貧しくても陽は昇る
と慰められたが
富を握る1%にも陽は昇る
ご来光は闘いだ

「もう武器は造りたくない」
と彼は日記に書いた
書いただけで
今日も陽が暮れた

舗装された道路で
...
○「WBC」
投手のことはかなり話題になっている
一方で捕手のことは
ほとんど話題になっていない
160キロを越える球を
きちんと受け止めるというのは
大変なことであろう
投手が活躍でき ...
あれとって
とかいう瞬間の落下
これがわたしだとさしだしている宇宙へ
さしいれられた手紙の中で
きみはうんとないてもいいし
たくさんわらってもいい
どっちでもない状態を
保っていてもいい ...
円と三角、接合する
爆弾抱え俺は此処まで来た
なんていうことはないんだよ
連なる三角、睥睨する円

時間の大河は河口に注ぎ
輝く大洋としばし押し問答しながら
呑まれていく呑まれていく、
...
葉は大きくて
枝も太い
ズングリしてる

枝は柔らかい
しなやかとは違って
柔らかい

葉はやさしい緑
薄い緑とは違って
やさしい緑

とても大きな実をつけるので
枝がうんと ...
あの夏が来るね
とつぶやきながら
それはもう
来ないことを知ってる
同じ空じゃないこと
同じ雷雲じゃないこと
同じ夕立じゃないこと
同じ僕たちじゃないこと
あれが初恋ならば
はじけて ...
山下公園まで酔って走る横浜から
恋仲韓国人と観覧車と嬌声があった
霧で出張から帰れない シンママが不機嫌だ
夕食で一緒になった際しゅまいのお返しに
サソリの唐揚げを振る舞ったせいだろう
二十 ...
僕の部屋は世界の一部を切り取ってできた図書館
明るい修道院でフィヨルドの冷たさを内包している

戦争でたくさんの僕が死んでゆく
たくさんの君が失われてゆく

誰も混沌からの道筋を知らない
...
 六棟の高層マンションが近距離で建つ
 そこに住民の憩いの場として
 児童公園とグラウンドが設けてある

 広場の桜並木には二人掛けのベンチ
 一脚に休憩中の清掃員が一人座っている午後
  ...
桜の花が満開だと聞くとこう思う
あとはもう枯れるだけ
悲観的な訳ではない
これが事実だと思う
永遠に咲き続けることなど
ないのだもの
力の限りに開かれた花弁は
咲き誇る姿を見せつけるよう ...
第七章……そもそも詩とは?


 再び、秋の夜です。「〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂8)」」という詩を批評し終えて、わたしは少なからずほっとしています。この批評はリアルタイムに書き ...
第六章……詩との対決


 さて、ここまで書き進めてきて、読者諸氏はこの小論に何を見出したでしょうか? ひだかたけし氏の作品の卓越性でしょうか、あるいは詩というものの歴史的な側面でしょう ...
丘のツナマヨ 真夏の顔
おかのつなまよまなつのかお


大臣と布団敷いた
だいじんとふとんしいた


あたし負けましたぁ!
あたしまけましたあ


茎を齧る ヨルシカを聴く
...
ビジネスホテルの
小さなお風呂
お湯ためて浸かるの
ものすごいワクワクする

ここにお湯ためて入ろう
と決めるところから
ワクワクする

熱めのお湯をためて
うぃーと入って
小さ ...
粘りつきたわみしなる
巨大なうねり最小の渦

力動は只在り
在るは只力動

湾曲しながら黒々と紡がれ
静かさに浸されていく意味

無意味と無根拠の形造る地平に
盛んに呼応し合う響き ...
2023年ワールド自称詩人クラシックは
超小物自称詩人小谷小平の活躍もあり
日本が優勝しました
小谷小平は自称詩、自称短歌、
自称俳句、自称散文の
4刀流で、しかもその何れもが4流という
...
いつも優しくなれなくて
ざらざらしている舌を
外に出せるほど幼くはない

昨日の影に怯えながら
誰かの愛を求めても
オブラートみたいに包めない

きっと破れて
光の方を選ぶでしょう
...
何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味浮かび
繋ぐ意味に花咲き開く
そんなひたむきな営みを
ただただ静かに晒している

(目眩くよ ...
これは
必要
だから
する
だけだ



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
○「横から目線」

上から目線よりも
横から目線のほうが
胸へすとんと落ちる
今日の友人からのアドバイスがそうであった
「二段伸びはしない。立て伸びだけ」
というアドバイスを参考に練習し ...
夜のように浅黒き女よ
照らしておくれ その稲光の目で

夜のように実り豊かな女よ
慰みあれ 鉄めかしの客にも

夜の真白よ サボテンの花よ
牛飼いたちが呼び起こした 土じみたしかしよく通 ...
 長く続いた地の時代が終わり、風の時代が訪れようとしています。弥勒の時代の始まりでもあります。弥勒の時代が始まる条件は一つだけ、正しい貨幣観を持つことです。
 銀行から借金した時と、国が国債を発行し ...
自分も使ってたので心痛いけどさー
いまさらだけどさー。今のこの時代、
自称詩人(自傷詩人)は死語でしょ

これからはどさくさのさなかに
AI詩人(愛詩人)を流行らせたい
私は多くの川を渡った
川の名前は忘れてしまった
私は多くの悲しみを歌った
そして悲しみについて多くを知らない
知るとは外から眺めること
そのなかにいる者は眺めることができない

私のよく ...
ごきぶりにうんざりされてなつめ球 当事国には
非常に迷惑な話だが
自称詩人の家族にとっては
最後に残された道なので
試しにウクライナに
送り込んでみようと思う
そのまま死んでくれたら
家族は大喜びだし
ひょっとしたら
...
波は打ち寄せ
天涯孤独、
同心円形に
後光射し、
砂地に横走る
蟹の赤々、
虚ろな声の
喉は引き裂かれ

青い 深く青い空 只ひろがり
僕は泣いて笑って喚いて しずまり

輝く ...
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使、

寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変え

足早に石灰岩の舞台に水を打ち
去り逝く人々の孤独を聴き取る。

 独り独りの限界と可能 ...
安らいでいる
昨夜の疼痛発作、
嘘のように
安らいでいる

街は今、彩り豊かな遠景
浮き上がり消える美の残照
時は静止し息を潜め
奥まる意識に桜の花、
散らす はらはらと

はら ...
毛糸の陽だまりにも春は来ていた
健気に母が計算した数式は
今朝、消しゴムで消しておいた
経験だけではどうしようもない
結論や結果があって
けれども僕らは
健康な明日を願うのだった
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
陽気な季節になってきた空丸自由詩923/3/23 21:25
独り言3.24zenyam...自由詩3*23/3/23 20:25
エモいわれぬエモーショナルモリマサ公自由詩3*23/3/23 20:08
爆弾ひだかたけし自由詩323/3/23 18:29
ブンタン日朗歩野自由詩123/3/23 18:18
みっつの渡りAB(なかほ...自由詩623/3/23 17:15
埠頭が不明民二郎自由詩123/3/23 16:07
フィヨルドと地球と弟とマークアーモ...自由詩1123/3/23 15:27
春うららリリー自由詩4*23/3/23 14:51
そのような季節坂本瞳子自由詩1*23/3/23 14:31
読むことのスリル──ひだかたけし小論(8)大町綾音散文(批評...4*23/3/23 13:44
読むことのスリル──ひだかたけし小論(7)散文(批評...3*23/3/23 13:44
ヨルシカ知る夜水宮うみ自由詩3*23/3/23 5:58
ビジネスホテル日朗歩野自由詩123/3/22 21:51
夜想36〇声ひだかたけし自由詩323/3/22 20:40
WJC花形新次自由詩323/3/22 18:37
dropミナト 螢自由詩223/3/22 18:07
永遠(改訂)ひだかたけし自由詩523/3/22 18:04
※五行歌「必要だから」こしごえ自由詩023/3/22 16:17
独り言3.29zenyam...自由詩1*23/3/22 6:20
夜の形をしてなけま、たへ...自由詩223/3/22 5:16
「母への手紙」ジム・プリマ...散文(批評...1*23/3/22 3:38
はにぃ?自称詩人とな?足立らどみ自由詩323/3/22 0:48
糸杉と星の見える道 ~Billie Holidayにカワグチタケ...自由詩123/3/21 22:49
辞世ではない。03るー俳句123/3/21 21:58
自称詩人を戦場に送り込んでみる花形新次自由詩1+23/3/21 20:30
根なし草のうたひだかたけし自由詩423/3/21 20:09
使命(改訂)自由詩2*23/3/21 17:06
安らぎの時自由詩6*23/3/21 11:46
景色たもつ自由詩623/3/21 10:46

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