僕は
大切な紙を
無くしてしまった

それには
僕のすべての記録が詰まっている
真っ白な紙なのだ

だれかになにかを
書き込まれて
しまうかも
しれない

コピーに使われたら ...
「序説∧序奏」
 

   * 

     *

  ***
 ****
 愛らしい風を
  振り撒いて
  感傷を仄めかせ
   君に入っていく
    恐るべ ...
緑は透り
透りは緑
雨の手のひら
うらがえす


斜めへ斜めへ息を吐く
斜めの先には水がある
見えない左
見えない弛緩


碧に翠に黄緑の羽
灰に白に水銀に
...
貴方が

例えば
呼吸の仕方を忘れて
足りない酸素に息苦しくなって、

若しくは
泳ぎ方を忘れて
沈むように光のにじむ水面を見上げて、

あるいは
行きずりの人と会って
口 ...
夏が白い叫びをあげて走る
雲は低く雨粒はトタンに融ける

小さい足にサンダルを履いて
横顔を向けたままの子どもたち

ある朝の瞬きに
影へと消えた子どもたち

知らぬ間にそれは熱 ...
リズムがどこにもみじんもなかった
ぼくはじゃない ぼくはがいらない
切れ込みを入れて言葉をきり捨て
紙の繊維が仮根になるまで
叩き千切り包丁で
かこんかこんか 淡々たん

ぼくはがなけれ ...
汚物は腐敗しない

腐敗しないどころか

浄化されてゆく

浄化されたものは腐敗してゆく

浄化されればされるほど

腐敗は目につき鼻につく


肉体とはなんだろう

百 ...
腹のそこから沸き上がるような怒りをよく覚える

腹のそこから沸き上がるような喜びはもうないだろう


永遠についてばかり考えている

百億年単位で見たら

そんなものは宇宙にはないのに


腹のそこか ...
枯れた空 桜花舞う
散る花びらを辿れば
行き着く 儚き生命(いのち)

目を閉じれば 浮かぶあなたの青空
常夜に変わっても 待っている

澄んだ月に 希う
”どうか無事でいてくださいと ...
院長夫婦に預けられてぼくは病院に住んでいた

病室がぼくの部屋だった

おっとりして真面目ないい子だとおばさんはよくぼくをほめてくれた

その夏、病院に大量の小虫が発生した

ちょうど ...
その汽車よ、待って

結婚するのは俺達なんだ

青空に西部の土煙たつ

祈るようにヨシミが立っている

その汽車よ、待って

結婚するのは俺達なんだ
今日が終わるのに
消えない心模様
明日へ渡る橋は
落ちてはしまわないだろか

資格とか権利とか
問いたくなるけれど
ほんとはそんなもの
どっちだっていいんだ
すきの前では

試す ...
今日も街には
愛のうたがあふれ
恋人たちは
夜のホテルへ急ぐ

阿部さんの提唱した美しい国は
愛国の印刷物を過剰に生産し
鳩山さんの友愛も
この国を
みごとに迷走させ

隣のねー ...
あめはうそだよ
むこうはどうせ晴れている
公園にそなえつけた船でもこいで
地平線にぶざまなきせきを残す
なるほど
もやは信じてもいいのか
それはもう間を隠してくれるから
いきいきとしてし ...
抱き締めて 夕日にかけるように 強い赤になって願う。 線路の向こう
ビルの谷間の三角地
そういう辿り着けない場所に
オレンジ色のコスモスが
揺れている

ささやかな風景は
しかし、すぐに電車の音に
塗りつぶされてしまう
それでも
元気 ...
当たり前の素材。
器を囲んでの食事。
道具を手にした採集。

地割れしない程度に杭を打つ。
大事に至らない躓きを繰り返して
もう杭については、お手のものだと思った矢先の躓き。

(地割 ...
髪を伸ばしたんだね、と聞かれて
「ショートカット」と答える。
不思議そうに私を見つめる
あなたへのショートカット
はしゃいではいない
      だべってもいない 街なか
どうしたわけか
      申し合わせたように
町内が一斉に半旗を出している
   不幸・不運のそれらしき気配もないのに

そん ...
最近、世界どう?

パッとしないヨネ



変わらずの毎日
というか
ダダ漏れの日々

終わったゲームを続けてるみたいな
反現実の海

酔いが覚めないまま歩き続けるのが日課
...
ぼくらがまだ人間になるまえのはなしだ。
うそつきばかりがいるから、みんなだまされるし、だますこともへいきで、
みうしなってしまったのだろう。
とむらう、とむらう。
なぜぼくらは人間にうまれ ...
植物は群れている

種は宇宙にばらまかれ

生き物も無生物も

その濃淡に存在している


昨夜ひさしぶりに徹マンした

運というものもまた

四人の男の間によこたわる宇宙に ...
  西向きの窓から
  斜光が射す



  食器が並べられ
  煙草に火が点けられ
  いくつかの詩が書かれ



  最後に僕が
  玄関から入ってくる


...
 
 
誰もいない夜明けの街を
少年が黙って自転車をこぐ
真面目に呼吸を続けながら

サルは今も進化と退化の中を
死にそうになりながら
生きているころだろう

エロい身体をした僕は ...
風俗街へ行ったならば
サリーの店へ行き
どんな種類の店なのか
見てきて欲しい
風俗街は楽しいところ
懐さえ温かければ
今はちょっぴり厳しいから
いくらぐらいか調べて欲しい
サリーという ...
{ルビ涯=はて}を{ルビ悟=し}っている靴はさいわいである 真夜中のいたずら電話

死ぬほど嬉しかった

たった今 僕は

孤独から解放されたのだから
禁煙を始めた

2週間前に…
禁煙を誓った時は…

出来るかな?
イライラするかな?

と考えたが…
始めてみれば…
何てことはなかった

結局は…
やるかやらないか
気持 ...
朝早くのまだ太陽が有頂天でない時刻に、New zealandの片田舎の都会。裏路地の階段の下に住んでいる少年、足の裏が靴の底よりかたいのよ、サンダルを盗んでいったらいいんだ。虹色に騒がれた名画のよ ... 説明して
今すぐに
わたしに
女の子のわたしに
それをする必要があったのかどうか

でも

説明なんてしないで
理由なんて持たないで
女のわたしに
説明なんて
しないで
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
大事な紙梅昆布茶自由詩411/8/13 5:46
序説∧序奏nao自由詩7*11/8/13 4:33
ひとつ いない手木立 悟自由詩211/8/13 3:30
咽喉の激情自由詩111/8/13 1:38
原爆と子アヤメ自由詩311/8/13 0:50
炭つムジークKETIPA自由詩1*11/8/13 0:00
腐敗しない汚物吉岡ペペロ自由詩311/8/13 0:00
永遠携帯写真+...111/8/12 23:51
桜花 〜You are believed〜洞野いちる自由詩1211/8/12 23:49
腐った弁当箱吉岡ペペロ自由詩611/8/12 23:26
結婚するのは俺達だ携帯写真+...111/8/12 23:26
君がすきです朧月自由詩211/8/12 22:54
愛の国 梅昆布茶自由詩511/8/12 22:39
うそつき中川達矢自由詩11*11/8/12 22:27
夕日の色山岸美香自由詩211/8/12 22:19
なんとか水曜日まで生きてきました佐野権太自由詩11*11/8/12 21:57
歩行のつぼyuugao自由詩2*11/8/12 21:33
ショートカットくしゃみ自由詩311/8/12 21:11
寄り縋る片蔭(十)信天翁自由詩2*11/8/12 21:10
むなしいのさこの世界は結局青木龍一郎自由詩611/8/12 20:56
つちにうまる/TOMURAIゆうと自由詩111/8/12 20:40
宇宙のからくり吉岡ペペロ携帯写真+...111/8/12 20:02
斜光草野春心自由詩11*11/8/12 18:45
夜明けの深呼吸たもつ自由詩511/8/12 18:15
風俗街のサリー花形新次自由詩111/8/12 18:03
もっぷ自由詩711/8/12 17:51
いたずら電話subaru...自由詩18*11/8/12 17:06
理想と目標清風三日月自由詩211/8/12 16:54
1872年 足の裏長押 新自由詩2*11/8/12 14:57
説明してはるな自由詩211/8/12 14:55

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