鮮やかな黄色のマキシスカートを翻して
彼女は微笑んでいた
春が来た
そう感じずにはいられなかった
向日葵ではなく水仙の黄色だ
花言葉はなんだったろうか
思い出せずにいた
そしてなにかが引 ...
漂白の剽窃する眼差しが
降り掛かっている自分じゃないって
よく思えるね
甘い詞の差し込み披露されてるの
自分だけじゃない
街角で何人にも話してるでしょ
よくわかった?わかってない
鴨ねぎ ...
今年は
クローバーがでっかい
なぜだろう
本当にでっかい
フクフクとして
美味しそうだ
これは大きなウサギがやってくるのかもしれない
たくさんやってくるかもしれない
クロー ...
毎夜訪れるこの、
微睡みの夢見がちな
覚醒状態において
歌 鳴る、歌 鳴り響く
波押し寄せ盛り上がり波頭創り
必ず砕け消えゆく現を貫くもの、
毎朝、太陽を仰ぎ熱、感じるたび
...
新入社員になったり、転勤したりすると
職場でアフターファイブの歓迎会があったりする
そこである種<独特の>語彙と文法を駆使した自己紹介ができることも
社会人の大事なスキ ...
色褪せたアリスのレンジアクセサリー
ソフトでもなく鉱石には遠く
鳥雲にのらない
力のない日の予感
リズムもライムも
空き缶の表面に張り付き
気圧の狭間のきしみは
古るさびた
デザインの
キューピーまで
飛び出して
怖い目をした自意識が ...
茫洋として
掴みどころのない
この現の相貌に
いつ亀裂入っていくか
それをひたすら待っている
南米ペルーの段々畑
マチュピチュの傍にて
三メートルに成長する
ジャイアントコーンを
...
いきつがない
こうすれば曲がる、こうすれば建つ
こうることで進む。これで大丈夫
これも見たことがない種子が
もうひとつぶ欲しいだなんて
昨日に憧れるなんて昨日に嫉妬する ...
三月二十九日 金曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 九時二〇分
朝眞桑へお礼の手紙を出した
花屋さんに寄つて草花の種を買ふ
午後花畠に撒く
西洋撫子・サルビヤ・昇藤・百日草・ダ ...
中学生の頃
僕は数学が嫌いだった
正解があることが嫌だったのだ
正解とはそれ以外のものを間違いとすることだ
鋭いナイフで切り取り
「はい、これが正しい答えです」と示されることに抵抗を感じたの ...
ある時
自分という存在は無い
と思った
こう思ったことで自分の大切な部分を守ったのだ。
今になっても時々
自分という存在は無いと思う。
五月のなかばをすぎた頃
夜、水を張られた近くの ...
月、笑う
どんな豪華な宝石も
霞むくらいに明るいのです
夢をみた
とてもやさしい人ばかり
出てくる、起きたら泣いていたんだ
夢をみた
まるであなたにそっくりな ...
あんまり桜がきれいだから
少し寄り道していこうか
寄り道はいくつになっても
心が踊る
野焼きを済ませたばかりの土手は
あっけらかんとした楽しい黒焦げ
ショートカットにしたばかりのうなじ ...
蜂の巣穴の形に神を感じる
花の花弁に神を感じる
犬の添い寝に愛を感じる
人の所業にデビルを感じる
あぁ、人だけがクルクルと
令
月や 文明開化の灯ワ宴 裸体禁止の下知ヲ覧る
菜の花を 朝餉に添えし 散り桜
昔のことを思い出しながらアメリカの経済についてを考えていた。最近のアメリカは不景気なのだという。確かに、株のチャートを見るかぎり2022年は目立った成長はない。2023年はどうなるのかということを考え ...
まだ少し肌寒い今日だから
笑顔がうまくつくれないのは
緊張しているからではなくて
頬で受け取る冷たさのせいで
もう少し気持ちが上を向けば
きっと口角を上げられるって
そんな風に思って前進す ...
エンジンをかけ今日に乗り込んでいく。表情筋を圧え、酸方向から成る光明をひとつづつ引き剥がし片付けていく。そして今今。作業効率は右から左へ乗せられるだけ満ち欠けだらけの罅を修復するよう、ちいさく折りた ...
自称詩とは
私の造語です
自称なんたらとは
通常自分が何者であるかを
指し示すのであって
自分=何者の"何者"を自称する
のです
従って自称詩人はあり得ても
自称詩 ...
すべての欲望から
逸脱し溢れてゆく声
すべての欲望を
手なずけ暖か哀しい声
、
言ノ葉 散らし響かせ
言葉、最初は
歌 だったんだよ
と、
音響 声に委ね証し。
...
くちびるからうなだれながら
なにかが、細かく砕かれ
くたびれた風にとばされて
不穏に小枝をゆらした
若い葉の裏側を通り
ささやきながら去っていった
あらゆる事が既にそこにあって
なま ...
カルピスを紙コップで
ほどほどに凍らせて
お風呂で
シャクシャク崩しながらたべます
北極ですー
遭難しますよー
シャクシャクシャク
流氷ですー
たいへんたいへんー
シャクシャ ...
まだ
緑の生い茂った頃につく花梨の実は
毎年のように
手が届かないところについていて
酒に漬けると美味しくなるとか
蜂蜜を加えたら喉の薬になるとか
はす向かいのKさんは毎 ...
とおくのびていく
声、
ういういしくかなしく
しずかさの相貌を帯び
わたしは待機し
ふるさとを想う
ふるえながらふるえながら
明日のことは
誰にもわからないから
...
どうやってそう思おうか そう思う 鏡は顔の棺と思う
今夜は生ハムのサラダで
軽めの赤ワイン
Cotes du Rhone を開けて乾杯といこう
仕事をあがってから一人で
デパ地下のデリカフロアへ出掛けてみた
五月のゴールデンウ ...
勉強しているといいことがある、と滅多に気づかないのは
日頃、勉強をしないせいだ。
この間、アートをみて、とんちんかんなことをぐるぐるぐるぐる考え始めてしまってどん詰まることがありました。悪気は ...
熱く燃える中華鍋が激しく振られ
僕はチャーハンを待ちながら
卓上に置かれた
油まみれの醤油差しを睨みつける
それは宇宙の黒と同じで
僕の心臓の真ん中にあるものと繋がっていた
チャーハン ...
俺は一般人として
ここに参加している
自称詩人では勿論ないし
新興宗教に入れあげてもいないし
変な政治集会にも出たことはない
普通の正規雇用の労働者で
女房はずっと専業主婦だから
食うに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黄色の摩訶不思議
坂本瞳子
自由詩
1*
23/4/5 23:22
今日
這 いずる
自由詩
1
23/4/5 22:21
クローバー
日朗歩野
自由詩
2*
23/4/5 22:07
夜想39
ひだかたけし
自由詩
4
23/4/5 21:27
ある自己紹介
ハァモニィベ...
自由詩
6*
23/4/5 20:34
回復力
足立らどみ
短歌
3
23/4/5 20:05
たぶん古代人は、想像力が豊かだった。
〃
自由詩
2+*
23/4/5 20:00
手相
ひだかたけし
自由詩
4*
23/4/5 19:04
いきつがない
soft_m...
自由詩
2*
23/4/5 19:04
女學生日記 六十二
TAT
散文(批評...
1
23/4/5 17:55
解答用紙
たなべ陽太郎
自由詩
3*
23/4/5 17:31
幽霊の話
こしごえ
自由詩
5*
23/4/5 13:40
春の風
秋葉竹
自由詩
2
23/4/5 8:07
春の雪
そらの珊瑚
自由詩
7*
23/4/5 7:58
簡単に
りゅうさん
自由詩
3*
23/4/5 5:35
菜の花を朝餉に添えし散り桜
アラガイs
俳句
4*
23/4/5 0:53
私の体調とアメリカについて
番田
散文(批評...
0
23/4/5 0:43
はじめの一歩
坂本瞳子
自由詩
1*
23/4/4 22:31
疎隔した生き物
あらい
自由詩
1*
23/4/4 22:28
自称詩とは
花形新次
自由詩
5
23/4/4 22:11
Songs Of Surrender *
ひだかたけし
自由詩
3*
23/4/4 21:49
小枝
山人
自由詩
2*
23/4/4 20:21
カルピス北極
日朗歩野
自由詩
5*
23/4/4 20:08
夕焼けが足りない 4 (枝垂れ)
AB(なかほ...
自由詩
7*
23/4/4 17:43
帰郷(改訂)
ひだかたけし
自由詩
7*
23/4/4 17:03
鏡は顔の棺
暮田真名
短歌
2
23/4/4 11:31
化粧室
リリー
自由詩
3*
23/4/4 10:06
無意識ではないことを知りたい、その背景。
白書易
散文(批評...
1
23/4/4 0:41
チャーハンを待ちながら
宮木理人
自由詩
3
23/4/3 23:45
俺は一般人だ
花形新次
自由詩
4+
23/4/3 22:57
340
341
342
343
344
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347
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372
373
374
375
376
377
378
379
380
3.53sec.