9月
真夏日
ロックミシンと
直線ミシンに
電気を通わせる
いくつもの
ささくれだった傷を接ぐように
激しくも繊細に
針を打ち込む
壁に拳を壊す
いくつもの
波を立てる
...
猫よ
おまえは邪魔だから
どこまでも流れていってしまえ
そう言うと僕は
ギャアギャアとあばれる君の飼い猫を
便器に放りこんで
「大」のレバーを回したのだ ...
目の前にいつも言葉にできないものが転がった
私が 一人で なにかを思う時に
きっと それは 寂しい出来事なのだろう…
この街の表現されることの無い疲れが
遠い未来の誰かに語りかけた幻…
...
幸福は夜の街の背骨を静かに転がっていた
肉の空に欲望が星座を刻むので
僕はガラスの羽をむしる
植物学的な憂鬱が赤い涙を流す
コインの裏で窒息する女をよそに
星たちが地上に唾を吐きかける
僕 ...
河童の鋏青い大学ノート横切る
時間があれば時間で誤摩化し、
お金があればお金で誤摩化し、
女がいれば女で誤摩化す。
けど気づいたんならもう誤摩化せず、
手ぶらで砂漠に散歩も出来ず。
...
涙をこらえた夜
本当ならあなたの胸に飛び込みたい
暗闇にのみこまれ さっきのメール眺めてる
可愛い子がいたなんて
妬くほどわたしは強くない
一文字が心に鍵をかけていって
弱さが暴れだし ...
稲穂をつつく鳥たちに近づいてゆく
私も仲間に入れてくれるか
「誰だ誰だ」
「何をしに来た」
「人間だ」
「おぞましい人間だ」
「逃げろ逃げろ」
ああそんなに高いところ ...
強い日差しを浴びながら
僕はメキシコシティにひとりぼっちだ
寂しいわけじゃないけれど
今日も一人で町を歩く
通り過ぎる人が皆
まるで僕を嘲笑っているように見えるのは
僕がひねくれ者だからだ ...
怪我をした時は
ヨードチンキをつけて
キャーキャー(≧▽≦)
騒いでたよね…
目が赤くなったら
目薬を点しては
キャーキャー(≧▽≦)
騒いでたよね…
お揃いの靴を買っては
...
刹那感じた不安を
あなたに伝える事が出来なかった
今襲う静寂の中
感じた恐れを抱き合って紛らわす
私が正しいのかなんて
分かりっこないんだ
あなたが間違ってるのかも
分かりっ ...
失いながら朝がくる
おびえながら
いっぽいっぽいっぽ
支えるものなんかない
そんなことを考えるなと
君はいう
同じいっぽをだしながら
今日たいふうがくるから
はやくかえってきて
ふたりでたいふう
見るから
いたいいたい
たいふうみる
ふうふでみる
今日はやくかえってきて
たいふうがこなくても
駅を降りると夕日がとても綺麗だった。東京の端っこにある駅の、橋からみえる夕日だ。
いつか忘れたけど
ある日の、君を思い出した。
君は目を潤ませて
『とても綺麗だね。』って後ろから抱きし ...
雪が苦悩するように、乱れ飛びながら地に落ちてくる。その一角で男と女がとけ合っている。ときおり風が交じり合い、男と女は冷え切った五感を、互いにさすり合い、男は立ち姿を気にしながら、雪に交じり合う女を ...
同じ空の下
君が旅立ってから 心の何処か隅の方に
ぽっかりと穴が 空いてしまった気分になった
その穴を埋めるように 日々は流れ続ける
何事も無かったかのように 過ごしている
もっと気 ...
苦しんで
猫背が嫌で
日焼けが嫌で
我が儘言って
微笑んで
誰か泣いて
苛立って
ずっと独りで
なにかが割れて
破片が刺さって
傍に行って
二人で泣いて
隣 ...
よるの
うろこぐもみて
あるいてると
およいでる
生きたい
と
おもいながら
生きていける
ようになるのは
いつだろう
ぼくに見えてる"青"と、あの娘に見えてる"青"は、"同じ青"だろうか?
幼いころや思シュン期にそんなことをぼんやりと考えたことのある人は ...
我慢した涙は何処へゆく
消え去ったりはしていない
膝が疲れるのも きっとそう
涙で心が 重くなっている
泣けば軽くなれるのに
何故か僕は 泣きたくない
負けた気がし ...
国語ができません
正確には
国語のテストの点数の
かせぎ方を知りません
せんせいに媚びても
無駄でした
つまり
自分の考えを書きなさい
それでも
無駄でした
どれだけ書いても
無 ...
あるひるさがり
わたしたちは
ひとのふりをして
おしゃべりしていたはずなのに
あなたはとつぜん
てのひらをあわせて
わたしをおがむのだった
どうかじょうぶつ
してく ...
世界を征服した、孤独な高い塔の上から
広い地上を見下ろすより
たった数人で集う、ひとつの場所を
素朴な{ルビ日向=ひなた}でみたしたい
「私は正しい人である」
と胸を張るより ...
熱暴走を恐れている
いつブチ切れルかオドオドしながら
キーボードを叩いている
送風口に手をかざし排気の熱さに眉をしかめ
キーボードを持ちあげ底板に手を当てて熱さに一喜一憂する
そんな ...
・本日より9月15日まで限定(9月16日には過去ログに入れます)。
・23歳以上の方の投稿を募ります(上限はありません、年少者の年齢詐称についても特に追求はしません)。
・本の感想に限定します。た ...
久しぶりに
アルコールのウエットティッシュをだして
ノートパソコン拭いたんだ
昼も夜も
暇さえあれば通話して
メッセージ交換して
キーボードなんかすご ...
明日はうつくしい晴れになるでしょうと
天気予報が告げた直後
午後の街のやさしい死に顔を
にわか雨が柔らかな水柱にとじこめていった
***
実験用の裏庭でカエルが鳴いている ...
工事ランプは今夜も寂しくて
車もまばらな夜の向こうには
灯るような、三日月
いまとなってはどんな言葉も
傷をかばうための
道具でしかないのなら
せめて
こまめに
踏むし ...
そこに
動かないものがあったので
蓋を開き
白い花弁や
視線や
高層ビルなどを
挿してみた
動かないものは
動かない
闇を ...
全てを奪い去った津波/何も見えない真っ暗闇
ズタズタにされた北日本/それでもいい現実を見よう
幸せだった日々が一瞬で消し飛んだ/それまでが幸せ過ぎだった?
テレビで見るとまるで映画/一体これは誰 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
9月/真夏日 針仕事
たちばなまこ...
自由詩
17*
11/9/16 19:16
君の猫
草野春心
自由詩
8*
11/9/16 17:49
名もない詩
番田
自由詩
2
11/9/16 15:25
悲しい夜
ぎよ
自由詩
1
11/9/16 15:07
スイミング・プール
m.qyi
俳句
2
11/9/16 15:03
エピローグ
di.di.
自由詩
1
11/9/16 14:56
ブランケット
アヤメ
自由詩
1
11/9/16 14:17
定
しゃけまよ
自由詩
2
11/9/16 12:23
強い日差し
山寺直樹
自由詩
0
11/9/16 11:39
空が笑う
清風三日月
自由詩
1
11/9/16 10:38
抱擁
やや
自由詩
2*
11/9/16 10:13
あゆみ
朧月
自由詩
1
11/9/16 9:06
たいふう
はるな
自由詩
0
11/9/16 8:43
秋の夕日。
そよ風
自由詩
4
11/9/16 8:16
雪
花キリン
自由詩
1*
11/9/16 7:07
同じ空の下
itukam...
自由詩
1
11/9/16 6:50
死角
Hiirag...
自由詩
0
11/9/16 5:11
うろこ雲
はるな
自由詩
2
11/9/16 2:48
なあ、ところで信号機のどの色が青だっけ?(交差点に差しかかる ...
ツ
散文(批評...
4*
11/9/16 0:50
犬のように
甲斐シンイチ
自由詩
0
11/9/16 0:28
国語の方法
中川達矢
自由詩
2
11/9/16 0:06
おかわり
小川 葉
自由詩
1
11/9/16 0:03
天の声
服部 剛
自由詩
5
11/9/15 23:55
熱暴走に相対できない
kauzak
自由詩
4*
11/9/15 23:26
【期間限定〜9月15日】23歳以上の人の『夏休み読書感想文』 ...
過去ログ倉庫
11/9/15 23:05
なでなで
一酸化炭素
自由詩
0
11/9/15 22:12
裏庭に唄うカエル
つむ
自由詩
2*
11/9/15 21:32
逃げ道を照らせ
千波 一也
自由詩
9*
11/9/15 19:45
動かないもの
草野春心
自由詩
5
11/9/15 18:42
3.11 (駄作だなこれは)
SEKAI ...
自由詩
0
11/9/15 18:16
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
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3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
3337
3338
3339
3340
3341
3342
3343
3344
3345
3346
3347
3348
3349
3350
3351
3352
3353
4.08sec.