先の尖った靴で
星を踏めたら
砂時計が
永遠に終わらない
そんな夜
少しだけ
誰かの愛を
長く感じている
最終回のドラマみたいに
抱き合うために
生まれたエピソードが
...
毎日真面目に
髭を剃るのが面倒だったので
生えて来ないほうがいいのにと
思っていたらある日
髭が伸びなくなっていた
しばらくして
髪も伸びていないことに気が付き
髪が一本落ちる度に恐怖を ...
突き抜けていく、突き抜けていく
独りの個の限定された
知覚を感情を世界観を
声 響き渡る、声 突破する
混沌とした音響のなかを
この世界という音響のなかを
私という存在に真っ直ぐ突 ...
約束に約5分遅れる
シロップロックアップサイドで会う
こめかみ
みだりに髪
かみしめる一言
会いたかった……
すうーっと楽になる午後だ
この緑色したミントの束で叩けば
色んな音がし ...
言い聞かせてしまえ、生命の蒸発
娘がひらかれるときに、
背景を止めだてる、増便と決壊
杉の上表をとりどり成長させる、
幸福を裁く医者のふと、
しかしながら個人の、水辺の、小指から
なつ ...
北園克衛は1930年代にあらわれた一群の若い女性詩人たちの中から特に数名の名を挙げて次のように述べています。
{引用=「先日西脇順三郎氏を訪ねたとき、偶然左川ちか氏の話が出て、西脇氏は左川 ...
輝かない星だってある
目のまえにひっそりと咲いて
人の悲しみの数だけ
憎しみが残って土になる
空はいつまでも落ちないという
憧れにも似た不変の愛憎を飲みほしたい
...
夕立に傘を忘れてブラ透ける
脇汗の臭い気にせず京急線
脇の下青い剃り跡夏の川
あなたが引き止めたかった星
色と輪郭だけ残って空になる
空っぽの果物
横断歩道は虹の影
朝の月を見ている顔が
あざやかな夢を描いた
玄関に遺失された小さな靴はその都度捨てられては発見され、ありとあらゆる名前で命名されている。靴の平面はいつでも同じ体温と同じ表情を持っていて、豆粒みたいなまなざしで地面の消毒を繰り返す。混 ...
することもないので
地面に種を蒔く
それは私自身だ
私を地球に埋めてしまって
発芽を待つ
やがて芽が出て茎が伸び
五月の陽射しに葉を広げたり
九月の雨にうたれたり
そして実がなる
ぶ ...
オナニーで汗ばむ身体宵の口
アロハシャツ覗く刺青「世界平和」
夏念仏じじいの頭斧刺さる
デリヘル嬢上に乗せつつ夏念仏
自称詩人が
また、勢力を拡大し始めている
危機的な状況が
すぐそこまで迫っている
これまで自称詩人殲滅のために
あらゆる手段を講じて来たが
結局どれも上手く行かなかった
敵はゴキブリと一 ...
「それは重い課題ですな。わたしにその任が務まりますでしょうか?
何よりも、エイソスは今この国で誰よりも支持されております。
アイソニアの騎士がこの国を見捨てた、そのことは良いのです。
しか ...
フランキス・ユーランディアは、クールラントの為政者たるクーラスが、
自分に対する率直な言動によって対してくれる、ということが、
何よりも嬉しかった。「自分は信用されている」のだと。
だからフラン ...
「混沌か。世界は常に混沌としているものなのだ、フランキス」
……祭祀クーラスは、この物語では敵役として記されてはいるものの、
実は善なる存在だったのである。それは『今』の歴史を見れば分かる。
し ...
ここは此岸で
それからどうした?
自分に問いかける
今日はいい天気で
台風が来ている
それから。。
泡沫なんて言葉を思い出す
雲がちぎ ...
桜が散ると
瞳からコンタクトが
外れるように
涙が溢れる
思い出したり
切なくなったり
今は言葉を
忘れても
花びらの裏と表が
同じメロディを
歌うように
その眼 ...
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸は
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きを
掴み取る
沈み込む望みの無さは
苦痛の肉体と共に
忍耐 ...
駄菓子屋に行って
よく買っていた
すぐ溶けて無くなる
一瞬の美味しさ
味わう暇はないくらい
たくさん食べると
すぐに飽きてしまう
たまに食べると
より美味しく感じる
大人 ...
地球が一廻りして朝が来た
雨降りの朝、風が吹く
疼痛は収まり、意識はクリア
道行く人は目的を持ち
僕は温かな喜びに包まれ
今在ることを抱擁する
いつ崩れるともしれないこの覚醒に
ゆっ ...
うわははは、
死ね、ってきみがいうから笑っちゃったよ、
どうしてくれるの。
夜がふけてる、ガラスに
滲む 赤青緑 が わたしの喉をながれて
火傷みたいに 通り過ぎてく グラスに
もう一杯ち ...
線を
縦に引き裂き
現れた
言葉には
置き換えられないはずの
僕たちの住む場所を
空白とか
地球とか
現世とか
手を合わせて
祈りとか
生きるのが辛いというのも
経済的に辛いというのもある
これについては好景気を望むばかりだ
思惟的に辛いというのもある
これについてはBe a rock star (?)
大体、僕は経済的 ...
「その言葉を聞いて、安心した。わたしは孤独だからな……」
祭祀クーラスのその言葉は、いつにもなく自信なさげに思えた。
というのも、フランキスには、クーラスの言葉がいつも以上に重々しく感じられ、
...
「誘拐? それはまた厄介な事をお考えになられましたね……」
「いや、厄介でもあるまい。事が終われば、世界には再び平穏が訪れる」
「あなた様が真摯であることは、誰よりもわたしが存じております。
...
「そうだ。わたしには敵が多い。だから、エイソスだけは味方につけておきたい」
「エイソス・ギザ・ノールデン。奴は、貴族の家系でしたね?」
「ああ。だからこそ信頼がおける。いや、そうではないな。
...
心が疼く
夏も終わる
風は秋の色に染まる
空はなにも語らずただ晴れわたり
抑えられないさみしい青い静けさで
海を見降ろしてくれている
そういえばこの夏の真 ...
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう №1からの続き
(1)西堀不届き者京都大学
ヤルタ会談はおこなわれたが
ルーズベルトは神々の罰当たり死した
次はトルーマンに確定
あはは ...
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう
1部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならうNo.1
2 部 眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう No.2
3部 コシャカは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
旅人の靴
ミナト 螢
自由詩
1+*
22/9/3 19:22
髭真面目
イオン
自由詩
1*
22/9/3 19:03
声
ひだかたけし
自由詩
4*
22/9/3 18:53
シロップロックアップサイド
ふるる
自由詩
3*
22/9/3 18:30
それかあらぬか
あらい
自由詩
1
22/9/3 18:24
流れるごとく書けよ、女詩人
藤原 実
散文(批評...
1*
22/9/3 15:58
秋の夜長に一献かたむけ
秋葉竹
自由詩
1
22/9/3 15:29
梅竹せつ子「自称俳句集2」
花形新次
俳句
0
22/9/3 15:08
朝色
水宮うみ
自由詩
3*
22/9/3 12:45
海へ
葉leaf
自由詩
2
22/9/3 8:46
私の実
やまうちあつ...
自由詩
2
22/9/3 8:14
梅竹せつ子「自称俳句集1」
花形新次
俳句
0
22/9/3 8:14
血の噴水
〃
自由詩
0
22/9/3 7:59
薄明の中で(十五)
朧月夜
自由詩
1*
22/9/3 1:58
薄明の中で(十四)
〃
自由詩
1*
22/9/3 1:57
薄明の中で(十三)
〃
自由詩
1*
22/9/3 1:57
めも
うし
自由詩
1
22/9/2 21:42
春巡り
ミナト 螢
自由詩
1
22/9/2 20:18
とうめいに すみわたる
ひだかたけし
自由詩
3*
22/9/2 18:24
ラムネ菓子
夏川ゆう
自由詩
1
22/9/2 18:00
覚醒の朝
ひだかたけし
自由詩
5*
22/9/2 9:53
寂しいとかじゃなくてさぁ
よるもと
自由詩
1
22/9/2 9:14
()印
足立らどみ
自由詩
2
22/9/2 7:55
一をつけよ
りゅうさん
自由詩
2
22/9/2 4:01
薄明の中で(十二)
朧月夜
自由詩
1*
22/9/2 1:15
薄明の中で(十一)
〃
自由詩
1*
22/9/2 1:15
薄明の中で(十)
〃
自由詩
1*
22/9/2 1:14
夏の終わりのメロディーを聴きながら
秋葉竹
自由詩
1
22/9/1 22:49
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう №2
水恋鳥魚夫
自由詩
0
22/9/1 19:49
眠るボアズ ヴィクトル・ユゴーにならう №1
〃
自由詩
0
22/9/1 19:45
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
374
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
3.41sec.