家のこんなちっぽけな基を
雪で濯う問い惑
はだしの記憶
石畳が
こんなに冷たいのだったら
杭の水死辺りで丸くなれないか
小魚を誘なう眠り
よその種では
籠に込めた指を
幻に見ると ...
殻を割って現れたピストル
うぶ声ばきゅんばきゅん
弾は持っていなくても
じっとこちらを見つめ
狙い定める本能
貝にはさまれた文
古紙のにおいを纏う
刷り込み済みの姿は
慕情を昏く縁 ...
光の感覚
思い出のように
余韻 響かせる時、
赤 青 黄
三原色の
鮮やか輝き
騒ぎ出し、
白い未知ゆく白衣の人を陽気に踊らせながら
光のオーラに弾み震え
ぽっかり白月浮 ...
歯磨きをするように
詩を書くといい
日に三度
多い人なら五度か六度
前歯や奥歯を
乳歯や親知らずを
そして栄えある
永久歯を
いつくしむように
いましめるように
自分のおさないころ、
「おまんじゅう」のつつみと言えば、
「経木」であったのです。
それはいえいえ、「かしわ」だって、
「さしみ」だってなんだって、
つつんでいたのです。
あの ...
つやつやの犬はコンビニの手前の曲がり角にいる。もちろん曲がり角に建っている家で飼われている、という意味だ。朝はカーテンの隙間から外を覗っていたりする。50代くらいの男性に連れられて散歩する姿も ...
朝陽の照り返し、
アスファルト道は銀の黄金の輝き
人は行く、
今日の命の営みに
無常の中に永遠を掴み
人は生く、ひとはいく
限りあるもの
温かい食事
テレビ見てないで食事に集中
限りあるもの
愛情 これには意義あり
限りなく愛し合うカップルあります
限りあるもの
...
線路沿いの路肩に這う茂みは朝顔らしき
蔓と葉に花を二輪つけていた
花は控えめでいて澄んだ紫陽花色
歩み寄る私の指先に
四枚羽の片側二枚つままれて
運ばれてきたトンボ
...
今日も今日とて
夜はふけゆく
寒い寒いと言うなかれ
寒さが増してゆく
眠いような
眠くないような
腹が空いているような
腹が空いてはいないような
いまから映像作品を見ても
寝落ちして ...
「それが、エランドルに利益をもたらすとは思えないが……」
「エランドルの思いには、隠された一つの秘密があります。
エランドルは、ククリスというかつての恋人の復活を望んでいるのです。
そのため ...
「おい、ヨラン。イリアスが誘拐されてから一か月の時が
経とうとしているのに、なぜ未だその所在がつかめないのか?」
「クールラントでは、今オーバ・ニーチェという秘密組織が、
幅を利かせています ...
イリアス・ナディは、バルケスの塔という廃屋に幽閉されていた。
この一か月間、祭祀クーラスはイリアスの存在を隠し続けていた。
しかし、アイソニアの騎士は容易にその姿を現さない。
「アイソニアの騎士 ...
巨大な鳥の白い胸と足が見えた一瞬だった
幻の富士山トンネルが掘られている
南西斜面は陥没
土砂崩れで山頂までが崩落した
山はもう不二と表現される元の形を
とどめない
...
やわらかな毛布にくるまり
天井に響くヘリコプターの爆音
次第に遠退いて行くのを聴いていた
ずる休みした日に、
学校にたまぁに
どうしようもなく行きたくなくなって
畳の小部屋 ...
川の字や璧をいだかむ罪人は寝相よろしゅうキの字となりぬ
超訳
妻と子と寝ていた男は妻子に黙って大金を掴む野心はあるが
根が真面目なので朝起きたら身動きが取れなくなっていたよ
液晶のなか目覚めたように
数字が淡く点滅する 淡くて少し掠れていて
なぞる 指がつめたい
わたしはまたほどけようとする
全部がいちぶ いちぶは全部のごとく移ろい
そうか海は個と全の明 ...
荒涼とした原野 広がる
灼熱の太陽の降下、
大河に崩落する氷河の轟音、
旅人は進む 遥か遠い地へ
花咲く丘には柔らかな陽射し、
終わりなき時流に降り注ぐ小糠雨、
巨大な漆黒 ...
自称詩書いているだけで
働いていないので
お金ないんですぅ
このままだと
飢え死にしてしまうんですぅ
お願いです
いくらでも良いので
カンパお願いしますぅ
──そこに花形登場!
「あ ...
これも運命
天の自由だ
と
真昼の幽霊は言った。
天気雨きららきらら
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
危な気で 振り返り見たベビーカー
パパ急ぎ行く雪道の朝
昭和3年生まれの伯母さんが
72歳の長男の持病を心配している
親はいくつになっても親なんだろう
伯母さんは
一人暮らしの知恵を身につけている
今は寒いのでお風呂は昼間入る
入るときには玄関 ...
今宵も夜ふかし
もう止まらない
止められない
そんなにも吐き出したい想いがあるのか
一体何がどうしたってゆうんだ
叫んでご覧よおもいのたけを
一生懸命聞いてはやらないけどさ
言いたいこと ...
リリィなんて
そんな名前
男なんだか
女なんだか
そんなことさえ
分かりにくい
男だって
女だって
そんなんどっちだっていいって
それくらいにしか思ってないくせに
百合の花のような ...
心が踊らない
気が乗らない理由が
見つけられない
ただ不機嫌なだけなのだろうか
まるで他人のことのように
自分の気持ちが向いている方向が
皆目分からず
それでも前に進まなければならないも ...
天使をクビになった、神様をぶん殴って、
そして地上に落とされた、
悲しみに暮れながら、
ゴミ捨て場で拾ったバイオリン、
ギターのようにかき鳴らしながら歌う。
悲鳴を集めてガソリンに変える ...
アイソニアの騎士は、この混乱の中で何をしていたのだろうか。
アースランテにも諜報組織はあったが、
アイソニアの騎士はクールラントに潜入して以降、
イリアスの所在を掴むのに苦労していた。
「 ...
その間にも、水面下では様々な野望が渦巻いていた。
ヒスフェル聖国では、ひそかにアースランテとの和平を画策していた。
ファシブルは、アースランテの軍隊を防ぐので手一杯だった。
クールラントの祭 ...
中でも、アースランテに降臨したドラゴンたちは強力だった。
彼らは、火炎によってファシブル、ラゴス、クールラントによる
占領地を焼き払っていく。そこに慈悲はなかった。
ハッジズは、多少の自国民の犠 ...
身体はいつしかカサカサに乾き、指先から紐が解けるように崩れ落ちていった、それは一瞬のことだった、それが死というものだなんて思えないくらい簡単な、あっけない結末だった、そのせいかどうかは知らないが、 ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
よその種
soft_m...
自由詩
1
23/1/26 19:23
本能
〃
自由詩
2
23/1/26 19:20
ポップ
ひだかたけし
自由詩
4
23/1/26 18:42
歯科詩集
やまうちあつ...
自由詩
2
23/1/26 17:07
ラップ以前
ナンモナイデ...
自由詩
4*
23/1/26 14:15
つやつやの犬のこと
はるな
散文(批評...
3
23/1/26 12:29
この朝に
ひだかたけし
自由詩
4
23/1/26 11:27
限りあるもの
佐白光
自由詩
0
23/1/26 8:51
街とんぼ
リリー
自由詩
4*
23/1/26 8:26
さてさてと
坂本瞳子
自由詩
0
23/1/25 23:56
イリアスを尋ねて(四)
朧月夜
自由詩
1*
23/1/25 22:35
イリアスを尋ねて(三)
〃
自由詩
1*
23/1/25 22:34
イリアスを尋ねて(二)
〃
自由詩
1*
23/1/25 22:32
大事件
リリー
自由詩
2*
23/1/25 21:55
えいえん
ひだかたけし
自由詩
4
23/1/25 20:58
懐璧
足立らどみ
短歌
1
23/1/25 19:56
冬眠
タオル
自由詩
3*
23/1/25 19:27
城郭
ひだかたけし
自由詩
3
23/1/25 18:31
過去最強クラスのカンパ
花形新次
自由詩
1
23/1/25 18:11
※五行歌「天の自由だ」
こしごえ
自由詩
5*
23/1/25 14:25
大寒
リリー
短歌
1*
23/1/25 12:47
ひとり暮らしの伯母さん
zenyam...
自由詩
2*
23/1/25 9:11
ふけゆく夜に想いを馳せて
坂本瞳子
自由詩
0
23/1/24 23:21
リリィ
〃
自由詩
0
23/1/24 23:15
いまここ
〃
自由詩
0
23/1/24 23:10
産声サブスクリプション
ツチヤタカユ...
自由詩
1
23/1/24 22:42
イリアスを尋ねて(一)
朧月夜
自由詩
1*
23/1/24 22:21
ドラゴンたちの降臨(五)
〃
自由詩
1*
23/1/24 22:20
ドラゴンたちの降臨(四)
〃
自由詩
1*
23/1/24 22:19
ある日、なにもかも塵のように
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
23/1/24 22:02
340
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379
380
3.05sec.