茎魚 しみています
四角い箱から低く低くを覗いていますと
狭く苦しく青く
殺されのこどもたち
泣いています
ずらり並び 爪先 しみ しみ
口開き
目潰れ
鼻潰れ
耳潰れ
...
猫のようなKといると
ぼくの言葉の文脈は乱れふあんな小波が打ちよせてきて
とても平叙文ではいられなかった
煎じつめれば
煎じつめなくても
Kは妻で
Kは猫だっ ...
焼酎の夜
お湯割でチビリチビリ。なんてことのない夜。せめてほろほろ酔いたいな。
蚊取り線香の匂いが、なんとも風流。
このまま何もしなくていいよってなればいいのに。
...
罵倒してもよかったんだよ
ボディソープの淡いにおいのぬけがら
輪郭だけ纏おうとしても
乾いた夜に、まぎれて消えた
皺の寄ったシーツと
その影の濃淡
なにかに傷つきた ...
ロマンティック イレイザー
甘い夢 壊して
吐き捨てた言葉
積もって 潰れて
ほら ゴミ溜まり
埋もれた道 足引きずって
突き当たったのは 感情の壁 ...
陽射
大きな橡の緑
葉に反る光と陰
春になる
過去に捨てた春になる
輝く線路に支配される列車の様な
敷かれた道を進む美しい塊になる
窓には冬から帰った命が開いている
線路沿いに ...
午後 4時44分
見上げると
東の高く
薄い青空に
少し欠けた
白い月が
浮かんでいた
立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた
たまっていた
所用 ...
少女の掌で胡桃が弾けた。
【791】と少女の手首に表示された。
残り回数の多いタイムマシンは安くない。
800万円ぐらいする。
「それでも、これを使うしかなかったのだから。」
少女はため息混 ...
どや顔って言うより
したり顔って言う方がすきだ
僕の犬
鳥みて わん
猿みて わん
僕の嫌いな人みて
うー
いいぞ
僕の犬
いいんだ
目が見えなくなってきたね
...
アナタはLIONだと思ってらっしゃる
百獣の王だと思ってらっしゃる
ナンバーワンだと思ってらっしゃる
けれど思ってるのは
もしかしてアナタだけかもしれない
LIONの格好した
...
白濁が白濁に午後つらぬいておまえを息に刻む刃の先
一時から一時半にてひとり縫う花の棘の指つぎはぎの指
夜が消え夜の代わりの夜が笑み早すぎる星に刺 ...
軸線が軸を捨てても軸は降る
生きたいか冬に嘘をつき生きたいか
在らざるを蒔いて咲かすは己れかや
ふらふらと夜に午後の血もりつける
...
僕が火傷をした子供の頃
母さんは泣いてばかりいて ばあちゃんにきつく接するようになった
父さんは酒を飲むようになって 母さんと喧嘩ばかりしていた
じいちゃんは無口になって そのまま死んで ...
わーがやげどしたわらすの頃
かっちゃ泣いでばりで ばっちゃさきづぐなった
とっちゃさげ飲みさなって かっちゃど喧嘩ばりしてら
じっちゃ静がさなって そのまま死んでまった
だばって
ばっち ...
コンビニの
100円スイーツを食べて
心に膜を張る
むき出しのものに
触れないように
誰のせいでもないことを
誰かのせいにするみたいに
のどがかわいたって
いつも用意されている
...
わたしたち
もうこんなところまで
きてしまった
はるのおがわをおよぐ
こぶなのむれをみて
ひとりつぶやいている
かつてこぶなだったという
かくしょうはないけれど
み ...
私のいない日に 眠りに落ちていく
貝殻を 拾おうとする 浜辺で 白い貝殻を
見た 白い 珊瑚礁である 何かを
そこで 眠ろうとした 私は 見た
きっと かつての帰り道として 見た
...
ひとつ
ひとつ
やっつけ
やっつけ一日終わる
わずかな笑い
流れぬ涙
熱くも飽きて
乾く悲しみ
荷を負う匂いは
海馬を駆けて
記憶の奥底
脳みその溝
ひねもす捻 ...
{引用=それを、聞きのがして、
提燈アンコウのように、ひかり、
ただ、
春を、まっている、
鋏をいれて、ほつれをひろげる、
物語がはさまれる、
この浴槽で、犯行におよんだのだ、
強い、断 ...
道路も屋根も電信柱も
みんな銀色に覆われてる
子供たちは喜び
雪合戦をしている
君と過ごした冬は
寒いけど暖かかった
今年は一人で子供たちの
歓声を聞いて ...
人は飛べないから
歩かなければならない
羽がないから言葉がある
人の行き先は
未来なんかじゃない
人の行く先は結果という街
理由探しを立ち止まる方法にしたとて
ないものはないから ...
耳が遠くなった
もう手が届かないところまで
痒くても
かくことすらできない
耳は更に遠くなっていく
遠くなるにつれて
聞こえるようになった
知りたかったこと
知りたくな ...
ひどく清々しいわ
この青い青い空を蹴り飛ばしたいぐらい
ねぇ、聞こえている?
赤い赤い花が似合うって言ってくれたわね
私の嫌いな、赤
貴方が残す、赤
愛しさと憎しみの色だとでも ...
110218
汐留、駒形、八丁掘、伝法院と
歩き回ったよ日和見感染警戒しながら
風も吹かない黄昏れ時に発熱
つんとすました日和下駄
消石灰が位階 ...
{引用=
崩れる
崩れ落ちる
私の
下半身を見ている
夜遅く
変容する
誰からも知られない場所で
私の過去、現在、未来
誰にも知られない場所で
蛙が溶ける
私の隣 ...
どんよりとした空
気分が優れない
早くワイパックスを飲んで
寝てしまいたいけれど
まだ仕事中なのでそれも叶わない
無個性なビルに囲まれた
谷川のような道を
僕の乗る営業車が
押し流 ...
風の子が
今日も元気に
駆けまわる
クルクル
コートの中まで吹きこんでくる
寒がり屋さんには応える季節
ビュービュー
頬まで赤く染め上げる
寒がり屋さんも恥ずかしがり屋さん ...
ペポの法則
-と-の関係はいけない。 互いに破滅する。
+と+の関係もしくは
+と0の関係もしくは
0と0の関係でなければならない 互いに栄える。
+と-の関係は続かない ...
電子辞書たちに至言はなく
足りないものばかり、あった
セカイ
曇り空には
未だ一つの解釈も与えられない
空腹を
脳が発信するかぎり
食う
食われる
何か素晴らしいものに
なりた ...
ここのアカウントを貰って、再び書き始めたとき、過去作は絶対に投稿しないと心に決めていました。けれども、ある話をするために自分が10代のときに書いた詩を再投稿することにしました。ただ、自由詩として投稿 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
茎魚
凛々椿
自由詩
7
11/2/19 14:01
横須賀の港でぼくは猫にうんざりしていた
石川敬大
自由詩
17*
11/2/19 12:57
焼酎の夜
田園
自由詩
0
11/2/19 12:25
いくつかの影
ねことら
自由詩
4
11/2/19 12:14
ロマンティックイレイザー
一酸化炭素
自由詩
0
11/2/19 11:10
「太陽と言うプログラム」2009-03-03 12:03:3 ...
プル式
自由詩
7
11/2/19 10:26
白い月
森の猫
自由詩
16*
11/2/19 10:25
時をかける少女
オノ
自由詩
1
11/2/19 9:19
おやすみ ムク
朧月
自由詩
3
11/2/19 8:25
偽りのNO17
subaru...
自由詩
0*
11/2/19 4:02
触れずに
木立 悟
短歌
3
11/2/19 3:20
道なぞる道(笛)
〃
川柳
2
11/2/19 3:16
ぼくは帰る / ****同
小野 一縷
自由詩
6*
11/2/19 2:34
わー帰る / ****年不明
〃
自由詩
3*
11/2/19 2:33
アイスコーヒーの日
めー
自由詩
6
11/2/19 2:22
小鮒
小川 葉
自由詩
3
11/2/19 1:16
ふとん
番田
自由詩
1
11/2/19 1:14
一日一日
シホ.N
自由詩
2
11/2/19 0:12
蝶番について
mugi
自由詩
6*
11/2/19 0:00
雪の街
橘祐介
自由詩
6
11/2/18 23:34
進化
朧月
自由詩
4
11/2/18 23:15
遠くなる耳
たもつ
自由詩
4
11/2/18 23:09
カラーズ
涼深
自由詩
5*
11/2/18 21:35
紅白の雑音で聞きとれない会派離脱のイデオロギー
あおば
自由詩
3*
11/2/18 20:47
涼子、溶解
ゴースト(無...
自由詩
3*
11/2/18 20:01
ミツバチのアルツハイマー
和田カマリ
自由詩
8*
11/2/18 19:40
風の子
subaru...
自由詩
0*
11/2/18 17:33
人間関係について
ペポパンプ
散文(批評...
3*
11/2/18 17:25
空腹ランドスケープ
めー
自由詩
5
11/2/18 17:06
共感と励ましを詩にしていた頃
深水遊脚
散文(批評...
4*
11/2/18 16:55
3556
3557
3558
3559
3560
3561
3562
3563
3564
3565
3566
3567
3568
3569
3570
3571
3572
3573
3574
3575
3576
3577
3578
3579
3580
3581
3582
3583
3584
3585
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
4.93sec.