ことばは
言の葉で良かったなぁと思っている

言の歯だったりしたら
虫歯になったり
何かに齧りついてしまったり
いろいろと痛そうだ


という文字は
漢字は
他にも沢山あるけれ ...
今日は月が一番
綺麗にみえるんだってと
君がそう言う口元を
不思議な気持でみていた

月は月だよって
とても言いたかったけど
君の瞳がやけに
光ってたから飲み込んだ

秋の夜の
...
 
 
アルミニウムの陰で 
子守歌を歌う
眠っている人は
おしゃべりだから
わたしも話せることは
すべて話したくなる
秋雨前線が北上して
他に何もないこの辺りにも
やがて雨が降る ...
インフルエンザワクチンを受けに町の医院にゆく

一年にいちどここに来る

蛍光灯の白いひかりが湿っぽい

なんだか懐かしいような気がしてくる

そとは濃い青灰いろの雨上がり

血圧 ...
 「T君は仕事の疲れを二倍にも三倍にもする」
 それが彼女の別れの言葉だった。明確な悲しさも寂しさも不安もなく、途方に暮れ、部屋にぽつんと取り残された自分の身体は他人のように野暮ったかった。クリスマ ...
娘のように
夫が背を丸める
冷蔵庫は
水を集めて
静かにしている

床の上で
私の娘が
寝ている
のが怖い

横顔が淫らに濡れている
側を通り過ぎる足
に絡まる夫の口
が甘 ...
娘の時間になると
町が焼ける
夫は静かに
壁際で畑に手を入れる
土の中に娘の
背中を見つけて
私は夫の腰を
押す

水をまく
娘の寝所に
知らない男が
混ざった香りの
後で
...
やまからなだらかに
流れてくる人
の背中に花
生活は彼岸に
咲く花火の様
指先に止まる
夜の羽虫の
夫、

娘は
三度目の
深呼吸の内に、
静かに眠る
己の
無能さに
気付くとき

同時に
気付くのです

あの
丸まってしまった
背中は

何年も
何十年も

挫折せず
日々働き
私達を
支えてくれていたのだと

...
                   111111



まがじんがらになせられたら、がらんだりんぐらんぐにんぐみんくしんぐりんぐやんぐ、まんぐりにんなにのんぐりみまらりんぐり、たらまんがら ...
コンビニでお昼におでんを買う
予算内に納まるように三つだけ
出汁はたっぷり
冬が近い

お腹の中からあったまりながら思う
ああ 関東炊きが食べたいな

おでんじゃない 関東炊き
ここ ...
台詞が浸透する
蝶じゃなくて花なんだ
月じゃなくて太陽なんだ
生活に懐かしい呼吸が舞う

遠くから見守っていた蝶が
夜のとばりのつぼみにとまる
戯れながら休息を得たなら
朝日を浴び 光 ...
消滅すのは、偽善者の譫言でよいのだ!

害虫ども!
美しく焼け落ちたマリアの足を舐めよ!

空、から、萎びた、銃弾
私、達は、滅びた、残骸

奪われる、熱
切り裂かれた、闇の息の根
...
月はたった

29日で満ち欠けを繰り返すけれど

宝くじはほんの

ひと月で当たり外れがわかるけれど


もうすこし

時間のかかることの方が

世の中には多い

クリス ...
トトロ弁当を作ってたら
貴方を想い出したの


二人にメイちゃん
みたいな元気な子が
生まれるといいねって
いつの日か話てたっけ?


私はいつもの様に
両足をブラブラしながら
お茶を飲んだ


自 ...
言葉よ、お前の魂を

私の手に明け渡せ

私はそれを使って

お前を解き放とう

この正邪の入り混じった世界に

全き"肯"として

私はお前を解き放とう・ ...
心、柔らかく

空は静かに

海は満面を湛え

光はそれぞれの表情

人は悪臭と光輝を放ち

鹿はいつもの足取り

己はそれを見下ろして天界気取り

神は・・・いません
...
ことしはじめての雪が降る
手ぶくろもしないで
耳あてもしないで
つめたいだけの肌にする
きん、と
こめかみのあたりが痛むのを
わたしは冬のせいに
したくて

 *

おんなのこど ...
このAVは借りるに値するのかと考えていた
この女の中に夢を与えてくれるような物は存在するのだろうか
それは 借りてみなければわからない感覚なのかもしれなかった
だけど こうして 箱を見つめて ...
特にもう、何もしたくはなかった。景色だけが、私の味方なのかもしれないと思った。日が暮れていく。休みの日に満足できることは、ものを買うことだけ。無印良品やIKEAだとかを回りながら、色々なものを見て ... いま「時」は体を{ルビ傾=かし}げて、私にふれる 
あの不思議な金属音に 
私の感覚はふるえる、そして感じる 
私にはできると―― 

(それは遠いスクリーンに 
 映し出されている、まこ ...
生まれた時から 
小さい掌は、何も持っていなかった 

大人になるにつれて 
大きい掌は、様々なものを持つようになった 

やがて訪れる夜、掌は「闇」に覆われるだろう  

  * 
...
なまはげは
どこからきたのか

うみのむこうから
やってきた

ふるさとすてて
やってきた

わるいこはいないかと

ふるさとを
そまつにするこは
いないかと
...
誰かいますか
この声が聞こえる人が
誰か
いますか

小さな花のように
かわいらしさも無く
大きな雲のように
穏やかでも
達観している訳でもない

この声が聞こえる人が
誰かい ...
お金をいただくためには
一筋縄では行きません

それでも出来るだけ 
楽しんで仕事をしたいな

ずっと色んな仕事をして来る度に
胸に誓った思いです

★,。・::・°☆。・:*:・° ...
食卓のきんぴらごぼうを幻視していた

なみだがこぼれるのは

いったい何故なんだろう

暖かいひかりが胸に貼りつくのは

それが針のように煌めいているのは


帰るところなんかなかった

ひとりでいる ...
月はひとつで

星たくさん

孤高に見える星だけど

星にはたくさん仲間がいます

でも月も

青に寄り添う

せつない愛です

それがなんだと言われても

そう思う
...
午後の光が池の面に煌めいている

前の組が進み後ろのひとが打つまで

俺はその煌めきを見つめていた

待っているあいだに力んでしまわないように

意識を煌めきに移していた

パーボギーパーパーと続いて ...
元囲碁部の男は突然雨の中走り出しては女の名叫ぶ


灯台できみと暮らしたいと伝へたがよりよい返事もらへず笑ふ


資本家とお食事しては思ひ出すプロレタリアートつて何だつけ?


尻に ...
俺が殺害するのは

死にたがっている御仁さ

生きている者は溌剌として

俺を寄せ付けないから

死にたがっている者は 何より

他人を巻き込み殺すことに長けている

だから俺 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
言の葉小池房枝自由詩311/11/11 20:01
特別な月朧月自由詩211/11/11 19:55
秋雨前線たもつ自由詩711/11/11 19:51
雨上がる吉岡ペペロ自由詩311/11/11 19:39
猫の森であいましょう済谷川蛍散文(批評...0*11/11/11 18:48
習作ballad自由詩011/11/11 18:35
自由詩211/11/11 18:31
自由詩1+11/11/11 18:26
りり自由詩3*11/11/11 18:15
ただいまあおば自由詩9*11/11/11 16:56
関東炊き相差 遠波自由詩7*11/11/11 16:40
花蝶陽月たちばなまこ...自由詩18*11/11/11 14:10
人間愛など救いにもならない。檸檬16g自由詩011/11/11 14:05
生きてゆく吉岡ペペロ自由詩211/11/11 12:18
エールを貴方にちゃんこ携帯写真+...211/11/11 12:14
言葉の魂yamada...自由詩011/11/11 10:53
心、柔らかく自由詩211/11/11 10:53
11月ふたりのボートが、宝ヶ池をなぞってゆく日野中奈都自由詩811/11/11 3:35
ソフトオンデマンド番田 自由詩111/11/11 1:47
ABCマートからの帰り道散文(批評...111/11/11 1:40
天のポスト 服部 剛自由詩611/11/11 0:00
掌の器 自由詩211/11/10 23:59
なまはげ小川 葉自由詩511/11/10 23:42
プル式自由詩811/11/10 23:26
自然を眺めると藤鈴呼自由詩2*11/11/10 21:42
暖かいひかり吉岡ペペロ携帯写真+...411/11/10 20:22
せつない愛自由詩711/11/10 19:46
ありがとう携帯写真+...111/11/10 19:05
フレンチトースト冬野 凪短歌2*11/11/10 19:03
悪魔の歌yamada...自由詩011/11/10 18:32

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