夏の甲子園。
全国高等学校野球選手権大会 決勝戦。

北大路高校 対 羅生門学園。


エース三千院が好投しております。
9回裏。
羅生門学園の攻撃 二死ランナー無しで
バッターは3 ...
ひかりを見ただけなのに

もう冬でも春でもなくて

春に近い夏に通うようだ


胸が弾かれたようになる

嫉妬や失望の時みたいに

胸が弾かれたようになる


ひかりを見た ...
雨が降る

苔のにおいが舞い上がる

蝉は まだ土の中

終わらない夏を待っている
雨と雨の間に岸があり
岸と岸との間には
ひたすらに薄暗い海が続いている

鴎はその青さのあまり光となり
灯台のあたりを
喚きもせず 揺れる

週末の地下鉄に
エンゲージリングを拾う
...
芸術はきれいであってはならないと
太郎は言った

批判を受けないようなものを
作っても意味がないと
言った人もいる

同じことかもしれないな


ご要望の高いものにお応えすれば
...
どうしようもなく悲しい世界になってしまったなあ、
つらいことばかりが浮き彫りになっていく。
ニュースキャスターは落ち着いた口調で教えてくれる、
世界の終わりに合図はない。サイレンは鳴らないよ ...
頑なな人よ
しなやかさへの悪意を持ったのはいつからだっただろう。
それの恣意があまりにも叶うから?どんな虚しさも笑ってしまうから?
それがあまりに無関係に関わってくるから?
放埓に駆け回ること ...
僕はどうやら頭が狂ってしまったようだ

みんなと飲んで騒いでても全然楽しくない

女の子とふたりでいても全然ときめかない

僕はどうやら頭が狂ってしまったようだ

この世の全てに何も感 ...
空が褒める
山は照れる
山の火照りが空全体に広がっていく

朱鷺色レンズが激しく反射し
私は目を細めながら
喉の乾きに気付く

言い伝えでは明日は雨だ
綺麗な肢体を舐めるように見つめる視線
――私をどうしたい、
細い腕を天井に向けて虚空を掴む
見えない銀色蝶々

瞼を閉じて裏側を泳ぐ魚になる
憎悪で産み出した分身存在
青い水槽の中を世界 ...
弟の卒業式で
誰よりも大きな声で
校歌を歌ってやった

頭の固いやつだけど
さようならのために
いっちょ明るい歌でも
歌ってやるか

よいよい
それでも悲しいな
校歌しか知らない ...
ねえ大統領
自分の不安を解消するために
言葉を使う私がいます

ねえ大統領
雨の日に困っていたら
そっと隣にいてくれましたね

ねえ大統領
私はあなたの
国民じゃないけれど

...
自分自身であることが
いつも 意味などないのなら
私はどこかに逃げだしたい
だけど 立ちつくした 私は
きっと この思いも 私の手には持っていない


これは 夢のどこかなのだろうか ...
ちちがぼくを
からかうと

いじめられた
きがしたので

ははにあまえると
いそがしそうなので

おばあちゃんの
へやにいく

あまったるい
おかしをくれた

...
未来はきっと明るいと信じている
明日がどこから来るとしても
太陽はきっと東から
音もなく昇ってくる
まだ眠っている人を起こさないように
少しずつその光を強めて
朝を告げる

過去はとて ...
 ちょっと団子っ鼻
 でも美人
 詩人だし
 ちょい太め
 テレビで観ると
 太め
 太め
 汗っ掻き
 自著の紹介
 腋が開く
 カメラに向かって
 両手添え
 それ立てる時 ...
いつか
ひとになるために

かぜとなり
はなとなり

ときにはきみの
ほおをながれる

なみだにさえ
なりました
食と職
働いて食べること
ショクをもっと自由に

無と夢
一日一生
ムを呼ぶ睡眠

血と地
地縁血縁
チヂみだれ

哀と愛
愛する哀しみ
アイいれたがわず

詩と死 ...
冬が終わり、季節が春へバトンタッチする

強い北風が吹き終わると、それが春になる合図

寒さに凍えていた木々の枝枝に小さな、つぼみがひとつ、またひとつ生まれて

しだいに木々は青々と色づく ...
暗く恐ろしい海に
僕の酸素が
消えていくのが見えた

目を光らせて
出口を探しても
見つからないんだ

いつまで此処にいればいい?
どれだけ此処にいればいい?
光はいつ見えるの ...
ばかにされた

レーズンロールをいちにちに3個食べるが
7個入りで消費しきれず
1個あまる
ふわふわのマフラ
君の愛を感じる
甘い時間
蝶が飛んでる。

計算機のチョコをくれた
バインダーをくれた
いつも勉強に関するもの
勉強嫌い!

泣いた泣いた
7日7晩泣いた
ノ ...
取り越し苦労の
くたびれもうけ

風邪ですと言われた。
精神的なものと思っていた。
整腸剤出しておきます!
4日間の処方箋だった。

最近睡眠が悪くて
困っています。
地震のせいで ...
今宵、月面宙返りは
背丈の足りない僕の番で
ながい裾で隠せるほどの
失敗を見せてあげたい
たった一度

穴だらけの喉で唄えないのさ
追い立てられて火の輪をくぐる
硬い床のうえ尻餅をつい ...
聞こえぬように
溜息ついた
ほら 電車の中で

がたんごとんにまぎれこませて
ほら溜息

窓にかかるブラインドのような
ひとびとの曇り顔のせいで
みえない

あのこの優しさも
...
 野に咲いていた
 赤い花を
 むしんにむしっていた娘に
 わたしは言った

 かわいそう
 花さん、いたいいたい
 白い花さん、いたいいたい
 赤い花さんも、いたいいたい
...
マークに最後に会ったのは、
れんが通りのヴェジタリアンカフェで、
5本組みの魚肉ソーセージの最後の1本を、
ギンギラギンにさりげないラビットファーのハットのなかから、
鳩の手品みたいにセロファ ...
致命傷

バラバラに散らばった
透明な欠片たち

振り返らないキミの背中が
歪んで見えるよ

臆病な僕は
ただ立ち尽くすばかり

時がキミを過去にしていくこと
今から怖れている ...
すきなのかな

それは
淡い淡い
不思議な言葉
未知なる世界が
どこまでも広がる

すきなのかな

それは
甘い甘い
魅力的な言葉
夢の様な世界が
空高く高く伸びる

...
いいえ私は天秤座の男
なんでいきなり否定から入るのさ
(「あなたひょっとして乙女座ですか?」とか何とか訊かれたので
 それに対する返答からはじまっていると思います、恐らく)
あなたは遊びのつも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
9回裏 ツーアウト北大路京介自由詩8*11/4/27 18:59
春に近い夏に通う吉岡ペペロ自由詩511/4/27 18:58
Rainsyuon自由詩211/4/27 17:56
神はまた遠く茶殻自由詩111/4/27 17:40
ナントカナオトはわかっているか眠り羊自由詩011/4/27 15:17
NEWSゆうと自由詩111/4/27 13:45
しなやかさへの悪意kiri自由詩011/4/27 10:44
カルピスyamada...自由詩111/4/27 9:34
つるし雲subaru...自由詩4*11/4/27 9:30
outAKiHiC...自由詩111/4/27 6:34
さようならのための明るい歌まきび自由詩011/4/27 2:30
intermediatemizuno...自由詩111/4/27 2:26
ユー番田 自由詩211/4/27 2:17
いれば小川 葉自由詩111/4/27 1:54
あかるいみらい木屋 亞万自由詩2*11/4/27 1:44
藪木二郎自由詩1*11/4/27 1:42
いつか人になるために小川 葉自由詩111/4/27 1:26
字音シホ.N自由詩1*11/4/26 23:33
藤村 遼太自由詩011/4/26 23:14
シーラカンスの行方影法師自由詩411/4/26 23:12
クリングゾール6自由詩011/4/26 22:58
M子の反乱ペポパンプ自由詩1*11/4/26 22:53
まあ一服どうですか?自由詩3*11/4/26 22:45
四月二十六日古月自由詩1*11/4/26 22:21
夕暮れ列車朧月自由詩011/4/26 22:12
つくりものめいた、花石川敬大自由詩15*11/4/26 22:07
T・REX/Nuzzolelse boogieはだいろ自由詩111/4/26 21:55
piece of...涼深自由詩911/4/26 21:32
りり自由詩2*11/4/26 21:07
天秤座の男花形新次自由詩311/4/26 20:47

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