ砂金採りに、今日も
空しい{ルビ篩=ふるい}をふるっておりますと、あれ下流からど ...
はこにはいって
きみはやってきた
とおいそらから
はこをあけるまで
そのすがたは
きみにもわからない
さしだしにんは
くうらんだった
そこにわたしとつまの
なまえ ...
神様の爪先からこぼれた水が
南極の氷になってアイスコーヒーを冷やしている
ふつふつと白く昇る泡が
46億年の想念とブラックホールを残していく
果てのない黒い海
...
探すつもりのない貝殻に
出あって手にとった
何事か話しあって
そっと海にかえす
明日への道は
互いに自然に呼吸をして
迎えたいね
波につぶやいて眠る
救急法
誰かを助けてなくては
僕はもう誰も信じられないかもしれない
明日朝が来たら
いやたとえこなくたって
僕はもう明日にむかって歩き出している
待って
追いかけても背中は遠く
小さく ...
世界を呪う事には飽いたし人生を逆恨みするのにも飽いた
全力出すまでの段階踏むのが面倒過ぎて
多分今まで全力なんか出した事が無い
つまりスロースターター
大器晩成とは違う
わかってる ...
少年が電話の凹凸に触れているころ
少女はまだポストの中で
封筒から漏れてくる潮騒を聞いていた
すべてが終わったら、
横断歩道をきれいに塗りなおそう。
町中いたると ...
とげのある花は美しい
とげのある木の芽はおいしい
とげのある枝の実もおいしい
私はとげによく刺さる
とげの入った手は痛い
とげは心に痛い
とげとげしいのは好まないが
とげとげしくなっ ...
プロローグ 参戦の意思 vodafone 赤い夕焼け空の下から
夜村に ぽつりぽつりと 猛者が来て やがて静かに 面子が揃う
言霊の 渦が渦巻く しゃべ ...
梅雨の季節のにおいがした
まとわりつく湿り気があった
地面をみつめる
黒く濡らした雨は
もう降っていない
きょうから彼女は
この街をでていく
列車にゆられて
新しい駅に降り立ったとき
...
白羽の矢を立てられて、俺は
目の前が真っ黒になったものだ
マジかよ
何で俺?
あそこには空がないって言うぞ
こんなショバもな
メシはなかなかのもんらしい
みんな早死している
てか ...
自分の素顔を忘れそうな日は
林の中へ吸い込まれ
木陰に腰を下ろし
正午の空に輝く太陽を仰ぐ
まっ青な空に向かって張り巡らせる
桜の枝先に
春をずっと待ちながら
全身にひ ...
私という人間は、一冊の本なのです。
四角いからだに手足を生やし
不恰好に揺れながら
人々の間を往くのです
私が通り過ぎる時
誰もが振り返り
「何だい奴は」と{ルビ嗤=わ ...
今も変わらず君は舞台に立ち、故郷の燃え
たぎる夕陽の耀きを、客席の一人ひとりの
胸へ、放射する。僕が最も弱っていたあの
日、濁らぬ瞳できらきらと「君は素晴らし
い」と言ってぽん! ...
マナーモード バイブ音みたいな
寝息ですやすや きみが眠ってる
わたしの肩 まくら代わり
最終バスの中 ふたり
憎しみ合った 過去も全部
なみだで 洗い流して
そっとぬくも ...
冬と春が手をつないでいる夕方に
静かに立ってそとをみていました
わたしはもう少女ではなく
絶望と仲良くもありません
ひとりで
静かに立ってそとをみていました
燃えつきる煙草、蘭のつ ...
ひとは
願い事をするとき、
独りぼっちだ。
あのこと
このこと
神と対峙する時。
願うばかりで。
鈴なりの
希望と憧れ、
願い。
こころからの。
神よ。
あなたは、どこにいらっしゃるの ...
僕は木とせっくすした 隣の鳥は泡になって燃えていた
生き急ぐ貴方 私を睨んでゆきませんか
太く短く 鳴きましょう 脈や白など越えて 惚れさせましょう
ばっはは あははんあははん
ばっは ...
つくればつくるほど疲れつかれる
愛と死んで身を投げてみろよ
唇はないてないてないている
身と愛と死んでみろよ
体引き裂きさかなくて
下っ腹に秋波を送る
殺意になってみとよ
ないて ...
積み木、
ほとんど役にたたなかった王国、
風のつよい日に、旗がゆれている、
夏のおわりのひ、
中央広場の噴水で自害したもの、
おおよそ、比喩的に、
再生したもの、
水耕栽培の ...
火山をあるいていた
手みたいなかたちに固まったそこここに
生き物たちの目みたいなオレンジ
そのままダイビングした
青いドーナツ珊瑚礁
ミルクティーはお月さま
首をか ...
ぐつぐつと煮立った窯の中に放り込まれ
かき回され 潰され 叩き付けられ
もう原形は どこにもない
さあ 捨てるがいい さあ 早く
テーブルに残ったパン屑を捨てるように
...
世のすべての自覚ある自由なき人々よ
今こそ地下に潜れ
地上では、我々は悪の手先であるしかないのだ
社会的にも、政治的にも、芸術的にも、学問的にも
何もするな
悪の手先の言動はすべて ...
緩やかな曲線を描く布団
静かに浮き沈みする。
白いシーツの上
はみ出た
小さな手
窓から見える
行き交う人々
カラスの鳴き声
配水管を流れる
水の音
赤, 青, 緑
それ ...
日の出間近の
東の空に向かい
若かりし日々の勢いを
懐かしむ時
立たないポコチン
悲しさだけが募る
せめて今朝から
ひとりきり
街を物色してみる
ああ
日本のどこかに
私を立たせ ...
いとしさの痛みあつめて穴を掘る
はれわたる白い世界と細い背と
うしろ手の情と熱とを持て余し
愛していると言えば
愛していることになるのか
なぜそんなに飢えているのか
欲しいものもわからないままで
自分の気持ちも言えないままで
愛していると言えば
愛された気持ちになるの ...
おはようが
はいる
からだ
「反・男尊女卑」
うつろなる
うつろ、なえる
うろうろなる
うつらうつらなる
彼の者、朴訥なりて
ええ彼は朴訥でしたので
私が代わりに語りましょう
彼は勇猛 ...
{引用=
夕暮れの戸口を悪魔が叩いたら
手の甲を扉の隙間から差し出して
蒼褪めた唇にくちづけを乞いたい
それは夜風に晒され芯から冷え切った
明日のいとしい人であるかもしれないから
ラン ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
かぐや指
salco
散文(批評...
5*
11/2/25 0:11
はこ
小川 葉
自由詩
8
11/2/24 23:40
南極の午後
アヤメ
自由詩
5
11/2/24 23:40
貝殻
朧月
自由詩
2
11/2/24 23:17
泣く寸前の色
木屋 亞万
自由詩
0*
11/2/24 22:45
徒手空拳だけど不倶戴天
虹村 凌
自由詩
2*
11/2/24 22:14
深呼吸
たもつ
自由詩
7
11/2/24 21:48
とげ
朧月
自由詩
3
11/2/24 21:23
人狼BBSに捧ぐスレ
TAT
短歌
1*
11/2/24 21:12
サルスベリが脱皮するとき
マフラーマン
自由詩
3*
11/2/24 21:06
パンダが街にやって来た
salco
自由詩
2*
11/2/24 20:57
春の夢
服部 剛
自由詩
3
11/2/24 20:20
幸福の本
〃
自由詩
8
11/2/24 20:06
Favorite Friend
〃
自由詩
3
11/2/24 19:48
『この涙が あたたかさを失ってしまう前に』
座一
自由詩
1
11/2/24 19:46
みていた
はるな
自由詩
4
11/2/24 19:08
孤独
風音
携帯写真+...
3
11/2/24 18:26
次ぐ
十二支蝶
自由詩
0
11/2/24 17:24
殺意
〃
自由詩
0
11/2/24 17:12
積み木、水耕栽培の日
mugi
自由詩
4*
11/2/24 15:06
伝えたいことがある
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/2/24 14:18
【羽化登仙】
つむじまがり
自由詩
1*
11/2/24 13:50
菫色的革命宣言
内島 菫
自由詩
2
11/2/24 12:39
Please...
Oz
自由詩
2
11/2/24 12:02
いい日朝立ち
花形新次
自由詩
1*
11/2/24 9:51
穴を掘る
はるな
川柳
3
11/2/24 7:41
ばか野郎
〃
自由詩
1
11/2/24 7:21
扉のむこうにあるもの
阿ト理恵
自由詩
9*
11/2/24 7:20
「反・男尊女卑」
田園
自由詩
0
11/2/24 5:22
やわらかなくちづけ
高梁サトル
自由詩
4*
11/2/24 2:17
3565
3566
3567
3568
3569
3570
3571
3572
3573
3574
3575
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3577
3578
3579
3580
3581
3582
3583
3584
3585
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
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3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
5.92sec.