赤い感情と青い記憶とを
つむいで
むらさきを織る
夏の恋
ひざまでの深さのつもりで
いつのまにか飲みこまれている
息継ぎに顔をあげるたび
水面にゆれる ほほえみに似た光を
肺にかさ ...
恋慕の奔流に身をまかせるとき
にじみ出していく熱がある
言葉にできないものを
言葉にしなければならないとき
この唇が無力であるとき
胸腔におさまりきらず
とめどない疼き
...
秋のひかりが
きみだけを手に載せ
小さな声でうたっている
{引用= どんぐりころころ
どんぐりちゃん
あなたまるで
使いおわった命みたいね
どんぐりころこ ...
あまり器用ではない指先で黄昏時の風景を繕い始めると
粗野な一日が少しずつ整理されて見え隠れしてきます
落穂拾いのように身を屈めた姿勢は屈折した姿 ...
{引用=箱舟の乗り合い名簿の吾が名消し}
君とはよく歩いた
今まで出逢った
どの人よりも
多くの距離を歩き
多くの言葉を交わした
覚えてますか?
鎌倉から江ノ島まで
歩いた時のこと
地図ではあんなに
近くに思えた ...
陽だまりと
血だまりは
だいたいおなじ温度
抱かれてるくらいの
おなじ温度
おっぱいは
血液と
だいたいおなじ成分
血をなめたときの安らかさも
だいたいおなじ成分
陽だ ...
そんなにもきみはまっすぐにぼくをみて
うんうんとうなずきながら
まるでひとかけらのまよいもないふうに
ぼくのはなしをきいてくれる
ぼくはいままでにたくさんのことをみてきたけれど
その ...
罰 自然 罰 カタルシス
罰 自在 罰 カタストロフ
預言黙示書辞書辞典
考古古科学 汽船 水蒸気
ナチス以後 緑葬 微生物学 水族館
巨人痕跡 胸像翼 ディケーの斬 ...
できるだけ遠くまでいこう
できるだけ離ればなれになれるように
声もおもいだせないくらいに
いちばん遠くまでいこう
いちばん遠いもの同士になれるように
顔もおもいだせないくらいに
...
転がっている…
私の目の前に何かがあるという 実に紛れもない事実が
何を思えばいいのだろう
遠ざかっていく 岸辺で
その 私の前で ぼんやりと流れていくものを
私は 一人で 感じていた
...
ストーリーの2ページ目は
僕が綴っていく 君が綴っていく
人を殺す物語 人から殺される物語
様々な物語がある中・・・
君は希望の物語を選び取った
それは一番辛い物語
...
空きびんのそこに
ひかりをいれるやりかた
まくらについたにおい
夜のしみついた
空きびんのそこにある
ひかりみたいに
安っぽく
安らかで
失われやすい
性質だったな
...
さよなら君よ
君と出会った
私は白髪が増え
共に頭を薄くし
良いも悪いも過ごした
よく白い草原の上戯れたね
先に逝く君へ
許して欲しい
時に粗野な態度もあった
...
雨は止め処無く
世界に降り注ぐ
重く冷たい
腕に弾け
流れる
この一滴
街を行き交う
人々は御を着飾り
傘をさして
雨を避ける
濡れたくはない
濡らされたくはない
それ ...
君が笑っていると
僕は素直になれる
世の中がどんなに狂っていたって
僕は素直になれる
君は笑ってこの世を駆けて
幸せそうに笑っている
僕は不幸そうな顔をしている ...
ほら
やわらかな終わりがきたよ
やさしい
天使の顔をして
私は
急に思うのだ
三途の川の水面にも
低く高く
トンボの群れが
乾いた
秋を告げるだろうか
ワシは
車を ...
休日明けの朝
8時
初秋の太陽光は
さわやかに
澄んでいる
都心のここでも
ふたり
ゆっくりと起きて
ブュッフェ朝食を
たっぷりとる
彼の
ノーネクタ ...
君が放った白い空に
黒い機影が映ります
それは爆撃しにきたのか
それとも救援物資を運んできたのか
分からないけれど
ただ機影だけが
近づいてくるのです
かつて私の中に
雲一 ...
黄 新 か 行 音
揚 緑 げ け 泣
瑠璃羽振りて薫風わたるは夏呼ばふみづくき。
舞 る 森 憂 虫
ひ 山 の ...
どんづまり!
この
どうしようもないどんづまり
にやって来た
しかしながらそう言う文句が
初めて聞く人にさえ
了解可能な
どんな絶望的事件もここになく
そのこと自体が一つの絶望 ...
また会う時までに可愛くなっておくね
まずは髪の毛を切りに行こう
「おくるから、したでまってて」
「うん」
...
ジェットコースターみたいな波乱万丈な恋がしたいと
夢見る夢子ちゃんは思ったけれど、
きっとそれはどれもハッピーエンドだったからで、
いざ恋をしてみると、どうしようもなく穏やかな恋にあこがれた
雲には雲の消長あれど
もとよりその場に出でくるものにて
専らおのれより動くことなし
ゆえにいま雲の目の前を動きゆくは雲のゆくにあらずして
空のゆくなり
{ルビ陸板=プレート}上に我らと我 ...
長く患っていた父が死にました
お通夜の部屋に潔い木の香りが流れました
父は長く一人だけの眠りを眠り
お線香はくるくると回っていました
わたしたちはチョコレートを
食べました 金色の銀紙を ...
かいていのえきで
でんしゃをまっている
ホームにはだれもいない
ときどきだれかくるけれど
いつもきまって
うえのほうにうかんでいく
このごろは
でんしゃもくるようにな ...
ドライエリアに死す
トイ・プードルのロロちゃんの糞
またいで仰げば真白の太陽
お洗濯干すにもフルメイクで行く
口紅は三層塗りの林檎の色だよ
トップコートはシャネルのグロス
庭に出 ...
生きている人がおそろしい匂いを放っている
動物のようなクラクション
雑多な陽射しが交差しながら
肌や、路地や、建物や、自転車や、青い看板やら、を焦がす
おそろしい匂 ...
始発駅では
カルマをコーティングした
「時」が持てた
鼻毛をのぞかせ不精ひげのままで
途中下車駅では
リグレットが闊歩した
「空」が見えた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
なつ、むらさき
あまね
自由詩
14*
11/9/18 10:37
夏の終わり、焦がれる
〃
自由詩
8
11/9/18 10:27
どんぐりちゃん
草野春心
自由詩
3
11/9/18 8:40
黄昏時
花キリン
自由詩
5*
11/9/18 8:08
うらはら
もっぷ
俳句
5
11/9/18 7:49
宝物
清風三日月
自由詩
1
11/9/18 5:38
おっぱい
はるな
自由詩
3
11/9/18 2:45
「そのまなざしで」
ベンジャミン
自由詩
6
11/9/18 2:27
ベネディクトス黄金期
高濱
自由詩
2
11/9/18 2:24
告白
はるな
自由詩
4
11/9/18 1:47
風景と私
番田
自由詩
0
11/9/18 1:37
詩を書いて
yamada...
自由詩
0
11/9/18 1:32
性質
はるな
自由詩
5
11/9/18 1:31
老画家の告白
三之森寛容
自由詩
2
11/9/18 1:03
悲雨
〃
自由詩
0
11/9/18 0:50
素直に
yamada...
自由詩
0
11/9/18 0:45
しあわせトンボ
uminek...
自由詩
10*
11/9/18 0:31
いってらっしゃい
森の猫
携帯写真+...
6*
11/9/18 0:09
機影
三条麗菜
自由詩
5*
11/9/17 23:50
夏格子
つむ
自由詩
3*
11/9/17 23:40
躓きのブレス
シホ.N
自由詩
3
11/9/17 23:34
無題#
くろきた
自由詩
2
11/9/17 22:53
〃
〃
自由詩
4*
11/9/17 22:51
〃
〃
自由詩
3
11/9/17 22:46
望景
「ま」の字
自由詩
4*
11/9/17 22:43
つや
オイタル
自由詩
6*
11/9/17 22:36
海底駅
小川 葉
自由詩
7
11/9/17 21:18
ある晴れた日に
salco
自由詩
6*
11/9/17 20:51
上海夜
うめぜき
自由詩
1
11/9/17 20:39
時のまどろみ(九)
信天翁
自由詩
2*
11/9/17 20:01
3311
3312
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
3323
3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
3337
3338
3339
3340
3341
3342
3343
3344
3345
3346
3347
3348
3349
3350
3351
4.04sec.