夕立に傘を忘れてブラ透ける

脇汗の臭い気にせず京急線

脇の下青い剃り跡夏の川
あなたが引き止めたかった星
色と輪郭だけ残って空になる
空っぽの果物

横断歩道は虹の影
朝の月を見ている顔が
あざやかな夢を描いた
玄関に遺失された小さな靴はその都度捨てられては発見され、ありとあらゆる名前で命名されている。靴の平面はいつでも同じ体温と同じ表情を持っていて、豆粒みたいなまなざしで地面の消毒を繰り返す。混 ... することもないので
地面に種を蒔く
それは私自身だ
私を地球に埋めてしまって
発芽を待つ
やがて芽が出て茎が伸び
五月の陽射しに葉を広げたり
九月の雨にうたれたり
そして実がなる
ぶ ...
オナニーで汗ばむ身体宵の口

アロハシャツ覗く刺青「世界平和」

夏念仏じじいの頭斧刺さる

デリヘル嬢上に乗せつつ夏念仏
自称詩人が
また、勢力を拡大し始めている
危機的な状況が
すぐそこまで迫っている
これまで自称詩人殲滅のために
あらゆる手段を講じて来たが
結局どれも上手く行かなかった
敵はゴキブリと一 ...
「それは重い課題ですな。わたしにその任が務まりますでしょうか?
 何よりも、エイソスは今この国で誰よりも支持されております。
 アイソニアの騎士がこの国を見捨てた、そのことは良いのです。
 しか ...
フランキス・ユーランディアは、クールラントの為政者たるクーラスが、
自分に対する率直な言動によって対してくれる、ということが、
何よりも嬉しかった。「自分は信用されている」のだと。
だからフラン ...
「混沌か。世界は常に混沌としているものなのだ、フランキス」
……祭祀クーラスは、この物語では敵役として記されてはいるものの、
実は善なる存在だったのである。それは『今』の歴史を見れば分かる。
し ...
ここは此岸で

それからどうした?


自分に問いかける

今日はいい天気で

台風が来ている

それから。。



泡沫なんて言葉を思い出す




雲がちぎ ...
桜が散ると
瞳からコンタクトが
外れるように
涙が溢れる  

思い出したり
切なくなったり
今は言葉を
忘れても

花びらの裏と表が
同じメロディを
歌うように

その眼 ...
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸は
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きを
掴み取る

沈み込む望みの無さは
苦痛の肉体と共に
忍耐 ...
駄菓子屋に行って
よく買っていた

すぐ溶けて無くなる
一瞬の美味しさ
味わう暇はないくらい

たくさん食べると
すぐに飽きてしまう

たまに食べると
より美味しく感じる
大人 ...
地球が一廻りして朝が来た
雨降りの朝、風が吹く
疼痛は収まり、意識はクリア
道行く人は目的を持ち
僕は温かな喜びに包まれ
今在ることを抱擁する

いつ崩れるともしれないこの覚醒に
ゆっ ...
うわははは、
死ね、ってきみがいうから笑っちゃったよ、
どうしてくれるの。
夜がふけてる、ガラスに
滲む 赤青緑 が わたしの喉をながれて
火傷みたいに 通り過ぎてく グラスに
もう一杯ち ...
線を
縦に引き裂き
現れた

言葉には
置き換えられないはずの
僕たちの住む場所を

空白とか
地球とか
現世とか

手を合わせて
祈りとか
生きるのが辛いというのも
経済的に辛いというのもある
これについては好景気を望むばかりだ
思惟的に辛いというのもある
これについてはBe a rock star (?)

大体、僕は経済的 ...
「その言葉を聞いて、安心した。わたしは孤独だからな……」
祭祀クーラスのその言葉は、いつにもなく自信なさげに思えた。
というのも、フランキスには、クーラスの言葉がいつも以上に重々しく感じられ、
...
「誘拐? それはまた厄介な事をお考えになられましたね……」
「いや、厄介でもあるまい。事が終われば、世界には再び平穏が訪れる」
「あなた様が真摯であることは、誰よりもわたしが存じております。
  ...
「そうだ。わたしには敵が多い。だから、エイソスだけは味方につけておきたい」
「エイソス・ギザ・ノールデン。奴は、貴族の家系でしたね?」
「ああ。だからこそ信頼がおける。いや、そうではないな。
  ...
心が疼く

夏も終わる

風は秋の色に染まる

空はなにも語らずただ晴れわたり
抑えられないさみしい青い静けさで
海を見降ろしてくれている


そういえばこの夏の真 ...
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう №1からの続き

(1)西堀不届き者京都大学

ヤルタ会談はおこなわれたが
ルーズベルトは神々の罰当たり死した
次はトルーマンに確定

あはは ...
 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう

1部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならうNo.1

2 部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう No.2
      
3部 コシャカは ...
何故、離れるのか
何故、一緒に眠らないのか
私の魂よ

何故、君だけが自由で
何故、私だけが叫ぶ
さよならも言わないで
涙も流さずに
何処へ行ってしまうのか
こんなに求めているの ...
くるくる廻って空の青
開けて明るみ輝き
白雲の流れ急速に
呑まれいく呑まれいく

世界はただ泰然と美しい
在ることの驚きは神秘は
退屈な日常に転がりながら
私たちはいつも見逃す

...
○「規制」
政治家は
抜け道も考えてから
規制する

○「アベック」
若い人たちは情報的だ!
この猛暑の中
手をつないで歩いている

○「女」
亭主と別れた女は
きれいになる
...
「お前は、クロノゴロスという言葉を知っているか?」
「クロノゴロス? それは、何を意味しているのでしょうか?」
「人間は人間の力だけで生きていける、という主張だ。
 このクールラントでも、最近に ...
「では、あなたの手でそれを確実なものとすれば良いのです」と、フランキス。
「いや。すでに遅すぎる。お前はこの国、クールラントの未来をどう思っている?」
「それは、ライランテの覇者となることです。こ ...
場面は変わって、ここはクールラント行政府の、執務室である。
祭祀クーラスは、執務机に座っていた。その向かいには、フランキスが立っている。
「昨夜、……いや、今日の未明だな。ある者から一つの提案があ ...
忘れられない歓びに、溺れ、未来を見失う


汚れてしまったあの夜の、ナイフのような三日月


誰も信じない、あの夜天使の抜け殻をみたから


捕まった心、ふ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
梅竹せつ子「自称俳句集2」花形新次俳句022/9/3 15:08
朝色水宮うみ自由詩3*22/9/3 12:45
海へ葉leaf自由詩222/9/3 8:46
私の実やまうちあつ...自由詩222/9/3 8:14
梅竹せつ子「自称俳句集1」花形新次俳句022/9/3 8:14
血の噴水自由詩022/9/3 7:59
薄明の中で(十五)朧月夜自由詩1*22/9/3 1:58
薄明の中で(十四)自由詩1*22/9/3 1:57
薄明の中で(十三)自由詩1*22/9/3 1:57
めもうし自由詩122/9/2 21:42
春巡りミナト 螢自由詩122/9/2 20:18
とうめいに すみわたるひだかたけし自由詩3*22/9/2 18:24
ラムネ菓子夏川ゆう自由詩122/9/2 18:00
覚醒の朝ひだかたけし自由詩5*22/9/2 9:53
寂しいとかじゃなくてさぁよるもと自由詩122/9/2 9:14
()印足立らどみ自由詩222/9/2 7:55
一をつけよりゅうさん自由詩222/9/2 4:01
薄明の中で(十二)朧月夜自由詩1*22/9/2 1:15
薄明の中で(十一)自由詩1*22/9/2 1:15
薄明の中で(十)自由詩1*22/9/2 1:14
夏の終わりのメロディーを聴きながら秋葉竹自由詩122/9/1 22:49
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう №2水恋鳥魚夫自由詩022/9/1 19:49
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう №1自由詩022/9/1 19:45
ある岸辺妻咲邦香自由詩122/9/1 19:11
空の青~世界と私たちひだかたけし自由詩522/9/1 18:55
独り言9.1ホカチャン自由詩5*22/9/1 16:35
薄明の中で(九)朧月夜自由詩1*22/9/1 0:50
薄明の中で(八)自由詩1*22/9/1 0:49
薄明の中で(七)自由詩1*22/9/1 0:49
いつか、幸せに秋葉竹自由詩122/8/31 23:28

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