一枚、二枚と雲母をはがし
石の欠片で絵を描いた
砕け散っては舞い上がり
藍に溶けてゆく粉塵は
何処かに漂うはずなのに
空の青だけ眼に痛い
三枚、しまいに雲母をはがし
...
///
//…屋根伝いに落ちてくる大粒の滴をバシッ」と捕える 。
球を打ち返すなら動体視力が肝心なんだと
あの頃は知らず知らずにやっていた。
今なら 「イチローを目標にバットを振るんだろう ...
未明に。
未明に原発が白に包まれた。
霧なのか水蒸気なのか分からないけれど、幻想的で危うい光景だった。
夜はいつも湿度が高い。
太陽が奪わないぶん、ひたひたしている。
昼と同じに水分 ...
風が走っている、この胸の中で
指先で奏でてゆく夜の心音
私を呼んでいる遠い声が
耳もとでこだまするたまゆら
そっと指をのばす、頬に触れたなら
夜明けのはじめの光が胸へと届く
あなた ...
いろんなものをもってるわ
なのにまだ足りないの?
雨が打つ
まんべんなく
大事なものがかけてるなんて
わかってるよ
雨が打つ
まんべんなく
だったらあなたはもってるの? ...
朝
小料理屋の前で
ミャアミャア鳴くお前は
「リアル招き猫か!」と
心の中で突っ込んでは惚けてみた
あの凍てつく日から
平日の朝は日課のように
小料理屋の前を守っているんだ
夜 ...
日々を同じとかたまりとして捉え
線を引いている大人
日々新鮮な学びがあり
拡がっていく子ども
きのうと今日とあしたは違うんだ
だから
大人は子どもに負けてしまうんだ
僕はいつ ...
昨日までの激しい雨が
嘘のように澄み切った青い空
なのに気分はブルー…
昨夜のデートで彼女が
「その紺のスーツとスカイブルーのネクタイ、すごく似合ってるよ」
って言ってくれた ...
私はもう、おんなでいたくないのです
*
夜中になる前に、
私がまずすることは
夜の空気に右腕を入れること
ぐるぐると掻き混ぜると私と化学反応をおこすので、そこでゲル状にな ...
写真なんてキライ
思い出に固執して生きるのなんて真っ平
いつも新しいことに目を向けて生きていくべき
そんなことを言っていた
ロクなこと無かったし、しても来なかった人生だもん
ハサミでちょん切 ...
さがしています
わかりやすい たいど
わかりやすい ことば
澤にいたのでしょうか
青筋アゲハが よこぎります
そんなはずはないのに
蝶番のように 澤の景色が見えました
...
甘いシュガーロール。
彼女はまだ一口も手をつけずにいる。
「私、これ好きなんだよね。」
朝は誰よりも早く起きて綺麗な顔をする。
そんな彼女が赤い目をしてうさぎみたいに笑った。
僕 ...
{画像=080524153641.jpg}
話した途端に、あ痛ぇ、失敗したなんてありませんか? 言わなきゃよかった言葉を吐き出してから失敗に気が付く。
もう取り消せないけど、コチンって落ち ...
真夏の赤い闇に閉ざされた狭くて重い部屋の中にどこまでも続く一本の道がある、砂利/土/アスファルト/石畳、それらの悲壮な交替、反復、沈殿により、きらめく闇の粉からささやかれた32mの格子窓に映る病人の内 ...
どうやらあなたの思惑どおりだよ
森口さん
俺は失敗してしまったようだ
いつもみつめていたのはこうなる事を予想していたのか
それとも こうなれと
思っていたのか
とにかく ふと、 ...
誰もいない街で語るべきものなどあまり見あたらない。川に身を投げたいと思った。代わりに、持っていた新聞紙を放り投げた。コイが食べるのかもしれないと思った。そして夢を見た。持っていた笛を吹いた。誰も仕事な ...
/AM2:00
天国って宇宙のどっかにあんのかな
と僕がたずねると
女は黙って指をさした
窓辺においたベッドから
起き直って首を曲げる
ちょうおどろいた
世界の破滅みたいに大きな ...
真っ直ぐな視線じゃなくて その少し斜め上
空中にある 円錐形を採用している 銀色の小さな突起物。
扉を開けば シチュエーションにそぐわない着信音が鳴り
詰め込まれていた伝言が 近所迷惑を心配させ ...
これでもかと雨に濡れそぼっています
浅き息の根、レストインピース
エアーフィッシュがゆらゆら讃嘆
遠き夢の芽、キャッチンリリース
墓石に腰掛けてましますはわたし
寄り添うのはあな ...
いよいよ
しのうとおもい
いしょをかきに
やまおくにきました
まさかはちに
おそわれるとは
はちのじをかくはちも
いしょのつもりなのでしょう
眺めれば
外は雨で
いつもの場所
いつもの時間
それが合言葉
合言葉だった
眺めれば
外は雨で
気付いたけど
動けなかった
そこで終わり
終わりだった
...
110511
金曜日に助けたから
フライデーと名づけられた青年は
ロビンソン・クルーソーの従僕となり
しばらくは一緒に暮らしたという
絵に描いたような仕合 ...
いまは
なんごくのきのように
ぽつりぽつり
はまかぜにゆれている
あんなんたくさん
かたをよせあい
いきていたのに
ながされた
まつのき
ながされなかった
...
隠された寝台で
黒衣をまとい 彼女は眠る
やがてその眠りに霧が立ち籠め
その中で 鬱蒼とした森林と
銀と透明にきらめく都市とが
ゆっくりと近づき
そして静かにまじり合う
...
きみの心に呼ばれた時だけ
ぼくはきみに話し掛けるよ
それ以外に話し掛けても、きみ
ぼくに気が付いてくれないからね
いつもぼくは
きみと誰かをくっつける役目
上手 ...
蛍光灯のタイムラグ
青白い光の中で
斜めになった椅子の
神経質な輪郭に
目を瞑る
自分が書く詩に
...
窓辺の席で
遺書を書いていると
一匹の蝶が
入ってきました
蝶はしばらく
便箋の上を飛び
再び出て行きました
わたしはふと
誤字に気づき
その頁を破りました
少し音が ...
欲張らない方が幸せをいっぱい感じることができると
最近気が付いたので
今日は右手をつなぐだけでいいよ
あの頃はまだ
山ガール
なんて言葉
なかったかなって思うんだけど
あのひとはなにか
そんなニュアンスの言葉で
自己紹介したんだ
二つの同人誌グループの
合同の飲み ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おーい、雲よ
仁惰国堕絵師
自由詩
1
11/5/12 18:01
小雨/雨
アラガイs
自由詩
1+*
11/5/12 17:31
湿度計
杠いうれ
自由詩
3*
11/5/12 14:39
Nocturne
石瀬琳々
自由詩
7*
11/5/12 13:45
私が雨になるまで
朧月
自由詩
2
11/5/12 12:58
野良猫チャトラン(仮名)
subaru...
自由詩
7*
11/5/12 12:37
大人と子どものカレンダー
くさいきれ
自由詩
2
11/5/12 11:28
嗚呼、青い
Honest...
自由詩
4*
11/5/12 10:55
わたしはおんなでいたくないのです
ゆるこ
自由詩
7
11/5/12 10:40
奢った者
くさいきれ
自由詩
2*
11/5/12 10:28
変態の季節
るるりら
自由詩
12*
11/5/12 9:18
別れの兆し
みやかわ
自由詩
1
11/5/12 8:33
言葉が石英だったら
beebee
散文(批評...
12*
11/5/12 7:47
ハチャトゥリアン 交響曲第一番第三楽章
葉leaf
自由詩
3
11/5/12 7:09
森口さん
アラガイs
自由詩
2*
11/5/12 2:53
どうしても変われない
番田
自由詩
2
11/5/12 2:08
祈りの鐘
コーリャ
自由詩
9
11/5/12 1:58
返答
電灯虫
自由詩
4*
11/5/12 1:29
安らかに眠れ
凪名木なぎな
自由詩
0
11/5/12 1:08
遺書
小川 葉
自由詩
2
11/5/12 0:14
雨
りり
自由詩
4*
11/5/12 0:00
cloudy
あおば
自由詩
6*
11/5/11 23:59
砂防林
小川 葉
自由詩
4
11/5/11 23:37
最も深い夜に
塔野夏子
自由詩
3*
11/5/11 21:23
恋心
くろきた
自由詩
1
11/5/11 21:08
欠片
牛
自由詩
10*
11/5/11 21:02
無題#
くろきた
自由詩
2
11/5/11 21:01
誤字
たもつ
自由詩
4
11/5/11 21:00
ぎゅっ
くろきた
自由詩
1
11/5/11 20:59
ヘンタイのサイテー
藪木二郎
自由詩
2*
11/5/11 20:53
3479
3480
3481
3482
3483
3484
3485
3486
3487
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
加筆訂正:
奢った者
/
くさいきれ
[11/5/12 10:32]
{ルビ奢=おご}
奢った者
/
くさいきれ
[11/5/12 10:31]
{ルビ奢=おご}
奢った者
/
くさいきれ
[11/5/12 10:31]
{ルビ奢=おご}
6.75sec.