どこかで誰かが泣いていた
悲しくて
それとも恋しくて
※
悲しさに理由なんていらないけど
流した涙はしょっぱくて
それでいて仄かな甘さなんて感じてしまう
なぜって
...
部屋を一歩踏み出したときから孤独は纏わりついてくる
貧相な湾と丘陵に挟まれて
身動きが取れなくなったこの街に漂う霧のように
湿っぽい感情はいつまでも俺の皮膚から離れない
東京行の駅のホ ...
きみが覆いつくした 世紀は輝く
きみは高らかに筆を降ろし 画布から水面につたう
きみは光と水を 調合する
きみは招待で
振向くきみは侵食のようだ
きみは廃棄物マニフェスト ...
お母さん
もうあと数分ながければ
僕はもうすこしうまくやれただろうか
突き放すような絶対的な太陽の拒絶
凍りつきながらも吐き出した白い息からも
その導線はゆるぎないままで ...
マンションの契約をした
布団と冷蔵庫があればいい
あとはゴミ袋があればいい
出張の夜さびしくならないように
どうせひとりなんだ
もっとひとりになっちまえばいい
よくゆく都市の勝手知ったる町 ...
夕焼けのうえ
あれは宇宙だ
夕焼けと宇宙のあいだ
あれは透明のグラデーション
宇宙と夕焼け
透明と夕焼け
夕焼けのうえ
あれは宇宙だ
夕焼けと宇宙のあいだ
あれは透明のグラデーシ ...
下弦の月が押し殺した笑い声で見降ろしている夜は
やり場の無い紅い狂気がぼくを支配する
沈潜する魂は追いつかない時を追いかけて
それでもワインの薫りがなつかしいのだが
1 ...
セフィロト堕天使偽者黙示録肉体
両の手の血を見よ縊れたる兔の血
密告した、密告した!!! あなたがおそろしい
捕縛者イエス・キリストを見よあなたがたが葬る真実を
桜草裂け ...
青く光る水槽に逆さまに泳ぐ魚
聞こえるのは酸素の音。
ずっと一人で魚を見ていた。
この水族館には人がいないから
あなたもいないから。
生きているモノもいないから。
なぜ私はここ ...
ごまかせない背中の線を
舌が、背骨を1本ずつ折っていくように
移動する(冷静に)
ふと、溶けてしまった金魚を想う
泳ぐのをやめた金魚のように
わたしはぐったり横たわり
白くなってし ...
詩を書かなければ
と思うけれど、詩なんて書きたくない、なーいない。
しをかかかかかかかなければない。
もう言葉が嫌いだ
嫌いだ 全部音楽になって融けて死ねばいい
ありとあらゆるみんな ...
毎月28日はとりの日である
28(ニワ)トリというやや強引な語呂あわせで
オリジナルチキン4ピースとクリスピーが3個で950円
俺はそれをお持ち帰りする
「買出し頼まれちゃったよー全く困っちゃ ...
ほつれた入れ物を抱くヒューマン。
正々堂々
どっちつかずism.
「川の堀は、天に昇る道であった」と
右指にくるまれている鼠から聞かされる。
所詮、羽などは飾り。
そもそも羽根など ...
ぺトルウス・パウルス・ルーベンス
あなたは偉大な企業家で
美食家で信心篤く
明晰な頭脳の持ち主で
そして美しい奥さんと、可愛い子供がいた
そんなことはどうでもいいんです。
色彩と動 ...
そうやって家系図の片棒を担ぎながら
鳥貴族の新郎は
ようやくここまで歩いて来た
混迷の小仏トンネルも抜け
惨事の綾瀬バス停付近を横目に
時速4キロで迎えに来たのは
映画スクリーンのある ...
まだ淡い色の枯れ葉が積もる遊歩道を抜けて
偽善的な11月の太陽の陽射しを浴びに行くんだ
口元から漏れるのは20年前に覚えたメロディーと
歩きなれない道が植え付けた荒い息 ...
新宿駅南口は
ぶらぶら帰りの若い子で華やぎ
オバサンは疲れて足が痛いぞよ
外は
シケた地上よりも夜空が明るい
振り向けば
丸八真綿の看板横にぽっかりお月
かじればパキンと割れそうな
お ...
月夜の晩
森の駄菓子屋で
自由を買ったら
孤独がおまけでついてきた
晴れた朝
海の駄菓子屋で
自由を買ったら
涙がおまけでついてきた
月夜の晩
森の駄菓子屋で
束縛を買 ...
北新地
...
色んな事で
頭が胸がいっぱい
誰かに聞いてほしいけど
誰かに聞いてほしいのに
誰にも言えなくて
まるで湖の底で
蝶を探しているような
ビルの屋上から
釣り糸をたらして ...
私たちの救いとは何か?
共感か、賛辞か、批判か、自己満足か?
私たちは何を求めているというのか?
世間の目か、玄人の目か、仲間の目か、自己満足か?
私たちのゴールは何処にあるのか?
...
「どうしたの?」
「あのね」
「うん」
彼女の声はひときわ小さく、ゆっくりとこういった。
「死にたいの」
「…」
「…」
「…だって、君は…もうすぐ死ぬじゃな ...
君は銀の鳥籠に
薄紫の星雲を飼っていた
窓の遠くに見える森の上の空に
時々神様の背中が見えると云った
僕は君にしずかな憧れをおぼえながら
でもただ淡々とあいづちをうったりしていた ...
どろりとした白い液を
使い古したフライパンに注ぎ
いま、君は
ホットケーキを焼こうとしている
じゅわり、
じゅわり、
温かな灯火が君の
...
日曜も19時まで寝ていた
途中 起きて出かけようとしたりしたのだが
布団の誘惑に勝てなかった
布団の中で
「生きているだけで幸せである」
という
手垢にまみれた言葉を
使ってみよう ...
いっしょに
としをとっていこうと
きみが
つぶやいたのは
わたしの
うまれたひ
かんそう
ちゅういほうの
あきばれのそらのした
あかい
ばらをいちりん
きみが
わたしに ...
少しだけ
こぼれて
ななめ
下を向いた
固い
紙飛行機が
風景を
くだきながらとんでくジオラマの東京のうえに
東スポの見出し
どうにも
ならない
文字たちが ...
無花果は存在主体いちじるし
{引用=
わたしらは雨の日には傘をさせばよかったんやと思う
のらりくらり運ばれよるうちに
ぜんぶの角がとれた小石みたいに
下流で山積みになってしもうたね
流れ星が流れたあとで願いごとするよう ...
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆
誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人
悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ
未来から目を背け
まだ先の話だと
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋空のひと
恋月 ぴの
自由詩
28
11/11/14 12:45
朝の孤独
花形新次
自由詩
8*
11/11/14 12:08
アイビー (想起させるものに、忠実に)
乾 加津也
自由詩
13*
11/11/14 11:44
夕暮れの空地
キメラ
自由詩
1
11/11/14 8:59
ひとり
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
11/11/14 7:02
夕焼け
〃
携帯写真+...
4
11/11/14 7:00
寡黙な月と饒舌な孤独
梅昆布茶
自由詩
4
11/11/14 6:20
トマスの視線
高濱
俳句
1
11/11/14 4:36
青の水族館
影法師
自由詩
1
11/11/14 1:21
夜中になれない夜へ
c
自由詩
3
11/11/14 0:51
Gestalt
ブロッコリー...
自由詩
0
11/11/14 0:42
ケンタッキーフライドチキンを食べた夜は
木屋 亞万
自由詩
8*
11/11/14 0:11
天鼠
yuugao
自由詩
0
11/11/13 23:05
ぺトルウス・パウルス・ルーベンス
m.qyi
自由詩
2
11/11/13 22:54
鳥貴族の夜に
シリ・カゲル
自由詩
1
11/11/13 22:40
もしかしたらそれはさっきの鳥かもしれない
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
11/11/13 22:32
儀式
salco
自由詩
7*
11/11/13 22:30
いらない
舞狐
自由詩
8*
11/11/13 22:08
繁華街
TAT
短歌
0
11/11/13 22:02
孤独
舞狐
自由詩
8*
11/11/13 21:53
【エール】
つむじまがり
自由詩
5*
11/11/13 21:50
まっすぐな明日に向かって
佐藤伊織
自由詩
2
11/11/13 20:50
神様の背中
塔野夏子
自由詩
4*
11/11/13 20:17
灯火
草野春心
自由詩
2
11/11/13 19:36
幸せな人生
佐藤伊織
自由詩
2
11/11/13 19:20
かんな/うまれたひ
かんな
自由詩
9*
11/11/13 19:03
断片をあげます
モリマサ公
自由詩
6
11/11/13 18:35
_
うてた
俳句
2
11/11/13 18:26
つなひき
佐藤真夏
自由詩
7*
11/11/13 17:25
きっと私もそうだろう
徘徊メガネ
自由詩
7
11/11/13 17:05
3308
3309
3310
3311
3312
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
3323
3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
3337
3338
3339
3340
3341
3342
3343
3344
3345
3346
3347
3348
6.63sec.