(立方体の個室に、インタビューをするものとされるものがいる)


「子供のころよく見た夢の話です。人をばかにするような引きつった笑い声が、空のほうから聞こえてきます。さっと上を見上げると、なん ...
君は
何を見てるの?

君は
何を感じてるの?


これは
勘違い
勘違い
なんだ


春のような朗らか笑顔
夏のような強気な口調
秋のような憂いだ視線
冬のような淋し ...
今日はずっと雨だった
鵲は傘のまま
駐輪場の紫陽花をみていた
「中に入ってればよかったのに」
「さっきまで遠野さんが」

手をつないで歩いていると
鵲は「ヒュン」と言って、タンポポを摘ん ...
諦めることをやめるな
(万力の)気魄をこめて
/諦めよ

               わたしたちは一つ屋根の下にいた、熱心
               な三角(元帥)のまえに集合し、気候 ...
枯れ蜻蛉の体は青かった
貝の内側ように鋭く光る腹
砂漠を行く風は 美しい彫刻をつくった後
その青みでひと休みした
もっと小さな虫たちは その鮮烈に心を手に入れた
今はもうどこにも 
ひ ...
ずっと夕暮れの町で
よく
眠れないなら
おばけにあいにいこう。

廃工場に集まって
拾ってきた猫に
ミルクをあげたら
おばけにあいにいこうよ。


凶暴な僕らに
怖がらないで
...
素直になろうかな

そう思ったとたん
外はひんやり気味の太陽

やっぱり無理
咲いている紫の花を
ながめてそう思う

凛とたつ
それはむずかしいことでもあり
そっけなくゆらゆら
...
大人になる度に言葉を失っていく

使わなくて良い言葉を知る

使ってはいけない言葉の存在を知る

詩と言われるものが儚く脆いと感じる

見下した言葉

軽い文字で溢れて ...
薄明の時計の刻む音は、
いつまでも初まりを歩み
エボナイトの光沢がにおう黒光り
遠い山脈は墨色に燃えて春の
おとずれをいまかと願う白日の、
足もとにも咲く花の。。
残雪へ便 ...
小さな女の子が通りを歩いている
手荷物を持って 一人で行く

どこへいくの

頼まれたものを持って行くの
一人前なの

偉いね

路上で爆発した八歳の女の子

どこへいったの
書きたいと
ひたすらに願うゆうべに眠る
ことばは
季節を持っていて
と同時に時間も持っている
私はいつも
それらを扱いきれず手放してしまう

夏、は早朝に海に向かって走っている
そう ...
ある男が、隣人の倉庫から盗んだ壺を自分の庭に隠した。
そして数日が過ぎ、男は自分の悪行についてすっかり忘れてしまった。
ある日、壺が隠された土の周辺に若葉が芽生えた。
とても愛らしい葉だったので ...
幸いによって用意された
名前は
あらかじめ課せられた
役割を帯びて

分厚い殻を割れば
どうどうと押し寄せてくる
風とも波とも知らない力に
離ればなれにされぬよう近付く
術さえ知 ...

水切り
波紋
跳ねて
ちゃぽん
水から砂に
立ち位置
やや沈む
足首まで砂
だから
靴に砂
後で掻きだす
手で砂
太陽に奉げてから
砂な地面に
奉げた砂
落とす
...
いつも友達は
いなかった 回りに
いつもそばにいたのかもしれない
流れる 川の 畔で
気がつけば 草木も恥らう 子の二つ そろそろ寝ないと あの娘が怒る               110701



ありふれた放射性同位元素を探し
地球を三周くらいした後に
原始人の顔をした博士が暖簾を潜って入ってきたときに
味噌ラーメンを啜ってい ...
あなたが母の胎に宿った頃 
天の息吹に託された 
一つの名前が 
いのちの水晶に刻まれています 
彼女にエッチなゲームをやっているのをばれるのと
現代詩なんてものに現を抜かしているのをばれるのと
どっちがマシだろうかと30秒ぐらい考えて

どちらも嫌だなぁという結論に至った

彼女にエ ...
君の出棺に間に合わなかった僕が 
斎場に辿り着き、参列者がまばらに帰り出した頃 
最近遠ざかりかけていた2人の友が残っていて 
互いの潤んだ瞳を見たら 
互いの鎖が何故か、{ルビ解=ほど}けた ...
世間の冷たい風に押されて君は、目の前 
の扉を開いた銀河の世界へ、逝ってしま 
った。地上に遺された僕等は、舞台で{ルビ詩=うた} 
う君の輝きを心象のネガに灼きつけて、  
冷たい風に抗いな ...
影を隠すために暗闇に身を隠すのは正しい。
では気持ちを落ち着かせたところで
上を見上げてみてはどうだろうか
ピンポン球のような穴から空が見えるだろう。
昼間、行き来する飛行機の数は数十機にも及 ...
箸持ちながら思う
俺と君
たまに背を向けて泣いているのか
手を繋いで笑っているのか
わからなくなる
ごめん
でもずっと笑顔でいて欲しい
口元にご飯粒つけたままでもいいから
いつものように
祝辞が始まる
この宴に集う者たちが
退屈を共有する合図となる

今日の見せ物たる事を
志願した新郎新婦は
体の向きすら
自分達では決められない
結婚すれば ...
人を大切にする
純粋な心で接する
曇一つない
助ける
守る
共にする

信じる
委ねる
我慢する
譲る
楽しむ
笑顔

妥協する
受け入れる
感謝
誉める。
全てを諦めて
逃げ出したくなる。
苦しくなる。
友達はお前は幸せだ!
と言う。

取り巻きが沢山いる。
部屋も広い。
夢がある。
人望が厚い。

当人は苦しい。
皆同じだけ
...
人を馬鹿にする人
自分の事だけしか
考えない人
外見を気にする人

上辺だけの知識
流行を追う人
命の軽い人
人を笑う人

愛情のない人
芯のない人
想いのない人
優しくない ...
ナショナリズム=ネイションへの帰属の境界線を創出→内部を統合する
ネイション共同体の中核文化が存在

ブルベイカー説
ナショナリズムが民族集団をネイション帰属集団(独立国家への要求を持つ)へと ...
心の底まで 
冷え切るようだ
拭いて流して
立ち上がったら
泪が思わず
わいてきて
情けなくなるのさ
今年44の
俺だから
TOTOに一つ
便座に一つ
デカイケツが
はみ出て付 ...
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夢の見える部屋リンネ自由詩311/7/1 21:12
りり自由詩0*11/7/1 19:33
まばたきはシャッターでmizuno...自由詩211/7/1 19:29
未来文献 (生体反応の設計)乾 加津也自由詩2*11/7/1 14:45
枯れ蜻蛉のはなしとろりす自由詩311/7/1 14:00
おばけ昏(ヤッカ)自由詩5+*11/7/1 10:24
縦に咲く花朧月自由詩311/7/1 9:05
詩情大祐自由詩211/7/1 9:01
刻印こしごえ自由詩4*11/7/1 8:51
神様へ砂木自由詩8+*11/7/1 7:16
この夏、このゆうべかんな自由詩6*11/7/1 6:18
ある農民のたとえ話自由詩0+11/7/1 5:29
かしおぺあ高梁サトル自由詩911/7/1 4:29
目の前から足元そして中秋也自由詩211/7/1 3:32
模様の色番田 自由詩011/7/1 2:25
ちゅうちゅう只野亜峰短歌011/7/1 1:37
誰も貴方を呼ばないあおば自由詩10*11/7/1 0:51
名前 服部 剛自由詩111/7/1 0:42
ランスクエストが出るらしい只野亜峰自由詩011/7/1 0:38
はからい 服部 剛自由詩211/7/1 0:37
wonder words 自由詩311/7/1 0:24
簡単な話プテラノドン自由詩011/7/1 0:04
飯喰いながら秋也自由詩011/6/30 23:41
宴に座る、シニカルに御笠川マコト自由詩111/6/30 23:29
人と人ペポパンプ自由詩1*11/6/30 23:06
人望自由詩1*11/6/30 23:06
嫌いな人自由詩1*11/6/30 23:06
顔師古6自由詩011/6/30 22:45
便座に付いた物語花形新次自由詩4*11/6/30 21:37
銀行強盗TAT短歌0*11/6/30 21:24

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加筆訂正:
煤トレナイノ (ご利用は計画的に)/乾 加津也[11/7/1 10:25]
二十二行目を修正
4.97sec.