サボテンの棘に刺さって
蝶が死んでいる
蜜もないあなたに
求められるだけで満足している
わたしのように 滑稽
言葉は凍る
きみに投げかけた ぼくの言葉が
きみの瞳の、
冷ややかな光に
きみの心にとどくまえに
きみを思う、
ぼくの一心の言葉は
一敗地にまみれ、風の餌食
冬の日
空回る、
...
穴居のインテリア
文明化された原始人の為の
鋼鉄と石粉で出来た矩形巣箱の中で
居間は森林であれ
台所及び食堂は菜園であれ
或いはささやかな礼拝の山頂で
僅かな部屋部屋を繋 ...
ギザギザの
気温の折れ線グラフの
端がほつれて
光の縦糸が
眠たそうな家並に
垂れ下がる
カチカチに
凝り固まった表情筋の
端がほつれて
微笑の横糸が
路地裏の野良猫を
追い ...
目に入る幻の運河
冷たい河水を手に汲めば
己の顔がぼんやりと映る
通りすがるアメンボ
教えてくれない知ったかぶりの船
さみしい人が多いから
インスタントのコーヒーを
淹れて配りましょう
ミルクもつけて
ひとりになってうつむいて
泣きそうな背中に
かける言葉が見つからなくて
迷いそうでも
コーヒ ...
4回目の、本指名の女の子。
今日は東京マラソンなので、
近くの駅からタクシーで来たら、道に迷って、
遅くなったらしい。
いったい、ぼくらの、
生きている、息苦しさは、
どこから、生 ...
アルファベットをすらすら繋いで
バリケードを作るつもりか
それともまっさらな裸にエプロンとして下げるか
石板に刻みつけるような筆跡じゃ、筆記体と呼べないな。
そもそも筆記体を知らないけれど。
...
配給された その竹槍で 何が 刺せるのですか
高射砲の弾丸も届かない
遥か 雲の上 から 無差別に 奴等は爆弾を投下したのです
あなたのヨイトマケで どれくらい深い 穴が掘れましたか
その ...
讃美歌を謳い終えたり今日は晴れ陽だまりに75歳春
人類の悩みを思い心が痛む神に希望をしかと置くわれ
スコップをせっせと動かし庭造り妻の背中に春の温き日
眠き眼に午後の奉仕はやや辛しこ ...
市場の朝は早く寒い
働く市場の軒下から
真っ青な空が広がっている
君の頭上に空があり
野菜の中に埋もれて
汗をかいていた君は
市場の軒の間から
深く青い空を見る
空の青は深 ...
うかれているしかなかったのだ
さびしかった
信じられないくらいの
さびしい状況にいたのだった
いちかばちかのような気持ちだった
だから
うかれているしかなかったのだ ...
冬将軍の「喝」におどおどしながら
朝は白い挨拶で
昼は黄ない騒音で
夜は青い街路灯で
太平洋側の田舎町は流れの時を刻む
ねぇ あんたには見えるだろう
北風 ...
どうして足に板をつけて
高い所から窮屈な格好で滑走して
なんにも持たないで ジャンプ台から
身 ひとつで
空 めざして
飛ぶんだろ
バランス崩したら落ちて
怪我して死ぬかもしれな ...
テレビや雑誌を眺めていると
この世の誰もが自分より偉い奴に思えて来る
お前の事を考えていると
俺の知ってる全ての男がお前を抱いている様に思えて来る
だったら全員殺してしまおうかなんて
このご ...
冬には冬のうたがあるように
きっと今頃にもあう うたがあるのだろう
知らないということは幸せなことで
季節にも うとくてすんでしまう
桜が咲いたら春だということにしている私にとっては
今もま ...
あれから半年も経った/そろそろ言ってもいい頃だ
この歳にまだ子供だ/だけど人にはもう甘えんな
不眠症が辛くて行った心療内科/眠れるようになる薬は無いか
医者と話した三十分間/これで助かると感 ...
僕がまだ若い頃
居酒屋に行って
この酒を飲むたび
いつも最後には吐いた
全部吐けば楽になる
我慢してはいけないと
口に突っ込まれた白い指は
いつもやわらかだった
外で吐けとか
ト ...
泣くほど綺麗な空を見て
思わずカメラを構えて
撮ろうとした途端 嵐が吹いた
泥水がレンズを濡らして
暴風に私は飛ばされ
起き上がった途端 夢から覚めた
夢で見た 広い世界は時と ...
あまいまる
あかいまる
あおいはる
ぜんぶでたらめな町を
通り過ぎてしまった
便利な言い訳が
頭のなかでマーチを演奏する
なにが言えたのと人たちを
笑いすぎてしまった
気の触れた駒は
行き場所がない
大事なものは ...
人は誰も
起算の町を持ちます
流されるまま生きて
それを誇りにしていた時代も
体の衰えと共に
終わりを告げるのでした
とらえどころのない世の中だから
漠然としていながらも
せめ ...
日記の言葉を読んでいるとき 君はどこにいるのだろう
いつも見えない 今日も 深い霧の中に包まれたまま
寂しさを生みだすだけだ 言葉などというものは
だけど 具体的な考えなど 人には浮かばない ...
全てのことは 終わったのだ!
関係ないのさ 人のことなんて!
俺は 自分のままで いたいだけ!
今日も 何もない空だ
死んでいるのは 一体 誰か?
息をしているのは 俺だけなのだ ...
小さな炎が鳥になり
葉の下の土を照らしている
傾く森
灰を数える
瞳に足りずに 瞳を足し
あふれるものは 金の浜になる
打ち寄せるひとつ
手のひらになる
...
彩度が低下して冬
のような気がしている
けれど見上げれば鮮やかな
空の青
空っぽの空の青
透きとおるってどんな気持ちだろう
こんな空の下ではすべてを見透かされそうで
網膜 ...
事欠く人生うまいわ
たってゆくよう機微だんご
ふたりで食べた
ひ
まわり
ま
わって
「みちはずれてしまったのって、うんめい、ごう、さが、なのね」
わたし云ったら
「ありた焼きだよ」
...
星落秋風五丈原を暗唱できる
などの
わだいを
だすが
きょうみがうすく
あいてにされないとわかる
100円のすしを
たべにいくと
いっていたから
200円のすしを
たべようと
...
講義の前
景気づけに
カルキムチ丼を食べる
2時間散歩する。
花粉症で
鼻とくしゃみが出る
足も痛い
トイレも...
親からも電話がかかる
お菓子を失敬して食べる
余裕のよ ...
初めて寝坊した
朝飯抜きで
出かけたが
5分遅刻した
行ったら最悪
ウンコまみれの
おじいさん
風呂に入れる
時間も延長して
言動が乱雑になる
最後に謝る。すると、
「い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
バタフライ キス
中山 マキ
自由詩
3
11/2/27 20:00
言葉は凍る
寅午
自由詩
2
11/2/27 19:53
属性
salco
自由詩
5*
11/2/27 19:42
ほつれる
nonya
自由詩
22+*
11/2/27 19:13
嘘
subaru...
自由詩
2*
11/2/27 17:46
コーヒータイム
朧月
自由詩
4
11/2/27 17:28
マラソンの日の女
はだいろ
自由詩
1
11/2/27 17:03
[:ink]
プテラノドン
自由詩
2
11/2/27 16:12
벚꽃 / ****'03
小野 一縷
自由詩
6*
11/2/27 14:52
陽だまり
生田 稔
短歌
5*
11/2/27 13:50
空と雲ーIくんへ捧げますー
……とある蛙
自由詩
8
11/2/27 13:49
さびしかった
吉岡ペペロ
自由詩
16
11/2/27 12:08
時の幻・空の影(三)
信天翁
自由詩
1
11/2/27 10:32
スキージャンパー
砂木
自由詩
6*
11/2/27 10:21
スタークウェザーと一緒
虹村 凌
自由詩
4
11/2/27 10:03
知らないこと
朧月
自由詩
2
11/2/27 9:19
生きる (ラップ詩です)
SEKAI ...
自由詩
4*
11/2/27 7:58
飲めん酒
花形新次
自由詩
4*
11/2/27 6:55
おはよう
Seia
自由詩
1
11/2/27 2:05
はり
竜門勇気
自由詩
1*
11/2/27 1:34
歩いている
〃
自由詩
3*
11/2/27 1:31
起算の町
三条麗菜
自由詩
4*
11/2/27 1:11
ダイアリー
番田
自由詩
1
11/2/27 0:47
休日に
〃
自由詩
1
11/2/27 0:44
さかい ひかり
木立 悟
自由詩
11
11/2/27 0:21
寂色の冬
kauzak
自由詩
8*
11/2/26 23:59
ふたりきり
阿ト理恵
自由詩
2*
11/2/26 23:48
丹大滅名
6
自由詩
1
11/2/26 23:39
三ちゃん散歩する
ペポパンプ
自由詩
3*
11/2/26 23:37
あーしもうた
〃
自由詩
7*
11/2/26 23:36
3562
3563
3564
3565
3566
3567
3568
3569
3570
3571
3572
3573
3574
3575
3576
3577
3578
3579
3580
3581
3582
3583
3584
3585
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
5.28sec.