二次元の向こうから
ひたひたと
伝わってくるものを
感じる
4月のはじめ
毎月更新される
華やかな写真の中より
客船と共に
モノクロの横顔と
長身のスーツ姿が
一致 ...
数日前に何気なく口から走った
くだらない言葉が
ぼろぼろになって帰ってきた夜に
あんぐりと口をあけて
その夜にほうりこんでいく
方方巡った小さな言葉は
無い皮膚を剥がされ
無い指を切られ ...
いつか
大きな災いがやってきて
世界が赤く燃え尽きたとしても
いつか
大きな悲しみが溢れ出て
世界が闇に閉ざされたとしても
どうか その先に
たったひとつの希望の光が
...
ほどけたこころを
むすんでつなぐ
針と糸で縫い付けるようにさ
お近づきになって
身だしなみ、整えてくださいますか
暴風雨が窓をたたいている
遠くで何かが燃えているみたいだ ...
母が買ってきた食器を
祖母は押し入れにしまう
母はそれに気づいて
いるがなにも言わない
祖母はかちゃりとも音を
させずに食器を移動させる
祖母の顔は真っ白で
太陽の匂いもしない
...
つややかな髪の淑女は もう
データベースに満杯なので
ちっちゃくて可愛い少女は もう
お腹いっぱい見飽きちゃっているので
ノーギャラで胸元を広げる洗濯女に至っては もう
辱める気すら ...
空っぽの
砂漠を指して
無垢な目で
『ここ ...
4月の終わりの草たちに
さくらの花びらが数枚のっている
地上186センチから
この地方都市を見つめている
そのよこには惑星
この星の
この眺めを伝えている
孤独とは引き合う引力の法則の ...
あんなのはいんちきなんです
ということわりがきを
いちにちじゅっかいかくと
やはりいんちきだから
しんだらよかった
過大評価されているたべものは
ドリアン
やってることがいん ...
ガチャガチャガチャガチャ
...
うつむけば、
いびつな砂利道。
ぼくは陽を背負う
ぼくは染みてゆく影
見あげれば、
ゆらめく電線。
ぼくは見つめる
ぼくは透明なひとみ ...
僕のキボウたちよ
そんなに僕の周りを飛び交うな
僕には影が付き添っているのだ
君らの素敵な舞いに
僕は同調することができない
僕の小さなキボウたちよ
そんなにはしゃいでいるな
君 ...
君に好きっていった
公園で好きっていった
自転車を押しながら好きっていった
手をつなぎながら好きっていった
キスしながら好きっていった
キスしなくても好きっていった
太陽のしたで好 ...
ひんやりとあなたの背中
ねぇ こっち向いてと
云うことが出来ない
でもこの距離感が好き
洋楽を小さく歌う私に
あなたは「わからない」と告げる
別にいいのよ
たいしたことじゃない
...
愛はある
愛は重力のようなものだ
引力と遠心力と慣性の力
愛はある
愛は力だ
引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力
愛はある
重力とおなじくらいある
...
電車の自動扉から
春が吹き込む
そして夏が来る
アナウンスが夏を告げる
夏はにこやかに笑いながら
春を押しのけようとした
春はなみだを流した
アナウンスは夏を告げる
駆け込み乗 ...
暖かくなる。
いつしか温度は赤くなって、
白くなって、
また元に戻る。
くりかえし、くりかえし、
傷を癒し、また傷を負い、痛み、泣き。
亀裂をつくる。
溝をつくる。
...
あなたを泣かせたい
そんな意地悪な気持ちがわいてくる
だって
あなたのことで
こんなに心がざわめくから
いっそ
あなたを泣かせたい
だいっきらいと伝えて
だけど
あなたが私のこと ...
シロツメクサが燃える
その灰で僕は
無色の麦藁帽子を作った
誰も許してくれないから
まだ駅のロッカーにしまったまま
身体が長くなる
そんな様子を目視できる日々があった
僕 ...
青空が昨日までの
薄汚れて黒ずんだ
自らの皮膚を脱ぎ捨てて
新しい明日を迎えようと
両手をパノラマの
端から端まで伸ばしている
春になると一斉に
その体全身を花で包み
...
生き方に迷うのではなく
生きることに
さ迷ってしまうことが、しばしばあって
花を見ても
散ることばかりを思い浮かべ
悲しんでしまう、そんな自らのおもいを、もてあまして
誰で ...
ひとはみな
いろんな正義をふりかざして行進している
決めつけるひとも
保留中のひとも
無関心なひとも
さじを投げたひとも
いろんな正義がまかり通る
そんな大通 ...
はじめてが
まだまだ
たくさんあるって
素敵
ドキドキする
ワクワクする
はじめて
先のみえない
楽しみ
途中の
緊張感は
つなわたり
がっかりするのも
また ...
新緑が鉱物系の緑いろだった
ここにも宇宙のからくりが隠されている
いや、隠されてはいない
現にぼくらはそれを見つめているのだから
ひとはみな
いろんな正義をふりかざしなが ...
食器も歯ブラシも下着も
全部使い捨てだったらいいのにね。
あなただって
{引用=
彼方から
彼方へと還ってゆく、おと
されて
なにも知らされず
秘めやかに処理されてゆく 、あ、
、あ、あなた、 を、
忘れられず
浮かび上があがった泡に
触れるたび産まれる ...
あの人の奥さんに会わせてと
強硬に主張したのよ
わたしを散々弄んでおいて
逃げるのは許さない
あの人に
頸を絞められて
バスルームにルージュで遺言
不安な気持ちは確かにあったの
そ ...
まてんろうが
かすんでいる
かすみをたべて
くらすひとが
あのあたりにも
いるらしい
極め付きは米山くんの死だった 。
例によって蛇口から滴り落ちる水が八分音符を刻んでいる 。
片隅の椅子に座ったまま
ひっそりと蝋燭を灯したような薄暗い部屋のなかで
女はむき出しの ...
萎れた煙草を
わずか、
ゆびの間に
数は残り、れい
夜風はかるく
ひと息つき、散る
体温で
雨あしは浮かび
雑音まじる
ラジオは流れる
なんどでも
つまり、つながる
ひと息 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
二次元の向こうから
森の猫
自由詩
10*
11/4/24 22:12
世話
アキヨシ
自由詩
3
11/4/24 22:10
祈り
佐倉 潮
自由詩
1
11/4/24 22:02
ろっくんろーる
jin
自由詩
2
11/4/24 21:48
たそがれ
朧月
自由詩
5
11/4/24 21:44
選考過程
吉岡孝次
自由詩
0
11/4/24 21:43
Meyer Lansky
TAT
短歌
1
11/4/24 21:32
さくらの花びら
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
11/4/24 21:20
過大評価されているたべものはドリアン
6
自由詩
1
11/4/24 21:15
家があるなら帰って寝ろよ
TAT
自由詩
1*
11/4/24 21:06
つつみ
草野春心
自由詩
5*
11/4/24 21:00
扉
シホ.N
自由詩
4
11/4/24 19:33
すき
ささやま ひ...
自由詩
7*
11/4/24 19:22
硝子の浴槽
れもん
自由詩
7*
11/4/24 15:53
愛はある
吉岡ペペロ
自由詩
10
11/4/24 15:27
五月
斎藤旧
自由詩
6*
11/4/24 14:13
ヘルツシュプルング
セルフレーム
自由詩
1
11/4/24 12:38
意地悪
朧月
自由詩
3
11/4/24 10:49
目視
たもつ
自由詩
3
11/4/24 10:35
ぼくを捨てる朝
寒雪
自由詩
2
11/4/24 10:21
投影
かんな
携帯写真+...
4*
11/4/24 10:18
まともたちの行進
吉岡ペペロ
自由詩
1*
11/4/24 10:12
はじめて
森の猫
自由詩
7*
11/4/24 10:09
新緑
吉岡ペペロ
自由詩
1
11/4/24 9:31
使い捨て
れもん
自由詩
1*
11/4/24 9:19
春の雨
高梁サトル
自由詩
5
11/4/24 8:00
ルージュで遺言
花形新次
自由詩
2
11/4/24 6:12
摩天楼
小川 葉
自由詩
4
11/4/24 5:48
ひとり生きてゆく(ということ
アラガイs
自由詩
6*
11/4/24 5:21
しけたつら
ふるみ
自由詩
0
11/4/24 2:36
3482
3483
3484
3485
3486
3487
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
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3518
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3520
3521
3522
4.75sec.