九月十九日 火曜
天氣 晴
起床 五時三〇分
就床 九時五〇分
図畫は南瓜の繪を出しました
寢冷したので鼻がつまつて聲がふが〳〵として音樂の時とても困つた
放課後の運動は栗田さんと一 ...
洋服は
長袖を着たけど
心はどこにも仕舞えない
光に晒されて
その瞬間は
頬が緩んだ
綺麗なものの側にいたい
例えば金木犀
むせ返るような甘い香りが
降り注いで
立 ...
他愛のない見切り発車のなだらかではない
閉ざされた苑への口は穴ぼこだらけで吠え狂う
荒々しい岩肌の位置を保てないから真っ直ぐで
ざっくりとした網目のくぐもる残照の少ない方角へと
向こうに回して ...
傷だらけの時に
優しさを貰った
僕の尻尾は
鎖を生やした
君と繋がるために
走り回って
見つけたものを
教え合った
幸せそうな
メロディは
ひとり分しかなくて
ふたりで口 ...
濃密な青を流し込み
暮れゆく空を
眼差し見つめながら
僕は想う
この夕べに舞う天使たちを
この世界の奥深く躍動する神々を
でも、僕は
貴女たちに達していない
未だ全く
ただそ ...
「さっきの化け物を葬った魔法か? あれは、お前の手柄だった!」
アイソニアの騎士は呵呵と笑ったが、ヨランはすっかり怖気づいていた。
「笑いごとではございません。誰もが、あのような魔法を使えるように ...
「話せば長くなります。ですが、ヒントはエランドル様の言葉にあります」
「エランドル? さっきこの女に取りついた亡霊のことか?」
「俺は知っている。世界を滅ぼした男だな」と、エイミノア。
「それは ...
「しかし、クーラスはすでに虹の魔法石を持っているのであろう?」
「そうでございます。ですが、多分彼は使い方を知らないのです」
「虹の魔法石の……か? それはあり得ぬ。あの狡猾な男のことだ。
き ...
タイラップ
真珠
柿の種
リ・サイクルする私の中で足りない言葉を探し出している、家具の中の誰かの匂いと、太陽に照らした時だけ浮かび上がる魚を捕まえた、という君の言葉にワクワクしたんだ、だってそんな姿美しいじゃないか、ワタシとい ...
はっさくや
植物学者の
家に有り
夜の街には、風が吹き
不幸な人を選びます。
不幸な人の吐く息は
切ないほどの甘さです。
その唇はやわらかく
そっと触れたらぷにぷにで
どんな小さな喜びも
そっと ...
あらそいばかり視えるので
瞳を閉じたこともある
平和の使者を待ちわびて
すこし寒くて震えてる
夜風が鳴いてるこの庭で
みあげているのは星月夜
横浜港のみえる丘
...
世界を変えよう
そう言う私と彼女のお尻には
ふかふかの尻尾が付いてて
鋏みたいな虫がいて
木の実みたいな蛇もいて
みんな捕まらせよう
世界を変えよう
私たちは誓い合った
草の色した服を ...
真っ暗なのは
見えないのではない
闇を見ている
無音なのは
聞こえないのではない
沈黙を聞いている
不毛なのは
生きてないのではない
死を生きている
広い視野と
...
ことばを
トントントントン
階段を上がる
内面世界不思議
を塗り固めて
とっておき
ダッシュ走る
意味を同じくしないで
ことばを
並べて選ばず
ほら掴んだ
西へ日暮れへ
終わり ...
ただの夢のような一日を
なんと呼べばよかったのか、
もしもその日が曇天で
いまにも泣きそうな空だったら、
さみしいじぶんを
ただ慰めようとしてくれる
すべての人に優しい ...
ちょい悪オヤジは
イタリアンで
レオンとかいう
雑誌の表紙を飾るが
極悪オヤジは
テカテカの頭に
薄いグラサンをして
新聞の三面を飾る
極悪オヤジのオヤジなんかは
たまに死刑になった ...
靴紐くらいしか
結べなかったあの頃
君と出会えて
絡み合ったり
僕の両手に
花束が届くような
日々だった
嬉しい顔が
出来なくても
そのリボンで
君と繋がっていると思っ ...
えと、
うんと
だらしなく
恥をさらし
今は
真ん中で、真ん中で
均衡を取りながら
ひたむきな思いを抱いて
鋭く閃く思考を鳴らして
肉の苦痛に日々耐えて
*
...
「そうでございます、騎士様。先ほどの魔物は、エビ・グレイムと言います」
ヨランは、アイソニアの騎士から言葉を引き継いで言った。
そして、説明をする。「この本、オスファハンの手書きのメモによれば、
...
「なぜ止める、ヨラン? そのエランドルという男がまことに
このハーレスケイドの支配者であるならば、この男を倒さねば、
虹の魔法石は手に入らないのではないのか?」アイソニアの騎士は訊いた。
「 ...
「あなたは本当にオーマル様なのですか?」ヨランは尋ねた。
「わたしたちの『導き手』の……」と、続ける。オーマルは、
「わたしはいかにもオーマルと申す者。始めにその名を告げたはずだが……」
「承っ ...
背中
海
ゾエア
まだ、地域猫と言う概念のなかった遠い昔、
ぼくの住む小さな漁村にキジトラの、年老いた猫がいた、猫、と呼ぶにはあまりにも堂々とした体躯、しなやかさ、とはかけ離れたふてぶてしいcat walk、ぼくはそ ...
内部から
現れ溢れる
言葉たち
色とりどりの
増殖する円の群れ
熱を帯びている、燃えている
交わり結び
捉えられ
ひとつのおおきな詩に溶ける
ひとつにひび ...
空には星がある、ぼろい暗幕のことだ。
引き裂けぬだけで虫がついて、
大層蝕まれ穴だらけではないだろうか。
それら包まれて流されてきたばかりだった
今日は今日とて曇り空の舌で何を舐め取ろ ...
タコ
ヤゴ
貝
この秋晴れに、階段を
一段飛びで
上る
ぐんぐんぐんぐん登る
どこまでもどこまでも昇る
すると、
涼やかな風に舞い
白々と透明な綿毛が
無数、数知れず
飛び交って来る
...
あのうそ
ばれてないかな
あのひのこと
ばれてないかな
わるぐちいってたの
おぼえてないかな
こわしちゃったの
おぼえてないかな
ど き どき、する
と き どきする
...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
女學生日記 三十三
TAT
散文(批評...
0
22/10/1 8:11
衣替え
ミナト 螢
自由詩
2
22/10/1 7:26
灌漑の暮れ方
あらい
自由詩
1
22/9/30 23:47
絆
ミナト 螢
自由詩
2
22/9/30 20:21
天使たちよ、神々よ~この夕べに
ひだかたけし
自由詩
4*
22/9/30 18:32
世界の真実(十八)
朧月夜
自由詩
2*
22/9/30 18:10
世界の真実(十七)
〃
自由詩
2*
22/9/30 18:10
世界の真実(十六)
〃
自由詩
1*
22/9/30 18:09
令和4年9月30日(金)
みじんこ
自由詩
2*
22/9/30 13:41
RE:サイクル
XIAO
自由詩
3
22/9/30 11:40
はっさく
足立らどみ
俳句
4*
22/9/30 7:30
甘い息
秋葉竹
自由詩
1
22/9/30 7:26
星の流れた夜の庭
〃
自由詩
1
22/9/30 7:25
変えよう
妻咲邦香
自由詩
1
22/9/30 2:17
五感の深部
シホ.N
自由詩
6*
22/9/30 0:31
コラージュにあそぶ
かんな
自由詩
2
22/9/29 23:22
それが運の尽きだったのか、空が高くて青かった
秋葉竹
自由詩
1
22/9/29 22:43
ちょい悪オヤジと極悪オヤジの間
花形新次
自由詩
2
22/9/29 20:25
リボン
ミナト 螢
自由詩
3
22/9/29 19:05
底無しの口
ひだかたけし
自由詩
3
22/9/29 18:53
世界の真実(十五)
朧月夜
自由詩
2*
22/9/29 18:02
世界の真実(十四)
〃
自由詩
2*
22/9/29 18:01
世界の真実(十三)
〃
自由詩
2*
22/9/29 18:01
令和4年9月29日(木)
みじんこ
自由詩
1*
22/9/29 13:42
宮村さん
ちぇりこ。
自由詩
5
22/9/29 11:23
ひとつのおおきな詩
ひだかたけし
自由詩
8
22/9/29 10:37
灰汁
あらい
自由詩
2
22/9/28 21:32
令和4年9月28日(水)
みじんこ
自由詩
2*
22/9/28 19:14
この秋晴れに、階段を
ひだかたけし
自由詩
6
22/9/28 17:19
どきどきする
竜門勇気
自由詩
2*
22/9/28 11:40
341
342
343
344
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377
378
379
380
381
3.6sec.